作業改善の第一歩
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
この業界での作業改善。
店舗で取り組む重要な課題。
ここにきていろいろなコストが高騰していく中、従業員の行動の無駄な作業を見直し、改善していこうとする作業改善は永遠に続く行為ではないだろうか。
当然に売れる売場の改善も同時並行的に取り組む課題ではあるが。
あくまでも、作業改善は売れる売場作りと同時並行的に進めて改善を図り、売れる売場と逆行するような改善策では何の意味もないことを理解することが重要となる。
それを理解した上での作業改善だからこそ、大きな意味を持つのであるし、逆に言うと、売れる売場作りとコスト(時間)をかけない売場作りが共存できる方向へ進めることが可能なのである。
それでは、具体的に食品スーパーの視点で捉えた「作業のムダ」とはいったいどこからスタートすべきなのだろうか。
それは「歩かせない」という視点である。
歩くスピードも重要であるが、もはや歩くスピードよりも歩かせないという視点で作業を構築し直すことが求められる時代となってきた。
“歩かなかったら仕事にならないよてっちゃん!”
「歩かせない」と表現すると、声を大にして詰め寄る方が多いであろうか(笑)。しかし、歩かせないというテーマでの作業改善は昔から言われていたことではある。
しかし未だに歩かせることを当たり前としている企業が多い。
例えば、発注をするのにわざわざ事務所に行ってパソコンに向かってデータを打ったり、ファックスを流したり、昨日のデータを見たり、という行為である。
いずれも部門毎にパソコンやタブレットを配布すればいいだけのこと。
更に例えば、わざわざ売場に行って製造数や品出し数をチェックして戻ってきて、各自に渡す手法を取る企業も多いであろう。
売場チェック用のカメラを設置すれば各自作業場から把握可能となる。
もっと言うと、作業場内でまな板に向かって作業する人も、一人一人が各々に冷蔵庫から調理用の素材を取り出して、調理してまた戻す。
主任が一手に引き受ければ包丁を握る時間が飛躍的に伸びるであろう。
作業従事者を歩かせない、という視点で全ての作業を見ていけば、かなり大きな作業改善となっていくであろうし、一人一人の作業効率が飛躍的に拡大していくに違いない。
但し売場での接客という点と相反することへの対応も必須であるが。
おそらく、上記のような点は企業毎に大きな隔たりがあるのかと思われる。
作業重視の企業もあれば売場重視の企業もある。
どちらを優先させるかは、その企業のDNAを決めるのであるが、結局は商品が回転するから作業が発生する、という本質を理解して、売れる売場とそれを回転させる作業の歯車の一致が最重要課題となることは間違いない。
PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長塾(2022年9月14日~16日)での講演を行いました。
将来企業の経営幹部を育成する目的で開催される年五回の店長塾。
地域の競合店に勝ち抜く店舗運営の手法を講義致しました。
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
7月21日開催「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
6月22日開催「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
5月18日開催「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
4月20日開催「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(12月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメントセミナー(12月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメントセミナー(11月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメントセミナー(10月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメントセミナー(9月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメントセミナー(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメントセミナー(7月編)ダイジェストの視聴はこちら
食品商業1月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
お楽しみください。
イプロス「都市まちづくり」にも、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
| 固定リンク
「マネジメント」カテゴリの記事
- 人事異動直後(2026.05.25)
- 進化が止まる構図(2026.05.20)
- 写真のAI化に感動(2026.04.08)
- AIによる淘汰の時代(2026.03.30)
- 転職者の活用(2026.02.03)


















![食品商業編集部: 食品商業 2023年 04月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51XMb3ePiiL._SL75_.jpg)
![食品商業編集部: 食品商業 2022年 10月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51o14YSn+aL._SL75_.jpg)


![食品商業編集部: 食品商業 2023年 06月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/513t-UVDicL._SL75_.jpg)



























































コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
たばこを吸わない人間から見ると、その時間は明確に作業時間から引いて、休憩時間に組み入れるべきでしょうか。なぜならタイムカードで仕事をするパートさんはタイムカードを切って休憩しなければならないから。社員も同様のシステムで運用しなければ、パートさん達の不満は解消されないでしょうね。もっとも喫煙者はそれを見越して、就業時間とタイムカードをコントロールしている方が多いと思いますが(笑)。もっともそのようなマイナス面での仕組み化よりも、今月の食品商業に10ページもの特集を組まれた企業の取り組みから大いに利益拡大を学ぶべきかと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2022年12月10日 (土) 11時25分
人時生産性に対する企業取組みは待った無しでしょうか。これだけ経費が読みづらくなった昨今経費ウェイトの高い人件費の最大効率化は必須でしょうね。但しあまり箍を締めると勤務時間1分足りとも自分の職務優先となり他部門への応援とか協調がギスギスしてくる事もあるので、特に作業分担が多岐に渡る中小規模スーパーは基準作りが大切でしょうね。経営指標より労働分配率を決め、有るべき総人時時間からの作業改善に取組むのかも良いかも知れません。某企業はタバコを吸う時間も作業改善に組入れて喫煙所にタイムカードを設けたり、勤務時間は禁煙の企業もある。私は非喫煙者なので影響は有りませんが(笑)。
改善もネガティブでなくポジティブに捉えてメンバーが動けるように鼓吹せねばでしょうか。
暴スーパーのように単純に時間を減らすのでは無くメンバーの能力を高める事で生産性を上げるのが有るべき作業改善だと思います。
投稿: dadama | 2022年12月10日 (土) 09時38分