自分の言葉に置き換える
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
店長もまた中間管理職。
トップからの指示命令を部下に落とさなければならない。
特に今はコロナ禍の下、トップ指示、本部指示が直に店舗の店長の下に降りてくる。
3月から4月にかけては、コロナショックにより店舗でのコロナ対策が怒涛のように押し寄せてきた。
緊急を要する場面においては「本部指示」「社長指示」を全面に押し出す。
これは当然であろう。
“誰が言った言葉か?”
緊急事態の時ほど、「誰が」と言うキーワードは需要であろう。
「トップの言葉」ほど説得力のある出所は無い。
しかしなんでもかんでも店長がこの手法に頼ってしまうと、組織は硬直化してしまう。
なぜか?。
誰も状況に応じた思考能力を失ってしまうからだ。
“今この状況で我々は何をすべきか?”
通常であればその状況を現場でいち早く察した店長や担当者が自らの判断でスピードを持って行動すべきことであるが、本部からの指示、トップからの指示を待つことに慣れてしまうとスピードを持った行動が失われてしまうし、考えなくなってしまう。
“どうせトップが判断してくれるだろう”
そんな思惑が店長や店舗の中に蔓延してしまうと、組織は硬直化し個店はスピードを失い組織的に競争力を失っていく。
店長は常に「自分の言葉に置き換える」ことが大切である。
トップや本部の指示命令その他提案等も含めて、その指示を噛み砕き、その本来の主旨を洗い出し、それを現場視点に置き換えて部下に、店長としての言葉に置き換えて伝えることが非常に重要なのだ。
そのことによって部下はトップ通達を自分のことに置き換えて受け入れるのである。
「これはトップ指示だ!」
そう言ってしまえば話は簡単だ。
それで従わない奴はいない。
しかしトップ指示を伝えた瞬間に思考は止まる。
何故?、と言う思考は止まり、何も考えずにやると言う行動のみが頭に残るだけである。
それが、上司の言葉を自分で受け止め、理解し、そして自らの思考と意志で行動することに慣れてくると、そこには行動と共に「継続」と言うスタンスが付いてくるものだ。
維持継続していくと言うスタンス。
これは自分の言葉に置き換えて受け入れるところから始まるのである。
そして中間管理職の店長はそのことによって自らを鍛えていくのである。
企業視点、トップ視点、上司の視点を自らの思考で読み解き、それを部下の視点に置き換えて、自分の言葉として部下に伝える。
これこそが組織力なのである。
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コメント
かおるさん、コメントありがとうございます。
実は店長が自分の言葉に置き換えて部下に伝達するという手法は、今回自分のキャリアを紐解いていくうちに、かって私に影響を与えた上司である店長から学んだ手法なんです。
その時私は副店長。
そして店長が本部で店長会から持ち帰った情報や、社長が店舗に来店した際に発した言葉を現場の部下達にわかりやすく置き換えて伝えてくれた事が以後の私の店長としてのあるべき姿に大いに影響を与えてくれたのでした。
そしてそのときに店長とは単なるメッセンジャーや伝達者ではなく、現場のリーダーとしての意志を持つ牽引者としての位置にあるのだと認識しました。
かおるさんの立場、バイヤーの立場、店長の立場は当然あるでしょうが、大切なのは組織の部下達がどうストレス無く全力を出し切れる意義を持てるかという視点。そんな視点に立ってリーダーとして組織を牽引していきたいものですね。
投稿: てっちゃん | 2020年7月10日 (金) 18時32分
かおるです。
この話題は自社組織でもタテヨコ問わず突き当たりますね。
私の場合は、現職になってから所謂、上司部下間のバーティカルなやりとりはぐんと減りましたが、バイヤーや店長、主任らとのヨコのやりとりはまだまだあります。
特にMDプランナーであるバイヤーとはよく意見交換し、時には対立もしますが、そんな時にバイヤーから「僕にも立場があるので…」とか「僕の立場ではこう言わざるを得ません…」等のセリフを聞くと一気に萎えますね。
どんな時、場合でも相手を動かすのはその人の声だなあ、と自戒をこめて再認識いたしました。
投稿: かおる | 2020年7月10日 (金) 18時09分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
やはり生え抜きの人材から自分の言葉に置き換えられるには時間がかかるでしょうか。
その間の混沌とした時間。
生え抜きの心に現在の状況を如何に受け入れ自分の言葉として発信できるか。
それ相応の時間は必要でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2020年7月10日 (金) 08時02分
昨日は大変失礼致しました。
相手が悪く(笑)昼間からかなりの深酒をしてしまい帰宅後爆睡してしまいました。
今日の話題は当社の場合、御家騒動にも通じますね。全くDNAの異なるトップになると、一般社員より管理職の方が理解や腹に時間がかかる事が多く、コロナ対策以上の課題となっています。
特に物事の柔軟な発想とスピード感。組織、分業化慣れしてきた中脱落するメンバーもまだまだ止まらず、暫くは外部要因以上に混乱が続きそうです。働き甲斐をどこに如何に見つけるのか?
コロナ対策以前の当社が抱える課題でしょうか。
管理職が自分の言葉に置き換え語れるまでには吸収された被害者意識の払拭からでしょうし、被害者意識を変えれない者は立ち去るしかないのかもしれません。
投稿: dadama | 2020年7月 9日 (木) 07時49分