商売

2017年6月23日 (金)

一周年を前に

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしているてっちゃんです。


当店は昨年の7月2日に開店した。

  約一周年が経過する。

先日、当社と取り組む企画会社の方が来店して、一周年イベントの打ち合わせを行った。

  “あれからもう一年かぁ〜”

思えば、昨年の6月23日は何をやっていただろうか。

  黒革の手帳をめくってみた。

というより、パソコンのカレンダーをチェックした。
スケジュールはほとんどの場合パソコンに入れ込んでいるからだ。

  6月21日 〜 採用面接。
  6月22日 〜 保健所立ち入り検査。
  6月23日 〜 備品納品、採用面接。
  6月24日 〜 サッカー台設置。
  6月25日 〜 全体研修会、商品入荷。

この周辺の昨年のスケジュールである。

  慌ただしさが伝わってくるようだ(笑)。

未だにしつこく採用を続けていたんだと思うと、胸が締め付けられるようだ。
人材的にはある程度安心できる人員にはなっていたが、最後の最後まで粘り強く人材だけは求めようと思っていたのがわかる。

  おかげでこの時期に採用した優秀な人材も活躍している。

そして商品入荷が始まってきた。

  いよいよ売場に商品という血液が注入される時。

店舗という建物が、物体から商品という血液を注入され生物として息を吹き込まれる瞬間である。

  この瞬間から商品の鮮度や賞味期限がついてまわることになる。

単なる居住スペースから商品という鮮度を保った商品を回転させ続ける店舗としての使命を注入されることになる。

  そこから劇的に店内の景色が一変する。

そんな瞬間が昨年の今頃であった。

  競合店は改装の為休業に入る。

当店が開店する前日に改装オープンした競合店もあった。
更には、当店が開店してから数日後から改装の為休業した競合店もあった。

  まさに当店を中心に地域のスーパーが一気に回り始めた時。

あれから一年。

  今後は昨年実績との戦いに移る。

とは言っても、上述のように改装にて休業していた競合店が開店するまでは、本当の昨年実績との比較は出来ない。

  実績が突きつけられるのは7月後半から。

その後に、昨年の12月のまた新たな競合店が開店するのだが、とりあえずは7月の後半からが本当の昨年実績との戦いにステージが移っていくことになる。

  言い訳は出来ない。

昨年実績という厳然たる事実を前にして、言い訳はない。

  問われるのは、数値で示す企画力と行動力だけである。

そして、一年を共にしてきた地域の従業員である。

  彼ら彼女らの成長だけが業績の支え。

彼らを信じるのみ。
その成長分だけが、昨年実績の上乗せになる業績として乗っかってくるだろう。

  来月の予測を立てながら想うのであった。





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2017年6月21日 (水)

夏至

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は夏至。

  一年で一番昼が長い日。

とは言っても、それが商売に結びつくことは少ない。

  冬至は商売に直結するのだが。

冬至は柚子湯に入り、「ん」のつく食材を食べる風習がある。

  なぜか?。

それは、日の一番短い日を基準として、「一陽来復」の日として昔から特別の日として捉えられていたからだという。

  冬至を基準として運気が上がっていく日。

そんな上昇気運を授かる特別の日として祝ったのかもしれない。

  逆に夏至は運気下降のスタートの位置づけか(笑)。

そう考えると、夏至から日が短くなっていく。
日は短くなるが、気温は8月頭に向けて上昇し続けていく。
そのギャップが、夏至をして日が一番長い日ではあるが、いまひとつピンとこない二十四節気ではある。

そういう意味で、夏至に関してはあまり舞い上がらないようにしていたのかもしれない。

  せいぜい言えば、半夏生ぐらいか。

半夏生とは、主に関西地方での習わしであるが、田植えや農作業の一つの区切りとして、稲がタコ足のように大地にしっかり根付くことを祈って神様に捧げ、そして食したところかは始まったとのことだ。

  そのたこですら相場高で高値の花となってしまった。

半夏生も一応鮮魚部門のイベントではあるが、それとて従来からの取り組みのお陰で高い売上のハードルが重なる。

  唯一の期待は日曜日。

だから、早い段階からの半夏生アピールでタコがある程度爆発する期待は持ちたいものだ。

  夏至と言えば梅雨。

そう、この時期はもっと梅雨らしい天候で、ジメジメしていて、そこで酢だこや酢の物が好まれる時期にならなくてはいけない。

  梅雨時期の酢の物。

らっきょうや梅がこの時期に需要が高まるのはご存知の通り。

  果実酒関連でらっきょうを展開すると売れる。

そんな関連がこの時期には喜ばれるのだろう。
よって、タコ類も酢の物提案は必須であろう。

  大地に根を張って力強く生きる。

この平和な世の中にあって、大地に根を張って力強く生きるという願いがどこまで承認されるかはわからないが、このような言われを大切にして、それが心に響いた人たちには徹底して提案していきたいものである。






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2017年6月20日 (火)

休憩スペースの充実

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


各企業のリニューアルが急ピッチで進められている。

  新店の出店よりも既存店の改装。

優先順位は出店よりも既存店の改装に向けられている昨今の各社の取り組み。

  既存店の集客力を底支えする。

新規顧客の獲得よりも、一度掴んだお客様を絶対に逃さない。
人口減の時代にはコストパフォーマンスの高い施策ではあろう。
そして、一様に力を入れているのが、休憩スペースの充実。

  スペース拡大は勿論、施設の充実。

これが図られている休憩スペースが一般化している。

  机や椅子の質の向上。
  電源とWi-Fiの設置。
  惣菜・ベーカリーとの連動。
  煎れ立てコーヒーの販売。

このような休憩スペースの充実により、女性や子供のお客様だけでなく、最近では男性客が数多く休憩スペースを活用している。

  特に高齢の男性客が意外に多い。

将来的には、ここが地域のコミュニティセンター的に変遷していくのだろうか。

  このようなスペースがあると滞在時間が長くなる。

ここがまさに休憩スペースの存在価値ではなかろうか。
特に食品スーパーの滞在時間は30分以内が相場だろうか。
これが中小スーパーだと15分程度。

  この時間を如何に長くできるか。

スーパーでの滞在時間が長くなるということは、確率的に客単価が高まる方向に進むだろう。

  客数が伸びない時代の売上対策。

従来は客数を如何に拡大させるかを最大の目標としてきたが、どうしてもそれには限界がある。

  客単価を上げる施策の方がコストパフォーマンス的に有効。

そう考えると、客単価を上げる施策の引き出しをどう付け加えていくか。
その積み重ねが、客単価で300円〜500円の差になって現れてくるのである。

私も新店準備室の時は、競合店をMR後にそのお店の休憩スペースで競合対策をまとめたものだ。

  居心地が最高なのである。

もし、こんなところで飲酒も容認されたら、最高の居場所になるだろう(笑)。
それだけ、従来の休憩スペースとは雲泥の差で良くなっているのだ。

  休憩スペースが広くで充実している。

それだけで、安心して買い物に行きたいと思わせる要素が高まっているのではないだろうか。

ここで休憩する目的は、昼食やおやつの飲食+パソコン作業+充電等。
電源を無料解放することが是か否かは問われるところだが、それでも電源まで解放されているという安心感は無限のものである。

さらに、私の住む街では、この夏に避暑地として街のスーパーの休憩スペースでの休憩を推進する運動が図られている。

  それも休憩スペースの充実が実現実現されているからだろう。

街も勧めるスーパーでの休憩スペースの充実度。
店舗での惣菜やデリカ部門の進化が、このような休憩スペースの充実を促し、より滞在時間のながさに繋がり、客単価を上げていく。

  これも人口減の時代の新たな施策であろう。






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2017年6月14日 (水)

健康を売る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


世の中の高齢化が進み、健康志向が高まっていく。

  健康を売る。

このテーマも我々小売業の大きな課題であろう。

  健康を売る。

そう言ってしまうと、得てしてテレビ放映された健康に良い話題の商品をタイムリーにいち早く展開することがメインになってしまっているのが現状であろうか(笑)。

  先月の店長会でのこと。

あるバイヤーから健康志向の飲料の単品量販の話があった。
1本あたりのポイント及びケース購入時のポイント共にかなりのポイントが付加されるサービスを提供するとのこと。

  ただし馴染みのない商品。

森永乳業の「毎日爽快」。
ほとんどの方は知らないだろう。
当然、私も知らなかった。
というよりも、その時点でバイヤーが説明下にも関わらず、あまりのポイント付加に驚き、その魅力故に50ケースもの発注を起こしてしまったほどだ(笑)。

  後日、「一体なんだっけ?」

単なるヨーグルト飲料だと思い込んでいた私の元に、森永乳業の営業マンが訪ねて来た。

  「50ケースも発注を頂いのは初めてですから(笑)」

とのこと。
そこで初めて、この商品がどんな商品なのかが理解できた。

  要はお通じをよくする飲料とのこと。

営業マンが色々と説明してくれて初めてその効能を知ったのだった。

  “それなら自分も1ケース購入して試してみるか”

人間誰でも便秘がちになるときはある。
特に我々のように開店してしまうとなかなか暇を見つけてと言われても逃してしまうことが多い。

  定期的に出さないと便秘になってしまう。

よくある話である。
後日、50ケース納品されたので、ポイントが大幅に加算される旨の媒体と、営業マンが置いて言った媒体をべったりとつけて売場を作った。

  “ついでに自分も購入して試してみるか”

そう思って、1ケース購入し、家で飲んでみた。
3回目の飲料の後だろうか、従来よりも軽めのまさに健康そのものの排泄物が出たのである。

  まさに理想的な排泄物。

水に浮かぶほどの軽やかな排泄物。
お気を悪くせずに読んで欲しいのだが、まさに理想的な健康そのものの排泄物となっていたのには驚かされた。

  “本当に3日で効果が出た”

このような効能は自分で経験してみるのが一番納得できるものだ。
後日、その営業マンが売場を確認しに来店した。

  「こんな売場初めてです。」

それはそうだろう、どのお店でもこの商品が単品で量販しようとは思わないであろう。

  それほどマイナーな商品である。

しかし、効果は抜群。
彼と色々と話をした後に、売場の写真を撮って帰っていった。

  “本当に売れるだろうか?”

売場は作ったものの、今後の売れ行きが大いに不安ではあった。
しかし、媒体をしっかりと付けて、その商品の効能と更には大幅なポイント付加が魅力となって、お試し購入の方が結構現れたのである。

  “ポイントの効果は予想以上だ”

日々の動きもコンスタントに出て来たのである。
やはり、整腸作用が安定することは、健康の入り口なのであろう。

  腸内がすっきりしていると気持ちの良いものである。

そこから健康であることが実感できるものである。
そして、それを自分で体験出来ということは、商品に惚れるということ。

  そこまでいったら、お客様にもおすすめしたい。

それは当店では一週間に3本しか売れていなかった商品である。

  おそらく一人のお客様がファンだったのだろう。

一人で一週間に3本まとめ買いしていた商品。
そのお客様にとってみれば、この商品の大ファンなのである。

  しかし、1店舗で一人。

このようなお客様を何人増やせるか。
そのコアなお客様は、値段ではなく、自分の健康というお金では買えない健康を購入しているのである。

  その一品が見つかったということだ。

それを売場と売り方とメーカーの後方支援を頂きながら、お客様の認知度が高まりリピーターが急増していく。

  その一品が私なりに見つかったようだ。

ps
あまりの好調さに、昨日更に50ケースの追加発注をあげました。
担当者が発注ミスではないかと勘違いしないようにしっかりコミュニケをして(笑)。







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2017年6月10日 (土)

センス

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


商売のセンス。

  初めから備わっている人間などいない。

いや、少数でもいるのかもしれない。
何も教えなくても、センスのある売場を作る若手社員もいるにはいる。

しかしそれとて、本人に初めから備わっていたのではなく、本人の意欲と努力の賜物であろう。

上司や他店の素晴らしい売場作りや商品作りに感動し、自分も同様の仕事がしたいとの意思を持ち、日々努力し試行錯誤しながら売場を作っていく。

  その過程にお客様の感動が生まれていく。

結果的に、短い時間で見事な売場を作れる技術が備わっていく。

  その仕事ぶりがセンスという表現で評価されるのである。

だから、センスとは単に静的な売場の状態だけではなく、動的な仕事の組み合わせやマネジメントしている流れにも表現していいと思うのだ。

センスという表現を使用すると、どうしても「俺にはセンスが無い」というように天性のものだと思い込んでしまう。

  そう思い込むことによってそこから避けてしまうことになる。

気持ちがそこから離れた瞬間から、単なるカタチだけの関わりになっていく。

  全ての始まりは自分の意思の集中から始まる。

おそらく、本人たちも「自分はセンスがある」と思いながら仕事をしているわけでは無いだろう。

  「常にいい売場を作りたい」。

そうやって試行錯誤しながら今日の売場をイメージしどんな商品をどんなSKUでどう陳列するか。

  主力は?、見せ筋は?、試食は?、粗利は?。

等々を考慮して何も無い売場が出来上がっていく。

  特に生鮮の企画コーナーはそうだ。

青果や鮮魚、惣菜、ベーカリー等、日々の売場が定番商品が陳列される売場以外の売場は、日々その日の担当者が事前の商品選定から当日の商品製造指示、売価設定、陳列、売り切りまで含めて、一連の流れをコントロールしていく。

  その過程すべてにセンスが活きてくるのである。

しかしそれはあくまでも、「いい仕事がしたい」「業績を上げたい」「お客様に喜ばれたい」という一心からの行動と売場作りであって、決して今日の売場のセンスが良いという視点で売場を見ることはないだろう。

  予定通りの行動と売場。

その延長線に、他者からのセンスという評価がついて回るだけの話である。

  そしてそのセンスは持って生まれるものではない。

後からセンスは磨かれるものである。

  “自分にはセンスが無い”

そう嘆くことは無い。
誰だって、初めから良いセンスを持ち合わせている人間などいない。

  “いい売場を作りたい”

その一心をブレずに持ち続けて、常にそこへの努力を怠らなければ、センスは必ず磨かれて身についていくものである。

  諦めずに継続して努力し続けることだけである。






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2017年6月 6日 (火)

希少部位

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、精肉部門の品揃えがマニアックになってきた。

  希少部位を多用した品揃えの強化。

以前であれば、バラカルビやヒレ、ランプといった部位のみであった。
しかし最近では、イチボ、ミスジ、ザブトン、トモサンカク、サガリ等の希少部位が堂々と品名に印字されて陳列されている。

更に牛肉だけではなく鶏肉でも、ボンジリやセセリといった従来には無い鶏肉の部位名が展開されているのである。

  “いつのまにか焼肉チェーン店の品揃えになっている”

それほど、従来の品揃えを超えて、希少部位と呼ばれる商品が売場に堂々と展開されているではないか。

  これはひとえに焼肉専門店の影響が大きいのだろう。

牛角をはじめとして、人気の焼肉チェーンの品揃えに登場している希少部位名。
その希少部位を食べられてきた結果、自宅でも焼いて食べたいという要望がスーパーの精肉部門に求められているのだろうと思う。

  焼肉を食する。

私が小さい頃の焼肉といえば「ジンギスカン」であった。

  ラム肉などというハイカラなものではない。

冷凍のマトンが主流。
よって、丸く整形されたマトン肉が綺麗に並べられた商品を購入して、あの大きさのまま焼いて、たらふく食べた記憶がある。

しかし今や牛肉、豚肉、鶏肉、内臓肉となんでもござれ。

  それに伴い精肉の売り上げが拡大していった。

そいう言っても過言ではないだろう。

  そしてそれに伴い精肉の品揃えが拡大されていった。

その歴史の中で、鮮魚と精肉の売り上げが逆転し、日曜日などは鮮魚の倍の売り上げを誇る店舗まで出現し始めたのである。

  根底には安定供給という土台があるからだろう。

そして、国産、輸入とも供給量が増加して安定価格がある程度保証されるにつれて消費も安定的に拡大されてきた。

  よって希少部位とは言え今や身近な存在。

もはや希少部位というよりも、それぞれの味や食感の違いを明確に理解し、味わい、楽しむ時代になれたということだろう。

そして、その楽しみを我々スーパーでも適値で購入できる時代になったということである。

もともと、希少部位とは魚の部位から始まった希少価値の価値訴求であったはずだ。

  本マグロの中トロ、大トロ、目玉、頬肉、ハラス等々。

更に、産地の違いによる希少価値も多い。

  大間のマグロ。
  氷見の寒ブリ。
  豊後の関さば。
  
しかし、これらの魚はあまりにも有名になり希少価値が更に高まって、我々食品スーパーでは手が出ないほどの高値になってしまった。

  希少部位だが適値。

これが消費拡大のポイントであろうか。





  
  

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2017年6月 2日 (金)

今年の夏

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


6月〜8月の長期天気予報が出た。

  今年も猛暑の様相。

特に、6月と8月が熱くなりそうだ。

  個人的には7月25日から一週間前から猛暑になって欲しい。

なぜか?。

  土用丑の日が7月25日だから(笑)。

よって、それ以前に梅雨が明け、7月20日ごろからは毎日猛暑日を行ったり来たりになってくれるのが最高なのだが。

  まぁ、梅雨が明けたらそれに近い状況にはなるだろう。

問題は、6月の暑さである。
特に、前半の暑さは厳しいらしい。

  6月前半といえば今である。

今から梅雨入り前までの期間は相当に暑いらしい。

  思えば、5月から猛暑日を記録していた。

いくらなんでも、5月から30度を超える日が何日もあるなんておかしい。
これが、毎年の恒例となれば、我々の気温に対する概念を変えていかねばならない。

  思えば、残暑が厳しいから9月の運動会が5月に移動した。

このままで行けば、5月の運動会もいずれ熱中症で避けられるだろう。

  運動会が4月や11月。

いずれそうなる時代が来るのだろうか。
しかし、朝晩はまだまだ過ごしやすい時期ではある。
それが唯一の救いではあろうか。

  猛暑という事前情報。

そのような情報はお客様も我々にもありがたい。

  徹底した涼味商材のダイナミックな展開が可能。

日本には四季があり季節が明確に巡って来る。
そして、暑い時には熱く、寒い時には寒いから消費が拡大するのだ。

そういう意味では、猛暑であり寒冬であることは我々スーパー関係者にとっては望ましいことである。

  先述したがうなぎの伸張他が期待できる。

日本の食文化が掘り起こされるから、52週を重点的に実施している企業は思う存分に力を発揮できるだろう。

そう考えると、6月突入とともに、盛夏材料を全面的に打ち出して正解だろうか。

  果実もスイカを全面的に押し出したり。
  野菜は薬味材料を徹底して関連展開したり。
  鮮魚は前述のうなぎでアニサキス対策(笑)。
  惣菜も枝豆や焼鳥そして冷惣菜の拡大。

そういう発想で言えば、インストアベーカリーのバイヤーや担当者は表情が曇るだろう。

しかし、ベーカリーもチャンスの在りどころは存在する。

  サンドイッチの拡大。

“とは言ってもてっちゃん、冷蔵ケースは固定だから”

  そんな悲鳴が聞こえてきそうである。

冷蔵ケースを移動してレイアウト変更してみるのも夏場の対応ではないだろうか。

  “売場は固定”

それではあまりにも柔軟性が無いではないか。

  インストアベーカリーほど自由に組み替えるべき。

それは、トングを持ったお客様が客動線を闊歩して最終的にレジに並ぶ。
その客動線を自由に部門内で組み替えることができるのは、独自のレジを持つインストアベーカリーの強みと言える。

  その強みを如何に活用するか。

そう思うと、猛暑という条件は我々にとっては大きなチャンスが転がっていることが分かるであろう。







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2017年5月31日 (水)

6月商戦を前に

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


5月も今日で終わり。

  6月商戦が明日から始まる。

一般的には、6月は年間で一番平均日販が低い月であろう。

  とりわけイベントも無く梅雨にも入る。

こんな月だから、当社では創業月間に設定している。

  創業月間として、毎週の強化特売。

更に、抽選会等のイベントも月末の土日に予定しており、意外に平均日販の高い月に位置するのである。

世間的には、6月のイベントは父の日のみ。

  しかし母の日ほどの盛り上がりは無い。

というのが、母の日と父の日の一般的な認識の違いであろうか。

色々なアンケートでも、父の日でのしてもらいたいことの第一位は「感謝状」「似顔絵」らしい(笑)。

  いずれも食には結びつかない要望。

以前は男が働き、女が家事を賄う。
そんな時代では、稼ぐ男を父の日でその労をねぎらう目的があった。

  しかし最近では共稼ぎが主流。

稼ぐ男と稼いで家事を賄う女の立場は一転してしまった。

  “今更、父の日?”

そして最近では飲まない男の増加で、食卓の賑わいも今ひとつ。

  父の日は外食、普段は食卓。

父の日ほど、理(ことわり)を大切にした売場提案が必要であろう。
その為には、平常の日曜日からのご馳走提案が父の日の需要に結びつく。

  なぜか?。

日曜日に夫婦で買い物に来た時に、男の食欲を喚起させる提案がされているかどうか。

  男が父の日に「あのお店のアレが食べたい」。

そう、想像させる売場や商品が売場に散りばめられているか。
結局は、そこに行き着くのであろう。

  父の日の出番は店長。

私は以前からそう思っていた。

  自分が食べたいメニューを提案する。

男性店長が一年に一度、自分のわがままが許される日。

  それが「父の日商戦」である(笑)。

他のイベントであれば、あらゆる情報から最適の売場を提案するが、父の日だけは自分の独断で食べたい売場を提案する。

  とは言っても、ごく一部のスペースであるが。

そこに、自分の売場作りの夢が叶うのであるなら、一年に一度の夢を見て見たいものである。

  そして、今年はうなぎが安価。

ここ最近は丑の日以外は国産うなぎを食べたことが無い男性諸氏が多かったろう。

  今年は丑の日前に父の日で提案する絶好のチャンスであろう。

まして「アニサキス」騒動で鮮魚の生魚の刺身は壊滅的な状況である。
国産うなぎで多少なりとも売上を挽回したいものである。






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2017年5月30日 (火)

アニサキス対策

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


アニサキス騒動。

  いつのまにかそう呼ばれてしまったようだ。

芸能人がアニサキス中毒に犯され、その報道がいつのまにか拡散して、その結果鮮魚の刺身類の売上を大きくダウンさせているのだ。

  “おいおいてっちゃん、そう言い切っちゃうの?”

今年からチーム鮮魚のメンバーとして鮮魚の業績を回復させるべく行動している私としては、そこまで言い切りたい心境である。

  鮮魚関係の方全員がそう思っているに違いない。

ある報道では、2007年で6件の発生件数が2016年には124件まで急増しているという。

また、ある報道では胃の中で内部を食いちぎるアニサキスの実像が放映されていた。

  “あの映像を見たら食べれないよなぁ〜”

そんなえげつない報道があちらこちらで放映されているのだろう。

  その結果の購買率の急激な低下。

ただでさえ鮮魚の販売金額の落ち込みが激しいのに、これは「弱り目に祟り目」である。とは言っても仕方がない。

  明日へ向けて、どうするか、だ。

この夏、刺身類、とりわけ主力となるべく「生かつお」や「生まぐろ」の販売をどう支援するかであろう。

  “ようやく生かつおの相場が下がって来たのに!”

生かつおの相場状況は今年は好転してきた矢先のことである。

  1サクで350円前後。

半身で580円前後に下がってきたのは何年振りであろうか。

  かっては半身580円は爆発点だった。

それ以前は半身398円が爆発点であったが、年々相場の高騰により半身価格の爆発点が上昇しているのが実態であろう。

  “今年は相場が下がり久しぶりのチャンスだ!”

その期待も虚しく、アニサキスで崩れ去った。

さて、今後の鮮魚をどう回復させるか。

  一つはうなぎであろう。

うなぎの相場安。
特に国産うなぎが下がってきているのは期待が大きい。

  国産が下がれば輸入も下がる。

更には、「アニサキス」とは無縁。
6月後半の「父の日」へ向けての仕掛けと父の日での成功は、必ず本番の丑の日につながる。

  徹底して仕掛けることが必須。

更には、塩干物。

  塩鮭鱒。

鮮魚部門の中では定番中の定番商品。

  塩干物の中でも日本人が一番好む朝食の定番。

特別安価に販売しているわけではないが、直近のデータでは明らかに昨年を上回る売上。

  大型パックも含めての週末のまとめ売りは必須。

まが、小魚も最近の伸びが顕著である。

  しらす、小女子、ジャコ等々。

小女子は新物の時期でもある。
こちらも、週末には500円相当の大型パックも含めてまとめ売りを行いながら高単価の刺身類の売上をカバーする必要はあろう。

  うなぎも塩干物も日持ち商材。

だから、まとめてお買い得感をたっぷりと織り込みながら提案することが重要。

  更に、アニサキスと無関係的なコトPOPが有効か。

あまり使いたくない手法ではあるが、アニサキス対策として逆にこちらを売り込む戦略を打ち出す必要はあろう。

  当面の対策ではある。










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2017年5月26日 (金)

生花の動向〜母の日から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


母の日のカーネーションの売上。

  一年を通しての花屋の大きなイベント。

一説によると、この母の日の商戦を終えてから、人事異動による配置転換を迎える企業もあるという。

  それほど母の日商戦は生花商にとっては一大イベント。

そして我々も、昨年との比較の中で、5月前半は母の日の一週間のズレが生花部門の昨年比のズレとして影響していたほど、母の日での生花の売上は大きいのである。

  昨年7月にオープンした当店は、初めての母の日。

昨年の8月のお盆商戦、9月の彼岸商戦、年末商戦、3月の彼岸商戦と仏事における生花の需要は異常値と言えるほどに高く、店舗全体の売上と比較してもかなりのウェイトを占めるほどの生花の強みを発揮していた。

  “母の日も相当の需要が見込まれるぞ!”

私的には気合十分であった。

  当然、当店に入る生花商の気合も私以上(笑)。

私との打ち合わせでも、通常の売場を拡大して、500円〜3000円程度の鉢物までのフルラインでの品揃えを実施した。

  “今回も全社1位を狙うぞ”

仏事関係での従来の売上は上記の通り、全社でもトップクラスの売上を誇っていた。

  当然、この母の日も大きな需要を見込んでいた。

しかし、結果は期待したほどではなかった。
他店舗との比較では、ピーク時母の日当日の爆発点で大きく水を開けられた状況である。

  今回は大型店舗での爆発力が凄まじかった。

しかし、標準店舗であり比較的高齢の方が多く住む当店の需要に関しては今ひとつの伸びであった。

  彼岸商戦とは大きく異なる結果。

生花商の担当者の話。

  「ここは花をもらう地域なんですね。」

冷静である(笑)。

  母の日のカーネーションを贈る地域と贈られる地域。

この差は歴然である。

  仏花を供える地域と供えに行く地域。

これが、仏花の需要であるとすれば、母の日の需要は贈られる地域か贈る地域かの差。

逆に言うと、仏花の需要と母の日の需要は逆転するのかもしれない。

  そう言われて初めて今回の結果に納得できたのである。

そして、生花商はお盆商戦まで多少のゆとりが生ずるのだろう。
再び、体制を整えて来たる年間最大のお盆商戦へと向かうのである。

  次回のお盆商戦。

いよいよ、昨年の売上に対する比較が明確に表示されるお盆商戦となる。

  心して臨まなければならない時期となって来た。







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