「てっちゃん会」

2020年4月23日 (木)

第二回リモートミーティング顛末記

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、第二回リモートミーティングを開催した。

  懇親のあるメンバーでのリモートミーティング。

第一回目の顛末記は先日記載した。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-e4e5ab.html

今回は参加全員の時間調整ができずに、時間差によるミーティングとなったが、私自身と会話したリモートミーティングメンバーは総勢で11名に達した。

  使用ツールは前回同様「Skype」。

前回は3名での開催であったため、MacBook Pro上に映し出された相手の画像はパソコン上の画面に大きく二等分されて映し出された。

  “これなら使いえるな”

そんな印象を持ったが、問題は人数が増えたときにどの程度の使い勝手になるかが普段ではあった。
更に、途中で相手の画像が固まり、音声も不通になってしまう場面が発生したことも不安材料であった。

  その原因が何か?。

しかし、誰もが(3人)Skype初心者であり、FacebookやLINE、メッセンジャーのように普段から使い慣れているツールではないため、Skypeが何人まで参加できて、何人の画像が画面に映し出されるのかも全く皆目がつかない。

  “とりあえず参加を呼び掛けてやってみよう”

そんな思惑で前回の3名が共通認識を持ち、今回の開催となった。
前回も記したが、Skype上でメッセージのやり取りも出来るため、前回参加者及びSkypeグループ参加者にはそのグループ内でのメッセージにてメールのやりとりをして開催日時を通知し、更にFacebookのグループにも同時に通知してミーティングの開催日時を告知した。

  まずはフライングミーティングから(笑)。

フライング?。

  そう、通知時間より早くグループに参加した方が居た。

Skypeのアプリは、そのグループに入った方が一人でもいると通知してくれるようだ。
それを確認し、Skypeアプリを開き通話を開始すると、その方にも通知されるようでお互いの画像が確認できる、会話がスタートできるのである。

  個人毎に異なる自分の時間。

よって、リアルなミーティングによりそこに集合する場合は、必然的に同時にそこで皆と会話が出来るのであるが、このようなリモートミーティングとも慣れば、それなりに自分の都合の良い時間を利用することになる。

  よって開始時間に都合が合わない方もいるだろう。

そんな方が今回はフライングと称して入ってきたのである。
帰宅直前にそれを確認した私は、勤務先にて少時間彼と会話を楽しんだ。

  更に指定時間からは私を含めて3名の方と小時間楽しんだ。

その中の1名は先ほどの私同様に勤務先からの参加であった。
勤務先の店舗は閉店していたが、帰宅時間と被るため、勤務先からの参加となった。

  その方は当地とはかなりの距離のある方。

Facebookでは日々会話のやり取りがあるが、このように相手の方と画面を通して面と向かってリアルな会話を楽しんだのは初めてである。
もっとも、てっちゃん会メンバーの方々も全国に分散しており、年に数回の会合以外はお会いする機会は無いのであるが、それでもこのような画面で久しぶりにお会いするメンバーの方々には親近感が湧いてくる。

そんなこんなで大勢のメンバーが集まって同時にミーティンが始まってからの最大の同時参加者は9名まで増加した。

  画面は4分割+上記に小さく表記。

その4分割に入るメンバーが時折入れ替わり変化するその原因も皆が分からずに、なぜかなぜかと不思議がるレベルである(笑)。

  結局は使用機器の好き嫌いで選別されるのだろうという結論(笑)。

更に、途中で退出した後に参加すると画面が全員分共有できたとかの報告もあった。
但し、途中で画面や音声が固まってしまう方も数名発生してしまうのも、結局は原因不明のままであった。

そして、個人個人が参加するために使用した各家庭の部屋への話題になった。

  リモートミーティング。

しかし、それぞれの家庭には「居間」もあれば「書斎」もあり、「寝室」もそれぞれにあるだろう。
そして、それぞれがそれぞれの都合により、居間を使う方もいれば、書斎を使う方もいれば、寝室を使う方もいた。

  居間を使う方は家族から白い目で見られていることを告白。
  更には嫁さんに追い出されて自車の中から参加の方も(笑)。

そして酒量。

  リアルな会合は団体戦。
  リモート会合は個人戦。

そんな表現をしたメンバーがいた。

  リアルに会合する場合は全員の勢いで酒量が決まる。
  リモートミーティングは個人の采配で酒量が決まる。

よってリアルな飲み会の場ではその場のメンバーの勢いが自らの酒量を引き上げてしまい、その反動が翌日に襲いかかり後悔するのであるが、このようなリモート飲み会の場では、飲むペースはあくまでも手酌で飲むために、周囲のメンバーの場としての勢いを借りることは出来ない。

  よって酔いのペースが早まるようである。

そして個人個人の酒量が明確にパソコンの向こう側の画像に映し出されるのである。

  “あっ、コイツ相当酔いが回っているな”

それが画像からはっきりと伝わってくるのが手に取るようにわかるのである(笑)。

そして結局は、もっといろいろなツールを試してみようということになり、次回はzoomを使用したリモートミーティングの開催を予定してミーティングは終了したのである。




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2020年4月18日 (土)

Skype飲み会

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


自治体トップの宣言と要請。

  そしてリモートワークも定着してきたようだ。

もっとも我々業界はリアル店舗故に出社7割減とは無縁の業界であろうか。
ましてや社会的な使命により逆に人材不足に陥っているのが現状であろうか。

  そしててっちゃん会他の会合も無期延期の状態。

とは言え、黙って指を加えて見ている連中でも無い(笑)。

  なんとかして会話をしたい。

それもアルコールをたしなみながら。
そんな思いから、リモート飲み会を模索していたのだが、先日ようやく第一回目のリモート飲み会が実現した。

  メンバーはdadamaさんとhataboと私の3名。

共にMicrosoftのアカウントを取得し(事前に取得していばそれを使用)、Skypeをインストールしてスタート。
参加メンバーがSkypeに対する知識が少なく、試行錯誤の連続ながらも、最近のパソコンやスマホの性能も向上しているのだろうか、音声や画像も大きく乱れたり途切れたりすることなくリモート飲み会(というよりミーティングと言ったほうが妥当だろうか)を実施することが出来た。

  従来は一か所に集まるところからスタート。

そこには時間的にもコスト的にも大きな負担を強いていたのだが、リモート飲み会であれば、自宅で自由な飲料を自由なつまみと共に開始できる。

  空間のリアルさは無いが画面からの反応がある。

よって、リアルにお互いを意識しながら相手の存在感と共に会話をするという従来の飲み会から、今回は画面を通して音声と画像を相手に、自らの手酌で飲みながらの会話となった。

  リアルな会合と違って酒量は今回の方が少量であろうか。

それだけリアルな飲み会は勢いと相手の酌によって必然的に進んでしまう酒量と違い、マイペースで進められる酒量は流石に適度な量となるようだ(笑)。

  その分会話は密になる。

参加人数も計3人であるから、会話自体は濃密な内容となるのは必然であろうか。

  リモート画像でのリアル感はどうだろうか。

音声は良好で聞き取りやすい音声がMacBookから流れてくるのだが、音声と画像に多少のタイムラグが発生するのは致し方無いのであろうか。
そこに私は違和感を覚えたのであるが、それも慣れの問題か。

  しかしリモートでの会合の可能性もかなり高いと思えた。

リアルなてっちゃん会であれば、東京周辺や名古屋周辺、最近では遠方での会合も広がりを見せ、徐々にリアルな参加メンバーが絞られていたが、このようなリモート会合であれば距離の問題は一気に解消できる。

  よってFacebookのつながりからよりリアルな繋がりへの可能性は高い。

距離の問題でリアルにお会いしたことはないが、このようなリモート機能を活用すればよりリアルに近い会話を交わすことが出来、個人の本質により近づけることができるであろう。

そういう意味では、遠方の方とのリモート会合は大いに期待したいところである。

  この人はどんな考え方を持ち行動し会話に参加してくれるのだろうか。

その可能性を非常に高めてくれるのがSkype等のリモートツールであろうか。
そしてこのような状況において、リモートワークが一般的になっていくにつれて、より高度なツールがどんどん出てくるであろう。

  そいういう意味でもこの分野には可能性が広がっていくだろう。

楽しみなことではある。






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2020年3月24日 (火)

Skypeを試す

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


コロナによる移動制限。

  先週の週末には大阪〜兵庫館での要請があった。

政府からの外出を控える要請。
市町村からの移動制限の要請。

  そんな状況だから人との会合も皆無の状態。

よって、てっちゃん会等の仲間との交流も大きなものは取り敢えず延期の状態。

  そこで以前からリモート飲み会なるものを模索してきたのである。

そのリモート飲み会のリーダー格のhataboからSkypeでのやり取りの打診があった。

  Skype?。

名前を聞いたことがあるが、馴染みは無い。
てっちゃん会は当初より「リアル」を求める方々の会合であるから、リモートワークなども全く人ごとのこととして捉えていた。

  ましてやリモート飲み会などもっての他と捉えている方がほとんどであろう。

よって誰もがそのようなツールの存在など知る由もない。
そこで誰もが無知状態であるが故に、そのお鉢がhataboに回ってきたと言えようか(笑)。

  そこでhataboからのSkypeの提案。

早速自分でもSkypeをインストールしてみた。

  Microsoftのアカウントが必要なのを知った。

よって、Microsoftのアカウントを持っていないと、新規登録しなければならないので多少面倒ではあるかもしれない。
しかしこれを登録してSkypeをインストールしてみると、これが全くわからない。

  初めてのソフトであるから試行錯誤は覚悟の上。

しかしSkypeとは相手が必要であるし、その相手とリアルに同じ時間を共有する為、自分の都合だけではSkypeでのやり取りは出来ない。

  あくまでも相手と同じ時間を共有するという意識が必要である。

例えばブログであれば、この場の共有としては当方も自分の自由な時間に自由な事を書き込むだけ。
それがリアルにアップされるのか、当方のようにある決められた時間毎にアップを設定するのかも自由である。
そしてそれを読まれる方もそれぞれが自分の都合に合わせて読まれるし、途中で読むのを止めるのも本人の自由である。

例えばチャットなどもやりとりもできるが、それでも自分の自由な時間毎にお互いのやり取りが出来るわけであるから、返信が遅れることもままあるし、どこかのタイミングでそのチャットが終了することにもなる。

  しかしSkypeは自分と相手との時間の共有が必須。

よって事前にお互いに自分の都合の良い時間を打ち合わせをしてから、その時間に自分がインストールしているSkypeのパソコンかスマホに向かって相手が映し出される画面を見ながら会話をすることになる。

まだ相手と私と言う二人の会話を経験しているに過ぎないが、これが3人以上の会話となるとどのような画面でどのような音声での会話となるのかが未知の世界ではある。

  果たしてそのような環境でリモート飲み会が出来るのだろうか(笑)。

飲み会といえば、リアルに相手の存在や表情、そしてリアルに返ってくる会話を交わしながら解放された自分と相手の共有の場である。

  そのスタートラインが、まず初めの一杯の「乾杯」の瞬間であろうか。

飲み会の場面での乾杯の一口の美味しさは格別である。
そんなリアルな飲み会の楽しさをどこまでSkypeで共有できるのであろうか。

  やってみないと始まらないであろう。

そしてそれは周囲に自分一人であれば何の違和感も無いが、周囲にリアルに人が存在するのであれば、自分だけがその空気から離れてリモート先の相手とグラスを片手に会話をしながら飲み食いをしていると言う状況。

  これもリアルな現場としてはなんとも言えない違和感であろうか(笑)。

色々な不安はあるが、まずはやってみないと何も見えて来ないであろう。





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2020年2月17日 (月)

22幕顛末記

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


てっちゃん会第22幕が終了した。

  今月の12日〜13日。

トレードショーを兼ねた開催日ではあったが、如何せん地方巡業となる開催地の為、どうしても参加者が限られた格好だった。
そして私は、午前8時に家を出てクルマで現地に向かった。

  そして到着時間は午後2時。

途中、昼食をとあるスーパーで弁当を買ってクルマで摂った為1時間程度は延長したが、クルマを運転する時間だけで正味5時間弱は費やした。

  現地に着くまでに本当にヘロヘロになってしまったのである。

それから、仲間たちと旅館で待ち合わせし、総勢で今回の幹事企業と競合店を視察した。

  とは言っても今回の基幹店舗と競合店はかなりの距離がある。

よって、厳密には競合店というよりは、参考店舗として視察すべき店舗であったろうか。

  一店舗は価格を打ち出した大型店。
  もう一店舗は地域密着の中型店舗。

どちらかといえば、中型店舗の方がきめ細かな商品化と売場展開によりお客様が多かったように思えたのである。

  なんとその中型店舗のバイヤーもてっちゃん会のメンバーなのである。

そんなつながりの地域で今回は22幕が開催された。
それは以前のブログでも紹介しているのであるが。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-28b4f2.html

この時のブログは、実際には開催前の段階で私の予測の記事であったが、今回は顛末記として報告させていただくとした。

今回もメンバーのお店を舞台にした売場作りを視察し、その後メンバーの取り組み報告がパワーポイントで説明され、その後に会のメンバー数人による成功事例、取り組み事例等が報告された。

  今回の舞台のお店はこだわり商品が半端なく展開されていた。

そしてそのこだわり商品をメーカーや問屋と交渉し導入し、そしてコトPOPにて売り込む役割がパートさん達であることが素晴らしいのである。

  逆に店長は商品導入にはあまり介在しないらしい(笑)。

いつの間にか自分の売場が縮小され、パートさん達の導入商品に横取りされていることもしばしばらしい(笑)。

  それだけ仕入れから売り込みまで責任をもって望んでいるということだ。

そんな報告会と質疑応答後に、食事があり、その後の会のメンバーによる事例報告の段階になると、10名程度のパートさん達や社員達も同席してその事例を視聴するという場となった。

  なんと積極的な姿勢であろか。

これも店長の差し金なのか自ら手を挙げて参加したのかは不明であるが、いずれにしても積極的な姿勢であることだけは間違いない。

  そしてこのような志の高い従業員を如何に育てるか。

ここに店長を含め企業の幹部は集中すべきなのだろうと思う。

  そこにこそ企業存続の鍵があるのだから。






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2020年2月13日 (木)

全員参加の後座

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日はてっちゃん会第22幕の二日目。

  いわゆる、後座の日。

昨日は周辺の店舗見学と懇親会。

  そして今日は後座と称する勉強会。

最近は後座を重視するあまりに地方巡業が多くなり、参加人数という視点で見ると多少寂しい部分があるが、何度も言うが数の問題ではなく参加される方とその習得度の問題である。

  いろいろな事情の中で後座に参加するという機会。

その機会に恵まれた方が、その報酬を最大に活かせるような後座の中身。

  そこに拘りたいと思っている。

そして今回の後座も、メンバーの店舗から参加者、店舗メンバーお互いに学び合える会合としていきたいと思っている。

  今回は店舗のパートさん達も参加するという。

なんか店長と親しい人達がたくさんやってきて、何やら店内やバックヤードにズカズカと入ってきて粗探しみたいなことをやっている。

そんな団体さんとしての迎えられかたではなく素性をしっかりと把握していただくには、パートさん達も含めての後座の参加が理想といえよう。

  そして今回はその理想型が実現されようとしている。

この記事を書いているのが2月7日現在であるから、今回の幹事長の目論みであろうが、おそらくその目論み通りに事が進められていくであろう。

  これは楽しみである。

さて、どんな意見が出てくるのか。

  その前に店舗視察が楽しみである(笑)。

店長主導とは言え、それを飛び越してパートさん主導で仕入れ、売場計画、発注、そして売り場作りがされているという店舗。

  男性社員では及ばない細部の売り場が至るところで見られるのではないだろうか。

そういう意味では、話題のチェーンストアのMRもいいが、今回のようなローカルでフレンドリーな地域密着型のお店も見応えはあるのではないだろうか。

  その後の意見交換会。

全員とはいかないだろうが何人かのパートさんも参加されるらしい。
そこで参加された方に聞いてみたいことがある。

  「仕事の楽しさって何?」

スーパーマーケットの仕事で自分が受け持つ売場を担当しながら、どこに仕事の楽しさを見出しているのか?。

  それぞれ個人個人で違うかもしれない。

それでも、個性豊かな売場を作れるのであるから、そこには独自の楽しみ方が存在するのであろう。
先日もある若手社員と会話をした。

  仕事の楽しさについて。

我々は小売業という業界に従事している。
金融業や製造業、営業マンとしてではなく、小売業の従業員として。

  そしてこの業界が大好きになってきた。

そして一部商品の製造部門も有しながら、自分で仕入れて自分で調理加工し、そして自分で売場に陳列して自分の結果として即さま実績が見える。

  こんなにダイレクトな仮説・検証の場はない。

私はそんなダイレクトさが何よりも楽しいのであるが、個性的な売場を作るパートさん達の仕事の楽しみとは?。

  それも含めて非常に楽しみな後座である。







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2019年12月 5日 (木)

店長視点の違い

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店長という職位。

  他店舗の店長がどのようなスケジュールで仕事をしているのか?。

それを垣間見ることはほとんど無いであろう。
部門の担当者やチーフ時代に、自分の上司である店長の姿は毎日見ていたであろう。
更には副店長時代には朝から晩まで上司の店長の行動スケジュールを見て手本としたであろうか。

  しかし自分がいぜ店長となった暁には。

さんざんと上司である店長の姿を見てきたにも関わらず、いざ自分が店長となった暁には店長としてどう行動すべきかということが全て吹っ飛んでしまう。

  “こんな時には店長としてどう行動すべきか?”

店長になりたての頃は、毎日がこのような疑問と闘っていたのではないか。
そうやって、店長になって初めて体験するところから店長という仕事を自分という器にフィットさせる作業を繰り返しながらその職位をこなしていくのであろう。

  よって店長それぞれに自分なりの視点を持って行動するようになる。

その行動規範が店長それぞれによって異なってくるのである。
そうは言っても企業毎にある程度の店長としての行動スケジュールが設定されているだろう。

  概ねはそのスケジュールに沿った時間帯別の行動パターンは存在する。

しかし、日々異なる時間帯別の状況に応じて行動パターンが変化したり、自分が思うあるべき店舗運営やあるべき売場の状態、更には競合対策に応じての自店のあるべき姿の違いから、その場その場での行動は100人の店長がいたら100通りの違いがあるだろう。

  その違いを知るという機会は皆無である。

しかし、今回新店が来年に開店するにあたり、一番近い当店において新店の店長が面接等で当店に出入りする機会が増えた為、その店長なりに空いた時間で当店の手伝い等をしてもらっているのであるが、そこで見る自分以外の店長の姿を見ることが出来るようになった。

  そこで垣間見えるのは自分との視点の違い。

今、この状況で、店長としてどう行動するのか?。
そこに私とは明らかに違う姿を見るのである。

  “あの店長は今ここを見ているのか”

その視点の違いは明らかに私とは違うのである。
それは企業としては、どちらかというと良いことではないのであろう。

  視点の違い。

その視点が、同企業の店長であれば、同じ視点でなくてはならない。

  それが理想であろうか。

しかし現実には、個店の店長毎にその視点は微妙に異なるのである。
それが、100%同じ視点になることが理想なのではあろうが、それはどの企業で同様に難しいことでもある。

そしてその視点の違いはどこから来るのかと言えば、自分が思うあるべき理想の姿に対しての違いなのだろうと思う。
更に付け加えれば、今現状の自分が関わってきた店舗においての課題に対して、常にそこに視点を置いて行動を起こしてきた習慣が、今現在の優先事項となって行動を取ることになっているのだろう。

  その行動パターンを店長同士で共有する。

それが店舗クリニックという作業において店長間の視点の違いを意見交換という形で統一していくことが大切なのであろうか。








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2019年11月21日 (木)

共有できたこと

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、こんなブログを書いた。

  「共有」。

http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-b40a9c.html

  自腹で遠方から集まる要因を共有すること。

その要因を深掘りすること。

  それは非常に大切な今回の私なりの項目だった。

何故か?。

  組織力を追求することになるから。

組織力とは「求心力」とも言い換えれるのではないだろうか。

  組織の中心に纏まろうとする力。

その力が強ければ強いほど、黙っていても人が集まってくる。

  そこに組織の強さ、固さ、大きさが決定していくのではないだろうか。

当然、この会は営利を目的とした組織ではない。
個々人が無償で集まる自主的な会であり、組織としての体も成していないであろう。
Facebookとしての参加人数では200人を有するが、常にこの会の催し物に集まろうとする仲間は50人前後であろうか。

  とりわけ巨大な組織ではまったくない。

しかし、自分の都合が合えば無償で自腹で集まってくるメンバーが多い。

  そこにこの会の本質があるのだと思う。

無償で自腹であるが故に、自ら学ぼうとする姿勢はハンパではない。
そして、その本質は何に由来するのか?。

  それは自らが属する組織では得られない価値があるのだろうと思う。

自らが属する組織とは自らが所属する営利企業であり、そこにはどうしても経営理念が存在し、同じ理念に集う組織のメンバーと共に仕事をすることになる。

それはそれで、同じ想いを持つ仲間と日頃から仕事を通して同じ職場で屋根の下で働くのであるから、考え方や行動まで似たり寄ったりとなっていくのである。

  そこにはメリットもデメリットも存在するもの。

同じ理念であるから非常に効率の良い作業がとり行われ、どこの店舗でも同様の結果としての売場作りがなされていくのである。

  しかし逆を言えば殻を破れないというデメリットもあろう。

そんな時に、その組織の殻を飛び出してこの会に来ると、自分と同様の志を持つもの同士が集い、そこに自分と違う価値観やフォーマットを持つ仲間との会話の中から、自分の位置付け存在を確認でき、更に自分の立ち位置を認識し、新たな視点で物事を見る目を養うことが出来るのだろう。

  そこに気付いたメンバーが黙っていても集うのである。

それが今回、この場に身を置いた時に色々な方から放たれた言葉なのである。
そして、それがこの会の求心力であり、いつまでもそれぞれのメンバーにとってそんな存在価値を提供し続けられる組織でありたいものである。

  人は誰も自ら身を置く組織自体を離れることはできない。

しかし自らの意志でこのような外部組織に参加してみる。

  企業の意志ではなく自らの意志で参加するという前提。

そこに自らの参加意識が自らを変えてくれるのであろう。
またそこに、自分には無い気付きを得ることもでき、素直にその違う文化を受け入れ自らの懐を深めていくことが出来るのであろうと思う。




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2019年11月20日 (水)

21幕後座からPart2

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は21幕後座を記した。

  そして今日も21幕後座のPart2。

タイムスケジュールは逆転するが、後座のスタートは朝9時から店舗の開店前作業や売場を視察して参加者達が業績改善案を提案すると言うもの。

  既存のドル箱店舗。

しかし昨今の競合店の開店において、徐々に客数、売上が減少している現実。

  最大の業績低下は5k先の競合店の出店。

更に来年には2k商圏内に再び強烈な競合店が出店すると言う。

  小一時間の視察の後に意見交換会へ。

この流れは前回の第20幕でも同様のスタイルで実施されたのだが、前回も今回も各自の意見が積極的に交換された。

  売場のレイアウトから展開商品、SKUに至るまで。

そして、現状の業績からの自店の強みと弱みから、更に突っ込んだ意見が交換された。

  センター稼働状況、アウトパックの是非、そして競合対策。

ひと通りの意見が交換され、その後に昨日に報告した女性の報告があった。

  その後に一旦休憩としての昼食。

そこで食事後に100m先にある競合店を視察。

  この競合店も売場面積で500坪程度はあろうか。

確かにこの競合店も決して賑わっているわけではないが、それでも距離100mである。
ここを徹底してマークすることがまずは自店の業績に直結するであろう。

  5k圏内に新規出店した競合店からの影響が甚大。

しかし、実際にこの店舗から100mと言う距離に存在する500坪の競合店の存在。
それは、どの競合店よりも業績を左右する店舗であることが容易に予想されるのである。

  “ここを徹底してマークすることが業績回復の最短距離”

そう思えてならなかった。

  自店の強み・弱み。
  競合の強み・弱み。

ここを明確にして、自店の強みで相手の弱みは徹底して突いていく。
まだ、自店の弱みであり競合の強みをどうカバーするか。

  そして具体策を如何に継続してやり続けるか。

的を得た競合対策であれば、継続することにより1年以内で必ず結果は出るもの。

  更にこの店舗の強みである「酒」売場。

この売場をパッと見では見えて来ない部分。

  それはお酒の売場の品揃え。

特に日本酒の品揃えは地域一番であろう。
地域一番と言うより、下手なお酒の専門店よりも豊富な品揃えであろう。
よって、この日本酒の売場をもっと前面へ出して、地域のお客様に日本酒にこだわるスーパーとしてお客様へのマインドシェアを試みるべきであろうか。

  そんなこんなを思う後座であった。










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2019年11月19日 (火)

21幕後座から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


てっちゃん会21幕。

  今回も「後座」を開催した。

初日の午前中から首都圏の話題の店舗のMRを「前座」。
MR後の午後6時から参加者総勢での懇親会を「本座」。
翌日はテーマを設定しての意見交換会としての「後座」。

  最近の会は上記のスケジューリングにて開催されている。

そして今日はその「後座」の話題。

  「後座」は完全にコアメンバーによるコアな勉強会。

一泊後の翌日開催ということもあり、そうそう時間の取れるメンバーばかりではない為、参加メンバーもグッと絞られるのであるが、そこからが活発なコアメンバーによる店舗視察や店舗チェックからの具体的な意見交換会と、その後は研修会で脚光を浴びたパートさんの事例報告があった。

  食品担当のパートさんが店舗のパートさんを巻き込んでの事例。

その報告も素晴らしかったが、私が一番感心したのは彼女の売場や商品展開に関する認識である。

  もはやいちパートの領域を超えてバイヤーの視点で売場を見ているのである。

バイヤーと言っても買い方の得意なバイヤーではなく、販売面から遡って売場展開を策定し、そこから商品展開(MD)を立案していく腕利きのバイヤーの目線で話ができるのである。

  普段の自分の仕事と色々な研修会での学びを高いレベルで融合させているのだ。

だから、彼女の話には筋が通り、それが明確に自分なりの売場作りに活かされている。

  今回の幹事が自分のお店の改善点を直接彼女から聞き出したほどである(笑)。

それだけ彼女の話には説得力があり、我々を納得させるだけの根拠があり、そしてそれを自分のお店で実践しているから数値的なバックボーンも備えており、それが言葉に力を有して表現されるから、知らず知らずにこちらも頷いてしまうのである(笑)。

しかし、彼女は言った。

  「私はお店ではリーダーではないんです。」

それは、お店での位置付けはいちパートであるという存在。

  よって自ら周囲を無視して前へ出ることは出来ないという。

その通りであろう。

  それが現場の暗黙のルールでもある。

そこを履き違えると、店舗内で共に気持ちよく働く場を失ってしまいかねないのが店舗内の環境でもある。
よって、彼女はそこを絶対に履き違えることなく店舗内での自分の置かれた立場を認識しながら日々の業務をこなしているという。

  むしろそこが見事な行為であると思った。

そこを履き違えてモチベーションを落としていくパートさんを過去に何人も見てきたからである。

  それでも彼女には明確なポジションを与えてあげたいものだ。

それによって、その優れた能力を個人の一部の売場から全店へ開放し、更に企業としての発展を遂げるのではないだろうか。






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2019年11月18日 (月)

21幕前座から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


21幕の前座。

  今回も話題の店舗のMR。

まずは新松戸駅に参加者が集合。
今回は電車での移動よりもクルマでの移動の方が便利であるので、私も北関東からクルマで新松戸駅まで。

  二時間以上を要した。

しかし国道4号線もずいぶんと整備され、都内までほとんどが複数車線となり、途中で渋滞すると言うストレスはほとんどなくなっていたのが幸いである。

  新松戸駅にクルマ3台が集結してMRのスタート。

まずは、松戸に新規出店したモールへ。
出店して間もないので、まだまだ来店客数は多く、駐車場整備の警備員も数多く活躍していた。

  そこは今都内で一番勢いのある企業が核テナントとして入居していた。

その他にも一階の食品売り場には青果、鮮魚、精肉の専門店、更にはこだわり商品の品揃えに定評がある企業などが軒を並べている。

  よって核テナントとしてのスーパーの品揃えも強弱を明確にしていた。

よって、相当数の客数が来店はしていたが、その核テナントのスーパーは生鮮を相当絞り込んで、主力品に特化した売場作りが明確であった。

  明確であったと言うことは捨てた部分も多かったと言うことでもある。

それが、このモールに出店するこの企業の明確なコンセプトであるのだろう。
もったいないと言う気もしたが、限られたスペースでより効率よく商品回転させる意図があるのだろう。

  次は柏にある電気店と食品スーパーが同居する店舗。

精肉を売りにするこの企業も近年の話題の企業である。

  精肉を外注する企業が増えていく中で益々勢いのある企業。

やはり精肉の展開力は他を圧倒する。

  まさに精肉でのマインドシェアをしっかりと獲得している。

そして商品化も、「一度はこのような部位やこんな厚切りのステーキを食べてみたかった」と思わせるような商品化が見事である。

  そして今回の前座のメインである2店舗へ。

茨城は取手に新規出店した店舗とそれを迎え撃つ店舗。

  業界を代表するスーパーマーケット。

以前に出店直後の個人的に訪問した時は、最先端のマーチャンダイジングを以って出店した店舗が圧倒的に客数でも優っていたが、今回は迎え撃つ店舗がリニューアル後とあって、ようやく迎撃態勢を整えてのがっぷり四つでの売場作りの比較が見ものであり、そしてそれが今回の前座のメインのMRでもあった。

  まずは新規出店の店舗へ。

相変わらず、新規出店時と同様にブレないMDを実現させていた。
しかし、新店が一番苦しむのが開店してから3ヶ月目以降からである。

  それはこのブログでも何度か記載してきている。

http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/333-f74b.html

  お客様の飽きが来て選別が始まる時期。

これが開店後からの3ヶ月目から始まるのである。

  そしてその3ヶ月経過時に競合店が改装。

新店出店からの改装のタイミングとしてはまさにジャストインタイムと評するべきであろうか。
そして実際にMRしてみると、号外チラシ等も続々と入れ込み客数的にも改装店舗が優位に客数を有している様子である。

  しかし新規店舗はその辺も見通しているのであろう。

それだけ、人材育成をここでしっかり積み上げて売場の立て直しを図りクリスマスから年末商戦へ向かうというシナリオを描いているような気配に見受けられたのである。








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