レジ袋の廃止
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のガイアの夜明け。
「レジ袋の廃止」がテーマだった。
そして主に放映していた内容は、京都府亀岡市における全国に先駆けたレジ袋完全廃止を掲げる「レジ袋提供禁止条例」の施行の600日を追った報道であった。
レジ袋の有料化は昨年7月から全国で施行されている。
そして亀岡市ではさらにその上をいく「レジ袋提供禁止条例」」が今年の元旦からの施行となる。
確かに、昨年のレジ袋有料化においても、事前から小売業の売上低下が懸念されてはいたが、ご存知のコロナ禍における条例の施行により、それ以前の話題で日常のワイドショーは盛り上がり、なかなかレジ袋の有料化には話題を持ってこれない状況にあり、いつの間にかレジ袋の有料化も日常化されていったのである。
そして約7割のお客様はレジ袋不要。
なんと、従来から7割もレジ袋が不要となっているのである。
弁当もそのまま手に持って自車へ。
ということで、施行前の不安をよそに大きな問題も無くレジ袋有料化が実行されているようには思える。
しかし現場では。
逆にいろいろな諸問題が起こっているのも事実。
一つは買物カゴの持ち去り。
これはいっときテレビでも大々的に放映されたものである。
買物後のカゴをそのまま自分の車に持参し、そのまま車のトランクに入れて持ち去るという不届き者の存在。
更には買物カゴ共々レジ通過なしに持ち去る窃盗犯。
レジ袋不要、買物カゴ持参により、買物カゴにそのまま商品を入れて外に出ても違和感の無い環境になった為に増加した犯罪である。
これに関しては、その為の従業員を出入り口に付けておかないとなかなか防止できないものがある。そこを突いた犯罪である。
更にはごね客。
「これとあれとこっちも買ったんだから、何か袋ないの?。」
そんな客様もいれば、小さい単品用の袋をごそっと持って帰るお客もいる。
そして従来以上にダンボールの減りが早くなったのも事実である。
ダンボールは商品が入っていたものを無料で提供するものであるが、これも従来以上にそれに買い物の商品を入れて帰る方が多くなったのは確か。
それだけレジ袋に対する心構えが変わったということであろう。
レジ袋の有料化といってもせいぜい5円から10円程度であるが、それでも従来の無料から有料化によって7割も削減されるのであるから、資源的には大きな効果ではあるのだろう。
しかし海外では約9割の節減効果があるという。
さらに環境に対する関心が高いのであろうか。
しかしそれでも昨年は、レジ袋の減少以上に家庭ゴミが増加したという。
コロナ禍による家中消費の増加。
これによる家庭ごみの増加は顕著であろう。
そしてコロナ禍という中においてのレジ袋の有料化。
これもこの業界においては良かったのか悪かったのか。
それを言うなら、やはりいつの間にかの有料化ではなかっただろうか。
レジ袋の有料化からの売上ダウン。
それはこのコロナ禍では全くなかったのであるから。
しかし個人商店ではどうだったのか。
それは伝わってこない。
個人の豆腐屋さんとか漬物屋さんとか。
それらの方々においてはどうだったのであろうか。
しかし、地球環境を守るための施策は今後もどんどんと進化していくのである。
そしてクルマも近い将来には電気自動車のみとなるのである。
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