振り回されない
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前の記事で、競合店のリニューアルを記した。
競合店が、価格訴求型の政策を前面に出した店舗として改装オープンした。
企業としては、数店舗目の同様の改装である。
ディスカウント志向に、成功の光を見出したのだろうか?。
ディスカウント志向に転換して営業する。
その政策転換に対しての評価とは、いかなる指標を以って判断するのか?。
売上、客数、粗利、営業利益、利益率、等々の数値があるが、要は営業利益
自体が創出または増加しなければ、どんな立派な店舗であり品揃えに変えよう
とも、営業自体を継続していく事は出来ない。
ディスカウント志向に向かうという事は、低価格、低値入で販売する事である。
当然、一個当たりの販売に対して、利益額は減る。
それをカバーする為には、より多くの点数を販売し、
売上を拡大させなければならない。
売上拡大にしても、半端な増加では、最終利益額は増加しないだろう。
以前の150%から200%ぐらいは増やさないと、ペイ出来ないハズだ。
更には、その改装の為に、定番のスペースを縮小し定番品揃えを縮小してしま
えば、利益商品としての定番商品の売上を失う事でもある。
結果として、粗利率は更に低下していく。
ディスカウント志向を志したならば、以前の粗利額を確保しようとすれば、
売上を最低150%拡大させなければ、営業利益は増加しないと言うことだ。
そういう構図に造り変えなければ、このような店舗は継続出来ない。
もし、それでも継続出来てしまうと言う事は、上手く単品の組み合わせでの
粗利ミックスが出来ているか、実は、安価に見えても値入れの高い単品を
販売している事であり、それはディスカウントから離れて、以前のスーパー
マーケットへ逆戻りしていく構図でもある。
経営陣としては、今回の改装に対しての評価を急がなければならない。
それは、ディスカウント志向の決断が、低値入売上急増、結果粗利額確保の
構造転換であり、改装当初にその構図に転換出来なければ、永遠に不可能
であることを物語るからだ。
その評価を、経営陣は現在の数値から即断しなければならないだろう。
今回の改装に際しては、相手側の必死さが伝わってくる。
へたをすれば、自らの店舗寿命を縮めかねない結果を生み出すからだ。
方や、そんな競合店の改装とディスカウント志向への転換、更に改装チラシ
に対して、振り回されない企業、店舗がある。
多少の青果物の価格対応はしているが、完全に相手の価格に合わせるの
ではなく、多少近づける程度の価格対応。
競合改装に合わせて、対策チラシを打つのでも無く、まさに「我、関せず」を
貫く企業。
そんな店舗には、そこに付いているお客様も、あまり振り回されていないようだ。
特にピーク時の時間帯は、近くのお店が改装チラシを打っていようとも、我関せ
ずにいつものお店で、いつもの食事の対応をしている。
“このお店に付いているお客様は、競合の改装チラシは関係無いのか?”
そう思ってしまうほど安定している。
今回の競合店の改装。
逆に、近くの迎え撃つ店舗の対応のほうが、私の心を捉えている。
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