お肉好きを引き寄せるアイテム
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
精肉部門の売上の伸長。
今後もこの傾向は続くのであろうか。
生鮮部門の中でも鮮魚と精肉。
鮮魚メインから精肉メインへ。
そんな時代がここ30年ほど続いてきただろうか。
そして完全に売上利益の主軸は精肉部門となった。
しかしここにきて精肉部門の売上も頭打ちになってきている。
惣菜の伸長が大きな要因であろう。
惣菜と言えば以前は「茶色い部門」と揶揄されてきた(笑)。
要は揚げ物だけという品揃え。
コロッケや唐揚げ、そして天ぷら類の品揃えから、お弁当のおかずにもこのような商品をメインとして商品化されてきた。
しかし昨今ではこだわり素材を使用した惣菜が伸長。
ここで重要なのは、精肉でのこだわり素材をそのまま惣菜にも引用して、味にこだわる惣菜へと転換しつつある。そんな時代の流れの中で精肉部門はどこに強みを発揮すればいいのだろうか。
そこで「お肉好き」をどう取り込むかが課題となる。
食品商業2月号(1月8日発売)の特集で、スーパーマーケットトレードショーに合わせての首都圏新店舗から見る近年のトレンドを執筆した。その中で「果実好き」「お魚好き」「お肉好き」というコアな顧客へどう対応するか、という視点で各部の強化カテゴリーを考察してみた。
お肉好きへの対応。
生鮮各部の伸長として安定した品質と価格、そして品揃えによって来店頻度を高めて食品SMは伸長してきたのであるが、今後は熾烈な競争の時代となる。
安定した売場は当たり前。
そこを土台として、お肉好きというコアな顧客をどう専門的に取り込めるか、という課題に対して競争力を高めることが必須の時代となっていく。その視点で昨年開店した首都圏の店舗を総括してみると、
牛肉は輸入赤身類の強化。
焼肉は希少部位と内臓類。
従来は牛肉は国産の霜降り、焼肉は輸入のカルビ部位。そこに特化した強化策によってお肉好きを吸引していた。
しかし物価高の昨今。
上記の部位ではあまりにも高額の単価となってきている。そこでお肉好きはどのようなアイテムに移行しているのだろうか。
その一つの指針が焼き鳥。
従来の焼き鳥といえば、鶏ももを使用した「もも串」や「ねぎ間」が主力であったが、ここ数年で売れ筋が大きく変化してきているのである。
「鶏皮」
「ぼんじり」
「はらみ」
「砂肝」
等の部位が伸長しているのである。
特に「鶏皮」と「ぼんじり」。
このアイテムを自店の売れ筋No.1と指定する店舗が急増している。お肉好きという方達は毎日牛バラカルビを食しているかといえばそうではない。以前はそうだったかもしれないが、昨今の物価高でそのようなアイテムの高額になってきている。
とは言ってもお肉は食いたい(笑)。
そこで、鶏皮やぼんじり、さらには輸入牛でも「サガリ部位」等の安価で柔らかい部位を積極的に購入している方が急増している。
だからこそ上記アイテムの品揃えの強化。
それを昨年の新規出店店舗は、実践し始めているのである。
精肉部門の今年の検討材料であろうか。
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