大手の改革
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日の休日に、ネットで流通業界の情報を検索していた時のこと。
ある大手企業トップの年頭のご挨拶を拝見した。
従来のチェーンストアの在り方を一変させる、そうとう大きな改革の遂行を提案していた。
本部(商品部)は商品開発に専念し、各店舗がリーダーシップをもって推奨商品の中から、
自店で販売する商品を決定するようなシステムに変更するという。
そのために、商品部では大幅な
組織変更を実施し、外部からも積極的に専門家を登用してMD力の強化を図るらしい。
そして店舗では店長、担当マネジャーの責任の下、自らの商圏に合わせて自店の売場作りをしていくという。
所謂、個店経営の推進。
同社に所属するコンビニエンスの成功事例をGMSやSMにも波及させ、パートさんなど地域の生活に精通した社員を中心に、店舗の人材強化を推進していくという。
更に、店舗では店長、担当マネジャーの責任の下、自らの商圏に合わせて自店の売場を変えていくという個店経営の推進。
コンビニで出来た個店経営をGMS、SMでも浸透させる事。
このことに、大手企業のトップが年頭の挨拶に敢えてこのことを表明した。
相当の覚悟を持った年頭の挨拶である。
“今更?”、という感情と、“トップ自らの相当の覚悟”、という二つの感情が入り混じった受け止め方をした。
コンビニで成功していた個店毎の対応を、今更ではあるが改めて全国に表明しなければならない現状と、トップ自ら年頭の挨拶のこのことを敢えて表明するというその覚悟と今後の徹底度合いの予感。
そんな感想を持った。
“本気で個店経営を推進していこうとしているのだ”
従来からそんな掛け声はあったのだろうが、なかなか現場の店長以下のマネジメントに反映されない。
なぜか?。
企業風土がそれを拒んでいたのだろう。
いくら企業として個店経営を推進しても現場には浸透しない。
それは、企業風土が変わらないからだ。
企業風土。
それはそんなに堅苦しいものなのか?。
その通りである。
簡単に企業のトップが旗を振っただけでは、現場の企業風土は変わらない。
組織の信賞必罰に連動し、組織システムに連動し、トップ自らそのシステムの稼働に関心を持たなければ定着はしない。
その連続が企業風土となって不動のものとなっていく。
それを敢えて、企業トップが年頭の挨拶で表明したという重み。
“これは本気で組織風土に着手しようとしている”
そう思った。
しかし、容易ではないだろう。
だから、外部から専門家を登用してMD力を高めていくという。
企業トップの本気度が伝わる年頭の挨拶であった。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
組織力が高まれば高まるほど、現場は本部やトップの指示が紆余曲折して伝わり、その本質がぼやけてしまう。
「トップがこう言っているらしい」。
そんな推察が横行してきたら末期と思わなければならないのかもしれませんね。
投稿: てっちゃん | 2015年1月14日 (水) 09時43分
おそらく同じかと思いますが私も見ました。そこに感じたのはトップの強烈な危機感。しかし同時にかなり難しいのだろうなと思いました。ここにきての組織の肥大化、かなり細分化しないと地域対応は出来ない。我々ローカルスーパーに再度チャンスが訪れているのかも⁈
投稿: かわらい | 2015年1月13日 (火) 22時37分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
創業者には必ず明確な企業理念を持ち合わせていたのでしょうね。
それがいつしか企業論理にすり変わってしまった。
現場の人間ほど、その企業理念に忠実なのかもしれませんね。
投稿: てっちゃん | 2015年1月13日 (火) 01時03分
当社も企業風土を変えようとして失敗したと言っても良いと思います。創業者は確固たる理念を持ち会社を育て上げた。その根底にあるのは顧客満足思考。お客様なくして会社の成長はあり得ない。お客様が何を求めているのかを常に探り、お客様の満足を如何に高めて行く事は当たり前の筈が企業規模がそこそこになると企業論理が先に立ち、結果お客様が離れてしまうのでしょう。全てはお客様の為に・・・改めて肝に銘じる時期が当社にも来ていると思います。
投稿: dadama | 2015年1月12日 (月) 21時30分