部下との共有
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
リーダーが研修を受ける。
そこでの学びをどう活かすか。
即、実践することも大切である。
しかし同時に重要なのは、部下との共有である。
即、実践して結果が出る。それを数回繰り返し継続して、自分なりに成功失敗の体験をしていくと、学びという知識から、実践力という知恵に昇華していく。
その昇華した部分を部下と共有すること。
これが、リーダーが率いる組織の活性化を図る上で最大の効果となって、ブーメランのように自分に戻ってくるのである。
学んで実践して共有する。
それがリーダーであり、店長でありバイヤーのもう一つの役割となる。
そしてそれが組織力となっていくのである。
組織力とは、一人の学びが他の学びへと共有され、その一つの学びがより大きな輪となって広がり、学びの起点となったレベルを大きく超えて階段を上り始めていくこと。
これが組織力なのである。
そして、組織のリーダーは、この組織力を如何に高めていくかにリーダーシップを発揮して、部下一人一人の学びや知恵を組織全体に共有していく起点とならねばならない。
それが求心力なのである。
自ら学んだ情報や実践を常にリーダーと共有して、自らの学びを個人に留めずにリーダーを使って組織全体に拡大させていく。そこにリーダーとの信頼関係が構築され、リーダーの求心力となり、その絶対的に求心力を担保として、さらに部下は遠心力を働かせて外部に学ぶ場を求めて飛び出していく。
組織としての理想の姿ではないだろうか。
リーダーが公費で研修を受けるという意味は、リーダーだけの学びではないのである。
率いる組織全体の学びに昇華させるのが研修の目的となる。
よって、自らの学びと実践を通しての共有も重要と前述したが、もっと言うと、共有により、部下が自らのその学びを考え、自らの実践することで、リーダー以上の気付きと細部へのこだわりをもって行動する可能性を秘めている。
その可能性を引き出すことが目的である。
そして、その可能性から、成功への確率を高めていく事。それがリーダーの研修への参加の最終目的となろう。
最後は部下個人が自ら考え自ら行動する体質を組織に植え付けること。
そんな姿勢であらゆる研修に参加してほしいものである。
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