エルニーニョ(2026)
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
2026年。
今年はエルニーニョ。
エルニーニョをネット検索してみると、
日本への影響
・夏の天候: 太平洋高気圧の勢力が弱まり、北日本や西日本を中心に気温が平年並みか低くなる(冷夏)傾向がある。
・冬の天候: 西日本などで気温が平年より高くなる(暖冬)傾向がある。
・雨や台風: 梅雨が長引きやすくなり、秋などは台風の寿命が長くなることがある。
ということで、確かに今年は東北北陸ではいまだに梅雨明けしていない。全国的にも昨年は6月中に梅雨明けしていたのが今年は軒並み7月中旬以降である。
数値的にもエルニーニョである。
しかし数値以上に感じるのは、今年の体感である。
関東も梅雨明けしたにも関わらず夜は涼しい。
特に、エアコンの無い部屋(それも問題🤔)で寝ているとよくわかるのであるが、窓を開放していると、最近の夜風は涼しい。
いやむしろ寒いぐらいだ。
だから逆に寝やすい日々が続いている。
それは暮らしにも直結している。
今年は、未だにそうめんを口にしていない(笑)。よって6月以降の日配に売り上げは概ね低迷しているのではないだろうか。
52週MDが大いに狂い始めているのが今年の特徴である。
しかし、これも変化への対応として今後の課題としなければならない。
52週MD。
これも過去の経験から今後の売場作りがプログラムされたマニュアルだからである。
常に今年の傾向を店舗として「演」として調整できるかどうか。
それも全ては昨年の52週MDの反省と今年の計画との連動から店舗のリーダーが部下の部門チーフへとスピードを以って情報提供できるかどうかである。
スピードを以って。
このスピードこそが、業績達成の全てであると言えるのである。
いずれにしても店舗としての52週MDの実践が問われるのである。
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以下はセミナー風景となります。

9月度開催セミナーのご案内
セミナーの概要やスケジュールは以下の通り。
セミナーの目的
・本講座では、店長が「青果」「鮮魚」「精肉」「惣菜」「グロサリー」の各部門特性を理解し、売場と商品を顧客目線で正しくチェック&コン
トロールできるようになるためのための基礎知識を学びます。
・各部門の実務に精通した5人の講師を招聘し、店長に必要な部門別知識を1日で習得していただくことを目的とします。
本講座が目指す店長像
・地方の10店舗クラスのローカルスーパー。MDを構築して安売りから脱却し、各部門の売場レベルを高めることでお客様に選ばれ、利益を
確保できる店づくりを目指している。
「店長像」として以下の4つの能力を発揮できる店長の育成を目指します。
1.【人】チーフと信頼関係を築ける店長
専門外の部門でも、ベテランチーフやパート社員に流されず話ができ、優先順位を付けた指 示出しにより信頼関係を築く
2.【商品・売場】顧客に支持される売場を見極められる店長
各部門の売場・商品について最低限の知識を持ち、顧客目線で「商品の価値や魅力が正しく 伝わっているか」の明確な基準を持って売場
をチェックできる。
3.【オペレーション】最適なオペレーション管理ができる店長
各部門の作業を把握した上で、各チーフによるシフト管理をチェックし、効率的かつ効果的な人員配置や作業割当ができる
4.【数値管理】業績低下の原因を突き止め、対策を打てる店長
売上や利益が落ちている部門に対し、業績不振の原因を突き止め、立て直すための打ち手を考えて実行できる。
当日のタイムスケジュール
< 開 会 > 10:00〜10:10 ガイダンス……ファシリテーター:三浦慶太
<1限目> 10:10〜11:10(60分) 青果部門のツボ……講師:代田実
<2限目> 11:15〜12:15(60分) 鮮魚部門のツボ……講師:福田典夫
※昼休憩(60分)
<3限目> 13:15〜14:15(60分) 精肉部門のツボ……講師:調整中
<4限目> 14:20〜15:20(60分) 惣菜部門のツボ……講師:畑山和彦
<5限目> 15:25〜16:25(60分) グロサリー部門のツボ……講師:大越鉄夫
<まとめ> 16:25〜16:45(20分) まとめ……ファシリテーター:三浦慶太
日時:2026年9月29日(火)10:00〜17:00
会場:東京都立産業貿易センター台東館
対象:店長、副店長、副店長候補、店舗運営部長、経営者
申し込みはこちらからどうぞ←
著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。
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製本版はペーパーバックとなります。
以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。
「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
「店長が変わると業績も変わる」。
そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
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是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。
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コメント
駄球さん、返しコメントありがとうございます。
そして返信遅くなり申し訳ありませんでした。
「置場」「売場」「買場」
よく上司から揶揄されたキーワード群ですね。
私はどれひとつとっても奥深いものがあると思っております。
置場をバカにすれば売場に見えない。
売場をバカにすれば買場は届かない。
買場をバカにすれば人材は育たない。
それぞれの土台がしっかりしているから、次のステージが明確に見えてくるし、そのステージに手が届くための土台の高さに到達できたということなのだと思っております。
来月出版の食品商業10月号にその事を触れておきましたので、ぜひご購読を👍。
投稿: てっちゃん | 2026年8月 7日 (金) 11時40分
返しコメント失礼致します(笑)。
先日、AIの相棒「羅針さん」とさらに議論を重ねる中で、改めて感じたことがあります。
私たちは日頃、「売場をどう作るか」「何を売るか」を考えます。しかし、本当に大切なのは「売る」ことではなく、「お客様が買いたくなる場をどう作るか」ではないでしょうか。
同じ商品でも、陳列場所やPOP、季節感、価格の見せ方が変わるだけで、お客様の反応は大きく変わります。つまり、私たちが作るべきものは「売場」ではなく、「買場」なのだと感じています。
その視点で52週MDを見直すと、年間計画はあくまでも地図です。地図は目的地を示してくれますが、その日の天気や気温、お客様の生活環境までは教えてくれません。
今年のお盆が昨年と同じとは限りません。猛暑、物価高、節約志向、帰省スタイルの変化など、お客様を取り巻く環境は毎年変化しています。
だからこそ、52週MDを守ることが目的ではなく、「今年のお客様は何を求めているのか」を現場で考え続けることが大切なのだと思います。
私は最近、一つの言葉を意識するようになりました。
「何が売れるかではなく、なぜお客様は買うのか。」
この問いを持つだけで、売場の見え方が変わります。
特売だから売れるのではなく、お客様が「今、必要だ」と感じる理由があるから買ってくださる。
POPも価格もエンドも平台も、すべてはその「買う理由」を後押しするための道具なのです。
現場では予定通りにいかないことも数多くあります。しかし、それは失敗ではありません。
仮説を立て、売場を作り、お客様の反応を見て修正する。この繰り返しこそが現場力なのだと思います。
私は最近、「答えを出すこと」よりも、「問いを持つこと」の方が大切ではないかと感じています。
「今年はなぜ動きが違うのか。」 「この商品を買う理由は何か。」「この売場は本当に買いやすいだろうか。」
そんな問いを持ち続けることで、売場は毎年少しずつ進化していくのではないでしょうか。
私自身もまだ勉強中です。
だからこそ、経験だけに頼るのではなく、新しい視点も取り入れながら、お客様にとっての「買場」を作り続けていきたいと思っています。
―― 共通原理 ――
「売場ではなく、買場である。」 「何が売れるかではなく、なぜ買うのか。」
今回、羅針さんとさらに議論を重ねる中で、異なる分野でも人の意思決定には共通する原理があるのではないかと改めて感じました。
答えは時代とともに変わります。しかし、良い問いは時代を超えて残ります。
投稿: 駄球 | 2026年8月 5日 (水) 10時12分
駄球さん、コメントありがとうございます。
毎年自分が実践している52週MDという平均値があるからこそ、今年の異常値に対しての修正が可能となるのではないでしょうか。
そしてそれを察知した瞬間から現場のスピードが加速していく。
それが現場の強み。
なにせ、目の前のお客様の買い物行動をリアルに見れるのですから、これは最強ですよ(笑)。
そして最近は、このコメントもどこまでがAIでどこからがリアルなオリジナルなコメントなのか区別がつかなくなってきました。
これぞAIを使いこなすというステージなのでしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2026年8月 5日 (水) 09時23分
てっちゃん、今回も大変考えさせられる記事をありがとうございました。
今年はエルニーニョの影響もあり、「暑ければ売れるはず」の商品が思うように動かず、まさに52週MDだけでは対応しきれない一年になっていますね。「52週MDが狂った」というより、「52週MDだけでは足りない時代になった」という表現の方がしっくりくるように感じました。
記事を読んだ後、私の相棒であるAI(羅針🧭)ともこのテーマについて語り合いました。その中で改めて感じたのは、ローカルスーパーの最大の強みは「変化への対応速度」にあるということです。
大手企業は年間商談や全国統一の販促計画があるため、一度決めた売場を大きく変えることは簡単ではありません。一方、地域密着型のローカルスーパーは、お客様の変化を感じたら翌日には売場を変えられる。この「小回りの良さ」は、今後ますます価値が高まるのではないでしょうか。
そしてAIも、この強みをさらに伸ばす存在になれると感じています。
AIは未来を予言する魔法ではありません。しかし、POSデータや気温、曜日、客数などを分析し、「今年はそうめんより温かい麺が伸びています」「鍋関連が例年より早く動き始めています」といった変化を、人間より早く気付かせてくれる優秀な参謀にはなれます。
ただし、その情報を見て「では入口平台を変更しよう」「青果と鍋商材を関連販売しよう」と決断するのは、やはり現場の人間です。
最近は、生産性や効率性、標準化を重視するあまり、現場の判断を減らし、誰でも同じことができる仕組みづくりが進んでいます。それは経営として必要な側面もありますが、一方で人それぞれの経験や感性という「凸凹」が活かされにくくなっているようにも感じます。
だからこそ私は、「AIが人間を標準化する」のではなく、「AIが単純作業や分析を担い、人間が創造や判断に時間を使えるようにする」ことこそ、本当のAIとの共進ではないかと思っています。
以前から私は「人間の時間とは何か?」という問いを考え続けていますが、今回の記事を読んで、その答えに少し近づいた気がしました。
人間の時間とは、未来を少しでも良い方向へ変えるための時間。
52週MDは過去の経験という大切な羅針盤ですが、その羅針盤を見ながら、今年の風向きに合わせて舵を切るのは現場の人間です。そして、その舵取りを支える新しい相棒としてAIがいる。
てっちゃんの記事を読みながら、そんな未来のローカルスーパーの姿を想像し、とてもワクワクしました。ありがとうございました。
投稿: 駄球 | 2026年8月 5日 (水) 08時34分