競合乱立エリア
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
昨日は、店舗視察の共有を記した。
クリニック店舗の店長との競合視察。
そこから見えてくる共有が、自店の改善スピードを高める。更に翌日の副店長参加のセミナーにより、店舗内が一気に加速して改善スピードを高めていく、というストーリー。
本日は競合店同士の競合について。
昨日視察したエリアから、少し離れたエリアにも視察の域を広げて頂いた。
そこは競合乱立エリアであった。
約6万の人口のエリアに十五店舗前後のスーパーマーケットが乱立するエリアである。
“過当競争エリアだなぁ〜”
誰もがそう思うのでは無いだろうか。そこに同等の規模のスーパーが展開。
“どうせ一店舗の一人勝ちでしょ”
皆さんそう思われるであろうが、ところが個店毎にそれなりの集客を誇りながら営業しているのである。
なぜか?。
個々の店舗が独自性を上手く発揮しているからである。
独自性?。
そう独自性。全体のバランスの良いお店は大型店に任せて、200坪〜300坪の中小店舗は何に特化して集客力を維持するか。
そこの徹底度合いが明確なのである。
全体的なディスカウントを目指すのか。生鮮に特化して強化するのか、惣菜という即食に特化するのか、グロサリーに関してはドラッグにも負けない価格を維持するのか、という自店の強みを明確に絞りながら店舗運営している個店が乱立しているという状況であろうか。
“よって客層も全く異なる店内の様相”
ある店舗では精肉の牛豚鶏の品揃えと価格、更に希少部位を他企業とりも積極的に重点展開して、お肉好きを徹底して獲得しようとする品揃えをしているのである。
逆に青果、鮮魚は売り切りで割り切る時間帯MD。
よって視察した5時ごろには、野菜、丸魚、弁当類は割り切った単品はほぼほぼ欠品状態。それでも残り物の購入に来店されるお客様は多かった。
しかし安い!。
特にほぼほぼ品揃えがなくなっていた弁当類も独自性のあるおかず類で比較的お買い得な価格で展開されているのである。
“食べてみたいなぁ〜”
そう思わせるような煮魚の入った弁当がわずかに残っている程度である。
“これ生魚を煮た商品だろうなぁ〜”
だからこそ、食べてみたいとい思わせるシズル感満載の弁当であった。それ以外にもおそらく価値ある魅力的な「食べてみたい」と思わせる弁当類が豊富に展開されているのであろう。
それを知るお客様が事前に購入する店舗。
そしてこのお店の強みは精肉である。国産牛肉を使用した大型のステーキセットや焼肉セット、更にはすき焼きセット等をこの時間でも豊富に品揃えしている。
と同時に豚鶏の希少部位も豊富に品揃え。
おそらく業者の方や割烹を営む方達が午前中から目的を持って来店されるような客層であろう。だからこそ主要客が集まる午前が終わると、閉店へ向けて売り減らしを図りながら一日を終える、という営業スタイル。
だから成り立つこのエリアでの出店目的。
そこまで割り切るから成り立つ独自性。
参考になるエリアであった。
「店舗強化戦略セミナー2026」の開催
このブログでも上記のような告知にて開催予告をしていた
「店舗強化戦略セミナー2026」
先日の2月17日の火曜日に開催された。
参加者総勢約30名。
参加企業の方々も食品SM関連の方々を筆頭に、データシステム業界の方、販促提案企業の方、DX開発業界の方、地場野菜開発業界の方、更には水産業界の方等、多岐に渡る業界の方々の参加を得た。
当日のスケジュールは以下の流れで進めた。
10:30-10:50 〜 自己紹介等の参加者交流
10:50-11:50 〜 52週MD継続の仕組み化
11:50-12:00 〜 休憩(10分程度)
12:00-13:00 〜 4つのハードルの実践法
13:00-13:45 〜 休憩(昼食等)
13:45-14:50 〜 新店に見る今年の商品戦略
14:50-15:00 〜 休憩(10分程度)
15:00-16:00 〜 店舗視察の提案(都内店舗)
16:00-16:00 〜 今年の方針への意見交換会
この時期、どの企業も新年度の企業方針を受け、そこから店舗運営部方針、そしてそこから各店店長が自店の店舗方針を順次策定していく時期。それに合わせて、店舗方針でありストアコンセプトでありをどう策定し、そこからどう52週MDを継続させていくのかの仕組み作りをセミナーの筆頭に設定。
そして、具体的に売り場作りの考え方を、4つのハードルの考え方にて説明し、具体的な顧客の買い物の流れによる現場感度での改善手法の講義を入れた。あくまでも翌日のデータから課題を探るのではなく、そのデータの元となった前日のリアルな売場でどう実践するのかがテーマ。
「4つのハードルはわかりやすいですね。」
そんな感想が嬉しかった。
午後からは、昨年オープンした話題の新店の品揃えのトレンドから、各部門のコアな顧客をそれぞれどう獲得するのか、その為にどのようなカテゴリーに特化した強化ポイントを示し、商品面での具体的な展開を提案。
最後は都内の伸長している企業と店舗を具体的に示し、そこでの取り組み事例を考え方、具体的店舗運営手法等の解説にて講義は終了。
その後今年の方針についての意見交換タイム。
そこで他企業の考え方や具体的強化項目等の意見交換があり、今年の自店の運営に活かせる学びを得て終了となった。
今回も受講生の真剣な眼差しが印象に残るセミナーであった。
おそらく次回も同様の時期に、同様のテーマで「店舗戦略強化セミナー」を開催したいと思うのである。
セミナーご参加の皆様、ありがとうございました。
そして是非、このセミナーからの学びを自社自店で大いに活かしてほしいと思います。
以下、セミナー風景です。
著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。
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製本版はペーパーバックとなります。
以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。
「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
「店長が変わると業績も変わる」。
そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
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コメント
駄球さん、コメントありがとうございます。
そういえば、なんか商売も昔に逆戻りし始めているようが気がしますよ。
鮮魚の対面での接客販売も昔に逆戻りしてやり始めた企業が高域からの集客力高め始めているようです。
先日テレビでは、川柳の応募も廃止し始めているような。
これからの時代はそこにリアルに人が集まって、即興でお題に対して即答するという人間の評価になっていくのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2026年4月30日 (木) 19時04分
顧客も時代の流れと共に進化成長していきますからね。だからこそ清少納言、鴨長明等の格言が現代でも通用する。AIに依存しようとしまいが私達の顧客は血が通い情けを知る人間ですよ。
ちなみにチャッピー君が今年の東大、京大入学試験で首席を取ったそうですね(笑)。
量子コンピュータも国産初号機が某企業に納入されたとも。
これから一気にリアルな世界は消滅していきます。そうなるとリアルに飢え病む人が急増する。だからこそリアル感を感じられるスーパーに救いを求める時代は必ず来ますよ。
今後数年でリアルとバーチャルが明確に出来ない所謂古来の置場型スーパーは淘汰されるでしょうね。
投稿: 駄球 | 2026年4月29日 (水) 08時58分