小田和正のインタビューから
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をている「てっちゃん」です。
先日、BS放送で「小田和正インタビュー」を放映していた。
今回は3月に放映された番組に、放映されなかった映像やライブ映像、収録されていなかった最新のレコーディング風景などを加えたという。
3時間の完全版。
小田和正。
デビュー当初は「オフコース」として登場した。
御歳69歳。
若い。
この年齢で未だにコンサート会場を走り回るのだ。
そして、未だに透き通るような高音は健在である。
そんな彼のロングインタビューを見て、小田和正という人間に大いに親近感を感じたのである。
小田和正。
オフコースとして世に登場した時、私はまだ10代半ばから後半だったのだろう。
しかし、オフコースに関しては、あまり記憶にないのが現実である。
だから今回のインタビューから垣間見る小田和正が新鮮であった。
当時、吉田拓郎や井上陽水、矢沢永吉、柳ジョージ、安全地帯などはどちらかというと男性に嗜好されたフォークシンガーやロックシンガーであったが、オフコースを中心に、チューリップ、かぐや姫、ふきのとう等はどちらかというと女性に支持されたグループであったような気がする。
その中でもオフコースは女性に圧倒的な支持を得ていた。
だから、あまり興味がなかったのだ。
「さよなら」「愛を止めないで」「Yes-No」「言葉にできない」
1980年前後でも名曲を生んでいるが、どうしてもオフコースにはハマってはいけなかった。
「チャラい」。
どこかでそんなイメージを抱いていたのだろう。
しかし、今回のインタビューを通して、そのイメージが一転した。
それはおそらくソロになってから変化したのだろう。
以前はどちらかというと、オフコースという集団の中で色々な思考の中で自分を押し殺してアーティス活動をしていたのがインタビューの中から読み取れた。
そこから解放されたソロ活動で自分を出すことを覚えた。
特に、自分とコンサートに来てくれたファンとの距離を縮めることによって見えて来た一人一人のファンの人間としての関わり。
「こんな表情をしていたんだ」
「こんなに喜んでくれるんだ」
自分がファンに近くづくことによって見えてきた自分とファンとの関係。
素の自分を見せることによってファンと一体となれる。
だから、失敗も恐れないし失敗を敢えて見せることも厭わない。
そのことによって、逆にファンも近づいてきてくれることを知ったという。
事故にあって一時休業を経たのち、コンサートに登場したのが会場を走り回りファンに近づくための花道をたくさん作ったのだという。
そこで69歳が全力で走り抜く。
こちらが心配してしまうほどの感動がそこには生まれるであろう。
そこまでしてでもファンに近づこうとするアーティスト精神。
先日、ちらっとイルカの45周年に参加した小田和正とは別の顔が今回垣間見ることができた。
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