心のあるべき姿

2023年8月19日 (土)

整理整頓

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日のNHKヒューマニエンス。

  「整理整頓」がテーマ。

整理整頓は、我々業界にも馴染みの深いテーマである。

  が、なぜ整理整頓なのか?。

ヒューマニエンスでは、従来身体内部の機能についての深掘りをしてきた番組である。

  “整理整頓は心理的な問題では?”

と思えるのであるが、今回はこの「整理整頓」をテーマとしていた。

  整理しよう、片付けよう、綺麗にしよう。

全ては、人間の意識からそう思い、そして体で実行する。

  そこには脳の機能が大きく関わるという。

脳が、言葉を利用して分類をし、自分で分かりやすく整理して保存する。

  人間は脳にいろいろなものが記憶されていく。

そして大方は忘れ去られていくのであるが、記憶に残っていることも多い。それはおそらく強烈なインパクトを持ってその時に体験し、感動し、忘れられない思い出となって脳内に記憶されているものがある。

しかし、そのような感情的な思い出はいいとして、重要なのはその記憶を言葉で分類して脳内に保存しているから、重要な場面でそのワードに紐づけされた記憶が蘇り、我々の行動に繋がることが大切なのである。

  物の整理と記憶の整理。

この両方が、今回の整理整頓のテーマであった。

  想えば我々のバックヤードの整理整頓はどうであろうか(笑)。

表面上の見える部分の整理整頓は意外に実践しやすい。

  皆が同じ言葉で整理された空間。

そして必要なものとそうでないものの整理される場所が、常に一定に管理されているバックヤードは作業効率も高い。

  しかしそうでないバックヤードも見受けられる。

“このバックヤードでは作業効率が悪いだろうなぁ~”

  そんなバックヤードもたまに見受けられる。

しかし、一番難しいのは、見えない保管庫の整理整頓ではないだろうか。

  見えない。行かない。豊富な空間。

これが、保管庫や備品庫と言われる場所がなかなか整理されない要因ではないだろうか。

  特に豊富な空間があると整理しないで置いてしまう。

それは、仕事でもプライベートでも同様であろう。

  そして「捨てる」という勇気。

この「勇気」を自分の意識で持てるかどうかで整理整頓のレベルが変わってくると思われる。しかしそれに紐づけられる「思い出」がそれを邪魔する(笑)。

  この備品はXmasに大活躍したなぁ。
  この媒体でひなまつりに売ったなぁ。
  この木箱はいつかまた活用できるな。

と、いろいろな思い出が整理して捨てるという行為を鈍らせてしまう。

  大切なのはその言葉が記憶を戻して活用すればいいのだが。

当然我々の世界には5Sという整理整頓の定義がある。

 1・整理:不要なものを処分する
 2・整頓:必要なものを使いやすい場所に置く
 3・清掃:きれいに掃除して点検を行う
 4・清潔:清潔な状態を維持する
 4・しつけ:4つの「S」を習慣づける

やはり一番初めは「捨てる」「処分する」である。

  自分の思い出を捨てること。

それを思い出として自分の記憶に保存するという割り切りが必要なのだろうなぁ。






株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業9月号が発売されました。
20239   
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(9月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
  
  52週MDマネジメント(9月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(8月編)ダイジェストの視聴はこちら


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。






| | コメント (4)

2023年7月27日 (木)

40年ぶりの再会

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


私のホームページのプロフィール

  こちらをどうぞ

ここで学生時代の履歴も記載されている。

  漕艇部(そうていぶ)。

漕艇部と表示すると分かりにくいが、要はボート部である。

  学生時代の4年間をボート部で過ごしたのである。

卒業も数年間は、いろいろなイベント、特に同学年で集まっての飲み会等にも参加してきたが、どうしても小売業界である。

  週末での会合等にはほぼ不参加だった。

あれから40数年。

  コンサルに転向して週末の休日が可能となった。

そんなある日、同期のメンバーから電話があり、同期を中心にしたメンバーと今呑んでいるという。いずれFacetimeで画面を通しての会話となった。

  “こいつだれだ?”

そんな印象でFacetimeをみていたのだが、それじゃぁ~ということで、東京に来れる日を尋ねられ、数日候補を挙げた。

  そんなこんなで40年ぶりに10数名が集まってのOB会。

40数年ぶりだから、当然に当時の風貌と現在とでは大いに変貌しており、リアルに会った時に名前が出てこないのも失礼(笑)だからと、当日会合するメンバーの名前をチェックしての参加であった。

そして当日の集合時間。皆の顔をみて私は絶句した。

  当時の風貌と変わらぬ現在の雰囲気。

誰もが、当時の風貌を残したまま、多少髪の毛が薄くなったり、多少の顔の皺(しわ)が加わったりはしていたが、当時抱いていたそのメンバーのイメージは全く変わっていなかったのである。

  酒を飲むときの癖。
  話を聞く時の態度。
  話す時の鋭い眼光。
  会話の独特の抑揚。

そして、意外に当時と全く異ならない体型にも感嘆した。

  “当時の体型維持してるじゃん‼”

体型も当時の合宿をしている時の体型が維持されているのである。

  “未だに何か運動しているのかぁ~”

私なんかは、高校時代の野球と大学時代の漕艇からはほぼほぼ遠ざかっている為、最近は腹の出っ張りが気になるお年頃となってしまったのであるが、彼らは未だに現役然とした体形なのである。

  そして酒が進むごとに当時の昔話に花が咲く。

とても40年ぶりの再会とは思えないほどに、当時の思い出が際限なく飛び出してくるのである。

  「てっちゃん、おまえ六本木で大変だったんだから(笑)」

自分では全く記憶に無い当時の出来事が他人から教えられたりするのである。

  40年前。

今では考えられない破天荒な行為が当たり前に出来た時代だったんだなぁ~、と今更ながらに思うのである。

  大企業の取締役以上の幹部も数人存在していた。

しかし、そんな現在の役職など全く関係なく、皆が当時の同じ夢を追い求めていた時代の戻り、懐かしさと同時に皆の当時と変わらぬ風貌と体型、そして夢を追い求める姿勢に新たなパワーを頂いて解散となったのである。


  



株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業8月号が発売されました。
20238_20230703142001  
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(8月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
  
  52週MDマネジメント(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(7月編)ダイジェストの視聴はこちら


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。




| | コメント (4)

2023年7月17日 (月)

正論には棘(トゲ)がある

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


正論を語る。

  そんな場面は数多いかもしれない。

今までの常識であったり、この業界の通説であったり、業界が確立してきた基本であったり。

  そんな当たり前のことを語る時がある。

そんな時、皆さんはどのように語っているのか?。

  堂々と背筋を伸ばして。
  相手の目を見て大声で。
  重箱の隅をつつく様に。
  懇々と追い詰める様に。

正論とは上記のように常識でもあり業界の基本でもある場合が多い。

  出来て当たり前。

そのようなものであるし、そこが出来てようやく次へのステップとなるものでもある。

  だからどうしても上司は部下にそのような態度で接してしまう。

しかし、部下や現場にとってもそれは常識であるから、出来て当たり前と思ってはいる。

  しかし現実出来ていない。

そこに隠された理由がある。まずはその理由をお互いに共有することから始めなければならない。

  懇々と相手を鋭い目線で追い詰めても何も生まれない。

生まれるのは、懇々と追い詰められた部下の怒りだけである(笑)。

  しかしその怒りという感情も合わせて部下にぶつけてしまうのである。

そうなったら最後、上司と部下は怒りの感情を燃やし始めるのである。だから、正論を語る時は注意が必要なのである。

  正論ほど冷静に簡潔に。

正論を口にするときは「感情」を絶対に封印しなければならない。

  それでなくても「正論には棘」があるのである。

だからこそ、その棘を見せてはいけないのである。

  そしてそれは部下から上司への意見の場合も同様であろう。

正論が現場で実践されていないのには、大きな理由が必ず隠されているのである。

  まずはその理由は感情抜きに共有すること。

だからこそ、上司と部下の信頼関係が築かれていくのである。そうやって上司と部下の信頼関係、現場と本部の信頼関係は構築されていく。

  逆に言うと正論を通して信頼を構築出来るのである。

上司と部下、本部と現場、これからも切羽詰まったギリギリの攻防のような意見のやり取りが生まれるであろう。

  そこで正論をどう活かしていけるのか。

これもリーダーの腕の見せ所であろうか。





株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業8月号が発売されました。
20238_20230703142001  
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(7月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  
52週MDマネジメント(7月編)ダイジェストの視聴はこちら
  
52週MDマネジメント(6月編)ダイジェストの視聴はこちら


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。








| | コメント (6)

2023年7月 8日 (土)

社長交代

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


企業の親会社の変更。

  いわゆるM&Aによる企業買収。

これによって、社長が交代した途端に店舗内の売場作りや品揃えがガラッと変わってしまうのは通例であろうか。

  成功する場合もあれば客離れの原因となることもある。

なんとも難しいことではあろうが、多くの場合は、従来からのリピーターや古い顧客を失う要因となっていることは間違いないであろう。

そのような現象が各地で頻発しているらしい。

  中小が大手GMSに買収される。
  中小がドラッグに買収される。
  中小が地域SMに買収される。
  中小が外食産業に買収される。

看板がかわり、内装が変わり、更には売場や品揃えがガラッと変わってしまう。
いろいろな形態で企業買収が生まれ、そして従来からのその企業の独特の存在感が抹消されていく。

  先日もそのような現象を目のあたりにした。

地域の食品スーパーとして成長し、価格訴求型のSMとして知名度を上げ、更に高質タイプの店舗運営を目指して独特の存在価値を維持していたSMが、社長交代とともにガラッと店内のイメージを変えて改装を推進しているようだ。

  完全に従来のイメージを一新しようとしているのが明らか。

また別のエリアでも、大手GMS傘下に入り、従来の地域密着型の店舗スタイルを一新して、完全な大手GMS側のマネジメントの管理下に置かれた店舗運営に変わってしまった。

  そのエリアに毎年一度訪れた時に立ち寄るお店であった。

そこは地域性の高い品揃えが特徴的で、更にその地域性を活かした惣菜の品揃えが独特であり、毎回お土産として立ち寄り、珍しい商品を購入して帰ったものである。

  しかしここ数年で大手の買収された。

ドラッグに買収されて、かっての独特な品揃えが無くなったお店もある。そのお店は酒の品揃えに関しては間違いなく地域一番を誇っていた。だから、そこでの日本酒の買い物は楽しみの一つでもあったが、ドラッグ買収後は何の魅力も無くなってしまった。

  “ここまで変えるかぁ~”

従来からそのお店を知る人間にとってみると、そう感嘆してしまうような激変ぶりである。

  そしてそこに一番の不満を持つのが周辺顧客であろう。

しかし逆に言いうと、その拘りが仇となったという見方もあろうだろうか。

  拘れば拘るほど利益が食われていく。

その相反する関係をどうトレードオンの関係に転換できるか、それが中小が直面する課題ではないだろうか。

  逆に言えば自社の強みを利益に転換する術。

これをどう磨いていけるのか。それが当面の中小の課題ではないかと思うのである。

  顧客の喜ぶから自社の強みと判断する。

その強みに惹かれて顧客はリピーターとなっていくのである。しかし意外にその強みが利益を生んでいるとは限らない。

  意外に無償のサービスに陥っている可能性すらある。

そこをもう一度見直してみる必要はあるだろう。本当に自社や自店の強みと認識している部分は、利益頭になっているのかという確認。

  一般に自店の強みで利益を獲得する。

それが一般的な利益獲得の常識であるが、中小ほど自社が認識している強みが利益に転換されていないケースがままあるのではないだろうか。

  利益とは独自性や差別性があって初めて獲得できる領域。

しかし、意外に企業トップは、強みと評価されているだけで満足しているのかもしれない。






株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業8月号が発売されました。
20238_20230703142001  
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(7月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  
52週MDマネジメント(7月編)ダイジェストの視聴はこちら
  
52週MDマネジメント(6月編)ダイジェストの視聴はこちら


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。






| | コメント (6)

2023年7月 6日 (木)

友情を科学する

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


NHKのヒューマニエンス。

  人間の体内を解明するサイエンス番組。

先日のヒューマニエンスは「友情」を取り上げていた。

  その後に先週の「鉄」が放映(笑)。

“科学的視点で友情を捉えられるの?”

  そんな疑問はあった。

友情とはあくまでも心の持ちようであって、人体の科学的な洞察によって解明できるのかという疑問である。

  皆さんは“友情”とは?

と問われたらなんと答えますか(笑)。

  “今更そういわれても・・・ 。”

そうなってしまうのではないだろうか。今更友情と問われても、

  「友達との関係?」
  「長い付き合いの友人との関係?」
  「昔の部活仲間との長い友人関係?」

その程度でしか、認識していなかったワードではないだろうか。それでは、友情を分解して考察してみようか(笑)。

  友 ~ 友達、個人的な付き合い。
  情 ~ 情け、感情的な付き合い。

漢字を分解すれば、このようになろうか。やはり情の入った友人関係である。

  情が入るとは?。

さて、ここからがヒューマニエンスの出番であった。

  同じ動作をし続けた人間同士の関係。

それが科学的根拠のよって、証明されているようだ。

  同じ動作をし続けた運動部での関係。
  同じ目的を持ち続けた人同士の関係。

例えば、かって運動部に属した私は、高校時代の野球部内での仲間との関係もあったし、大学時代のボート部内での仲間との関係もあった。

  しかしボート部時代の仲間の方が圧倒的に仲間意識は強い。

おそらく、ここから運動以外の飲み会や合コンといった別の付き合いも含まれてきたからかもしれない。

  また自分の強い意志で入部したという経緯もあろうか。

長年の野球というスポーツから、心機一転自分でボートに挑戦しようとした意志による友人関係もあったであろう。高校野球部時代は、どちらかというと監督という絶対的な存在からの指示や指導による部活の運営であったが、ボート部時代は監督やコーチは存在しなかった。

  全ては自分達のみで練習メニューを組んでいた。

そんな自立的で、対等な関係が後々に友人、友情という意識が芽生えたのかもしれない。

  更に同じ目標、夢を強烈に抱いていた時代。

だからこそ、同じ目標に向かって、同じ練習メニューをこなし、更にはボートという特性からの同じ動作をクルーを組むメンバーと繰り返し練習を積み重ねたという事実が、友情という強い意識を作り上げたのかもしれない。

  同じ目標や夢を共有している仲間。

そういう意味では、本日から開催されるてっちゃん会25幕に集う仲間も、友情という言い方で繋がっている仲間であると言える。

  それぞれが別の企業に属するメンバー同士。

しかし、いつしか繋がり、会合し、そして同じ夢を持つ業界の仲間であることを知ると、会合するたびに仲間意識が強まっていく。

  同じ夢を持つ人間。

そして更に言えば、自分とは異なった視点を持ちながら、同じ夢を追い続ける仲間、とでも表現できるであろうか。

  そしてまた新たな発見を楽しみに参加したいものである。






株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業7月号が発売されました。
20237
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(7月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  
52週MDマネジメント(7月編)ダイジェストの視聴はこちら
  
52週MDマネジメント(6月編)ダイジェストの視聴はこちら


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。







| | コメント (4)

2023年6月19日 (月)

戻るかかっての平常へ

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


コロナ感染患者が緩やかに増加しているという。

  しかし街を見るとノーマスクが戻りつつある。

電車の中はそうでもないが、街や買い物、外食をする方々の姿はノーマスクで街を行きかう人々が日に日に増加しているのがはっきりとわかるようになってきた。

  いい事ではないか。

コロナ感染症が第5類に移行したということは、積極的にかっての姿に戻していく必要があろう。

  とは言っても我々業界は一歩遅れ気味に推移しているようだが。

これも当然と言えば当然であろう。なんと言っても我々業界はリアルに人と接する機会が全ての業界であるから。
もっとも、今年のWBCでの海外の様子や、欧米からの渡航者を見ていると、マスクをしている人など皆無である。

  如何に日本だけが旧態然としての姿であるかがわかる。

これは、コンサルに入る企業の姿をみてもそのような空気を感じることが出来るのである。

  幹部の方がマスクを外す機会が多くなってきたように思うのである。

かってはびっちりマスクを装着して会話をする態度を崩さなかった。これも当然であるが、最近は少しずつではあるが、マスクを顎にかけて会話をする姿が見られるようになってきた。

  暑い・息苦しい・聞こえずらい。

そのようなことも重なって、そのような姿になってきているのであろうとおもう。

  やはり体調がよければマスクの装着は違和感があり過ぎる。

そうやって少しずつ私の行動範囲において、ノーマスクとまではいかないが、セミナーで講義をする場面ではノーマスクでしっかりと伝えることを優先にプレゼンをするような機会が増えてきたのである。

  思えばコンサルに転身したときからこのような環境であった。

提携先の企業での会話、セミナー、講義、全てマスク着用でコンサルに入っていた。

  その結果としてzoomミーティングやウェビナーを習得した。

そして、現在ではYouTubeなるものにも手を出し、研修で講義をした内容をzoomで録画して、後日研修先で復習の視聴を促しているのである。

  怪我の功名?。

かもしれない。しかしコンサル先の企業や参加した現場の幹部、店長、チーフからは好評である。何度も視聴して復習が出来るのである。また、多忙にて参加出来なかった方においても、動画ではあるが研修を受けることが可能ということが非常に嬉しいことではないだろうか。

  またリアル参加出来ない現場の担当者やパートさんまで同じ話が聞けるのである。

末端まで視聴して学んでいる企業は、やはり結果も大いについてきているのが嬉しい限りではある。

  また最近では歌謡曲や演歌でも酒場での再開を祝う歌が発売されている。

先日は、私の好きな坂本冬美が「再会酒場」なる新曲を発売したとのこと。曲を聴いて見るとやはりこのコロナ禍で再会が思うように果たせなかった仲間と、本当に久しぶりの再会を果たせたという歌である。

  聞いていても染みてくる詩。

そんなありふれた風景が、再び訪れようとしている。






株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業7月号が発売されました。
20237
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメント(6月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(5月編)ダイジェストの視聴はこちら


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。






| | コメント (4)

2023年6月 1日 (木)

スピードの根源

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


人間にとってのスピード。

  生きていく上でも非常に重要な要素であろう。

もともとは、動物としての獲物を捕らえるスピードであり、逆に敵から逃げるスピードも重要だったはずだ。

  生きるか死ぬかの瀬戸際でのスピード。

人間として他の動物との進化の差が明確となり、動物間でのスピード競争の時代から、人間同士のスピード競争の時代へと移り、いつしかそれが結果を出すスピード競争の時代へと移り変わっていった。

  生きるか死ぬかから結果を出すすピード感へと変遷。

今の時代は、決してスピードが生死を分ける時代ではない。

  が、・・・ 。

企業の生死という視点でみると、以前としてスピードという意味が持つ重要性には変わりはないのではないだろうか。

  人間個人は死なないが企業が死を迎えるという結末。

そこには、スピードを以って変化への対応という行動を起こしたかどうかが関わってくるのである。

  行動が早かったことによってチャンスを掴むことが出来た。
  逆に行動が遅かったことによりピンチが拡大してしまった。

現代は、皆さんが思っている以上に競争環境が激化している時代である。

  どの企業も変化への対応を競い合っている時代なのだ。

だから、単なる環境の変化に対応するだけのスピードでは、敵対する競合とのスピード勝負で勝てない。なぜなら、競合の存在自体がチャンスを掴むスピードも、ピンチから逃れるスピードにもより一層のスピードが求められ、そこから脱落している組織が多くなってきているということである。

  そしてそれは一人一人の個人のスピードをも求められる時代なのである。

企業のスピード、変化対応のスピード、チャンスを掴み取るスピード、ピンチから逃れるスピード、いずれも個人個人の行動のスピードがもたらすものであるからだ。

それでは、個人のスピードを決定する要因とは何か。

  それは素直さである。

素直な態度と精神が、変化を受け入れるスピードと行動するスピードを生むのである。

  時にそれを経験が後押しし
  時にそれを経験が邪魔する

難しいものである(笑)。しかし一つ言えることがある。

  素直に現実を見る姿勢だけがスピードに繋がると。

過去の経験からの成功事例にすがり、そのことだけで成功を掴んできた人間は残念ながら、新たな環境における勝ちパターンやチャンスを掴もうとするスピード感のある行動は出来ないし、常に勝ちパターンを追い求めたきた人間だけが、素直に新たな環境におけるチャンスの在りどころを探るアンテナを張ることが出来るのである。

  そのアンテナに掛かった情報をスピードを以って引き寄せるかどうかである。

それは普段からのアンテナの張り方によって鍛えられていくものである。

  明日の天気は?。
  今後の相場は?。
  52週の変化は?。
  競合の進化は?。

いろいろなアンテナを張り、そしてそこに掛かった情報への対応スピード。

  そのようなアンテナがスピードをもたらしてくれるのである。







株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業6月号が発売されました。
20236
当方の執筆は以下の通りです。

1.「生産性を高める 作業割当表の活用法」

2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメント(6月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(5月編)ダイジェストの視聴はこちら


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。




| | コメント (4)

2023年5月20日 (土)

他人の成功事例

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


他人の成功体験。

  どうしても他人事として捉えてしまうものである(笑)。

しかし、組織内では他人事として受け止める企業もあれば、自分事として捉える企業もある。

  こんなところにも企業色が大いに現れるものである。

それは何故か。

  成功とは個人の特性が現れるからである。

我々の業界は、個人の売る楽しさや売れる喜びという人間本来有する本能が大きく左右する業界でもある。

  全社で取り組むこと以外は個人企業と同じ感度。

だから、企業によってはそれぞれの個人の感度で販売計画が立案され、計画数量が発注され、そして個人の感性で売場が作られていく。

  そしてその結果が直ぐに表れる。

だからこそ、個人の感度が大きく反応するのであろう。そしてその成功体験が次の成功を生む。当然に多くの失敗も体験しながらその微調整によって次への成功を生むのである。

  それを素直に学ぶと同じ失敗をする可能性が存在する。

そして同じ失敗をした段階で、他人の成功事例は拡散せずに、その個人だけの成功体験として日の目を見ずに埋もれていくのである。

  なんともったいないことであろうか。

しかし、他人の成功体験を拡散させることが企業のDNAになっている企業は、そんなことは当然として、他人や他店の成功事例をどんどん拡散させている企業もある。

  他人の成功事例を本人が成功するまで継続させる。

それは、成功した他人ですら、失敗の連続から掴んだ成功であるから、別の他人とて同じ失敗を繰り返しながら一番初めに成功した人間と同じ道を歩んで成功していく過程を学ぶことを知るのである。

  大きな成功ほどそのような構図であることも知るのである。

しかし、ある成功事例を拡散させようとする目利きも大切ではある。成功事例とは言え、外部与件の大きさからの成功要因であるならば、そこは検討の余地があるだろうし、それを見極める人間の存在も重要となる。

  その役割を誰が演じるか。

それによっても、成功事例の拡散密度が異なってくるのである。

  しかし一度そのような事例が出来上がると大きな強みとなる。

何と言っても、社内での情報交換やコミュニケーションが活発となる。そして同時に成功体験を拡散された本人のモチベーションが爆上がりとなろう。

  “俺の事例が全社に拡散された”

そして、その結果大きな成果をもたらしたとなれば、本人にとってみたらば、大きな社会貢献を果たしたという満足感と達成感であろう。

  そして次の成功を目指す力が湧いてくる。

そうやって、個人も組織も高いモチベーションを獲得していくのである。



 


株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。

研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



食品商業6月号が発売されました。
20236
当方の執筆は以下の通りです。

1.「生産性を高める 作業割当表の活用法」

2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメント(6月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(5月編)ダイジェストの視聴はこちら


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





| | コメント (6)

2023年4月24日 (月)

祝5500回投稿

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



今まで、記念すべき回の時に投稿してきたテーマ。

  「祝・〇〇回記念」。

前回は5,000回記念であったろうか。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-122fce.html

  2021年12月11日の投稿だった。

今から1年5か月前の事である。そして今回が5,500回記念となる。

  5,500回 = 15年

ブログを書き出してからほぼ15年の年月が流れてしまったということでもある。通常であれば5500という中途半端な回数では投稿しなのであるが、15年という数値に思わず、祝して投稿させて頂いた
(笑)。

  ブログを書き始めて15年。

単なる愚痴のはけ口から始まったこのブログから、私は多くの事を学び、成長し、小売業の本質を掴むことが出来たように思う。

  そしてなにより多くの仲間を得られたことに感謝である。

継続するということが何を自分にもたらすのか、そしてそれが人生において一番重要なことであることも知ることが出来た。

  人生とは生の継続である。

自分の生を誕生から死まで継続することである。

  同様に一つの事の継続。

たかだか15年の継続ではあるが、ブログを書き続けることで、一つの事を継続する過程で自分の人生における成長が見えるということは重要なことである。

  それはブログだけの世界ではない。

全ての事柄において、継続することで、そこから自分の人生の成長が見えてくるのではないだろうか。

  仕事、家庭、趣味、スポーツ等々。

同じ事を継続することで、それを通して自分の成長が見えてくる。それは何もその分野での学びだけではなく、それを通して自分の考え方、ものの見方、そして友人との関係、そこから見えてくる人間社会というこの世の全ての事象が、継続という歴史から見えてくるのである。

  歴史に学ぶ。

よく言われる言葉であるが、それは人間の歴史そのものが現代の学びなのであり、それがこれからの自分の指針になっていくのでもある。

  あっという間の15年。

しかし、それでも15年の間に、自分自身の環境も大きく変わり、同時に私に関わる仲間達の人生環境も大きく変化してきた。

  知り合った当初は概ね皆店長だった(笑)。

ブログ自体が店長を対象にしたテーマであり、そこに共感してくれた方々が遠方より集結してくれた。

  しかし仲間達にもそれぞれの人生があり道がある。

そしてそれを飛び越えても未だに交流は続いている。

  何故か?。

そこが原点だからであろう。私にとっても、ブログを通した仲間とのつながりは今の自分を作ってくれた原点であるからだ。そしてその原点があるからこそ、継続していけるのである。

  全ては継続にある。

しかし、その継続の原点を忘れてはいけない。何故始めたのか、何故続けようと思ったのか、何故今も続いているのか。そこには必ず原点があり、その原点に戻れる場所があるからなのである。

  原点。

人生には、真摯に戻れる原点が必ずあるものである。







食品商業5月号が発売されました。
20235
当方の執筆は以下の通りです。

1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから



AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表



農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 


52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメント(5月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(4月編)ダイジェストの視聴はこちら
  



イプロス「都市まちづくり」にも、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





| | コメント (8)

2023年3月 9日 (木)

引きずらない

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


人間には、必ず紆余曲折がある。

  そしてそれに呼応してトラブルが発生する。

いや、トラブルや障害の無い人生などない、と言った方が正しいであろう。

  人間にはかならず想定外のトラブルが降りかかってくるものである。

そして、その都度、悩み、苦しみ、もがきながら、なんとか前を向き始め、リ・スタートを切るのである。

  如何に早くリ・スタートが出来るかどうか。

それによって、その人間の価値がわかるのではないだろうか。人間とは場数であり経験を積むと、同様の事態に対してある程度の余裕が生まれてくるものである。

  “これはあの時と同じだな”
  “この程度の事では大丈夫”
  “この後はこうなるだろう”

そうやっていろいろと経験してくると、その後のストーリーも見えてくるから、居ても立っても居られないというよなうな心理状態から解放されるのである。

  が、・・・ 。

それが若いころであれば、本当に居てもたっても居られない状態だったと思う。おそらく周囲に当たりちらし、周囲とトラブルになり、そして一つのきっかけから大きな揉め事に拡大していったのであろう。

  そういう意味でも失敗と言う経験は人間を強くするものだ。

出来れば、トラブルであり揉め事であり、そしてアクシデントは避けて通りたいものであるが、それとて避けられない場面が多い。

  “なったらなるようにしかならない”

最近は、そう思えるようになってきたから不思議である。

  それだけある程度のトラブルを経験したということだろうか。

やはり、人生の変わり目を何度か経験してみると、肝が据わるのであろうか(笑)。

  大学入試の失敗。
  就職活動の失敗。
  昇格競争の遅れ。
  転職による挫折。
  独立による孤立。

人生の分岐点においての決断と、その後の挫折による心理的困憊(こんぱい)を何度も経験してくると、いつしか「なるようになる」という開き直りの心境が芽生えてくるものである(笑)。

  悩んでも解決しないこともある。

特に、過去を悔やむことで過去に戻れるなら戻りたいが、それは叶わぬ夢である。ならば悩んでも時間の無駄なだけだ。

  ならば前を向こう。

そのような心境になれる時間が速まってきてように思えるのである。

  しかし若い世代にそれを言っても通じないかもしれない。

自分が同年代の時に味わった挫折感や無能感は、やはり同じ心境になってみなければ解決策は見い出せないのかもしれない。しかし、そんな経験談を聞くか聞かないかでは、絶対に聞いておいた方が、心のゆとりが異なってくるのではないだろうか。

  “あの時あの人はあのように言っていたなぁ~”

それが、自分が同じ境遇に陥った時に、ふと頭に浮かぶのである。

  これが重要なのではないだろうか。

それだけでも、上司や先輩の失敗談は、自分にとっての処方箋となるのではないだろうか。






食品商業4月号が発売されました。
20234
当方の執筆は以下の通りです。

1.「ヤオコー宇都宮初出店」
    ヤオコーとヨークベニマルの戦い

2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




PS
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 


52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメント(3月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメント(2月編)ダイジェストの視聴はこちら



イプロス「都市まちづくり」にも、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。






| | コメント (2)

より以前の記事一覧