商売

2020年10月16日 (金)

鬼滅の刃

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、グロサリーチーフが嬉々として商品を積み込んでいた。

  鬼滅一丁。

カップ麺である。

  出前一丁ではない。

鬼滅一丁。

  「オニゲン・・・?、何コレ?」

   「鬼滅の刃に乗じた商品です。」

  「キ、???、なんて言った(汗)?。」

今流行りの漫画、らしい。
その時は特段興味もなく過ぎたが、後に子供菓子の業者の方が商品を補充に来ていたので、世間話をした。

  「今、何が売れている。」

   「そうですね、最近はコレが人気です。きめつのやいば」

そこで指差したのが、「鬼滅の刃」のボトルガム。

  “そう言えば、さっきのかっぷ麺と同じキャラクターだ”

その業者の彼女も、「私の娘もよく読んでいるんです」と言っていた。

  “今、流行りなんだ”

そしてそんな目で売場を見ると、あるわあるわ「鬼滅の刃」の関連品。

  カップ麺、ふりかけ、レトルトカレー、そしてボトルガム。

それらの商品を写真に撮ってFacebookにアップした。

  そしたら・・・。

私と同年代のおじさん達が、何やらわけのわからんことをアップし出した。

「鬼滅一丁別件で1ケースお願い致します🤲👹●対策用に😣

「きめつ」で一発変換できないなんてまだまだだな😎 👹○の変換は一発なんですけどね(笑)

「水の呼吸❗😁


一体何のことか?。
おそらく、分かる人にはわかるのであろう、上記の会話。

そうしたら、別のお友達が写真をアップしてくれた。
「あなた方の知ってるのはこの番組⁉️


121322344_1355993491273525_9414035367155 

そう、俺たちの旅。

 一気に記憶が1970年代に遡ってしまった(笑)。

同様に、鬼滅の刃を懐かしむ60代の年代の時代が来るのであろう。

それぞれに記憶のそこに強烈な思い出が隠されているもの。
鬼滅の刃に思いを寄せる世代がいることも記憶しておこうと思うのである。





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2020年10月13日 (火)

変わる10月の位置づけ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


台風14号。

  なんとも理解しがたい軌道で遠ざかっていった。

今回は幸いにして大きな被害もなく日本列島から反れていってくれたから幸いではあったが、思い起こせば昨年の10月12日。

  台風19号が日本列島を直撃。

甚大な被害を各地にもたらした。
あれから一年が経過した今年であった為、再び嫌な予感はしていたが、関東から南にそれていってくれて本当に良かったと思う。

  思えば今年の10月は祝日が無い。

更には運動会や学園祭等も無いさみしい10月となっている。
もっともコロナ禍であることを考えると致し方ないのであろが、学園生活はようやくスタートし、学生達は半年遅れの学友達との交流が始まってはいるのであろうが、どうしても従来のようなリアルな交流が出来ないもどかしさはあるであろう。

  従来の10月というイメージ。

それは、秋の深まりであり秋の味覚であり、そして季節の変わり目としてホットメニューが美味しい季節の到来の時期であろうか。

  確かに「食欲の秋」にふさわしい食材が果実を中心に出回る季節である。

しかしそれとは逆に一方では「台風」による災害の季節としても定着してきたのではないだろうか。

  9月1日の防災の日。

そして台風の上陸が一番多い月も9月である。
しかし、10月になると秋雨前線を刺激しやすくなり、風雨が強まりやすくなるのはむしろ10月に移行しているのが昨今の台風ではないだろうか。

  データでも強い勢力で関東方面を直撃するのは10月が一番多い。

よって、関東以北では10月を台風に備える準備の月として最大の警戒を要する時期と考えた方がいいと思われる。

  そう考えると10月のテーマが見えてくるようでもある。

いろいろな意味での買いだめ週間、買いだめ月間として位置付ける必要があるのではないだろうか。

  そんな意味合いから今年から新たなチャレンジをしてみた。

切餅の大陳である。

  日持ち、簡便、そして美味しい。

そして切餅はいずれ年末年始の主力商材となる。
今から大陳していても日付的にはなんの問題も無い。

  10月までは台風対応の買い溜め商材
  11月以降は年末対応のキワモノ商材。

そんな位置づけで思いっきり展開しようと考えている。

  さて、どのような結果となるか。






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2020年10月 8日 (木)

オーケーストアの強み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の月曜日。

  テレビ東京での「よじごじDays」

「顧客満足度10年連続1位のスーパーを調査」というタイトルで特集を組んでいた。
その番組の内容を見るよ、10年連続で1位を獲得している「オーケーストア」が実践している内容を調査するというものであった。

  当然、事前に録画予約。

毎年行われるインターネットでの調査であるり、日本生産性本部が発表しているこの調査の内容を原文のまま如何に掲載すると、

「この調査は、統計的な手法による総計12万人以上の利用者からの回答をもとに実施する日本最大級の顧客満足度調査で、業種・業態(以下業種)横断での比較・分析ができ、かつ、6つの指標で顧客満足度構造とポジショニングをチェックすることが可能です。本年度は年5回(例年は6回)に分け、30業種以上、約400の企業・ブランドの調査を行う予定です。「顧客の評価を起点とした業種を超えた競争」を促すことで、付加価値や顧客満足を高める経営が日本全体に広がり、企業の成長と国際競争力の強化に役立つことを狙いとし、2009年度から発表を行っています」。

とのことである。

  いずれにしても日本最大級の調査結果であると思われる。

そして2020年度でのスーパーマーケット部門での第1位が「オーケーストア」であり、オーケーストアは10年連続での顧客満足度1位ということになる。

  素晴らしい結果であることは間違いない。

しかし全国的な調査にも関わらず、7&iやイオンではなくオーケーストアということは、規模や売上高ではなく、客として毎日利用している中での満足度という基準なのであろう。

  私の認識では都内のスーパーという印象のオーケーストア。

しかしその都内のお客様の声としての集中度が10年連続で1位ということであり、この10年連続という数値はやはりオーケーストアが如何に支持され続けているかということの立証であろう。

そして今回の放映はその内実を公にすることであり、お客様のみならず、我々業界関係者にとっても非常に有益な情報であったと思われる。

  売上高約4000億弱、店舗数約100店舗。

ということは1店舗で約40億の売上ということだ。
しかし、売上高だけで見れば、もっと上をいく企業もあるだろうが、顧客満足度は低いといことでもある。

  その秘密は一体どこにあるのであろうか。

その番組の中で、7つの要因を上げていた。

  1詳細な値札の存在
  2オネストカードの存在
  3特売を打たないが最安値
  4絞り込みによる価格訴求
  5メーカーとの取り組み
  6ワンコインで大満足
  7超高品質でお買い得

これらの要因を挙げていた。

  その中で私が一番注目したのは、3。

チラシを打たないという戦略。

  しかし競合他社の特売を日々対応している。

要は、お客様は競合店に行かずともオーケーストアで全てのスーパーの特売価格を網羅していることによる満足度の高さは大きいと思える。
どこまでの競合店を設定しているのかは個店によって異なるであろうが、それでも自分が通うスーパーの特売価格と同じ価格でオーケーストアで買えるということは絶対的な強みとなっているであろう。

  そしてチラシを入れないことによるコストダウン。

お客様もチラシが無いということは、チラシに左右されずに行きたい時に行って、地域一番の安値で買えるという現実は、口コミで広がる毎日の来店動機に直結しているのでは無いだろうか。

  そしてオネストカードという情報。

そこに企業としての正直さが伺え、この点においても顧客満足に大きく貢献をしているのかと思われる。

  非常に参考になる番組と情報であった。






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2020年9月30日 (水)

新店における「投資」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近の新店はなかなか軌道に乗らない。

  これはどの企業でも同様の状況ではないだろうか。

かっては、新店といえば3年は二桁成長が当たり前の時代であったが、ここ数年いやここ10年ほどなろうか、二桁成長が見込めなくなったのは。

  なぜか?。

人口減、競合店、立地条件、等、いろいろな理由が考えられるであろう。
新規出店地域は人口増が見込まれた地域であり、そんな立地は世代も若くこれからどんどん成長していく家族層が多かった。
更に、出店立地にも競合店が無く、人口増がそのまま売上増に結びついていた時代でもある。

  しかし昨今は全く環境が異なってきた。

まずは立地周辺に存在する競合店。

  今では出店1k先に競合店が存在など当たり前。

よって出店後から相当な競争に巻き込まれる。
その為に、出店計画の中での売上予算に達しない新規出店の店舗が多いという。

  よって予算達成のための強引が試作が必要となる。

新店であれば、いろいろな予算が甘く作成せれることが多い。

  売上金額は高いが故に荒利率は低い。
  売上金額が高いが故に生産性は低い。

要は、高い売上金額の予算であるが故に、結果的に荒利率は低め、更に生産性も低めに設定されている場合が多い。

  その低い予算を如何に集客に向けられるか。

そこが新店開店後からの大きな課題となるであろう。

  自店を如何に地域のお客様に知っていただくか。

その為に上記予算を有効に活用して認知度を高めてもらうかである。
その為には、明確に強みを発揮できる部分に特化して施策を打つ必要があろう。

  販売面での強み。
  販促面での強み。
  接客面での強み。

その中でも特に販売面に関しては、競合店の存在が大きいであろう。

  従来は競合店で買い物をしていたお客様。

そのお客様から各々の競合店ではなく自店で買い物をしていただく為には。
それには、競合店以上の強烈な来店動機となる強みが必要となろう。

  その強みを認知して頂くまでの投資が必要となる。

その中では、競合店の強みの把握が必要であろう。

  相手はどこでお客様を集客しているのか。

そこを押さえておくと、競合の強みを打ち消すことが出来るからである。

  そうやって絞り込んだ「投資」の中身。

その投資の部分は徹底してやることで、効果も早々に現れよう。
そして、その投資は継続的に一年程度続けることが必要であろう。

  それによって競合店の強みを打ち消す当店の存在価値となるからだ。

自社の理念から生まれた自店、とそのコンセプト。
それと同時に競合店を上回る競合店の強みを装着すれば、お客様からの認知度は嫌が上にも高まっていくことになる。





  


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2020年9月29日 (火)

数値改善に伴う「痛み」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


数値改善。

  何の数値を指しているかが大きな問題であろうか。

この業界では大抵の場合は売上であろうか。
更にそこから導かれる利益が最終的には重要。

そして上記の売上と利益の達成の為に、その途中での在庫金額とかロス金額という途中経過の数値も並行的に課題とされるようだ。

私的には上記の数値で何が一番難しいか。

  これは誰もが言うであろう、「売上」である。

そう、数値改善という指示命令に対して、現場の人間が一番嫌がるのが「売上対策」であろう。

  “売上なんてチラシ打てば一発ジャン👍”

そう考えている方もいるだろう。
しかし、チラシ販促での売上など一番簡単だが一番単発で終わり、その後が続かない。

  継続的に売上を上げていくと言うことは。

来店されるお客様の来店頻度を高めるか、一人一人の買い上げ点数を拡大させ客単価を上げるか、はたまた競合店に奪われていた顧客を取り込むか。

  選択肢は多いが時間を要するもの。

しかし時間をかけてでもより続けることが近い将来への近道なのである。

  その近い将来とはいつのこと?。

これはやってみないとわからないし、やり続けてきた人間でしか見えない部分。

  先日、ある部門チーフに言った。

「売上を上げるということはある程度の痛みを伴うもの。それは、現場の来店客数と部門の売場の維持がある程度安定しているからロスや利益も安定している。しかし、売上を上げるということは、どこかでその安定を破壊するということだ。」

「だから初めは痛みを伴うだろう。しかしその痛みの後には必ずお客様がついてきてくれる未来が待っている。それまではその痛みは承知の上で進めなければならない。

  その部門は当面売上が割っていた不振部門である。

どこに問題があるかといえば、夕方の欠品。
そして、その状態が続けば、いずれお客様が離れていってしまうということだ。

  いつきても売場に商品が無い。

夕方8時以降のお客様からそう思われたら、逆に夕方6時以降からのお客様まで減少していくということだから。

  そういう意味では、普段の売場に対するお客様の口コミは重要だ。

売上対策とは、その口コミを変えていくことに他ならない。

  “あのお店は〇〇だわ”

この〇〇の部分にどんな言葉が入るのか。
この言葉を変えていくことが、普段の売場作りの地道な継続によってお客様の認識を変えていくことになる。

  逆にチラシで得たお客様に対しても同じである。

価格訴求のチラシで多くのお客様が普段以上に来店される。

  それは良い口コミを増やすチャンスなのだということだ。

それが従来通りに「悪い口コミ」の場となっていては、その後の急落は目に見えている。
その為には、来店されようがされまいが、しっかりとした売場をロスを出そうが日々継続して作っておく必要があろう。

  その結果としての良い口コミ。

それが来店客数、売上金額に反映されるまではロスという痛みを織り込み済みとして考えていく必要はあろう。







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2020年9月25日 (金)

4連休を終えて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


敬老の日、秋分の日が重なった4連休が終わった。

  テレビ報道を見るとだいぶ行楽地が賑わいを呈してきたようだ。

GO-TOトラベルの恩恵もあろうか、更にはお盆休みを相当なストレスで過ごした反動もあろうか、ようやく人々の意識が外へ出たがる人間本来の姿になってきているように思える。

  そして秋彼岸におけるお墓参り。

お盆期間はまだまだそんな意識も少なく、田舎からも「帰ってくるな!」の両親からの声もあり(笑)、否応なく都会暮らしの方が多かったのであろうが、この4連休はどうだったのであろうか。

  現場の数値を見ていると田舎店舗が上昇しているのがわかる。

やはりお盆のストレスの反動、帰省を控えた反動がこの4連休で起こってきているのがわかる業績となった。

  要は秋彼岸での帰省が昨年以上にあったということであろうか。

お墓参り。

  お盆を筆頭に春彼岸、秋彼岸でのご先祖様への供養。

それと帰省というセットで日本人は行動してきたのである。

  この行事だけはどこかで走り続けているのである。

それが今回はお盆で実現出来なかった反動としてこの秋彼岸で実現されたということだろうか。

  田舎店舗ほど4連休以前から4連休後半に至るまで好調をキープ。

そして、コロナ禍による巣篭もり需要の筆頭であった都市部がこの半年間の異常値とも思えるような業績にならなかったという数値状況である。
従来から比べれば、まだまだ巣篭もり需要の中にはあるのであろうが、5月〜8月の第二四半期のようなエリア毎の数値状況では無くなってきていることが、9月から始まり、この4連休で少しはっきりと見えてきたように思えるのである。

  これは我々業界にとってどう捉えるべきであろうか。

それは、このコロナ禍以前の競争の時代に遡り、それ以上の競争の時代へ向けた幕開けの時と思っていいのでは無いだろうか。

  コロナ禍以前にも増して競争の時代。

それはこの4連休で明暗がはっきりと別れたところにある。
今月は、以前にも記したが昨年の9月と比較して日曜日が一回少ない。
よって、9月スタート当初からその反動による数値に常に追われる業績を背負うことになっていた。

  下手したら昨年割れの一週間。

そんなところから9月はスタートしたのである。

  ようやく先が見えてきたのは10日過ぎからであろうか。

客数減ながら売上がようやく昨年を超すようになってきたのである。

  客数減ということは明らかに買い溜め需要化してきているということ。

おそらく、そのお店の支持率が落ちたのではなく、来園頻度が落ちたということ。

  要は買い溜めによる買い物行動に移行してきたということだ。

そして、お客様の来店動機は、「鮮度」「品質」そして「価格」。

  難しい選択肢の組み合わせ。

買い溜めするということは、当然お買い得ではあるが、同時に鮮度がよくなければ日持ちがしない。
更には、品質も安定していなければ、そこで大量に購入しようとは思わない。

  基本と価格の組み合わせができる店舗。

それがお客様の選択肢となってきているのである。
コロナ禍の真っ只中においては、とにかく密にならない単独の食品スーパーが支持されていたが、ようやくコロナの特性が見えてきた現在であれば、スーパーでのクラスターが報告されていない過去の経験から、小売業の安全性が多少は経験値として理解されてきているのであろう。

  よって、集中する店舗が限られていくということであろうか。

その限られた店舗に残れるかどうか。

  下半期はそこにシフトしなければならない時期か。






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2020年9月10日 (木)

今思う媒体の効果

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


コロナ禍によって大きく変わった店舗運営。

  一番大きく変わったものは?。

確かにお客様と接する場面での、レジ精算時の透明シートが設置されたり釣り銭をお渡しするのに直接素手を使わないような仕組みを作ったり等の変化は外部から見ていても大きな変化であろうか。

内部的にも、従業員同士の感染を予防する目的で休憩室内の人数制限をしたり更衣室での人数制限をしたりと生活様式がガラッと変わりました。

  そして私的に大きく変化したのは販売促進活動であろうか。

3密防止対策がいまだに続いており、従来から続けてきたサービスや号外チラシが休止され瞬間的なお客様の集中を避けるための配慮が維持されている。

  感染リスクを考慮すれば当面は継続されていくであろう。

更に、店内のマイク放送も現在は休止状態。
よって、従来は惣菜やベーカリーで出来立て商品が陳列されるごとにマイクにて店内のお客様にアピールしていた賑わいも現在は一切なくなってしまった。

  よって淡々と店内の時間が過ぎていく。

チラシを中心とした強烈な販促が出来ない。
タイムサービス等のマイク販促が出来ない。

  更には・・・ 。

レジでの透明シート設置の為にPOPスタンドを使用しているが、それは緊急の場合の用途であって、本来はPOPスタンドとはPOPを掲示する用途のための備品である。

  それが本来の用途から外れてコロナ対策に使用されている。

私的にはそのPOPスタンドを使用して、単品量販に売場であったり旬やイベントの売場のアピールとして使用していたのである。

  その販促の強調が出来なくなったのである。

そんな店内でのアピールが出来なくなったというデメリットは、私的には非常にやりきれないものがある。

  思えばこのPOPスタンドを使用した媒体活用は多岐を極めた。

まずは遠方から店内を歩いてきたお客様に対して、その売場は何を目的に設置された売り場なのかをお知らせする目的だった。

  今から思えばその効果は絶大であった。

その媒体の提示があるかどうかでお客様がその売場で立ち止まる効果が絶大だったのである。

  その効果が現在はほとんど見られない。

それでも全般的な客数と点数拡大により売上は好調をキープしているからあまり問題視はしていないが、私的にはこのストレスは意外に高い(笑)。

5メートル前からお客様の視点をとらえるためのPOPスタンド。
そして足を止めたお客様へ手書きの筆POPにより価値を伝える。

  そんな流れからお客様の買い物行動が以前は見られた。

しかし現在はそのようなお客様の買い物の瞬間を見ることは出来ない。

  そのことで何を失ったのか?。

他店との単品量販力での差別化が出来なくなってきたことである。
以前であれば、POPスタンドを利用してお客様への単品訴求効果が絶大であったのだが、そんな効果も半減してしまったようだ。

  集客する為のチラシ対策や価格対策。

しかし今後このような販促はやりたくてもやれない環境になっていくのかもしれない。

  そこで威力を発揮するのは「説明POP」や「コトPOP」であろうか。

チラシも打たず、価格訴求もせず、マイク放送も無い中での単品量販。
そこでは所謂「コトPOP」という役割はますます大きくなっていくのであろう。

  そこが競合他社との差別化になるであろう。






  

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2020年9月 3日 (木)

9月商戦

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで「上半期を振り返って」を記した。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-4f6bdf.html

そして今日は9月商戦に関して。
当社においては、9月から下半期となる。

  上半期はコロナに振り回された期。

そして下半期も同様に振り回されるであろうことは予想できる。
しかし、まだまだ安心は出来なくても、コロナ感染者という数値においては改善傾向にあるような感覚であろうか。

  “少しコロナから意識が離れていく時期か”

決して気を抜くことはできないが、コロナとの共存という意味ではこの共存形態を守ればとりあえずは身辺は安心か。
そんな意識になりつつあるのではないだろうか。

  そんな時期での9月商戦。

まだまだ安心して外食や外泊ができる環境ではない。
よって、内食による自宅での食事というシーンに大きな変化はないだろうが、感染者数の推移によっては9月からのイベントや普段の暮らし方における変化が見えてくるかもしれない。

  従来であれば9月は初秋の季節。

いろいろな意味で日本人の暮らしが外出外泊から、秋の味覚を享受する季節への変わり目でもある。

  9月は内食化へのステージに切り替わる時期。

それが今年は既に内食化が定着している状況。
よって、秋刀魚の高騰はあろうが、秋の味覚に対しての内食化は相当敏感に反応せしてもらえるのではないだろうか。

  秋刀魚においても高騰はしているが早速動きは良好である。

1尾298円相当で昨年同様に細い秋刀魚ではあるが、決して微動何しないという動きではない。

  “結構売れているじゃん!”

そんな印象を受けるほど、マスメディアで放映するほど極端な高値が続いているわけでもなく推移しているのはありがたいことである。

  しかし秋刀魚に影響を受けない精肉は相変わらず絶好調であるが(笑)。

そして今月一番の気がかりは、昨年に比べて日曜日が一回少ないということであろうか。
よって、上半期のような数値は今月は期待できないかもしれない。

  従来の伸びから半減するであろうことは予測はできる。

今月の数値が今後の下半期の至近石になるであろうか。
そして、朝晩の涼しさは日に日に増してきて、後半にはホットメニューとされる食事のシーンが増加していくであろう。

  おでん、煮物、そしてご飯と味噌汁、最後は鍋物。

この手のメニューが内食化に伴い例年に無く需要拡大していくであろう。

  更に果実もぶどう、豊水梨、りんごと続く。

野菜の相場も多少は安定期に入るだろか。
白菜は高騰の真っ只中にあるが、土物と言われる野菜類は安定している。

  カレーというメニューは相当高まるのでは。

そして高騰が続く豚肉ではなく輸入牛、国産牛の入ったカレー等の需要や、ステーキにワインと言った新酒をアピールした国内産ワインは注目していくべきであろうか。

  そして19日(土)〜22日(火)の4連休。

敬老の日、秋彼岸と続く今年の4連級がシルバーウィークとなる。

  まだまだ外出という気持ちにはなれない今年のシルバーウィーク。

巣篭もりに食するメニューやご馳走、そしてデザートの提案は必須であろうか。

  今月から仕掛け次第というステージに入るのではないだろうか。







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2020年8月29日 (土)

基準を高める

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


自らの仕事に対する基準。

  開店品揃え、取り扱いアイテム、品質、ボリューム等。

企業として、そして個人として、それぞれに合格ラインという基準がある。

  開店品揃えが完了するのは何時か。
  開店時に何%の品揃えであるのか。

品揃えのスピードに関しても上記のように企業として又は個人としてある程度の基準を持って仕事をしていると思う。

  あるチーフは開店時品揃えを100%を基準としている。
  又あるチーフは品揃え完了時を11時を基準としている。
  更にあるチーフはそれを持たずに日々仕事をしている。

当然、10時開店であればその時間に品揃えを完了するという基準を持つチーフの方が高い基準で日々仕事をしており、その連続が精度の高い開店までのオペレーションを構築し、結果的に安定した時間帯毎の売場を維持できる条件を整えていることになる。

  開店品揃えという基準だけでも上記のようにそのメリットは多大である。

それが、鮮度の基準、品質の基準、陳列ボリュームの基準、接客の基準等々企業の販売技術の基本の部分だけでも相当の基準があり、それを目標に日々仕事をしているのか、そんな基準を持たずに単に売場に商品を出すことだけの作業をしているのかでは、その企業や組織、そしてお店の安定度が異なり、結果的にそれがお客様の評価に繋がり、伸びる店舗か廃れる店舗かに分かれていく。

  そしてその基準の高さが店舗力なのである。

基準が高いということは、その基準の高さが日々維持されているということであるから、一人一人の作業のスピードと正確性が高いということであり、より生産性の高い店舗ということであり、生産コストが低ければ価格訴求が可能となり、価格面での優位性を発揮できることにも繋がる。

しかし逆に言うと、その基準を上げればいいかと言うとそうでもない。

  絵に描いた餅となるからだ。

開店品揃えを100%にするには、必要人時数が想定されており、その必要人時数が人員不足にて足りなければ従業員に負担を背負わせることにもなる。

  それらの条件を整えてやることが店長の最大の役割と言えようか。

同様に、時間帯別のあるべき売場の維持や最大ピーク時の売場のボリューム、又取り扱いアイテムやSKUもあるべき人員がいて初めて可能となるものである。

  よって基準の維持は人員の維持と同様の流れであると言える。

そして基準を高めるとは、豊富な人材一人一人の基準に対する知識を深め、その基準に対しての達成力の高さなのである

  そのことによって、店舗の基準は日々の継続の中で高まっていく。
  
そしてそれが集客力となり、日々の日販が高まり生産性の向上、そこから価格訴求へ向かい、更に集客力が高まると言う構図を如何に継続していけるか。

  それが店舗の進化と言うことなのであろう。






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2020年8月27日 (木)

秋刀魚の不漁2020

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年もサンマが不漁らしい。

  初競りで昨年の5倍の高値。

昨年も一昨年も、そしてここ数年は秋刀魚の不漁の話題が続いてきたので何も今更とも思うが、流石に今年は更に深刻な不漁らしい。

  どだいお盆には多少姿を見せていた秋刀魚。

そして1尾500円とかの価格でもお盆での売場に鮮魚コーナーの話題にはなっていたのであるが、流石に今年は全く姿を見せていなかった。

  “やはり話題通り今年は深刻なんだなぁ〜”

そんな予感はしていたが、やはり本当に秋刀魚がいないらしい。

  関東以北において秋刀魚とは秋の風物詩である。

そして、私が鮮魚のチーフとして最初に生魚の単品量販を覚えたのが秋刀魚である。

  どのタイミングで最大ボリュームで仕掛けるか。

当時、量販店でチーフをやっていたときは、それこそ100ケースという単位で商品を仕入れ、6尺平台にブルーシートを敷いて入荷した秋刀魚を最初の展開時から20ケースほど投入し、そこから売れていく毎にどんどん追加投入し、最終的には100ケースを売り切るという時代でもあった。

  あの時のワクワク感とドキドキ感は「売る楽しさ」「売れる喜び」の極致であった。

そして毎年秋刀魚の季節になると、このワクワクドキドキを求めて単品量販がエスカレートしていくのである(笑)。
そしてそれを機に、他の生や刺身類、塩干物等、いろいろな単品で上記のような仕掛けによっての単品量販の楽しさとダイナミズムに目覚めていくのである。

  そのきっかけを作ってくれたのが秋刀魚だ。

その手法は店長になっても、秋刀魚から果実に移り、果実の52週の単品量販へと進化しながら今に至っているのである。

  秋刀魚も果実も必ず52週の中で巡ってくるもの。

それが当然だと思っていた。

  しかし秋刀魚の52週MDは私の中ではここ数年崩壊している。

それだけ、ここぞのタイミングで売り込むという相場感も数量感も消滅してしまった。
それと同時に秋刀魚の規格も小サイズに移行してきたように思う。

  以前は8k入れが主流であった。

それがいつの間にか4k入れが主となり、最近では2k入れまで登場している。
それだけ、秋刀魚が大衆魚から高級魚となってきている証拠であろうか。

  更に入れ数も4k 22尾から4k 30尾へ。

要は1尾の価格を如何に低単価に抑えるかという規格になっていき、結果的に98円の価格は変わらずに昔よりも秋刀魚が細くなっていているという現状。

  それだけ最近の秋刀魚はサイズダウンしているということ。

それでも、やはり一年で一番旬を感じさせ、そのタイミングで一番単品量販出来るのは秋刀魚であった(関東以北では)。
だから、鮮魚部門にとっての秋刀魚とはある意味商売観を養う最高の単品であることは間違いなかった。

そしてマスメディアもここぞと秋刀魚を取り上げてくれたものだ。

  全て過去形である。

秋刀魚と聞いて血が騒がない鮮魚担当者は誰一人居なかったのであるが、現代はどうなのであろうか。

  鮮魚にとっての旬という特性。

それは鮮魚部門が他部門よりも強みを発揮できる分野であり、秋刀魚意外にも本来はたくさんの魚種に旬があり、一年で一番安価で美味しい時を迎えるのであるが、その代表格が秋刀魚であることも事実であろう。

他の魚種の旬が徐々に世間から忘れ去られているのであるが、秋刀魚だけは世を総動員して盛り上げてくれる。

  この相場高でも相変わらずの賑わいではある。

しかし1尾298円で、しかも細い秋刀魚がチラシに入らざるを得ない今年の相場。

  生いかもべらぼうな高値で高級魚になってしまった。

秋刀魚、お前もか!。

  寂しい秋の始まりである。






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