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2026年9月11日 (金)

一億総中流

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日もテレビの話題である。

  NHKクローズアップ現代。

テーマは「中流クライシス 〜“ふつうの暮らし”はどこへ〜」。

  クライシスとは「危機」「難局」。

要は、中流階級が危機に瀕しているとか、崩壊しつつあるという意味である。

  「一億総中流」

かっての日本はそう呼ばれていたし、自分たちでもそう呼んでいた。しかしかつて日本社会を支えた「一億総中流」という幻想は完全に崩壊し、中間層の困窮と二極化が急速に進んでいる。

これまで日本の食品スーパー(特にローカルスーパー)は、そこそこの価格で、そこそこの品質」という中間層というボリュームゾーンに向けたMDで成長を続けてきた。しかし、その「中間層」そのものが消失しつつある今、これまで通りの定番棚と品揃えを維持している店舗から順番に、客数減少と利益率悪化の泥沼へハマっていきているのではないだろうか。

  今回の「中流クライシス」

これを我々の売場に当てはめて、今後の商売を以下の3つのポイントに絞って考察してみたい。

1. 【二極化への対応】

  「中途半端な中流品」を捨て、「メリハリ」を尖らせる

生活者は今、「全部節約する」のでも「全部贅沢する」のでも無い。日常の基礎調味料やデイリー品は1円でも安く抑えたい一方で、週末の家族の食卓や旬の味覚には妥当な対価を払いたいという「一人二極化」を強めている。

  戦略として

「安くもなく、特段美味しくもない中途半端な商品」には見向きもされない時代となるであろう。定番売場では価格納得性の高いEDLPをしっかり担保しつつ、エンドや平台では「他店にはない圧倒的な鮮度・ストーリーを持つご馳走」を思い切った価値訴求で打ち出す。

  売場のメリハリを極限まで広げる必要がある。

2. 【価格競争からの脱却】

  「安売り」ではなく「納得感」を創る

中流クライシスだからといって、大手ディスカウントストアやドラッグストアと同じ価格競争にローカルスーパーが飛び込めば、資金力とスケールメリットで勝る大手に100%潰されてしまう。

  戦略として

求めるべきは「単なる低価格」ではなく、「価格以上の体験・満足感」。

100円の素材に現場の手(技術や提案)をかけ、500円・1,000円の「外食するより圧倒的に安くて美味しい家庭のご馳走」へ変化させること。内食への回帰を捉え、「外食代に比べれば圧倒的にコスパが良い」という納得感を創り出すのである。

3. 【地域密着の深化】

  「作業」を減らし、「人による親近感」を価値化する。

中間層が消失し、社会に不安や疲弊が広がる時代だからこそ、お客様が店舗に求めるのは単なる「モノの購入場所」ではなく、「地域との繋がりやホッとする安心感」です。

  戦略として

機械的な前出しやレジ打ち作業は徹底的に効率化・標準化し、浮いた人時(時間)をお客様とのコミュニケーションや丁寧な接客、五感に訴える売場演出へ投入。

  「あの店に行くと元気が出る」
  「あの店員さんがおすすめする魚なら間違いない」

という「人による情緒的価値」こそが、ドラッグストアやディスカウントには絶対に真似できない最強の差別化(参入障壁)になるのである。

  「一億総中流」の時代は終わった。

本部が作った「標準的な52週MD」をそのまま現場で何も考えず展開すれば売り上げが上がった時代は終わった。「中流クライシス」の現代において、安全な「真ん中(平均値)」などどこにも存在しない。

「時代が貧しくなった」と嘆くのではなく、

  「お客様がどこに価値を感じどこでお財布を開きたいのか」

というお客様のリアルな暮らしを現場で泥臭く捉え続けること。二極化の波を恐れず、店舗の強みを尖らせて「地域の暮らしのインフラ」として自信を持って構える店舗こそが、このクライシスを乗り越え、次の時代も地域から圧倒的に愛され続けるのではないだろうか。




てっちゃん塾無料体験セミナーのご案内

以下の文言はてっちゃん塾無料体験セミナーを受講した企業様からの返信メールです。

「店舗従業員に対し、激励、温かいお言葉、やる気を促す素晴らしいお言葉を頂戴し、感謝しております。参加者からも大変好評で、有意義なセミナーとなりましたことを心より感謝申し上げます。今回の学びを実践に活かし、より良い成果につなげてまいります。」

一度テスト的に開催した、ある企業様での「てっちゃん塾無料体験セミナー」にて、上記のように、非常に有意義な体験セミナーであったという感謝の言葉をいただいております。

  なぜ、今「無料体験セミナー」なのか?

巨大資本の台頭、そして近隣ドラッグストアの急激な進出等々、今、多くのローカルスーパーが「安さ」に対抗できず、気づかないうちに利益重視という名の「守り(挑戦無)」に入ってしまっているのではないだろうか。

  しかし逆に「縮小均衡」に傾いていく現実。

かつて研修で、当方の「現場感」に共感し、攻めの姿勢で現状を打破してきた店長たちの輝く姿をたくさん見てきた。だからこそ、全国の悩めるローカルスーパーの経営陣の方々や店長たちに、「売場の見せ方(五感MD)を変えれば、客数は確実に戻り、 攻めの商売はこんなに楽しいんだ!」ということを、もう一度思い出してほしいのであります。

  そのきっかけを作りたい。

その一念から、講師料(通常20万円)を【完全無料】にして、直接の店舗クリニックと講義による「無料体験セミナー」を、夏〜秋の商戦に向けて期間限定で一般募集することに致しました。

  【10月・11月:12月 各月先着1社限定】募集要項

私の既存のコンサルスケジュールに合わせて、今後3ヶ月間で各月【先着1社様限定】での受付とさせていただきます。

 募集枠:
  10月度枠:限定1社(店舗クリニック及びセミナー)
  11月度枠:限定1社(店舗クリニック及びセミナー)
  12月度枠:限定1社(店舗クリニック及びセミナー)

 内容:
  ・貴社の課題店舗への入店クリニック(リアルな改善指導)
  ・幹部・店長様向けの「ファイブM概略・顧客の五感」(約2時間)

 費用:
  ・セミナー・クリニック講師料:完全無料(0円)
  ・現地までの往復交通費および宿泊が必要な場合の実費のみ、大変恐縮ですがご負担をお願いしております。
  ★【出張ルート耳寄り情報!】 地域と日程によっては、交通費も無料の可能性もございます(打合せ時対応)。

◆お申し込み・お問い合わせ方法
「自店をもう一度、攻める戦闘集団に変えたい!」とお考えの経営者様、幹部様、教育担当者様。

  お問い合わせはこちらからどうぞ←

激戦の時代だからこそ、現場が一丸となって勝つための方程式を、リアルな現場で直接証明致します。

  お問い合わせをお待ちしております!

以下はセミナー風景となります。
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9月度開催セミナーのご案内

セミナーの概要やスケジュールは以下の通り。

セミナーの目的
 ・本講座では、店長が「青果」「鮮魚」「精肉」「惣菜」「グロサリー」の各部門特性を理解し、売場と商品を顧客目線で正しくチェック&コン
  トロールできるようになるためのための基礎知識を学びます。
 ・各部門の実務に精通した5人の講師を招聘し、店長に必要な部門別知識を1日で習得していただくことを目的とします。

本講座が目指す店長像
 ・地方の10店舗クラスのローカルスーパー。MDを構築して安売りから脱却し、各部門の売場レベルを高めることでお客様に選ばれ、利益を
  確保できる店づくりを目指している。

「店長像」として以下の4つの能力を発揮できる店長の育成を目指します。

  1.【人】チーフと信頼関係を築ける店長
   専門外の部門でも、ベテランチーフやパート社員に流されず話ができ、優先順位を付けた指 示出しにより信頼関係を築く

  2.【商品・売場】顧客に支持される売場を見極められる店長

   各部門の売場・商品について最低限の知識を持ち、顧客目線で「商品の価値や魅力が正しく 伝わっているか」の明確な基準を持って売場
   をチェックできる。

  3.【オペレーション】最適なオペレーション管理ができる店長
   各部門の作業を把握した上で、各チーフによるシフト管理をチェックし、効率的かつ効果的な人員配置や作業割当ができる

  4.【数値管理】業績低下の原因を突き止め、対策を打てる店長
   売上や利益が落ちている部門に対し、業績不振の原因を突き止め、立て直すための打ち手を考えて実行できる。

当日のタイムスケジュール
  < 開 会 > 10:00〜10:10 ガイダンス……ファシリテーター:三浦慶太
  <1限目> 10:10〜11:10(60分) 青果部門のツボ……講師:代田実
  <2限目> 11:15〜12:15(60分) 鮮魚部門のツボ……講師:福田典夫
        ※昼休憩(60分)
  <3限目> 13:15〜14:15(60分) 精肉部門のツボ……講師:調整中
  <4限目> 14:20〜15:20(60分) 惣菜部門のツボ……講師:畑山和彦
  <5限目> 15:25〜16:25(60分) グロサリー部門のツボ……講師:大越鉄夫
  <まとめ> 16:25〜16:45(20分) まとめ……ファシリテーター:三浦慶太

  日時:2026年9月29日(火)10:00〜17:00
  会場:東京都立産業貿易センター台東館
  対象:店長、副店長、副店長候補、店舗運営部長、経営者


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申し込みはこちらからどうぞ←

紹介用動画はこちらからどうぞ←





店舗運営戦略セミナー2027のご案内

日時:2027年2月16日(火)
   *スーパーマーケットトレードショー開催前日

会場:東京都立産業貿易センター浜松町館

対象:企業幹部、店舗運営部長、店長他

2027

このセミナーは当方がJOFリンク様と連動して毎年実施しているセミナーであり、来年のスーパーマーケットトレードショーに合わせ、その前日に開催するものである。

  過去二度の開催は以下画像でもホームページ紹介。

第2回店舗運営力強化セミナー
20260809-120647

第1回店舗運営力強化セミナー
20260809-120621   

そして次回が第3回目の店舗運営力強化セミナーとなる。

  開催日は来年2月16日。

次回もスーパーマーケットトレードショーの前日に設定しており、地方の方もこの機に参加しやすい日程を設定してみた。

  前回が約30名の参加を頂いた。

次回も多くの方のご参加をお待ちしております。

  今日もこのブログにかじりつきの駄球&羅針🧭さん。

今回のセミナーに対するアドバイス等あれば是非コメントいただければ幸いでございます。

  もちろんご参加の方も(笑)。

参加申し込みはこちらからどうぞ←





著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の購入はこちら←
製本版はペーパーバックとなります。
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以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。

「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。

時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。

 「店長が変わると業績も変わる」。

そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。

時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」

また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←


是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。




「勝てる!店長塾 ブログ熱血リーダー全編」の購入はこちらから←
 全編価格 780円
20250825-1347




食品商業2026年10月号が発売されました。
202610

食品商業9月号の執筆内容を動画にしました←



研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。

お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
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てっちゃん塾のコンサル活動紹介動画はこちらから←


JOFリンク様と業務提携致しました←


スーパーマーケットゼミナールと業務提携いたしました←


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。



 

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コメント


>駄球(代筆 羅針🧭)さん、コメントありがとうございます。

在来線で向かう途中なので、リアルてっちゃんがお答え致します。

確かにその通りですね。
更に個人の感じ方も多様化してきた。自分は中流だと思いこまされた時代から、個人の多様な感性も容認される時代。

ただし、映像には、生活が本当に厳しいとは思えない方も取材されていて、本当に厳しいのかなぁ、と思える方もいましたね。

取材側も多様化なのかな、と。
>

投稿: てっちゃん | 2026年9月11日 (金) 08時44分

今日はドタバタしてるので羅針🧭代筆です(笑)。

今回の「中流クライシス」、大きな方向性には共感します😊

ただ一つ、「中間層が消失した」というより、「かつての大きな真ん中が細かく分解された」と捉えた方が、今の暮らしに近いように思います。

昭和の「一億総中流」も、全員の所得が同じだったわけではなく、多くの人が自分を「中流」と感じられた時代でした。人口も若く、夫婦と子供という世帯像が今より共有されやすかった。

一方、現代は所得格差に加え、高齢化、単身世帯、共働き、子育て世帯など、暮らしそのものが多様化しています。

だから「二極化」も、単純な富裕層対低所得層ではなく、一人のお客様の中で「ここは節約、ここには使う」が混在する。その指摘はまさにその通りだと思います。

となれば52週MDも捨てるのではなく「基準線」として持ち、地域・世代・世帯・天候・物価の変化に応じて現場が書き換える。

「平均値が消えた」のではなく、平均値だけではお客様の顔が見えなくなった。

そんな時代なのかもしれませんね😊

投稿: 駄球(代筆 羅針🧭) | 2026年9月11日 (金) 06時58分

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