商売

2021年1月26日 (火)

レジ袋の廃止

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のガイアの夜明け。

  「レジ袋の廃止」がテーマだった。

そして主に放映していた内容は、京都府亀岡市における全国に先駆けたレジ袋完全廃止を掲げる「レジ袋提供禁止条例」の施行の600日を追った報道であった。

  レジ袋の有料化は昨年7月から全国で施行されている。

そして亀岡市ではさらにその上をいく「レジ袋提供禁止条例」」が今年の元旦からの施行となる。
確かに、昨年のレジ袋有料化においても、事前から小売業の売上低下が懸念されてはいたが、ご存知のコロナ禍における条例の施行により、それ以前の話題で日常のワイドショーは盛り上がり、なかなかレジ袋の有料化には話題を持ってこれない状況にあり、いつの間にかレジ袋の有料化も日常化されていったのである。

  そして約7割のお客様はレジ袋不要。

なんと、従来から7割もレジ袋が不要となっているのである。

  弁当もそのまま手に持って自車へ。

ということで、施行前の不安をよそに大きな問題も無くレジ袋有料化が実行されているようには思える。

  しかし現場では。

逆にいろいろな諸問題が起こっているのも事実。

  一つは買物カゴの持ち去り。

これはいっときテレビでも大々的に放映されたものである。
買物後のカゴをそのまま自分の車に持参し、そのまま車のトランクに入れて持ち去るという不届き者の存在。

  更には買物カゴ共々レジ通過なしに持ち去る窃盗犯。

レジ袋不要、買物カゴ持参により、買物カゴにそのまま商品を入れて外に出ても違和感の無い環境になった為に増加した犯罪である。
これに関しては、その為の従業員を出入り口に付けておかないとなかなか防止できないものがある。そこを突いた犯罪である。

  更にはごね客。

「これとあれとこっちも買ったんだから、何か袋ないの?。」
そんな客様もいれば、小さい単品用の袋をごそっと持って帰るお客もいる。

そして従来以上にダンボールの減りが早くなったのも事実である。
ダンボールは商品が入っていたものを無料で提供するものであるが、これも従来以上にそれに買い物の商品を入れて帰る方が多くなったのは確か。

  それだけレジ袋に対する心構えが変わったということであろう。

レジ袋の有料化といってもせいぜい5円から10円程度であるが、それでも従来の無料から有料化によって7割も削減されるのであるから、資源的には大きな効果ではあるのだろう。

  しかし海外では約9割の節減効果があるという。

さらに環境に対する関心が高いのであろうか。
しかしそれでも昨年は、レジ袋の減少以上に家庭ゴミが増加したという。

  コロナ禍による家中消費の増加。

これによる家庭ごみの増加は顕著であろう。

  そしてコロナ禍という中においてのレジ袋の有料化。

これもこの業界においては良かったのか悪かったのか。
それを言うなら、やはりいつの間にかの有料化ではなかっただろうか。

  レジ袋の有料化からの売上ダウン。

それはこのコロナ禍では全くなかったのであるから。

  しかし個人商店ではどうだったのか。

それは伝わってこない。

  個人の豆腐屋さんとか漬物屋さんとか。

それらの方々においてはどうだったのであろうか。
しかし、地球環境を守るための施策は今後もどんどんと進化していくのである。

  そしてクルマも近い将来には電気自動車のみとなるのである。






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2021年1月18日 (月)

伸び代を増やす

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前にも「伸び代」の話をした。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-8eeea3.html

この記事では「バイヤー」の伸び代に言及した。

  優れたバイヤーとは自らの商品群に必ず「伸び代」を残しておく。

そんな記事だった。

  伸び代。

伸び代とはいったいどの部分を言うのであろうか?。
そして伸び代を残すとはどう言うことであろうか?。

  今日の記事はそんな疑問に注目してみたい。

伸び代とは、読んで字の如しであり、能力的に、実力的に、そして業績的に伸びる余地のあることを言う。

  特に我々業界においては売上金額という業績をいう場合が多い。

しかしそれはあくまでも結果的なものある。

  それ以前にお店とお客様の来店動機と言う関係が潜んでいるのである。

お客様の来店動機には二つある。

  一つはいつ行っても安心して買い物が出来るという経験値。
  二つはあのお店なら何かのサプライズがあるという期待値。

この場合の経験値とは、普段の食材の買い物での「鮮度」「品揃え」「清掃」「接客」が安定しており、お客様にとっても普段の買い物という日常にすっかり溶け込んでいるお店である。

  いつもの売場にいつもの笑顔。

そんな日常の経験がお店を選択させるのである。
そして期待値とは、そんな経験値の積み重ねから、いろいろな買い物シーンの過去の経験からのそのお店への期待度である。

  こんな時にはあのお店で買い物。

その期待値から来店するのであるが、その期待値にお店が売場が応えることで、その時の経験値が次への来店動機へと進化していくのである。

  経験値と期待値はクルマの両輪である。

経験値という後輪の駆動力によってもたらされたお客様は、来店されて買い物されたその経験から、そのお店への次への期待値を得るのである。

  要は経験値という積み重ねが次への期待値を生むのである。

そのサイクルが回ることによって来店客数が増加し、更に点数も拡大して売上という業績につながっていくのである。

  上記のサイクルを考えれば伸び代とは期待値のこと。

そしてその期待値を支えるのは経験値。

  その経験値を支えるのは、いわゆるこの業界での「基本」と言える。

そしてサイクルを回すということはどういうことか?。
  
  それは、サイクルを回し続けるという継続力のことである。

単に一回や二回のサイクル回転の一時のことではない。

  永遠に回し続けるという継続力。

その継続力を支えているのは、商売の基本の部分である。

  何度も言うが「基本」が継続力の源である。

そしてその結果、基本を継続させる力の存在が、いわゆる「伸び代」なのである。

  基本が継続されるから伸び代が余剰に生まれていくのである。

日々繰り返される「鮮度」「品揃え」「清掃」「接客」の商売の基本が高いレベルで維持継続されているから、次へのチャレンジが可能のなのであり、お客様も次へのチャレンジを期待するのである。

  基本が崩れていくとお客様の期待値も無くなっていく。

その期待値がまさに伸び代と言えるのではないだろうか。






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2021年1月16日 (土)

販促の停止と効果検証

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨年からのコロナ禍。

  思えば昨年の4月に初めての緊急事態宣言が発令された。

そして、小売業界も3密を避ける意味で、従来から集客の為の販売促進というチラシやあらゆるサービスを一旦停止して過度な集客を避ける傾向になっていった。

  そしてその時以来販促を一旦停止した企業が多いであろう。

当社も例外では無い。

  曜日サービスにイベント時の抽選会等の販売促進が停止したまま。

当初はそれによっての極端な業績変化は無かった。

  “意外にやらなくても売上落ちないじゃん”

そう喜んでいたのであるが、夏頃からその反動が結構な勢いで現れてくるようになった。

  特に日曜日のサービス関連の停止はいまだに大きく尾を引いている。

一週間で一番の集客タイミングにその要因となる販売促進が出来ないのであるから、その波及効果も高いであろう。
そして逆に言えば、その波及効果を期待しての日曜日の販促停止でもある。

  思った通りの販促停止の効果が出てきたのである。

とはいうものの、月間通しで見ればなんとか昨年クリアができる状況でもある。
12月はそれでもギリギリの状況で大晦日を迎えることになったのであるが。

  そして今月の緊急事態宣言の発令。

それによって、再び小売業界、特に食品スーパーにおいては再び神風とも思える追い風が吹き始めているようだ。

  緊急事態宣言による巣篭もり需要の拡大。

よって、今月から復活しようとしていたサービスも当面は延期となったようだ。

  目的は3密回避。

しかし、その伝家の宝刀を再び抜くタイミングを後に遅らせることが出来たとも言えるであろう。

  おそらく各企業ともそのタイミングを見計らっているのが現在であろうか。

何故なら、今年の3月以降からは間違いなく昨年売上という壁が立ち塞がるわけであるから。

  それは半端な業績では無い。

特に昨年の3月〜5月までは神風が吹いた。
しかし、そのサービスに対しても例外店舗が存在した。

  新店等。

新店等においては、従来の販促が顧客に定着していない為、敢えて従来からのサービスを開店当初から実践し、自社の販促をいち早く定着させる目的で実践してきたのであるが、8月後半からその販促効果が他の既存店との比較の中での効果がはっきりと見えてきたと言って良いであろう。

  “この販促はやるとやらないとではこのだけの差があるんだ”

従来はやって当たり前の販促が、いざやるお店とやらないお店に区分けし、半年後の数値検証を見てみると、相当の差となって現れてきたいるのである。

  一つ一つの販促効果が検証されてきたのである。

それは既存店においても、その販促をやるとどれだけの効果があるのかがはっきっりと見えてきたのである。

  よってその復活させるタイミングが重要となろう。

勿論、競合店に一歩先んじての復活が重要となる。

  そしてそこから本格的に個店での対応も復活させることになる。








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2021年1月15日 (金)

二度目の緊急事態宣言から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


1月7日に発令された「緊急事態宣言」。

  とは言っても一都三県に限定された発令であったが。

しかしその波及効果は高い。

  成人式直前の3連休前の発令がその後押しをした。

というのは、1月9日〜11日の3連休前であるから、当然その直後の3連休は一都三県及びその周辺に隣接するエリアは同様に緊急事態宣言を重く受け止めるであろう。

  本来であれば行楽に出る従来の3連休。

よって、昨年までのこのタイミングでの3連級は行楽、ウィンタースポーツ、旅行等で移動する人達が多かったのであろうが、今回ばかりは巣篭もりによる家中食にて3連休を過ごす方が相当増加したであろう。

  よって土曜日〜月曜日での食品小売への買い出しの増加が見られたのである。

購入されるのは、昨年4月後半のゴールデンウィーク時の買い回りと同様の日持ちのする食材等。

  野菜、肉、加工品、冷凍食品等。

3日間も外に出ずに、そして外食もせずに家内食や家飲みに徹するわけであるから、その需要は相当高いものになるのであろう。
それらの方々が再び食品スーパーに集中するのであるから、その需要は大きく伸びたのである。

  思えば今年の成人達は可愛そうである。

中には、大学入学と同時に入学式等がリモートに切り替わり、入学式もリアルに行われずに悶々とする新入学生活を強いられ、そして成人式すらもリアルな参加が限定され、その後の同級会等も行えないという状況。

  この時期が青春真っ只中という年代であろう。

その時期の仲間達との会合はいろいろな意味でいい思い出としていつまでの心に焼き付いているのであるが、そんなタイミングも未だに経験していないのであろう。

しかしまぁ〜、よく取ればその反動は必ずやってくるものである。

  それも相当凝縮した形で巡ってくるものである。

それが人生であるのだから。
そして、リアルな人間同士の交わりの重要性を知るのであり、その時間が凝縮すればするほどに濃密な思い出として焼き付いていくのである。

  それは社会人一年生でも同様の事が言える。

特にリモートによる仕事が可能な業界へ入社した方達は尚更そのような不満もあろうか。

  リモートからのリアルもありその逆もあろう。

そしてリアルな人間同士の会合が如何に重要であることがいずれ理解できる日が来るのである。

  12月という月の期待感の重さとは逆な今月の動向。

それは、あまりにも期待しすぎた反動として1月という新年において発動されたと言っても良いのではないだろうか。






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2021年1月 7日 (木)

年始商戦を終えて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


2021年の年始商戦。

  年末商戦は先日記した通り。

特に31日の動向が予想外の展開となり、爆はずせずに終了。

  前日の買い溜めと当日の雪の地域もあろう。
  都内は年末商戦は大きな盛り上がりと言う。

本当に地域差が出た年末商戦でもあった。

  同様に年始商戦も地域差の出た結果となった。

年末同様に年始も都心部と関東エリア、そして帰省の無かった地方での際から年始における商戦は全く逆の風が吹いたと言えるであろう。
しかし、地方においても12月月間の商戦として評価すれば、12月の際での売上は厳しかったといえるが、それ以前の12月前半から中盤においてはコロナ禍における需要はキープできていた様でなとか昨年クリアできた地域が多かったと思われる。

  そして年始商戦。

こちらも巣篭もりからの食品スーパーでの買い出しという特需を目論んではいたが、こちらも都心と関東エリア、そして地方では年末商戦以上の拡差となって現れている様だ。

  特に1日〜3日のおける三ヶ日での伸びに欠く店舗が多かった。

逆に街中店舗では、帰省しない方がそれなりに来店され、普段の買い回りが発生。

  これは昨年にはみられない光景である。

特に今年の年始は4日からの仕事始めもあり、早々に普段の生活に戻る方が多かったせいか、2日〜3日からの普段のサイズの商材の需要が早々に高まったと言えるのではないだろうか。

  刺身盛合せ然り寿司盛合せ然り。

年始早々から当店では普段の値頃に単品が比較的好調に動いていたようだ。

  普段への戻りの早い今年の年始。

そしてコロナ感染者が更に急増している現実。

  緊急事態宣言がまさに本日7日に発出される予定。

昨年4月のような混乱には至らないであろうが、やはり再び巣篭もりによる需要は拡大するであろう。
流石に当時は、この混乱が一年続くとは思わなかったが、いざ現実に一年を経過しようとしている今、コロナ禍における日常が常態化していることが人々の油断を引き起こしているのであろうか。

  それとも季節的な要因かまたは単なる検査数の多さなのか。

来月になればダイヤモンドプリンセス号の混乱から早くも一年が経過する。
そしてそこから食品小売業の需要が大きく高まった時期が再び到来する。

  そして誰が感染しても不思議ではないほどの感染の拡大。

いよいよコロナ感染ということが身近な問題として接しなければならない時期に来ているように思えるのだ。






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2021年1月 2日 (土)

年末商戦を振り返って

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


年末商戦。

  皆様、如何だったでしょうか?。

それにしても今年のクリスマスからの年末商戦は、いろいろな与件が重なり、不透明な年末商戦ではなかったであろうか。

  今年ほど予見できない商戦も初めてである。

しかし、それが商売というものであろう。
我々の商売は注文を受けてから製造したり販売したりする仕事ではない。

  予め予測して製造陳列し来店された方に買っていただく商売。

よって、予めの予測が重要なのであり、その予測の精度がこのような大イベントにとっては命でもある。
その命とも言える予測が、外部与件(コロナ禍や天候や曜日周り)によって左右されることで大きく外れていったのが今年の年末商戦であったように思える。

  とは言ってもこれも結果論であるが(笑)。

しかし一番私が悔しいのは、何度もこのブログでも書いてきたように、今年はコロナ禍により巣篭もりと内食化によるのと、年始営業店舗の減少により31日の買い溜めは相当高まると予測したのであるが、その逆の結果であったことに対しては、未だに納得できていないのである。

  何故31日の集中が無かったのか。

30日からの大寒波に見舞われた地域の方は30日爆発の31日不振という結果に納得はいかれているのであろうが、冬晴れの関東にても同様の結果であったのが不思議なのである。

  積雪予報?、コロナ感染?、それとも売場?。

確かに販促面でも従来の集客面を考慮した販促が今年は無かったというデメリットもあろう。
しかし、それでも年末商戦以前にはそれほどのダメージも無い中で年末商戦に突入した。

  よって販促面での弱みとは思えない。

ならば、天候?。
確かに、お肉一番さんのコメントでも、30日大勝利、31日大敗北とある(笑)。

  しかし関東は冬晴れの好天。

それは事前の天気予報でも十分に報道されていたのである。
よって、日本列島全体で考えると、事前の買いだめと31日の降雪による日別の強弱はあったであろう。

  また地方と都市部での帰省の違いもあるであろう。

更に、食材においては、蕎麦がそれほどの需要の高まりを示さなかったこと。

  事前に今年は蕎麦が売れると見ていた。

それは企業としてもバイヤーとしても同様であった。

  よって、昨年以上の数量計画。

昨年欠品したという事実も重ねて今年の計画が為されたが、その蕎麦も31日に不振。
31日に売れるべき商材がことごとく、不振に見舞われたということである。

  何故なのか?。

それを解明していくのが、今年という年の私の使命なのかもしれない。









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2020年12月30日 (水)

一年で一番長い日

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


12月30日。

  晦日。

今年も残り二日。

  そして今日は12月30日。

なんと中途半端な日であろうか(笑)。

  “あと一日あるでしょ”

そういう事です。

  しかし我々業界にとっては今日が一年で一番長い日。

それは、現場で働く従業員にとっては、精神的にも肉体的にも一年で一番ハードな日であるからだ。

  ただでさえ売り上げが高騰していくる本日の30日。

むしろ青果部門とかおせち商材などは本日が最大ピークとなるであろう。
売り上げの絶対金額と言う意味では、明日の31日と同等の疲労を感じる日なのである。

  更に加えて精神的な疲労は今日が最大となろうか。

それは、本日の喧騒が明日も続くと言う精神的な疲労感は今日が最大となる。
明日になれば、元旦休日という一つのけじめがあるため、31日は売上は高まるものの、むしろ精神的には明日の休日という解放感から疲労感はかなり和らぐのである。

  よって、今日を如何に乗り切るか。

とは言っても、今日の中ですべきことは山ほどある。
それは、部門によっても異なるが、店舗の店長というリーダーにとっては全てを完璧にこなしてからの帰宅となるから、それこそ何時になるか不透明な日となろうか。

  特に今年はコロナ禍の中でも年末商戦である。

今日、明日は巣篭もり需要が相当伸びるであろうし、それがどの商材に偏るのかも初めての経験である。
そしてそれは地域格差も相当発生するであろうから、今日の作業も見通しが立てられない状況であろうか。

  そして売場がなかなか満足のいかない地域もあろう。
  逆に予想に反してお客様の来店が少ない店もあろう。

そんな年末商戦に対する予想と現実のギャップに悩む一日となろうか。

  とは言っても後は売場に在庫を出し切り売り切るだけ。

残り二日とはこのように、作業と判断と売り切りが日別に降りかかってくるタイムリミットの迫る判断と行動が求められる時である。

  その最たる時が30日なのである。

私は鮮魚部門を通してこの業界を歩んできた。
鮮魚はまさに年末の王道を歩む部門であった(今でも同様か)。

  更に当時は練り製品を部門で持っていた。

練り製品を持つということは、際物のおせちを持つということである。
よって、31日の刺身、30日のたこ、29日の数の子、そしてそれ以前では新巻鮭のギフト等で日々の前準備もハンパではなかった。
そこにおせちという際物が25日前後から登場してくるのである。

  そこで年末のイメージが確立したと言ってもいいだろう。

年末は日々、売れ筋が変化し、日々やりきる業務が変化し、そして最後の31日は在庫を空にするというサイクル。

  まさに日々がドキドキワクワク?である。

よって、30日という日付のイメージは一年で一番長い日という強烈なイメージが付いて回る。

  そしてそれは鮮魚部門だけの問題ではない。

どの部門にも同じ構図が当てはまるのである。

  さぁ、12月30日。

まだまだ、先は長いのである。

  頑張って参りましょう。




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2020年12月28日 (月)

クリスマス商戦を振り返って

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


2020年のクリスマス商戦が終わった。

  結果は地域差や個店差があったのだろうか。

昨年から23日が平日となり今年が2年目。
今年は24日が木曜日となり、25日が金曜日。

  木曜日の強い企業は跳ねたであろう。

しかしそれ以外の企業は意外に厳しいクリスマスイブであったのかもしれない。
そしてクリスマス商戦期間をどこからどこまでで評価するかでも違いが出よう。

  今年は23日〜25日の3日スパンで昨年と評価すべきであろうか。

そうすると、昨年と今年が日曜日を含まない3日間の比較であるからある程度は均等な評価となろうか。
そしてここ最近はコロナ感染者が最多更新を続けている状況においては、どうしても家中での巣篭もりのクリスマスという環境に陥ってしまうのであろうか。

  特に24日当日の集中は凄かった。

今年はそれ以前のクリスマスケーキの予約でありおせちの予約であり、更にはちょっと前のボジョレーヌーボー解禁でのワインの動きといい、巣篭もりを予想させる予約販売が絶好調で推移していたので、ある程度は予測はついたのだが、それでも蓋を開けるまでは不安の残るクリスマス商戦でもあった。

  そしてその商戦が終わった。

予想通りと言おうか、自宅で過ごされる方の多さを感じさせる客数の多さ、そして精肉や惣菜を購入される方の多さ。

  更にはお酒の動きが異常値であった。

仲間たちのとの忘年会が無いという環境は、個人で家中で飲まれる機会が倍増したのであろうか、お酒の動きが顕著に現れた。
8月からの GO–TOトラベル、10月からのGO-TOイートによって一時は外出、外食が多少の活況を呈したが、再びの感染者の急増により、本来であれば年末の忘年会シーズンが再びの緊急事態宣言が出されても不思議ではない状況になってしまったのである。

  更に今年の年末年始は大寒波の予報。

クリスマス以降からの年末年始はお盆同様に家中で過ごす方が急増するであろう。
このクリスマス商戦の結果が、コロナ禍という環境で無ければそれこそ皆で乾杯と行きたいところであるが、内心は複雑な心境でもある。

  再びの外食から内食。

そしてお盆同様に年間で最大の帰省のピーク時に。
我々業界も、12月商戦は一年の中でも最大の商機である。

  そしてその利益構成もハンパではない。

ここで稼げなければ倒産という小売業は多いであろう。

  それを他の業界に例えてみても同様ではないだろうか。

再び、観光業、航空業、宿泊業、外食産業等も同様にこの12月商戦、もっと言えば年末年始の人の大移動時に多くの利益を生んできたはずである。

  特に帰省先の地方の産業ほどその傾向は強い。

地方の上記産業、更には地方の小売業、お土産屋さん等の年末年始商戦はお盆以上に厳しい年末となることは想定できる。

  このクリスマス商戦から見えてくる年末年始の商い。

この商いが今回限りであることを願いながら年末商戦へ向かいたいと思うのである。






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2020年12月26日 (土)

経験値と期待値

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日は「期待値を超える」を記した。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-734943.html

期待値とはお客様がお店に対して「何を」「どのように」期待しているのかという高さにあろうか。

  あのお店は青果の価格が安いから買い物に行く。
  あのお店は鮮魚の鮮度が良いから買い物に行く。
  あのお店は精肉の牛肉が旨いから買い物に行く。
  あのお店は惣菜の品揃が良いから買い物に行く。

等々、そのお店に対する日頃からの期待が高まれば、それが期待値として定着していくのである。
そして、その日頃の買い物の経験からの認識が期待値として、ここぞの場面で発揮されるのである。

  期待値を高めていくこと。

それは、普段からのお客様の自店における買い物の経験の積み重ねによるものである。

  これを「経験値」という。

普段からの自店におけるお客様の買い物の経験。その積み重ねがいつしか「経験値」となり、その経験値からお客様をして「あのお店はこのような商品をこの時期にこの時間に豊富にお買い得な価格で作り立てを展開してくれているであろう」という期待値に昇華していくのである。

  この期待値が最大に表れるのが「年末商戦」。

年末商戦とは、この期待値の権現であろうか(笑)。

  何故なら、年末商戦の買物は買い回りをしない。

一箇所で概ねの食材を揃えるのである。

  渋滞、混雑を何度も経験したくないから。

特に今年の年末商戦はこの傾向が強いであろうか。

  だから一店舗でのワンストップショッピングが高まるのである。

しかしそれは、上記のように既にお客様の買い物経験によって期待値は決定されており、そして年末の食材を調達する店舗は既に決定済みであろう。

  よって年末商戦はお客様の期待値とおりの客数によるのである。

そして我々がすべきことは、その期待値を超える売場を提案して、期待値以上の点数を高めることにあろう。

  期待値以上の売場、商品によって来年への期待値が決定するのである。

それを我々は、この一年間の、お客様から頂く「通信簿」と呼ぶのである。

  「経験値」と「期待値」。

普段からの「経験値」を如何にお客様に積み上げて頂くか。
そしてその経験値が、いつしかそのお店に対する定着した概念となって、普段の買い物やイベント時の買い物に対してのそのお店への「期待値」となってお客様の来店動機になっていくのである。

  来店動機とは期待値のこと。

今日は12月26日(土曜日)。

  明日からの日曜日からが本格的な年末商戦となろうか。

今回の年末商戦は、来年の小売業の正月三が日を休業する小売業もある為、お客様のイメージとしても年内での買い溜めというイメージの強い年末商戦となろう。

  更に期待値に左右される年末商戦となろうか。




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2020年12月23日 (水)

伸び代を追求する

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


バイヤーという仕事。

  私もバイヤー経験は無い。

一時はスーパーバイザーとしての任務をこなしたこともあるが、その時もスーパーバイザー兼地区バイヤーのような仕事を兼務もしていたので、多少のバイイング経験はあるものの、本格的に本部のバイヤーとして一部門を任されたという経験は無い。

  バイヤーというからにはバイイング(買う)のが本業ではある。

しかし、バイイングと同時に仕入れた商品を店舗で売る為に、いろいろな情報を提供して売場に陳列させ、お客様に購入していただくかまでの道筋を立てて商品マネジメントをしなければならない。

  単に買ってお店に送るだけではないのだ。

バイヤーとして経験を積み、その経験が長くなるとどうしても仕事のウェイトがバイイングに傾き、バイイングした後の店舗へのフォローが疎かになる方も多く見受けられたが、現代ではそのようなバイヤーはほとんど姿を消したのではないだろうか。

  優秀なバイヤーとはどのようなバイヤーなのか?。

小売業の中でもバイヤーほど評価の分かれる分野も無いのではないだろうか。

  それは評価者によって全く逆の結果となるからである。

トップから見れば、結果を残すバイヤーがなんといっても優秀なバイヤーであろう。
取引先から見れば、商品を買ってくれるバイヤーがそれこそいいバイヤーであろう。

  しかし現場からすると陳列から完売までの道筋を示してくれるバイヤーが最高である。

そして、そのようなバイヤーは得てして現場の部門チーフから信頼が厚いものである。
だから現場のチーフ連中も、彼の示す道筋に沿って商品展開をし、そしてその商品を売り切り、また次の道筋に沿って商品展開していけるのである。

  結果として業績も付いてくるという流れだ。

やはりそんなバイヤーは現場に強く、人に強く、そして競争にも強い人間であり、結果的に取引先からの信頼も厚いという付録まで付く。

  “てっちゃん、そんなバイヤーいねぇ〜よ(笑)”

現場からはそんなヤジが飛んできそうだが、年齢問わず必ず存在するものである。
そんなバイヤーは、過去から現在、そして未来へと自ら受け持つ部門でありカテゴリーでありのストーリーを持っており、そのストーリーに準じた方向性を必ず部門担当者に示すことから始めている。

  そしてそれに沿って毎月・毎週の計画と具体的なレイアウトが流れてくる。

送り込みは「単品量販型」の単品集中の送り込みによって、定番に影響を与えずに特設にてダイナミックに展開でき、生産性が高まる流れを崩さずに投入する。

送り込みに際しては必ずその旨を情報として流し、ある程度の売場作りと売り切り手法まで簡潔に添付されているから安心だ。
そして頻繁に現場に足を運び、手にリアルなコミュニケーションを欠かさない。

  最後は現場の人間が自信を持って行動できるよう支援しているのである。

そして、業績面では常に「伸び代」を作っておくことを忘れない。

  「伸び代」である。

現在の業績を更に伸ばす為には、次の一手、二手を常に頭に入れながら、そのタイミングを図りながらバイイングを行なっているから、そのタイミングが到来した時には誰よりも先に先手を打って商品をバイイングし、道筋を示して現場に投入する。

  そのタイミングがバイヤーの全てではないだろか。

これぞ、仮説検証というPDCAを有効に回し続けていく能力であり、企業としての競争力に直結するものであろう。





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