生き方

2023年11月25日 (土)

振り回されない生き方

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



人間は弱いもの。

  特に弱い場面がある。

人に振り回されるとき。

  人間は人間に振り回されて疲弊する。

だから、人間が企業を退職する時の一番の原因は人間関係なのである。

  しかし人間は人間と会って多くを学ぶのである。

その矛盾をどう克服していくか。

  これがある意味「生き方」なのである。

それでは、他人に振り回されない生き方とは、どのような生き方なのであろうか。いや、逆にどのような時に振り回されるのであろうか。

  他者から自分の噂話を聞いた時
  他者からの嫌がらせを受けた時。
  信頼していた他者に裏切られた時。

全ては、人間関係のこじれから、それがいつしか頭を被い(おおい)、あることないことに想いを巡らせ、不安が募っていくのである。

  だから私は他人の噂話は一切信じないことにしている。

信じるから、振り回されるのである。そこからいろいろな想いが巡り、相手の気持ちが見えなくなっていくのである。

  しかしあくまでも他人は他人。

よって、噂話は直接言った本人と会話をする。嫌がらせはそれがこの人の性格だと認識する。裏切りに対しては二度と信じないと諦める。

  “何故だ?、どうしてだ?”

そんな自問自答は一切にしないことにしている。極力、他人に振り回されない生き方に徹している。

  時として「冷たい人間」と思われることもあろうか。

でも、振り回されて疲弊することは無い。疲弊すればするほど、どこから一つの答えを見つけ、そこにすがろうとするのである。要はそこに執着するのである。

  執着し始めたら、何も見えなくなっていく。

それが怖いのである。あくまでも広い視野を失わないという視点が私自身を失わないことに繋がると思っているからだ。

  自分を見失わない。

その為に、他人に振り回されない。

  とは言いながら他者からの情報をしっかり取る。

しかし、その情報にも振り回されないことが大切である。問題は、振り回されるという感情である。

  あくまでもその情報を自分の責任で吸収するというスタンス。

これが大切なのではないだろうか。他者の行為や情報を取り入れる段階で、そこから先は自分の責任に置き換えて自分に吸収するというスタンスである。

  この視点の切り替えが重要であると考えている。

でなければ、全てのことは他人に責任転嫁してしまうからである。他人に責任転嫁しても何も生まれない。生まれるのは恨みや後悔だけである。

  恨みや後悔が自分を見失う原動力なのだ。

だからあくまでも自分の責任において自分の意志で行動したという納得感が、振り回されないという諦めに繋がるのである。

  自分で決めた事。

だから、恨みも無ければ後悔もない。あとは前進あるのみである。






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202312
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1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
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今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。



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 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


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2023年10月20日 (金)

定年後の人生

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


定年60歳。

  現代は65歳まで延長されている企業も多い。

しかし、60歳で役職的には定年となり、その後は企業側からの要請で現状の役職を維持できる人もいればそうでない人もいると思われる。

  いずれにしても60歳以降は従来通りの働き方にはならない。

更に言えば、給与面では60歳を境に社員という肩書から嘱託という肩書に変わる方がほとんどではないだろうか。

  その段階から一年契約へと変更される。

要は、60歳を超えると毎年の契約更新となり、それが65歳まで続くことになる。

  それが嘱託社員の存在である。

このブログを読んでくださっている方々も、いろいろな年齢層がいるであろう。

  新人担当者
  部門責任者
  副店長
  店長 
  バイヤー
  店舗運営責任者
  企業の幹部
  企業のトップ。

いろいろな職位の方がおられる。更には、現役を引退された方でも読まれている方もいるかも知れない。

  50歳以前の方は目の前の業務考察
  50歳以降の方は企業人人生の考察

いろいろな目的を持って読まれているのではないだろうか。

  今日のテーマは「定年後の人生」

定年後に3大リスクとは

  お金
  健康
  生きがい

そしてそれは、定年直前になってようやく現実問題として目の前に降り注いでくるのである。

  “俺は定年後にどんな人生を歩むのか?”

50代前半までは、それまでの30年間の企業人として、企業に就業して入れさえすれば、お金、健康、生きがいの中のお金に関しては大きな不安は無い。企業内での健康診断等もあり、また健康を害した場合でもある程度企業が負担してくれる場合が多い(休日の取得も含めて)。生きがいは仕事のやりがいと思えば、個人の認識の差こそあれ、生きがい=働きがい、として転換できる。

  定年による退職。

それは、上記の3大リスクを全て同時に背負うところから再スタートするのである。だから、50代後半から定年後の自分の人生を考えなければならないのである。

  特に「生きがい」は重要であろう。

全ては、そこからスタートするのではないだろうか。私自身を振り返ってみても、定年後の自分の人生を考慮したときに、何が一番自分にとっての生きがいなのかを問うた。

そして想った

  「この業界に貢献したい」

物凄くカッコよく聞こえるかもしれないが、そこが定年後の自分の生きがいとしていこうと思ったのである。そしてそれは50代後半から徐々にそのような定年後の人生観として確立してきたと思う。このブログからの関連性もあるし、現役店長時代からの関連性でもある。

  定年後企業を離れても生きがいを持ち続けていきたい。

そしてそれによって今があると思っている。

  50代後半からは本気で自分自身に問うことが大切。

その為に50代後半から組織内で就業することと同時に、定年後企業を離れた後へどう連動させて自分の60歳~80歳までの人生設計を構築できるか。

  それは60の定年後では遅すぎると思う。

でなければ、定年後の数年間を費やしてそれを発見し、そして準備し、行動に取り掛かる。

  その資金と実力と体力があるかどうかだ。

それは、このブログを読まれている40代以上の方全てに言えることでもある。

  人生には必ず定年が来る。
  定年後からの人生は長い。
  
企業人が65歳まで働く時間は

  8時間×250日×43年=8万6000時間

定年後から85歳までの自由な時間は

  14時間×365日×20年=10万2200時間

定年後、65歳からの20年間の余暇時間の方が長いのである。この余暇時間をどう過ごすのか。

  そこに定年後の生きがいを見出したいものである。







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食品商業11月号が発売されました。
202311
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1.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
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2.「POP大賞」における優秀賞作品等へのコメント

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農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

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 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


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2023年8月12日 (土)

永続の安心感

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概ねの方は、学生生活の後に就業する。

  とりあえず、企業に就業して稼ぐ。

そのような人生を歩まれる方がほとんどではないのだろうか。

  かってと違って現代は起業も一つの選択肢かもしれない。

しかし、学生時代に起業されて、そのまま起業した場所で働き続ける方もいれば、最終的には企業に就くかたもいるであろう。

  それだけ多くの企業が生まれては去っていく。

だから、多くの方は企業人として定年まで安定?した人生を送り、現在の定年である60歳までは一定の企業もしくは転職しながらも自らの定年までは企業人として生活し続けていくのが概ねの方の人生であろうか。

  そこまではなんとなく想像が出来た。

この仕事を定年まで継続していくという選択。あるいは、転職を重ねながらも今現在の企業で概ねの企業人人生を終えるであろうという予測を立てている時は、定年までの自らの人生はある程度見通しが付くものだ。

  しかし定年後はどうだ?。

その後の自分の人生の見通しまで立てて、今現在を過ごしている方は何人いるだろうか。定年後にその企業を離れて、その後の自分の人生を想定している方は何人いるだろうか。

  “定年後もなんとかなるさ(笑)”

大方の見通しはそのようなものではないだろうか。

  定年後はその時になってみなければわからないもの。

経験しなければ、絶対に分からない心情が湧いてくるものである。

  要は収入源が消えるわけである。

いままでは、黙って働いていればなんとか食えるだけの給与が就業する企業から報酬として毎月銀行振り込みとして家計を支えてくれていた。

  がしかし定年後は自分で決断しなければならないのである。

むっと昔は、無条件で退職せざるを得ない環境であっただろうが、現代は65歳程度までは、定年後も準社員として再雇用をしている企業も多くなってきたとは思われるが、とは言っても定年直前の給与と比較すると大幅減となる。

  それも毎年再雇用契約が待っている。

さて、俺はいつまで再雇用をしてもらえるのか?。

  おそらく70歳までであろうか。

とは言っても、まだまだ元気であり、更に各種ローンも残っている。更には年金だけで生活できるほどの額にはならないであろう。
このように、60歳以降は一気に従来の安定した生活が送れるという保証はどこにもなくなるのである。

  “それを見越して準備しておくんだったなぁ~”

おそらく、60歳を超えた多くの方が、その瞬間に後悔したのではないだろうか。

  60過ぎて同じ企業に属するということ。

それは、従来の部下の下で就業するということでもある。それもお互いにやりずらい関係でもあろう。立場が逆転した関係で就業するということは、考え方を大きく転換するということである。

  従来の「阿吽の呼吸」は一切通用しない。

自分の上司(後輩)の為に自分が支えるという関係になれるかどうか。

  それも高い壁となるかもしれない。

そのような世界が50歳の方であれば、あと10年もすれば巡ってくるのである。

  10年なんて意外に早いものですよ。

  



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2023年5月15日 (月)

個性とは

皆さん、こんにちは。
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「個性を出せ」「個性が無い」「個性を重視」

  現代はまさに個性の時代。

そして多様化の時代が到来しているのではないだろうか。

  多様化とは個性を尊重する流れのこと。

しかし、個性は逆に「悪」の意味でも捉えられることがある。

  「あの人は個性が強すぎ」
  「あの人は個性の固まり」
  「あの人は協調性が無い」

等、個性が前面に出過ぎると、逆に集団や組織で煙たがわれる存在となることも多々ある。
  
  さてどうやって個性を磨き発揮し組織に貢献するか。

私は、個性とは自立心だと思っている。

  自立心とは「自ら考え自ら行動する」姿勢。

今現在目の前にしている状況に対して、自分はどう受け止め、自分が存在する環境の明るい未来に対して、どう考え、結果その状況改善のためにどう自ら行動するのか、という個人の姿勢が、個性であると思うのだ。

  個人とは言え人間社会で生活する一個人である。

その個人が個性を発揮して、一人一人がより良い社会を創造する為に、どう自ら思考し行動するか。その姿が個性なのではないのかと思う。よって当然に勝手気ままというニュアンスからは程遠いと考えるのである。

  これがこの業界で言えば・・・ 。

企業毎の明確な顧客アプローチの仕方、それ自体が個性であると考える。

  企業それぞれに理念があり戦略があり実践がある。

それぞれに異なるアプロ―チによって、企業理念を達成していくのである。

  その行程が個性であると考えるのである。

そして、そう考えるならば、個性とは自由である。

  それが「企業」なのか「個人」なのかの差だけである。

だから、個性を発揮する場合には、

  「俺は・・・ 」の背景に何があるのか。

そこが重要なのである。その背景に筋が通っているかどうかだ。

  それが見えるから個性が尊重され、
  見えなければ只の我がままとなる。

そういう意味で、個性を組織内でもっと発揮してもいいのではないだろうか、と最近強く思うのである。

 





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1.「生産性を高める 作業割当表の活用法」

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2023年4月 6日 (木)

業界を牽引する

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最近よく耳にする言葉。

  GAFAM。

ガーファムとも呼ばれている。その中身は

  Google
  Amazon
  FaceBook
  Apple
  Microsoft

世界的にも超有名企業である。

  ネット検索すると以下のようなコメントがあった。

「GAFAMはそれぞれインターネットを軸にしたプラットフォームビジネスを行っています。プラットフォームビジネスとは、サービスの提供者と顧客とを結ぶサービスのことです。」

「例えば、AmazonではAmazonのみがすべての商品を売っているわけではありません。Amazonはさまざまなブランドや業者に売る場所を提供することでも利益を得ています。他にもFacebookを利用した広告や、Googleアドセンス、Apple Musicなど、多くのユーザーがいるサービスの場をビジネスにも応用していくことでさらなる利益を出しているのです。」

日本で暮らす我々にとっても、上記の企業とは何かしらで繋がっているであろう。

  Google chromeでネット検索。
  Amazonでキャッシュレス購入。
  Facebookでお友達と情報交換。
  AppleのMacがメインパソコン。
  MicrosoftのOfficeにてお仕事。

そして、私同様に、もっと深いつながりで上記企業と繋がっている方が大勢いるのではないだろうか。

  何かにつけて上記企業は利便性が高いのである。

が、不満に思う事も結構ある。

  例えばAppleのMacbook。

私がメインで使用するパソコンであるが、結構な頻度でソフトのバージョンアップが行われるし、結構な頻度でパソコン自体の最新機種が発売される。

  数年前の機種が時代遅れ。

そのような環境を、Appleは作りだしてくれているのである。そうするとどうなるか。

  2012年式MacbookproにWindows11がインストールできない。

更に、私がインストールしているWindows10は、2025年10月でサポート終了となる。あと2年である。また、最新のMacbookのチップはインテルから独自開発のM1とかM2とかになり、従来のブートキャンプが使えない。よって、あと2年で私は、パソコンもソフトも全て新調しなければならないのである。

  常に顧客に最新版を要求するというスタンス。

だからこそ、上記5社はそこまで登り詰めたのであろう。要は、顧客を選別し、優良顧客(買い替える資金のある顧客)のみを相手にするスタンスを貫くからこそ、現在があるのだろうと思う。

  常に最先端の技術を身に付けて商品改廃を進めるスタイル。

最近のMacbookは、非常に薄型で持ち運びに優れるが、逆に言うとDVDプレイヤーが無い。端子も極力少ない。旧型のUSB端子も無い。常に最先端の仕様として、周辺機器も常に買い替えなければ付いて来れないような商品改廃を続けているのである。

  “そこまで削ぎ落すか”

こちらがあきれるほどに、無駄を省いて、常に最先端の技術のみを身に付けて進化していくのである。

  如何に資本を未来に向けて集中させるか。

だからこそ、進化のスピードが日本企業よりも断然に早いのかもしれない。

  付いて来れる顧客のみ囲い込む。

そして、これに我々も呼応しなければならないから、個人的にも進化せざるを得ないのかも知れない。

  逆にこのスタンスは学ぶべきなのであろう。

無駄を徹底して削ぎ落し、企業内の資本を全て未来に集中するというスタンス。

  なるほど、なぁ~、と感心するばかりである。

さて、いつパソコンの買い替えをするかなぁ(笑)。






食品商業4月号が発売されました。
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1.「ヤオコー宇都宮初出店」
    ヤオコーとヨークベニマルの戦い

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52週MDマネジメント(4月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメント(4月編)ダイジェストの視聴はこちら
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2023年3月30日 (木)

個性

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日は「異質の文化」を記した。

  組織人が異質の文化に触れる。

そうやって、新たな気づきに触れ、新たな世界観がもてるようになる。

  結果として自分自身の進化を後押しする。

そんな内容だった。

  今日は「個性」。

個性、というワードを使うと、我も我もとしゃしゃり出てくるのが、私の仲間達ではある(笑)。

  個性の塊のようなてっちゃん会の仲間達(笑)。

個性が強い、ということは、どういうことなのだろうか。

  自由奔放。
  自分優先
  わがまま。
  我が強い。

なんとなく、そのようなイメージを抱いてしまうが、個性とは

  「組織内で流されることなくリーダーシップを発揮できる自分を持っている」

ということかと思っている。

  組織内で流されない。

昨日は、異質の文化に触れることを記したが、組織内で流されているんじゃないかな、との想いがよぎったら、それは「異質の文化に触れる」時が来たのだと認識すべき時なのではないだろうか。

  個性と自由とは異なる。

しかし、個性を身に付けるということは、自由な発想に触れる機会を増やし、そこからもう一度その組織を進化させるために必要な価値観を自分自身で獲得することなのかと思う。

  個性とは再び組織における自分を確立することなのである。

確立するということは、組織の進化の為に自分自身のリーダーシップを確立するということであり、組織におけるブレない自分の思想と行動を自分自身に誓うということである。

個性とは組織としての最終到達点が、個人個人で異なることではない
。その到達点に至るまでの組織内の資産の使い方が個人それぞれの手法を用いることである。

人間は課題解決の為に行動を起こす。それはある意味、その思想と行動が必ず課題解決への最短距離だと信じるから、その手段を使って課題解決の為に行動するのである。

  要は自分を信じて行動を起こすのである。

その確信の強さが、個性として認識されるのではないだろうか。その自信の表れが、周囲からは個性として認識されるのだと思うのだ。
  



 


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20234
当方の執筆は以下の通りです。

1.「ヤオコー宇都宮初出店」
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2.「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




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  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから



AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表



農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



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2023年3月 7日 (火)

SNSの存在

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


SNS。

  Social Networking Service

略して「SNS」。Social(ソーシャル)であるから、社会的なとか全体的なという意味合いである。よってSNSと言ってもいろいろな媒体がある。

  多くの方は自分が使っているツールを概ね指すであろうか。

私の場合であれば、このブログであり、Facebookであろうか。しかし他にもLINE、Twitter、YouTube、Instagram等々、今や数えきれないほどのツールがSNSとして活用されている。

  SNSの意義。

組織を離れて独立してからは、このSNSの世界が私の社会的な繋がりを担っていると言ってもいいであろう。

  組織に属してたころからSNSでも繋がりはあった。

しかし、いったん組織から離れてみた初めて、組織に属するという意味がわかるのである。

  それまでは、組織で働くことはごく当たり前の常識。

そう思っていたが、やはりこうして独立して組織から離れて活動してみると、組織内でのコミュニケーションや普段の就業による他者への繋がりであり関わりであり、組織と自分との関係性が理解できるのである。

  意外に組織に属しているとそれが見えてこないのである。

当然と言えば当然だが、それだけ同じ業界の組織に属し続けていると、毎日がルーティンの連続であり、大きな変化の無い日常によって、自らが何の不安も無い企業という大船に乗って荒波を航海していることを忘れてしまうのであろう。

  しかしこの船は大海原を航海していることにいずれ気付くのである。

それは、所属する企業にコトが生じたり、買収されたり、破産したりという場面に直面して初めて、そのことに気付くのである。

  更には定年によって組織から離れてしまうこともあろう。

そうした後の自分とは、誰とどのように繋がっていくのであろうか、と想像してみると、それはそれは恐ろしい世界が待っているのではないだろうか。

  組織を離れても地域での繋がりがあれば救われる。

しかし、いままでずっとサラリーマン生活をしてきて、いざ定年になってから家にずっとい続けるとなれば、想像するだけで恐ろしくなってくる。

  だからこそのSNSでの繋がりなのでもある。

たまたま私は、このブログから多くのSNSの仲間に出会え、それが独立の後押しもしてくれた。SNSとは言え、いずれリアルに繋がる時もあり、それがまた大きなきっかけをもたらしてくれることも分かった。

  デジタルによるネットワークの広がり。

現代人は、それを如何に有効に活かせるかが人生なのかもしれない。

  そしていずれ量子力学によってリアルな人間の繋がりが解明されるであろう。

その時に、SNSの繋がりも量子力学で解明されることになるかもしれない。そして更に人間の繋がりが強みとして存在感をたかめていくのではないだろうか。








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20233    
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2023年3月 3日 (金)

後か先か

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


かって、「ファーストペンギン」なるドラマがあった。

  ファーストペンギン?。

それはベンチャー精神を持って行動する個人や企業を、尊敬を込めて呼ぶ言葉です。
具体的に言うとペンギンは常に集団で行動し、群れを統率するリーダーやボスはいない。よく氷上をペンギンたちが隊列を組んで移動する姿が放映されるが、なぜあのような行動がとるのかというと、最初に行動を起こした1羽に皆が従う習性があるからである。

  その行動を起こすペンギンをファーストペンギンと呼ぶ。

自ら危険にさらされるリスクもあるが、誰よりも早くエサにありつけ、誰よりも多くのエサを手にするチャンスもあるということである。

  まさにペンギン界のリーダーであると言えよう。

誰よりも早く行動を起こす存在。

  そのような存在がリーダーに相応しいのであろうか。

それは、その時々の状況により異なるのだろうが、現状を打破するために行動を起こす存在がリーダーであることは間違いない。しかし現状が打破された段階からは、組織をあるべき方向へ牽引し、同時に組織安定に向けた環境整備を率先する存在がリーダーとしての存在価値へと変化していくことになる。

  そしていつしか安定成長が出来上がる。

そのような成長段階に入ると、徐々に二極化が生まれていき、どこかで大きな混乱が生じ、安定から再び混乱へと逆戻りをし、組織がゼロスタートとなる。

  その繰り返しが人間の歴史であったと思われる。

我々はペンギンとどこが違うのであろうか。同じ地球上の生物であり、動物であり、集団で生きている存在だ。

  そしてピンチには群れを成す動物でもある。

特に日本人は群れによる集団生活を得意とする傾向がある。そこから飛び出そうとすると白い目で見られたり、裏切り者として村八分となる歴史を繰り返してきた。

  戦後は欧米化しては来ているが。

それでも、その歴史は従来の日本人が農耕を営んできた歴史から比べればほんの一時であることには違いない。

  逆に言うと先手必勝という意識が大きな差別化になるのではないだろうか。

この日本においては、群れから外れるということは本能的に避けなければならない状況を生むことを、DNAがしっかりと記憶しているのである。だからこそ、そのDNAを捨て、ファーストペンギンになることによって得られる先行利益のほうが大きいのだと私は想うのだ。

  だから「後か先か」と問われれば「先」を選択する。

しかし、その考え方は組織内では疎外される方向にあるのかもしれない。そこから先は、自らの人生の選択となろう。

  「後」を選択するか「先」を選択するか。

どうする家康、ではないが、人生にはいろいろな分岐点があり、その分岐点を自ら作りだして生きていくのである。

  そういう意味で今年の大河は面白い。

今日は芸能ネタの日ではないが(笑)。






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今回は上記の項目を執筆致しております。お楽しみください。




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40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
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各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義



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2022年10月30日 (日)

舞い上がれ自分

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

最近の日曜日はドラマネタが多い。ということは、なかなか毎週見続けるドラマに苦心している証拠でもあろうか。

  先週は「最果てから徒歩5分」
  先々週は「しもべえ」
  その前は「ドラマ紹介」
  更に前は「鎌倉殿の13人」

それ以外の芸能ネタがネタ切れなのである(笑)。

  そして今日はNHKの朝ドラ「舞い上がれ」の紹介。

平日朝8時からのNHKのドラマ。所謂朝ドラ。

  私が朝ドラを見るのはこれで二回目。

始まりは、2020年の3月だった。

  折からのコロナ過の中でのエール。

よって途中で放送継続できずに特別版を放映したりもしたが、やはり私の故郷出身の古関裕而さんをモデルとしたドラマでもあり、あの時のコロナ過という環境と相まって人気となった朝ドラでもあったので、最後まで見届けたのである。

  それから二回目の朝ドラ。

今回は、同じNHKで放映されていた「正直不動産」で好評だった福原遥が主役ということで見ることにしたのである(笑)。
当初は、子役が大阪から五島列島で自由な生き方を体験し、自分で積極的に行動する性格を身に付け、そして再び大阪に戻ってきて、空を舞う飛行機に憧れたり、大学では琵琶湖での鳥人間コンテストを目指したりと活動していく中、いずれは航空機のパイロットとして、自らの夢を叶えていく朝ドラの設定である。

  そこでは大阪の町工場が舞台。

彼女の父親が経営する町工場がギリギリの経営環境からネジに特化して契約を獲得し、そこから大きくなっていく過程も同時に描かれているのである。

  その町工場が初めてネジの契約を獲得した時の瞬間。

これは、私も同様に個人の企業を立ち上げた経験から、その瞬間の喜びに対しては非常に共感を覚えたのである。

  チェーンストアの従業員の時代には考えられなかった感動。

一軒からの仕事の要請であり、契約の獲得であり、執筆に依頼等、自分の会社が一つの仕事を請け負うということの感動であり緊張でありというのは、サラリーマン時代には得られなかった感動がある。

  一つ一つが自らの仕事に直接に関わってくるという緊張感。

これも、その立場にならなければ得られない感情であろうか。
それも合わせながら、自らがどのような生き方をしていきながら、自らの夢を叶えていくのか。それがなんとなく自分の現実と重ねて見ていけるのが楽しいのであろうか。

そしてこのドラマにはもう一つの話題がある。

  あのビズリーチの女優がキーウーマンとなって登場している。

CMでおなじみのビズリーチと人差し指を掲げる女優、吉谷彩子が人力飛行機の人力となってサークルメンバーの作る飛行機に乗り込む役を演じているのである。

  ストイックな完璧主義として妥協しない姿勢で異才を放つ役柄。

これがいずれ、福原遥に空を飛ぶ楽しさを教えていくのである。
また、その時代のサークルの人間関係や飲み会での盛り上がり方など、自分たちが経験してきた学生時代に近い感覚も見ていて共感するものがある。

  同時に町工場の成長記録も見ていきたい部分である。






PS
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  7月21日開催「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  6月22日開催「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  5月18日開催「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  4月20日開催「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(10月編)のダイジェスト版をアップ致しました。

  52週MDマネジメントセミナー(10月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(9月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(7月編)ダイジェストの視聴はこちら



食品商業11月号が発売されました。
11
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2022年9月12日 (月)

自らのコンセプト

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


店舗コンセプト。

  今コンサル先の企業に提案している。

セミナーで提案している店舗コンセプトであるが、先日、ある企業のコンサルに入った時のこと。
その店舗は所属するグループから独立して、店舗を立ち上げたのであるが、その独立した社長と会話する機会があった。

  一番の独立理由とは?。

そんな話になり、その方が言うには、従来は営業部長として活躍していたが、その役職になるとトップからの指示命令を各部署や各店へ伝達する役割が主であり、自らの理念や考えをメインに組み立てて部下達に話をするというよりも、トップの意図を組み入れて、そこから現場の現実や自らの指向性を多少取り入れての具体策を現場に行って話をする機会がほとんどであり、なかなか自らの理念を軸にした店舗運営が出来ないという不満があったという。

  よってトップから独立の話に乗って今があるという。

企業のトップや上司の考案した理念、コンセプト、そして方向性を受けての、現在の自分の仕事を組み立てていく。

  企業に入社してからずぅ~っと、実践してきたスタイル。

おそらく、概ねの従業員であり、店長であり、部長、取締役は、トップという絶対的な存在のコンセプトを如何に具現化していくかを、組織内で実践していくかが問われる仕事を、ごくごく当たり前に今でも実践しているのであると思う。

  当然私も当時はそうだった。

そして今、こうして独立してみると、その社長が言う「自らのコンセプトを立案し実践する楽しさ」が非常に理解できるのである。

  自ら考え自ら行動する。

働く従業員にとって、これほどやりがいのある仕事の仕方はないと思う。

  それは店長でもチーフでもましてやパートさんでも。

そしてそれを可能としているのが、この小売業界なのである。ここでは、パートさん一人一人が発注も持ち、自らの考えで計画発注を実践し、そして売場を作り結果が出る。

  自ら考えて実践した売場に対するお客様からの評価。

それが、翌日にはデータとして確認出来るのである。自らの実践を自らが評価し、再び今後の自らの仕事へ役立てる。

  売上は小さいがやりがいは大きい。

それがこの業界の特性であると言える。

  しかし店長職以上となるとそこが課題となる。

なぜか?。

  自ら考える領域が狭まっていくから。

トップに近づけば近づくほど、どちらかと言えばトップの意向や方針に左右されやすくなっていくものである。

  逆に専務や常務や営業部長ほどトップに左右されやくなっていくもの。

そしていつしか、現場で営業をしていた時ほどの自らの発想や独自性を失っていくものである。

  独立した社長は今が一番楽しいという。

周囲からは、休日等の現実から労いの言葉を多くいただくが、そんなことよりも、自らコンセプトを立案して、それを現場の担当者達や店長と実現できるという達成感があれば、どんな疲労感も感じないと言っていた。

  まったく同感である。

私自身も企業に属して店長をやっていた時のほうが、よほど自由な時間(なにもしないで休める日)があったが、それでも全てを自ら発案し、行動し、そして結果をだせるという環境は、代えがたいものである。

  是非皆さんの中からもそんな経験をしてほしいものである。





PS
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8月3日(水)開催の「52週MDセミナー」(9月編)の一部を公開致します。

  52週MDマネジメントセミナー(9月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(7月編)ダイジェストの視聴はこちら 

是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。



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「値上げラッシュ時代の販売強化策」
  グロサリー全般の6つの利益対策

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