商売

2017年2月15日 (水)

お客様商売

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々の仕事はお客様商売。

  どの部門に配属になっても基本は接客業であること。

これは、私がこの新店を開店させるにあたって、まず初めにパートさん達に話した内容である。

  鮮魚や精肉に配属されても接客業であることを忘れない。

そんな条件でこの企業に入ることを要求した。

  接客業 = お客様と接する業務。

工場やネット販売と異なり、この業界はリアルにお客様が商品を陳列しているお店に来店され、実際に商品を手に取り納得して購入するためにレジを通り買い物を完了する。

  その接客業がいつのまにか「おもてなし業」にすり替わってしまった。

過剰な接客態度と過剰な要求。

  お客様は神様。

数十年も昔の三波春夫の歌が、いつのまにかごく一部のお客様の常識となってしまった結果、お客様の我々の接客態度に対するクレームという形で過剰な要求をすることが常態化してきているのも事実である。

  その結果のレジパートの不足。

最近は、急速にレジパートが不足してきている。

  かっては、レジの人材は豊富だった。

仕事としてとっつきやすかったからだろう。
しかし最近では、このお客様からの過剰が要求でありクレームが巷の噂となり、レジ部門で働くということへの恐怖感を高めているようにも思える。

  “お客様から不当なクレームをもらった”

そんな理由からこの仕事を退職する方もいる。

  最後は、店長を呼べ!。

お客様のその言葉にパートさん達は恐れる。
それもまた、レジから人材を遠ざける一因であるのかもしれない。

  あくまでも人間対人間の関係。

私は、お客様と従業員の関係を、あくまでも上記のように考えている。

  人として相手の方はどうなのか?。

お客様と接する時に、あくまでもこの基本スタンスは変えない。

  あくまでも対等の立場が基本スタンスである。

店長として、このスタンスは絶対に必要ではないだろうか。
そのスタンスでお客様と接した時に、お客様の言っていることは「人として」どうなのだろうか、と考える。

  “これは人としておかしいだろう”

そう思ったら、こちらも人として対応することにしている。

  それは、基本的にお客様にも同じことではある。

そして、概ねのお客様は、人として対応されたことに対して感謝の念を持って私を迎えてくれるのであるが、ごく稀に、それを接客業の人間として認めない方もいる。

  接客業の人間。

それは、結果的にお客様よりも下という意識を常に現せということのような考えをする方が、ごく稀にいるものである。

  そのような方への対応。

これは、そのお店の中でも店長以外は対応できないだろう。

  そのスタンスを守れば、これほど楽しい接客業はないのだが。






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2017年2月14日 (火)

当日の集中

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日はバレンタインデー。

  チョコを貰いたくて書いているのではありません(笑)。

最近のイベントの特徴というか傾向が当日集中型になってきているような気がするのである。

  昨年のクリスマス然り、年末然り。

クリスマス商戦で言えば、23日から25日までが3連休であったわけであるから、22日夜からクリスマス需要が高まっても不思議ではない状況である。また、25日の日曜日までクリスマス需要が継続されていても不思議ではない。

  しかし、24日当日に集中した。

23日も25日も、寿司需要やご馳走需要の高まりは少なかった。

  24日当日に一極集中。

年末も同様の流れ。
年末商戦の流れは地域によっても大きな違いはあるだろう。

  こちらの地域はご馳走商材は31日当日に集中。
  更に、初売りの2日の午前中に集中。

一気に集中する最近のイベント。
それは、小イベントも同様のようだ。

  節分も同様。

もっとも、節分に関しては、寿司コーナーの恵方巻の需要がほとんどであるから、丑の日と同様に当日の午後からが集中するのは昔からであろうか。

  今回のバレンタイン。

やはり当日だけはそれなりに集中するだろう。

  集中すると言ってもある特色がある。

同じまぐろなら、ちょっと美味しい本まぐろの需要が高まるとか、カニ類の動きが多少高まるとか、同じステーキでも厚切りのヒレやミスジのような小ぶりのステーキの需要が高まるとか、であろう。

  だから、価格訴求のまぐろだけを売れる訳ではない。

ここがいちばん間違いやすい部分である。

  年末商戦もそこが落とし穴だった。

31日にご馳走類は集中する。
その中でも、まぐろであれば中トロまぐろの需要が極端に伸びるのが31日である。

  まぐろ全般に需要は伸びる。

しかし、もっと大切なのは、

  中でも中トロまぐろや本まぐろは圧倒的に伸びる。

ここを見落としてしまうと間違ってしまう。

  更に上質品に集中するのがイベント。

しかし、売場計画では、数日前から最大ピークの売場を作って維持しロスを出しながら当日を迎える。

  “やっぱり本まぐろは売れないや”

そう思って31日当日を迎えると、完全にやられてしまう。

  その日だけは朝から本まぐろが動く動く。

そして現場では追われて追われて、商品が売場に出揃ったは午後からだった、という話はよく聞く。

  完全に手遅れである。

このような類の商品は午前中の作りたての時に状態の良いものを探しに店舗に来て購入するのである。

  開店からしっかりした本まぐろの品揃えを期待しての来店。

しかし、現場のそのような緊張感がなければ、通常通りの様子見の品揃えとなってしまい、追われて追われてようやくチャンスが去った後に売場が決まるのである。

  小イベントから、上記の部分を学んでいきたいものである。







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2017年2月13日 (月)

LINE販促

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、Facebook仲間がアップした記事。

  LINE販促を利用した業績対策。

その企業は50代〜60代の客層に加えて、もっと若年層を取り込もうとLINE販促を始めたとのこと。

それによって、例えば特別招待日の客数が15%もの増加を見せたという。

  特に、20代〜40代の客層が増加したらしい。

この記事だけ読めば、LINE販促をやらずには入れられないような内容である。

  しかし、課題も多いだろうことは想像がつく。

セキュリティの問題は?。
誤送信等の補償問題は?。
社内の誰が担当するか?。

  そしていちばん大切な問題は「継続できるのか」?。

LINE販促を始めるにあたり、解決すべき課題は多い。
記事に登場した企業は、LINE販促を始めて一年。

  この一年間で約2万人の登録者(友達)に達したという。

この2万人とは結構な登録者数であるという。

  昨今の新聞を購読しない時代。

新聞購読率は50%以下の時代になりつつある現代。

  特に10代〜20代の新聞購読率は10%台であると言われる。

コンビニやドラッグで食品を購入することに違和感を感じない世代でもある。
このような世代に、如何に食品スーパーに来店していただくか。

  この層の引っ張り合いが業績を大きく左右する時代である。

午前中の基礎商圏に住まわれるお客様は、チラシというよりも普段の買物に「近い」という最大の動機で来店されるわけであるから、どんな販促手段よりも近さというお客様メリットで来店される。

しかし、午後からや働く若年層はクルマという手段で通勤途中の店舗でこの買い回りも多い。

  彼らはスマホにLINEを入れて活用している世代である。

いや、若年層だけではなく、50代までの世代はスマホ世代といってもいいだろう。

  遅ればせながら、私も先日LINEをスマホの入れたばかり(笑)。

まだ、使い方もよくわからないが、次の時代を担う道具を使いこなさなければならない苦しい状況にある(笑)。

  最近、目玉品にお客様が開店前から並ばないなぁ〜。

特に最近はその傾向が強くなってきている。

  新聞を取らない家庭が急増。

更に、お客様からは、

  広告が入ってないわよ。

とのクレームも多い。
その地域の指定の新聞には必ず入っているハズなのに。
スマホのアプリにネットニュースが無料で取り込める時代。

  特段、紙の新聞を購入する必要はない。

ではなぜ、相変わらず新聞を購入しているのか。

 それは、広告が目的だから。

しかし、それも50代以上の家庭の主婦の目線であり、それ以下の世代はネットでチラシを閲覧する時代でもある。

  わざわざ有料で新聞を購読する必要性は全くない時代。

それではなぜ、未だに購読をしているのか。

  継続の度に販売員の方がサービスでつけてくれる洗剤(笑)。

やはり、ネット販促の時代は急速に迫っていることだけは確かだろう。

  さて、次の一手は。





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2017年2月12日 (日)

お客様目線

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


よく、お客様目線で考えろ、という言われる。

  お客様目線てなんだろう?。

品揃えがお客様の暮らしに合わせているか?。
価格がお客様が買いやすい価格帯であるか?。
駐車場は?、立地は?、競合店は?、等等々。

  結局は全ての面でお客様優先の店舗作りなのか?。

しかし、既存店は既に立地や駐車場、競合店を左右できない。

  接客、サービス面での対応か?。

しかし、接客やサービスだけに目を向けても、やることは限られてしまう。

  現場の面白さは販売の面白さ。

特に、商品を発注して陳列して販売する、この過程においての関わりの中での達成感であろう。

  ここを抜きにしたら現場で働く意味は無い。

そんな前提での「お客様目線」とは?。

  商品に注目すれば、それは「食べ方」であろう。

目の前に美味しそうに陳列されている商品。

  “購入したい”

しかし、どうやって食べようか?。

  “食べ方がわからない”

さらには、

  “もっと美味しい食べ方は?”

そんな情報が目の前に現れたなら、その商品は多くのお客様に購入されるだろう。
素材を購入されるお客様は、その素材を調理して食卓に並べて食べる。または食べさせる。

その一連の流れの中で、家族とのふれあいを通して豊かさを感じる。

  それが、豊かな暮らしである。

それを、我々が応援する。

  だから、お客様目線とはより美味しい食べ方。

それが、その商品から伝わってくるかどうか。

  ここにお客様目線としてもっと目を向ける必要はあろう。

“この商品はこんな風にして食べてもらおう”

  そんな意図が商品から伝わってくるかどうか。

そこにお客様目線と本当のお客様への語りかけが生まれる。

  食べ方を知る。

昔から言われる原理原則であるが、その食べ方が従来の食べ方を理解しながらもお客様の変化(進化?)にしっかり対応しているかが問題であろう。

  昨日は主力品を磨く、を記した。

その主力品を磨く過程の中で、食べ方というのは大きな要因となろう。

  この商品をどう食べて頂こうか。

ここの商品価値、売り場の価値が隠されているのだろう。



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2017年2月10日 (金)

主力品を磨く

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年の店舗方針。

  現在作成中ではある(笑)。

しかし、内心思っていることがある。

  主力品を徹底して拡販していくこと。

旬やイベント、話題の商品への対応は必要であろう。
しかし、平日の販売面での主力品にもう一度目を向けて、商品であり販売でありを磨きこんでみたい。

  主力品では競合店に圧倒的に差別化する。

この実践によって、お客様の当店への反応や数値的反応がどのように推移していくのか。

  ここにもう一度トライしてみようと思っている。

主力品と一口に言っても、部門毎に捉え方は違うだろう。

  青果の主力品はりんご。

これは、年間通しての話であって、あるいっときの話ではない。
だから、果実に関してはやはりその時の旬の商品が当然主力品に位置付けられる。

  鮮魚の主力品はまぐろ。

これはそのまま年間を通してもその通りである。
相場高のまぐろ。
しかし、価格を出せば必ず売上を作る。

  “まぐろならあのお店”

そのような口コミでの評判を販売側の努力でどのように構築していけるか。
鮮魚部門の場合はカテゴリー毎に主力品が明確になっているので、逆にカテゴリー毎に主力品を設定して磨いていける部門である。

  精肉の主力品は豚。

そのように大きく捉えてしまうと磨いていく切り口が見えなくなってしまう。
従来の精肉部門は、ご馳走感を演出する為に牛肉の強化を図ってきた。

  そしてその効果は抜群であり日本人の食生活にマッチしてきた。

だから、売上規模が高いお店ほど、牛肉の売り込みが有利となり強みを発揮出来たのも事実である。

しかし、今後はそれに加えて豚肉を如何にお客様の満足を得る商品に出来るかが大きなポイントとなると思っている。

  なぜか?。

中小スーパーにとってはナンダカンダと言っても、豚肉の売上ウェイトは高く、利益を大きく左右するカテゴリーだから。

  しかし商品開発をすることではない。

我々の仕事は、バイヤーが選択した豚肉を信じてお客様に売り込むこと。

  その「一番の売り」をお客様に訴求し続けること。

これが、現場の店舗が商品を磨き込むということである。

とりあえず、生鮮3部門での「主力品を磨く」という概念を記したが、その他の惣菜やベーカリー、グロサリーでも同様に主力品を磨くという概念を確立して実践していきたいと考えている。

  売上上位品を磨いて強みを活かす。

その為には、現場の我々がまず主力品を知ること。

  何が主力品なのか。
  どう磨いていくのか。

そうやって、主力品の商品知識を得ることから始めなければならない。

  新たな年度へのスタートをどこよりも早く切る。

これもスピードある対応であろう。






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2017年2月 3日 (金)

惣菜から逆算する時代

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


惣菜の売上は確実に伸びていく時代。

  惣菜が強くないと生き残れな時代。

そのことが着実に到来していると言える。

  自店も競合店も改装後の惣菜売場は充実している。

そして、惣菜やデイリー食品の売場を充実させることによって、客層や売上がガラッと変わってしまうような勝ちパターンを掴んだ企業は強みを手に入れたと言って良いだろう。

  昨日記した業界紙にもう一つ参考になる記事が載っていた。

ある企業のトップのインタビュー記事。

  その企業の惣菜の活かし方。

従来はあまり惣菜には力を入れてこなかった企業であるが、諸々の状況の変化で、これからの食品スーパーの品揃えの在り方やお客様からの存在価値を考えると、どうしても惣菜を強化しなければ生き残れない。

  惣菜の強化のしかた。

企業によってもその切り口は企業色が色濃く出るであろう。

  その企業は従来から部門の縦割りの数値を求めない。

よって、粗利と人件費と売場面積から算出される部門利益も求めない数値管理を取ってきた。

  よって部門横断的な人員管理が可能としてきた。

その延長線で、生鮮で仕入れた素材を部門移動して惣菜で調理をして商品化していく手法が容易に取りやすいという。

そうやって、生鮮の食材を取り入れて商品化して販売していくと、仕入れた素材の良し悪しや、どんな調理法がお客様から支持が高いか等の情報が得られるという。

  その情報を生鮮にフィードバックするという企業内の関係。

惣菜という商品から逆算して、素材の売り方をフィードバックする。

  この関係がお店全体の業績を改善させているという。

そこから、生鮮売場で展開される従来通りの素材と合わせて、惣菜部門から情報を得た、より惣菜に近い簡便性の高い商品化によって、生鮮部門のお客様の支持も高まってきたという。

  部門横断の近さが成せる技であろう。

縦割りの強い関係にある企業や部門では、人員の横断や売場の横断、そしてその延長線にある情報の横断がうまくいかず、どうしても自部門で仕入れ、時部門で調理加工し自部門の売場で販売するスタイルが一般的だが、縦割りの関係が薄い企業だから取り組める強みなのであろう。

  部門の縦割りをガチガチに縛らない関係。

よって、店舗の数値は最終的に店舗計で算出して評価する。

  お店が商品という発想。

だから、部門の数値は単なる参考程度に留めておいて、最終の店舗実績で判断し、競合店と戦っていく競争原理。

  お店が一つの塊という思想。

あまり部門の縦割りの縛りを強めると、情報の流れが閉鎖的になってしまうキライはある。

  惣菜から逆算して素材を見る。

現場の店舗では大切な発想であろう。






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2017年2月 2日 (木)

商売の原点

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


定期的に送られてくる業界紙。

  興味深い記事が載っていた。

精肉の専門店の取締役の方が載せた記事であった。

  難しいことは考えない、ただ売るだけ。

そう、ロスや廃棄を主として考えるのではなく、それ以前に「売ること」を考える。

  売上拡大が最善のロス対策であり廃棄対策である。

そう言い切っていた記事を読んで、澄んだ気持ちになった(笑)。

  “その通り!”

業績に対しては、いろいろな切り口がある。

  売上、粗利を最大化するために。

その為に、粗利率を安定させる切り口。
その為に、ロスや廃棄、回転率等をコントロールする切り口。

  結果として、ロスや廃棄を最重点に管理する手法。

それが高じてくると、売場に商品が陳列されなくなったり、製造数量を抑えて売れる数だけ製造販売する方向へ進んでしまう。

  結果として、売る力が減退していく。

この記事では、販売数量を伸ばすことによってロス率は必然的に改善されていくという発想。

よって、如何に売るかに焦点を絞って最善を尽くすことが最大のロス対策であると言い切っている。

その為には、品揃えを良くして陳列量を増やし目立たせること。

  結果的にロス率が改善され粗利率も改善される。

その継続が、売場を差別化させる最大の要因であると記してあった。

  売ることを最優先に考える。

組織全体がその方向で商売を考えるから、販売力は群を抜く。

  一人一人の売ることに対しての情熱。

そのような情熱が、活気となり、ますます売場が差別化されていく。

  売るという単純な情熱。

そんな情熱が少しずつ現場から消えているような気がしてならない。
組織的な売場作りには長けてきたが、売場から発せられる「売る情熱」が弱くなってきている。

  いろいろな要求が現場に課されているのが要因か。

もっともっと売ることに徹してみたい、今年度である。




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2017年1月21日 (土)

ビール市場の低下

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日放映していたニュースから。

  「ビール類出荷量が12年連続低下」。

それでも今までは、ビール、発泡酒、第三のビールのいずれかではプラスを維持していたらしいが、昨年度はすべてのカテゴリーで消費量が前年から低下したらしい。

  ビールの消費。

当然、我々世代(50代)が学生時代や新入社員の時代に大量に消費したアルコールはビールである。

  特に社会人になり始めた頃に発売されたスーパードライ。

ここで一気にビールの消費量が爆発的に伸びたような記憶はある。

  それまでは日本酒やウィスキーがメインだった。

しかし、アサヒからスーパードライが発売されて以来、日本人のアルコールはビールに転換したように思う。

  その世代のビール離れが最大の要因ではないだろうか。

今までビールを消費してきた世代のビール離れ。

  家飲み拡大。
  体質の変化。
  代替え移行。
  
これがビール離れの3大要因であろう。

  私の経験からも下記の経緯が考えらるのである。

いろいろな意味で飲み会が減少し、家飲みが増加した。
飲み屋での、とりあえずビールという慣習も薄れ、飲み屋でのビールの消費が大幅に減少している事実。

また、加齢により、アルコールの志向が大幅に変わったきたことも要因。
ビールがお腹に溜まって、食べ物が胃に入らないのである。
以前はそんなの関係無く飲めたのだが、今では美味しい料理が美味しく食べられないという弊害である。よって、他のアルコールに移行していった経緯がある。

そんな経緯から、ビール以外のアルコール飲料へ移行していくことになった。
その過程の中で、私は安価にアルコールを摂取できる飲料として缶チューハイに移行してきた。

  安い、美味い、酔える(笑)。

この3大メリット故に、酎ハイへ移行していった。
特に最近では、ストロングタイプ(高アルコール度数)の酎ハイが台頭し、2缶も飲めば酩酊するほどである。

そして、飲み口の面でもビールの苦味とは逆に、非常に飲み口もよく、最近では「これで百数十円?」と思えるほどの美味しい酎ハイも続々登場している現状。

  私の一番のオススメはキリン生搾り。

数年前に登場したが、根強い人気なのであろう。
未だに3アイテムの品揃えが途絶えない。

  レモン(果汁12%)
  グレープフルーツ(果汁28%)
  オレンジ(果汁45%)

この果汁の割合の多いことがこのシリーズの大きな特徴であり、人気の所以である。
以前は生のグレープフルーツを絞って焼酎に入れて飲んでいたが、果汁28%のこの商品が登場してからは、これ一本である。

  この果汁感は本物志向である。

こんな商品が続々登場してくる昨今。
更に、ワインやウィスキーといったアルコール類も新しい飲み方の提案(ハイボール、サングリア等)もあり、再び需要が高まっている部分もあろう。

  ビール市場の復活。

ビールを飲む最高の環境は、エアコンの効かない飲み屋で飲む最高に冷えたビール(笑)。

そんな環境で美味しい枝豆をおつまみに出してくれる居酒屋が私の住む街に一軒だけある。

  そこでは、ほとんどの方がビール。

そんな居酒屋がだんだんなくなっていくのも寂しいものだ。










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2017年1月18日 (水)

データに素直になる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


クリスマス商戦から年末商戦を終えて。

  年末年始の慌ただしさがようやく終焉しようとしている。

振り返ってみれば、全国的に鮮魚の業績が落ち込んでいる。
それは当社も同様。

  “なぜ、ここまで落ち込むか?”

そう思い始めて久しいような気もする。

  全国的な流れだから仕様がない。

そんな安堵感も一因なのであろう。

  相場高、漁獲高減少、魚離れ、販売技術の低下。

色々な要因が重なり、現状の状況になっているが、最大の要因は上記のように全国的な現象だけに、一種の諦めが心理的に働いているのは間違い無いだろう。

しかし、鮮魚という部門特性からいえば、相場に左右されるとい特性は青果と同様であり今更の課題でもある。

鮮魚というと、どうしても鮮度感であり調理技術であり活きの良さが他の部門と比較した中での差別化とされてきた。

そして鮮魚という部門の中で、特にご馳走と言われる刺身にあまりにも重点を置きすぎてきたことは否めないだろう。

その事が、あるイベントでしか活躍できない部門という歪曲した見方をされるようになってしまったのでは無いだろうか。

  その結果の無用な鮮度への執着。

「鮮度感の無い売場」。

  そんな烙印を押されるが故に普段の食材を展開しづらい環境。

そのような特別視が続いた結果の現在の数値なのかと勝手に思っている。

  “もっと素直にデータをから改善を図れないか”

そんな風に思うのである。
年末年始などの商戦では、年に一度の商売だから経験者のあるべき論も重要だろうが、平常の商売では普段のおかずが売れ筋である。

その普段の食材に関しては、やはりデータが重要な指標になるのではないか。

  普段のデータから素直に手を打つ事。

この事が再び大きな意味を持ってくるのではないかと考える。

  自店では何が支持を得ているのか。

特売等で売れた商品を、何も特売が入らない普段からなぜ売り込めないのか。
バイヤー送り込みで売れた商品を、なぜ再びバイヤーリクエストしないのか。
直近のデータからチャンスの在りどころを見出して貪欲に売り続けないのか。

  そういう意味では、鮮魚とて他の部門と同様である。

商売に奇策は無い。

  データから売れるものを売る。

当たり前と言えば当たり前。
基本と言えば基本。

  愚直にそこからもう一度スタートしていく事が必要なのではないか。

そう考えると、今まであるべき姿を追い続けてきすぎたのでは無いだろうか。

  私もそうだったかもしれない。

目の前の事実をもう一度素直な目で追求してみたいと思う。



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2017年1月12日 (木)

落ちていく前兆

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店舗からお客様が離れていく予兆。

  知らず知らずに蔓延していくその予兆とは。

全ては働く従業員の心の隙間から生まれるもの。

  まずは清掃清潔面からほころびてくる。

現場での最優先は売場作り。
どんなに人員が不足していても、また間に合わなくても売場の維持を最優先に位置しておく。

しかし、売場は新規オープン時をベストとして、日々ホコリが溜まっていく。
これは誰にも止められない。

よって、新規オープンした時点から売場のホコリ、バックヤードのホコリは蓄積していく一方となる。

更に、普段は出来ない冷ケースの上や冷ケースの内部、更にはエアコン内の清掃等は仕組み化して清掃の継続をしていかなければならない。

  仕組み化も人材がいればの世界。

もし人材に余裕な無ければ、ホコリは蓄積していく一方となる。

  “わかっちゃいるけど手が回らない”

そんな状況が続くと、いつしか清掃をする気も失せていくもの。

更に、1月に入ると売り上げが激減となる。

  生産性に目が向けられると人材調整が入る。

ますます人員確保が厳しくなり、それが多方面に影響を与える。

  まずは接客だ。

人間、余裕が無くなると、目の前の作業しか見えなくなる。

  お客様ファーストの発想が消滅してしまうもの。

開店当初のお客様優先の挨拶や掛け声がいつしか忘れられ、作業に終われる日々に終始する。

  掛け声も形ばかりの笑顔の無い、覇気の無い挨拶。

同時に、売場の鮮度に目を向ける余裕も無くなっていく。

  とにかく売場が埋まっていることに満足してしまう。

なぜ、売れないのか?、という問いも持って売場を見る目を喪失していくのだ。

  とにかく売場を埋めること。

そこに鮮度劣化した商品があろうが無かろうが関係ない。

  そこに気づく担当者もいる筈だ。

しかし、上司の目も陳列にしか目がいかない。

  “とりあえず、これで良し”

その妥協がますます、売場から鮮度を奪っていく。

  その延長線上に「品切れ」が現れてくる。

ここまでくると、もはや店舗運営の定を成してこなくなる。

  “主力商品さえ品切れしていなければ”

そんな発想が頭を覆っていく。

  ワンストップショッピングの出来ないスーパー。

そんな烙印が押されたら、いよいよイエローカードだろう。

  その延長線に店舗閉鎖という未来が来るのである。

それは、私のお店かもしれないし、競合店の行く先かもしれない。

  しかし敵もさるもの。

なかなか、その前兆が見えてこない(笑)。






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