競合店

2020年10月24日 (土)

競合対策の前提2

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、「競合対策の前提」を記した。

   http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-939ce5.html

そして本日は、その続きとなる。

  競合対策。

昨日は、その対策として如何に絞り込んだ内容で、その部分を徹底して突くかという内容。

  競合対策を絞り込む。

その第一段階が、競合店の絞り込みである。

  第一競合をどの競合店と選定するか。

これは非常に重要な項目である。
この第一競合の選定がぶれてしまうと、前回も記載した「コストパフォーマンスの高い対策」を取れないということになってしまう。

  昨日の競合対策を絞り込む第一段階が競合店を絞り込むということ。

食品スーパーの基礎商圏となる半径2k以内の距離に位置する競合店はその立地によって異なるであろう。
GMSもあればリージョナルなスーパーもあろうし、ディスカウンターもいればドラッグ、コンビニその他数多の競合店と呼べる店舗が乱立している立地もあれば、そうでない立地もあるかもしれなし、地方に行けばまったく競合店と呼べる店舗が基礎商圏の中に存在しないエリアもあろうか。

但し、競合対策と称するならば、そのエリアには必ず数店舗の競合店が存在するし、そんなエリアだからこそ自店の業績を左右する競合店対策によって少しでも自店の業績を改善しなければならないという使命感もあるであろう。

  尚更、競合店を絞り込む必要がある。

競合店とは自店や自分自身にとってどのような存在であろうか。

  業績を左右する最大の要因。

という考え方もあろう。
更には、自分として企業として学ぶべき最大の見本という考え方もあろうし、身近な店長仲間として情報交換できる他企業という存在でもあろうか。

しかしあくまでも自店の業績を左右する存在としては、第一競合を最大の業績影響要因としての存在と位置付けるのが妥当であろうか。

  と考えると第一競合は一番近い競合店であることは間違いない。

自店の業績を左右する競合店は、いろいろなご意見はあるだろうが、これは間違いなく一番近い競合店である。
しかし、その競合店が以前から存在している店舗であれば、今更その存在を意識せずに新たに出店した競合店を最大の競合店としてその業績を下げた要因を洗い出し、その競合店の強み弱みから自店の対応を実践しようとする。

  それも一つの業績対策ではあろう。

しかし、直近で出店した競合店への対応よりもコストパフォーマンスの高い対策をすることの方が、より効果の高い実績を生むことを冷静に考えるべきであろう。

  そして競合店を一番近い店舗に絞り込むことのメリットとは。

それは色々とあろうか。

  近いからいつでも調査できる。
  近いから情報も集まりやすい。

そして最大のメリットは、近いからその店舗の店長とも繋がりやすいということであろうか。

  競合対策の第一段階は相手の懐に飛び込むことだ。

その始まりは、競合店の店長との情報交換。
相手も、こちらの情報を知りたいという関係はお互いに情報交換する条件が揃っているということ。

  そこから競合対策がスタートしなければならないであろう。



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2020年10月23日 (金)

競合対策の前提

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年初めからのコロナ禍。

  いろいろな課程を経て現在に至っている。

そしてこれからは本格的な風邪やインフルエンザのシーズン。

  体調には十分に気を付けたい時期となる。

とは言っても、ある程度のコロナに対する備えと心の準備、そして社会的にも経済活動の復興が模索される流れになってきており、我々業界もそろそろお隣の店舗や競合という競争意識が芽生えてきているのも確かである。

  競合対策。

今までも何度も競合対策に関してはこのブログでも載せてきたと思う。
ブログのカテゴリーにも「競合店」を設けて、その都度にいろいろな店舗のMR状況を載せたり、競合店に関しての記事を載せたりしてきた。

  競合対策の本質 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-1c81.html
  競合を考える  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-1ea2.html
  競合対策の具体化 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-a8b6.html

等々、競合対策というキーワードでブログ内を検索しても、相当数の記事がアップされるが、上記に示したものはある程度メインになる記事であろうか。

  競合対策。

最終的な目的は自店の業績改善。

  自店の業績を握る最たる要因は競合店の存在。

競合店が閉店すれば大きな客数増からの売上拡大に繋がるし、逆に競合店が新規に出店すればその逆となる。
よって、自店の業績を改善しようとすれば、自店の競合店への対策が一番効果の高い選択肢となることは間違いない。

  しかし競合店にばかり囚われていると本質が見えなくなってしまう。

自店の業績が落ちた部分はどこで、それは何に起因しているのかをしっかりと認識する必要がある。
その上で、その落ちた要因と競合店との関係がどのように因果関係として紐付けされているのか。

  それを認識した上で競合対策を打つ必要があろう。

競合対策を前提とする以前に、自店の業績改善という視点に立ち、いろいろな課題を素直に受け止め、そこから競合店という要因を正確に認識し、そこから対競合店に対する対応をより重要で効率の高い手段から優先的に手を打っていく必要があろう

競合店だけに集中してしまうと効率から外れた対応もしなければならなくなる。

  より効率の良い競合対策。

そこに着眼しなければ、効果の少ない対策をより労力をかけて延々に続けていくことになる。

  結果としてもっとコスパの高い対応へ手が回らなくなってしまうという現実。

そして結果的に、効果の少ない対策に疲弊してしまい、本末転倒という事態に陥ってしまうことになる。
要は、自店の業績対策において、競合店対策が一番効率の良い手段であり、その中でも一番効率よく競合対策を打って効果が現れる部分にある程度絞って、その絞った部分に対して徹底して突いていくということを実践しなければならない。

更には、決して競合店との対応には直接的には関係ないかもしれないが、お客様対策としてより効果的な業績改善策があるのであれば、それは競合対策の効果が少ない部分よりも優先して取り組まなければならない。

  それを見極めた上での競合対策が重要であろうか。

それは決して、商品面だけではないということを前提に考えていかねばならないであろう。





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2020年10月15日 (木)

競合売価

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


競合店調査。

  コロナ禍前では当たり前の市場調査。

しかし、コロナ禍以降はどちらかと言えば、価格以前に新型コロナの感染防止に対しての競合店での取り組みであったり営業時間の変更や販売方法の変更等を中心に競合店を調査していた経緯がある。

  更には敢えて競合店との競争に入り込まない割り切り。

敢えて価格で競争して、3密状態にお客様を巻き込むことへの不安。
そのようなものが前提としてあったが故に、ここ半年以上は競合店の売価に関しては意識して調査し合わせるという行為は店舗では慎んできた経緯である。

  しかし店舗運営部としての下期の取り組みとして再スタート。

というのも、年度初めの行為計画には盛り込まれていた内容であるが、ようやくコロナ禍から一歩進めてその段階に入ったということであろう。

  とは言ってもまずは競合売価から自店の位置づけを知るという段階。

各店の店長がそれぞれに自分が選定する競合店と、自分が選定する生鮮とグロサリーのあるカテゴリーに対しての、アイテム数やフェース数、そして売価をそれぞれに調査して比較するというものだ。

  まずは競合店の選定。

どの店舗を競合店として位置付けるか。
それにも、各店の店長の思惑があるであろう。

  自店の業績を大きく左右する競合店。

それが本来の競合店であることは間違いない。
そして、その競合店とは一番近い同業態の店舗であることも間違いない。

  どんなに小さくともどんなに大きくとも。

その店舗から多大な影響を受けていることは間違いない事である。
そしてそれは、今回の売価調査以前から、しっかりと入り込み相手の強み、弱み、そして強みのカテゴリーの売価やレイアウト、そして一日を通しての展開方法などはしっかりと調査済であろう。

  私は今回は「学ぶ」という側面も視野にいれて競合店を選定した。

よって、多少遠方となるが、それでも1.5k離れた競合店を選定した。
その店舗は、青果部門に強みを発揮する競合店である。

  食品スーパーらしくない店内レイアウト。

都内本拠であるが、都内のどの店舗のレイアウトにもない青果の強みを遺憾なく発揮した店舗である。

  “まるで独立した店舗のようだ”

よって、青果専門店がこのお店にだけテナントとして入っているのではないかと思わせる青果のレイアウトと展開、そして売価設定をしているのである。

  “一度しっかり調査してみたい”

そう思っていたお店である。

  今回は「ぶどう」と「カレー」を調査。

全ての商品は到底無理であるから、ぶどうとカレーを集中的に調査してみた。
そうすると意外な結果となって表れた。

  ぶどうは流石に負けている。
  しかしカレーは勝っている。

カレーに関しては、アイテム数、フェース数、そして売価も含めて凌駕しているのである。

  私自身があまりグロサリーに目を向けていないのも要因であるが(笑)。

生鮮意外にも、グロサリーでも上記のようなカテゴリー別の調査は必要であることを知ったのである。

  お店は一個の商品。

私がいつも部下に言っている言葉であるが、再度自分へむけた言葉として受け止めていきたいと思うのである。






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2020年10月 7日 (水)

戦友との会話

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


久しぶりに「戦友」と会った。

  かっての競合店店長。

かっての競合店と言っても、現在も同じ場所にその競合店は存在するのであるが、当方が出店した当時の店長であった方である。

  よってかれこれ5年に付き合いになろうか。

付き合いと言っても、店舗で会えば話をする程度であるが、彼とはなぜか気心が合い、店舗運営での価値観も同じであったから競合店の店長とは言えいろいろな情報交換をさせて頂いた。

  その方は現在小エリアの店長を統括する職にあるという。

私が久しぶりにその競合店に行った時に惣菜売場で会ったのである。

  この企業もM&Aにより買収された側の立場。

買収相手は外食産業。

  よって外食産業の手法が導入されているという。

要は徹底したチェーン化による単純作業の定着化。

  店長一人であとは全てパートさん達による店舗運営。

よって、出来る限りのアウトパックの導入による作業の効率化と低コストオペレーションの断行。
売上拡大という方向ではなく、最終利益の獲得という選択。

  おそらくその手法で外食チェーン店は店舗拡大してきたのであろう。

よって、従来の食品スーパーの勝ちパターンの600坪という選択を捨て、300坪で如何に多くの店舗をドミナンス化していくか。
これは大手の食品スーパーも模索し始めている店舗規模であり、大手スーパーからの視点からの300坪と、外食チェーン店からの視点での300坪での成功への道筋はかなり違ったものからスタートしているようである。

  かっての戦友もそこでの強み・弱みを十分に把握していた。

とは言え、現職にて企業方針を受けた現在の活動であり、その中にあってエリア統括を抜擢された訳であるから、その方針に沿った営業活動に如何に従来の経験を活かして競争力のある店舗を作り上げられるかが課題であるという。

  もはや食品スーパーの強みという価値観を変えなければならないのだろうか。

食品スーパーと外食チェーン店。

  ともにチェーン化により発展したきた経緯は同じ。

しかし、チェーン化を図りながらその存在の強みを探りながら現在に至っている。

  そしてともにお求めるのは300坪というパターン。

あくまでも生鮮主体にダウンサイズを図る食品スーパーと、チェーン化のノウハウを食品スーパーに当てはめ店舗数を増やしドミナンス化を図る外食チェーン。

  そこにドラッグストアの新たなモデルも出現してきている。

それは、あくまでも競合店との差別化というテーマの従来型の存在意義と差別化ではなく共存化という新たな存在意義とのぶつかり合いのような気もする。

  相手は特別に食品スーパーと張り合う気は無い。

共存がテーマであるから、競争という発想もないが、いつしか食品スーパーの足元を揺るがす存在になっていくことであろうか。

  ポジショニング。

改めて自社のポジショニングに対しての検討が必要な時期にきているのではないだろうか。





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2019年11月11日 (月)

ドラッグ対策

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ドラッグという競合店。

  業界的にはドラッグに翻弄されているようだ。

クスリだけではなく、菓子や飲料、そして酒までも豊富に品揃えをして食品スーパーの一部の売上を強烈な安さで奪い取っている。

  軽減税率8%据え置きにて更にお得感のある価格が魅力。

更に、今回の増税分を自社で飲み込み、増税でも売価的には8%据え置きにて販売しているドラッグストアもある。

  それがいつまで続けられるかであろうか。

そしてそれに翻弄される食品スーパーマーケット業界。

  自店の周囲を取り囲むようにドラッグストアが包囲する状況。

特にドラッグストアの出店面積は300坪程度で十分に商売が成り立つ為、そのような敷地は食品スーパーが出店する600坪程度と比較すると容易に出てくるのである。

  ますます出店が加速するドラッグ業界。

そして、それに対して我々スーパーマーケットはどう対応すべきであるのか。

  私はまさに今がタイムリーなタイミングだと思っている。

軽減税率による消費税の8%据え置きという今のタイミング。
増税から1ヶ月が経過し、ようやく見えてきたのは、お客様の内食化が思った以上に進んでいるということだ。

  内食化が進むということはどういうことか。

生鮮を有する小売業にお客様が流れるということである。

  要はワンストップショッピング性の高い小売りで買い物をするということ。

野菜や魚、肉類の品揃えのある小売りで生鮮、惣菜、ベーカリー、と同時に調味料を購入し、ついでに飲料やお酒、菓子等も購入するという買い回りが増加してくるということだ。

  思えばガソリンも増税になっているということ。

よって、ガソリンの消費も抑えたいと思うお客様が増加するということ。

  よって一つのお店で全て揃えたいという願望。

そのことによってワンストップショッピング性の高い食品スーパーで一度に内食に使用する食材を全て買い揃えて、ガソリン消費を抑えたいという発想の方が増えるということである。

  最近は夕方のお客様の増加が目立ってきている。

それは、働く主婦だけでなく単身者や独身者が外食から食品スーパーでの食材購入や弁当、ベーカリーのパン等の購入に来店される方が増加している。

  これはまさに内食化の表れであろう。

よって、このタイミングを逃してはならないということである。

そして10月以降は精肉の需要が異常なほど高まってきているのである。

  これも上記の仮説を物語るものであろう。

要は、より簡単により美味しく内食化を始めるのに肉類は初めやすい食材であるからだ。

  クックドゥやうちのごはん。

いずれも、肉類をベースにしたメニューがほとんどである。
これらをベースに簡単にうちでご飯を内食化して食する。

  そのためには生鮮を有する食品スーパーへの買い出し。

よって、我々食品スーパーはドラッグ対策というよりも、より生鮮の夕方の品揃えに力点を置くべきであろうか。

  そしてそれが口コミとなれば強みは更に不動のものとなろう。






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2019年5月 8日 (水)

競合店の出店と改装

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


長かったゴールデンウィークも終わった。

  終わってみればあっという間(笑)。

しかし、初の10連休でもあり、また元号の切り替え時期とも重なり、更には前半雨、後半晴天の天気にも大きく左右されたこのゴールデンウィーク。

  いろいろな要素が複雑に絡み合いながらの10連休。

何がどう影響して、このような結果となったのかが見えづらい期間ではなかったろうか。

  そして当方エリアでは競合店の出店とリニューアルが重なった。

一つは、数キロ先に出店した新規競合店。
二つは、その競合店の真ん中に位置する既存店のリニューアル。

  新規競合店は3店舗のスーパーがありながら、そのど真ん中への出店。
  既存店は青果の強い店舗が更に青果を強化してのリニューアル。

そして影響は?、と言えば、やはりより近い競合店のリニューアルであろうか。

  その為、何がどんな影響なのかが見えないGW商戦となった。

初めての10連休、元号の切り替え、天候の変化、そして競合店の出店やリニューアル。

  外部与件の多い今回のゴールデンウィーク商戦。

Facebookから入ってくる今回のゴールデンウィーク状況。

  なぜか、好調に推移した方が多いように思える。

しかし、実態はどうなのだろうか?。
私の知る連中は、「てっちゃん会」のメンバーばかりであるから、そんな連中は独自に自らのPDCAを回して独自に積極的に仕掛けてくる連中ばかり(笑)。

  よって、黙っていてもしでかす連中(笑)。

そんな連中の売場や仕掛け、そして結果を見ていると悪いわけが無いと思われる。

  しかし今回の10連休というGW商戦。

途中での「平成」から「令和」への切り替えも重なり、令和フィーバーとも思える動きも見られた。

  全般的に言えるのは、帰省エリアは好調、Uターンエリアはトントン。

そんな感じだろうか。

  よって、Uターンエリアは10連休明けからの普段に買い回り。

そんな流れになるのであろうか。

そして、前述した競合店の出店とリニューアル。

  特に新規出店エリアには4店舗が肩を並べての乱立状態。

こんなエリアはどこを探しても無いだろう。

  そして、そのエリアを今日仲間達とMRを予定している。

さて、メンバー達からはどんな評価が出てくるのだろうか。

  それもまた楽しみの一つである。

そのエリアに元々出店していた2店舗はリージョナルスーパー。
そして、昨年10月に出店した食品スーパーもリージョナルチェーンだが、敷地内にはホームセンターやドラッグも有する大型トッピングセンターとしてオープンさせた。

  業界でも有数の利益率を有するスーパーである。

更に今回出店したのもディスカウント業界トップクラスの企業。

  前述したリージョナルスーパーの間に「ショッピングセンター」と「ディカウントストア」。

流石に新規出店の上記2社に押された格好のリージョナルスーパーマーケットの2社。
現在のところは押され気味ではあるが、ここから先のゴールデンウィーク後の普段に戻ってからの競合関係が本来の姿であろうか。

  しかしこれは対岸の火事では無い。

いつどこでこのような競合関係が自店に降りかかってくるかわからない時代である。

  ますます競合との関係においての自店の自分の強みを磨いていけるかどうか。

自分の競合対策を磨き続けていくしないのである。










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2019年4月 8日 (月)

敵の得意分野

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


競合店との関係は進みこそあれ緩むことは決してない。

  万が一(笑)競合店が閉まってもまた新たにどこかが出店してくる。

そして、1k圏内に同業他社が必ず存在する時代でもある。
競合店とのお客様の奪い合いという関係は、今後ますます厳しさを増していくことであろう。

  同業者が4店舗横並びで営業するエリア。

間も無く、自店からわずか6k程度離れた立地にそんなエリアが出現する。

  昨年10月にこのエリアに3店舗並び立つ競合店が出店。
  そして今年の4月後半には4店舗並び立つエリアとなる。

先日、そのエリアで昔から営業を続ける店舗が改装しリニューアルオープンをした。

  店内レイアウトの精肉部分を大きく変更した。

それは、明らかに新規出店した競合店の弱みを突いたレイアウトの変更であった。

  精肉に弱みを持つ企業。

今時、そんな食品スーパーが存在するかというと、精肉部門ほど10年前からの品揃えで進化している部門はないであろう。

  以前はアウトパックでも十分に集客できたであろう部門。

しかし今や精肉における食生活は大きく進化し、ステーキの美味しい焼き方だけを特集とした雑誌が発売されているほどに、家庭でのステーキが普段の暮らしに当たり前の時代となってきているのである。

  外食からのヒントでお客様の食生活が変わる。

それに乗じて精肉部門のステーキ売場の充実。
そして、それを支えるのはインストアカットという強みであろうか。

  相変わらず「小間肉」は基本中の基本。

しかし、20年前までは小間肉をしっかり品揃えしていれば、概ねの平日の売り上げは稼げたのだが、今や平日から厚切りステーキを食する男性が急増している時代でもある。

  それも時代の変化であり更に変化していくのかもしれない。

しかし、ステーキの品揃えで負けたら今は後塵を浴びる時代。

  先手を打って既存店が競合店相手に差別化を図る。

そんなリニューアルである。

  このリニューアルでこの3店舗の集客力が変わったように思える。

これは、競合店の弱みを突いた戦術であろう。
逆に、競合店の強みを叩く戦術も効果がある。

  競合店が強みとする部分に切り込む戦略。

それは、そのエリアで競合店が一人勝ちしている部門やカテゴリーに対して、自社の総力をあげて切り込んでいく戦術である。

  今まで競合店の一人勝ち。

この関係は、ちょっとでも切り崩せば大きなチャンスが転がり込んでくるという構図でもある。

  私は今それを実行しているのだが、確実に効果が現れる。

もはや地域のお客様の情報を得て、的をえた品揃えや価格訴求をするという業績対策から、競合店に応じて如何に個店の競合店を対象に、この競合店からはどの部分でお客様を奪い、こちらの競合店からは違うどの部分でお客様を奪うという手法の積み重ねの方が明らかに客数増を図ることができる時代であると言える。

そうすると、一人勝ちしている競合店からは、多少距離のある第二競合、第三競合であるともそれなりの効果が現れるということだ。

  一人勝ちとは「あの部門ならあそこのお店」という絶対的な信頼関係。

その関係を切り崩すことで、近隣のお客様が遠方に出向く必要がなくなるということであるから、効果は覿面(テキメン)である。

そんな一歩一歩を如何に歩んでいくか。

  昭和という時代は、頭数の時代。
  平成という時代は、シェアの時代。

そして令和という時代は奪い合いの時代というべきか。







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2019年1月27日 (日)

他社との懇親会から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

しかし、ネタ切れ(汗)。

よって、先日競合関係にある企業との新年会に関して記載いたします。

  お互いに行き交う競合店。

知った中での数人同士の参加。

とは言っても、普段から顔を合わせる知った仲。
特に緊張感もなく、普段の会話から始まった。

  やはりお互いにお互いの業績は一番気になるところだ。

自店の業績が悪いが、オタクはどう?。
自店の業績が良いが、オタクもいいの?。

  やはりここが一番気になる話題であろうか(笑)。

その比較において、自店の業績がすこぶる悪いのか、比較的良い方なのか、それとも一人勝ち状態なのか。

  ここはまず持って押さえておきたいところであろうか。

そして次に来るのが、別の企業の数値であったり売場であったりの話題。

  「あの店舗は最近お客様が入っているよ」
  「あのエリアはどの店舗が一人勝ちだよ」
  「あの新店は最近お客様が減少してきた」
  「あの店舗のリニューアルは意味ないな」

等々、競合他店舗の話題でも盛り上がる。
そして次の新店の話題だろうか。

  「オタクは次にどこに出店するの?。」
  「ウチのあのエリアは諦めた見たい。」
  「あのエリアにまた競合が出るの?。」

等々、今後出店予定の競合の新規出店の話題。

  初耳の情報も多々ある。

これだけでもこのような情報交換会は有意義であろうか。

  そしてこのような場を設けて意外な部分も見えてくる。

競合店の相手の方の人間的な臭さ(笑)。

  競合店の店長としての仕事上の認識。

その認識が、アルコールが入ると見えてくるものがある。

  意外に下ネタ好き。
  意外に酒が大好き。
  意外な趣味に驚き。

今回の驚きは、私と同年代の店長がLINEの絵文字を自作で活用しているとい話題があった。

  “えっ!、そんな特技があったの(笑)”

全然似合わないような風貌の方がLINEの絵文字を自分で作って使っているらしい。

  それを自慢げに周囲の店長仲間に見せびらかすのである。

これには驚いた。
まさか、私が使っていないアプリのそれも絵文字を自分で作成し、それで儲けようかと本気で考えていると言う事実。

  そんな会話になると、自分も遅れてはおれぬと言う心境になる(笑)。

そんな会話の延長から、今年の中でもキャッシュレス化への話題へ。

  キャッシュレス。

スーパーに来店されるお客様はどちらかと言うと中高年の方が多い。

  主婦で料理の材料の購入が主目的。

よって、特に50歳以上の方は現金払いが主となる。
しかし、消費増税に伴うキャッシュレス決済での増税分のポイント還元。

  このことによってスーパーでの決済が大きく変化するだろうとの話題。

そして、自分の高齢の親にキャッシュレスを勧めるかと言う話題となった。

  クレジットカードを持たない私は当然否定派である。

自分が持たないのに自分の親に進められるか。

  ちなみに私の実の親はどちらもこの世に存在していないが。

それでも親が実在していたとしても勧めないだろう。

  いや、親の人間性にも依るだろうか。

私が勧める以前にもうすでにカードを持っていたり、そのカードの利便性を知り尽くして使い倒していたり(笑)。

  そうなると私の出番など無い。

逆に親からカードについての優位性を教わる立場である。

  いろいろな情報が集まる懇親会であった。



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2019年1月24日 (木)

他社MR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店長として店舗運営をしていると、色々な方が訪ねてくる。

  自社のトップからスタッフ陣。
  競合各社の店長やスタッフ陣。
  業界の取引先や関連会社等々。

顔見知りの場合はそこで挨拶を交わし世間話等もあるだろう。
顔見知りで無くても名刺交換してそこで知り合いになる場合もある。
てっちゃん会のメンバーであれば、更に突っ込んだ話で盛り上がる(笑)。

  大方の業界関係者と思しき方々は礼儀正しく店内を視察される。

しかし稀にではあるが、お客様駐車場の一番近いところに駐車し、数人でポケットに手を突っ込みながら来店し、ヘラヘラ笑いながら商品を片手にとって見ては捨てるように売場に投げていく輩(やから)もいる。

  “塩でも撒いてやろうか!”

口には出さないが、そうやって追い返してやりたいような輩もいる。

  他店をMRするときのマナー。

別にそんなものは決まってもいないし、ルールとしても明確に定義されているものでもない。

  競合店へのMR。

自社と違い競合店は何の利害関係の無い店舗もあれば大いに利害が関係する店舗もあろう。

  利害が生まれる店舗ほど顔見知りが多いためマナーを守る。

問題は何の利害も生まれない企業店舗のMR時であろうか。

  先日も顔も知らないスーツ姿の男二人が店内に入ってきた。

たまたま私がエンドの手直しをしていたところにそんな男二人が現れた。

  「いらっしゃいませーーー。」

大きな声で彼らに声を掛けて振り向きながら目で追った。

  一瞬ポケットから手を抜いて笑顔で挨拶してきた。

“初めからそういう態度で入店してこい!”

  心の中でそう思った(笑)。

おそらく、店舗運営部か商品本部の上司と部下との関係であろう。
その二人の男性は共にポケットに手を突っ込んだまま、そのまま店内を話しながら一周して店外へ出て行った。

  せいぜい5分程度の店内のチェックだったであろうか。

店内を歩いているときに、こちらから名刺を差し出して挨拶しようとも思ったが、ヤメタ。

  “挨拶するほどの連中でもないな”

そう思ったからだ。

  以前の私なら間違いなくそんな連中ほど名刺を差し出した。

“二度とこの店に来るんじゃねぇ〜ぞ!”

  そんな意味合いも込めての名刺交換(笑)。

しかし今は極力名刺を差し出すということは無い。

  逆に名刺を交換したいと思える方の方が多い。

しっかり店内を視察し、単品チェックをして歩く業界関係者。

  “この人とは顔見知りになっておきたい”

そう思える方とだけ名刺を交換することにしている。

  “色々と詮索されたく無い”

そんな意識からであろうか。

  いい意味で相手が名刺を差し出してくれる行動。

そんな自分の振る舞いを意識したいものである。






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2018年10月 5日 (金)

競合出店に際して

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前からもこのブログで記してきた競合店。

  先日、新たな競合店が出店した。

直線距離で約6k。

  影響があると言えばあるし無いと言えば無い。

そんな微妙な距離ではあるが、やはり当初はその影響を見ておくべきであろう。

  競合対策。

至近距離の競合店が出店するということであれば、事前の改装や売場リフォーム、更に当日の対策チラシや価格合わせ等が頭に浮かぶであろう。

  その後の熾烈な価格競争や欠品対策が当面の課題か。

しかし、数値面から見れば、競合店が出店当初は売上面や客数面で必ず影響が出る。

  一度は行ってみたい。

それが至近距離ともなれば当然のお客様の思考であろう。

  近ければ近いほど客数や売上に大きな影響が出てくる。

これはどうしたって避けられない事実である。

私は競合開店日から最初の日曜日までは、売上対策よりも在庫対策が当面の課題だと思っている。

  売上が落ちたら在庫が増える。

売上を維持しようと思っても当面は競合店の影響を受け、客数は減少し買い周りの影響で点数も減少し売上が下がる。

  これはもう避けられな事実である。

“競合店の影響を最小限に食い止めたい”

  その気持ちはわかるが現実は在庫過多になるのは自明の理。

競合店が出店する以前には影響を最小限に食いとめるべく、品切れ防止、鮮度強化、品揃え拡大等を改装やその他のきっかけろ利用して実施するが、実際に競合店が出店する場面では、「在庫対策」が当面の競合対策だと思っている。

  自店での予防と本部の協力。

受け身と言われようが、そこで一番大切なのは、売場の鮮度劣化である。

  競合対策の初期段階は鮮度維持である。

それは、お客様が一度は行って見たいと考えている最初の日曜日まで。

  そこまでは必死になって鮮度維持をメインの対策とする。

攻め時は最初の日曜日を過ぎた段階から。

  一度は行って見たいという願望を果たした段階。

競合店のお店の存在と価値を見て、お客様が再びどちらのお店をメインに使い分けるかを考慮する段階。

  この時点でお客様は生鮮の鮮度を見比べる。

どちらが、安心して買い物ができるメインのスーパーであるか。

  この選択に入った段階からが勝負であろう。

それが、初めての日曜日を経た段階である。

  ここからは満を持して鮮度を維持しながら価格を出していく。

そんな競合店がいよいよ出店だ。








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