商売

2017年5月26日 (金)

生花の動向〜母の日から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


母の日のカーネーションの売上。

  一年を通しての花屋の大きなイベント。

一説によると、この母の日の商戦を終えてから、人事異動による配置転換を迎える企業もあるという。

  それほど母の日商戦は生花商にとっては一大イベント。

そして我々も、昨年との比較の中で、5月前半は母の日の一週間のズレが生花部門の昨年比のズレとして影響していたほど、母の日での生花の売上は大きいのである。

  昨年7月にオープンした当店は、初めての母の日。

昨年の8月のお盆商戦、9月の彼岸商戦、年末商戦、3月の彼岸商戦と仏事における生花の需要は異常値と言えるほどに高く、店舗全体の売上と比較してもかなりのウェイトを占めるほどの生花の強みを発揮していた。

  “母の日も相当の需要が見込まれるぞ!”

私的には気合十分であった。

  当然、当店に入る生花商の気合も私以上(笑)。

私との打ち合わせでも、通常の売場を拡大して、500円〜3000円程度の鉢物までのフルラインでの品揃えを実施した。

  “今回も全社1位を狙うぞ”

仏事関係での従来の売上は上記の通り、全社でもトップクラスの売上を誇っていた。

  当然、この母の日も大きな需要を見込んでいた。

しかし、結果は期待したほどではなかった。
他店舗との比較では、ピーク時母の日当日の爆発点で大きく水を開けられた状況である。

  今回は大型店舗での爆発力が凄まじかった。

しかし、標準店舗であり比較的高齢の方が多く住む当店の需要に関しては今ひとつの伸びであった。

  彼岸商戦とは大きく異なる結果。

生花商の担当者の話。

  「ここは花をもらう地域なんですね。」

冷静である(笑)。

  母の日のカーネーションを贈る地域と贈られる地域。

この差は歴然である。

  仏花を供える地域と供えに行く地域。

これが、仏花の需要であるとすれば、母の日の需要は贈られる地域か贈る地域かの差。

逆に言うと、仏花の需要と母の日の需要は逆転するのかもしれない。

  そう言われて初めて今回の結果に納得できたのである。

そして、生花商はお盆商戦まで多少のゆとりが生ずるのだろう。
再び、体制を整えて来たる年間最大のお盆商戦へと向かうのである。

  次回のお盆商戦。

いよいよ、昨年の売上に対する比較が明確に表示されるお盆商戦となる。

  心して臨まなければならない時期となって来た。







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2017年5月23日 (火)

発注ミス

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


発注ミス。

  この仕事には付きものの失敗(笑)。

通常の発注ミスとは、発注を忘れて入荷がゼロになる事態を言う。

  例えば、特売商品。
  例えば、平台企画品。

等々。

この場合は、他店舗から移動をかけたり自ら取りに行ったり。
それで、なんとか対応できる場合が多い。

  「やっちまったなぁ〜(笑)。」

上記のように、比較的笑顔で対応できたりするものだ。
しかし、1を10で間違えたり、10を100で間違える発注ミスは状況が一変する。

  特に、10を100で間違えた発注ミス。

入荷して初めてわかる事の重大さ。

  「おい、なんでこんなに入荷してんだ!。」

    「えっ、なんでですかねぇ〜(汗)。

結果的に、発注の段階で数量の打ち込みをミスしていたことが分かった段階でも、入荷した在庫は返せない。

  他店へ移動をかけるか自店で売り切るか。

先日も、あるグロサリー商品が上記の類(たぐい)で大量に入荷してしまった。

  「おい、これは送り込みか?。」

    「あれ!、変ですね(汗)。」

5ケース発注の予定が50ケースの納品。

  “さて、どうするか?”

担当者に聞いても即答はできない(笑)。

  「売るしかねぇ〜か?。」

    「いえ〜、あの〜、その〜(汗)。」

私は即ばいやーん電話した。

  「というわけで、多少値段を下げて売るのでよろしく(笑)。」

バイヤーも店舗で売ってくれた方が助かるし、利益の高い商品ゆえに多少の値下げ販売は可能である。

更に、私には別の妙案があったのだ。

  揖保乃糸とコラボ販売で相乗効果を図ること。

これを揖保乃糸と関連販売すれば、相乗効果が発揮されていい感じで売り込めるのではないだろうかと直感で感じたのだ。

  50ケースという数量。

これが5ケースであればそのような発想は浮かばないだろう。
その10倍の数量だから、本気で考え、直感が湧いてくるのだろう。

  なんとかしなければ!。

その危機感というか切羽詰まった意識が、直感を生むのだろう。
その直感が浮かんだ途端に、

  “これはなんとかなる!”

という変な安心感が生まれたのだ。

  当然、売り込む仕掛けは全て設置する。

大きな媒体、小さな媒体、そしてコラボのダイナミックな展開。

  発注ミスというピンチ。

得てして、ピンチがチャンスに切り替わるという事例は多い。







  

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2017年5月22日 (月)

売り込む意志

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


母の日の売場展開で今回初めてのトライがあった。

  パートさんのセレクト商品の展開。

以前の記事で「売場を育てる」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-5eac.html

  パートさんが自ら「これを売りたい」という販売意志。

その声に応えて単品量販を実施し、異常値を叩き出す。

  これほどの快感は無い(笑)。

普段は、一日に5個程度の販売数量の商品。
しかし、パートさんが購入して初めて知ったこと。

  “これは、美味しい!”

自分で食べてみて、その美味しさに感動した。
それを、他にお客様にも知ってもらいたい。
その為に、この単品を売り込んで味を知ってもらう。

  結果として、美味しさを共有する。

販売数量が増えれば増えるほどに、その味と美味しさをお客様と共有できたという満足感。

  これが「売る喜び」である。

この喜びを知ると、商売は辞められない。
その売る喜びを、もっと他のパートさん達にも広めていきたい。
そんな想いで、母の日の合同展開の売場にパートさんの「これを売りたい」という商品をセレクトして、展開する。

  普段は定番で1個売れるかどうか。

それを、定番から引っ張り出して、合同展開の売場で露出して売り込んで見る。

  今回は二人のパートさんに声をかけて実施した。

一つは、チーズ類。
二つは、デザート。

  どちらも、パートさんが母の日に売ってみたいという商品。

そんな計画を立てた途端に、そのパートさんからの提案。

  「試食を出しますか?。」

    「試食はキリが無いからサンプルを作ろう。」

そんな会話に発展した。

  「サンプルはいつ作りましょうか。」

私は前日の土曜日から売場展開するので、その前日の金曜日にサンプルを作って欲しいと言った。
それに合わせて、金曜日にサンプルを作って冷蔵庫で冷やしておいたサンプルを土曜日から売場に見せて売場が完成したが、このサンプルのおかげで売場に華やかさが増した。

  結果的には、そのサンプルに使ったチーズが売れた。

仕掛ければ仕掛けた分だけ効果が現れる。

  この商売の原理原則を私とパートさんで共有できたこと。

これが今回の最大の効果であった。

  いずれも商売に無縁の彼女達。

そうやって、商売の楽しさや売れる喜びを現場で共有していくこと。
これが、現場での最大の教育であろう。

  これが共有できれば、この仕事がやめられなくなっていく。

益々、この商売の喜びを受け入れたくなっていくものだ。

  そんなプロセスを拡大していきたいと思うのである。









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2017年5月18日 (木)

母の日商戦2

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日に引き続き、「母の日」について。

  なぜ、母の日にこだわるのか?。

それは、母の日というイベントが今後の我々の商売に与える影響が大きいと考えているから。

  なぜか?。

その直前のゴールデンウィークが従来は商売の大きなチャンスだと捉えてきたが、それは単に従来の4月29日の天皇誕生日(現昭和の日)、5月3日の憲法記念日、5月5日の子供の日の3日間が祝日という関係で休日の多い一週間であったことに由来するのだが、現代では当時の昭和天皇がお亡くなりになったにも関わらず、「昭和の日」として祝日を継続し、5月4日がなぜか「みどりの日」として祝日となってしまったために、大型連休が作られた形で存在し始めた結果、子供の日という家庭行事がいつのまにか子供を外に連れ出して楽しませるという現代の家族の姿が出来上がってしまった。
結果として、子供の日は形骸化し、スーパーでの買物行動も長期連休の単なる途中の日として、それほどの盛り上がりを持たない祝日となってしまったからだ。

逆に、母の日は日付ではなく、5月の第二日曜日として曜日固定で設定されているから、連休に組み込まれる日曜日というよりは単独の「お母さんへの感謝デー」として、我々スーパーでの買い周りが大いに期待できるイベントになってきたのである。

  母の日にはどんな食卓が出来上がるのだろうか。

このテーマを追求することで、今後のご馳走や普段の食生活の方向性が見えてくるのではないか。
 
  そう思うのである。

よって、6月8日(木)の「てっちゃん会」第14幕の前座(懇親会前に有志で集まり情報交換会を開催)でも「母の日」商戦の取り組みと動向、そして反省を報告し合う場を設けたいと思っている。

  そして昨日も記したが、刺身の大爆死(泣)。

そう考えると、それ以前のゴールデンウィークで大家族となり、刺身は散々パラ食べ尽くしたのであろうか。

  逆に焼肉よりもステーキの需要は高かったように思う。

しかし、ステーキでも刺身でもなく、主役はお野菜であり、洋デイリーのデザートであり、洋菓子であったような気がするのである。

また、いちごのスカイベリーは仕掛けた分が売れた。

  自分へのご褒美。

そんな傾向であろうか。
また、若い女性のお客様に聞かれた言葉。

  「サフランの粉はどこですか?。」

そのお客様は当店の鮮魚部門で製造したパエリアセットを手に持っていたので、このパエリアを作るのに必要なものなのだろうとは思ったが、「サフラン」は思いつかなかった。

近くを通った若いパートさんに聞いてみた。

  「サフランってわかる?。」

すると、その子はすぐさま案内してくれた。

  ガァ〜〜ン!・・・。

この違いである。

  母の日=お祝い=刺身

この構図から抜け出さないと、鮮魚部門の不振からも脱却できないということなのだろう。

  かと言って、従来からトライしてきた商品でもある。

要は、この時ばかりと普段品揃えしていない商品やメニューを当日だけ提案しても「ダメ」ということなのだろう。

  普段からの品揃え。

ここからイベントに繋がるという商売の原理原則は崩れていないのだろうと思った。




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2017年5月17日 (水)

母の日商戦

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


母の日商戦。

  予想通りの展開。

昨年と違い、今年はゴールデンウィークからの切り離されて単独イベントとしての位置付けとなった。

更に、前日の雨と当日の曇り空。

  お客様の来店動機は整った(笑)。

これらの条件は整えば、お客様はスーパーに買い物に来ないわけは無い。

  案の定、日曜日最高の売上。

夕方以降の天候の不安定さもお客様の来店動機に拍車をかけたのだろう。
当店の場合も同様に、日曜日の午後からの数時間は忘れられない様な混雑ぶり(笑)。

  “やっぱり母の日の恩恵か”

しかし、喜んでばかりはいられない。

  刺身の動きが今ひとつ。

従来のイベントである、クリスマス、年末年始、ひな祭り等では、お刺身の盛合せが大人気であった。

  特に中トロ入りのお造りが人気。

しかし、今年の母の日は趣が違っていた。

  母の日当日ほど、中トロ入りの盛合せが人気。

そう、思い込んでいた。
しかし、結果は全くその手の類の商材が動かなかった。

  母の日はお刺身ではなかったのである。

従来の母の日とは、その旦那様や子供達もお祝いのご馳走にありつけた時代。

  美味しいマグロが食べられる日。

好物のお客様によっては多少心配の部分はある。

  しかし、それも今は昔。

思えば、日本のイベントの中で、お刺身が食べられないイベントがあったろうか。

  皆無である。

それだけイベント時の日本人とお刺身の関係は切っても切り離せない関係なのである。

  しかし、今回の母の日はお刺身類が全くの不振。

逆に、仕掛けた「和菓子」や「洋菓子」は好調に推移した。

  鮮魚部門だけが不振にあえぐ。

逆に、「シーフード」と呼ばれる部門が好調だ。

  お客様の買い回りの変化。

お刺身という従来の発想ではなく、パエリアやアクアパッツァというメニューが人気のようだ。

  しかし、それらとて、まだまだメジャーとは言えない。

今回の反省を元に、次のイベントに備え行かなければならないのだろう。




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2017年5月16日 (火)

カツオ相場

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


どうも今年も生かつおの相場が安定しない。

  この時期のかつおは鮮魚部門の売上を左右する。

特に、生かつおの売上ウェイトの高い東日本のスーパーは、ゴールデンウィーク以降は生かつおのお刺身での提案が主流となる。

昨日は、この季節の日本の気候を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-4cfe.html

その中に出てくる俳句。

  目には青葉
  山ほととぎす
  初がつお

江戸時代のこの時期を歌った俳句である。
当時の江戸っ子たちの大好きな季節のものを歌った歌として有名であるが、当時も初がつおは高価な代物だったらしい。

  1尾10万。

あるネットでのこの俳句の説明ではそのような表現をされていたが、まさかそこまでの高値ではなかっただろうが、我々一般庶民がなかなか口にすることができないほどの食材だったらしい。

そう考えると、現在の相場はそこまででは無いにしても、その他の食材が豊富に出回る現代では、特別にかつおのお刺身を食べずとも周囲には美味しいものが豊富にある。

  癖の強いお刺身。

かつお臭さを嫌う人も結構いるのではないだろうか。
しかし、その臭さを消してくれる薬味(根生姜、にんにく、みょうが等)と食べる生かつおは美味である。

  しかしそれもかつおが豊富に獲れた時代の話。

そのかつおとビールで涼を取るという夜の風物詩も今は昔のことなのだろうか。
その風物詩を支えてきたスーパーの鮮魚部門としては、この時期にかつおが相場高で売上を作れないというのは致命傷である。

スーパーの店内にはそれを補う食材は豊富にあるが、こと鮮魚部門に限定すると、お刺身の盛合せは好調に推移しているが、かつおの数値は激減。

  他の食材では賄えないほどの落ち込み様である。

以前にも記したが、チーム海産の店長としても大きなダメージである(笑)。

  特にゴールデンウィーク期間中から先週にかけては痛かった。

鮮魚部門だけが不振。

  要因はかつおの売上不振。

かつおの売上をカバーする商品やカテゴリーは他には存在しない。
それだけ、鮮魚部門のとりわけ刺身のカテゴリーでのかつおのウェイトは絶大であった。

思えば、この時期からのかつおは相場がぐっと下がり、半身分で500円〜600円前後で購入できたのだが、今年はその倍。

  安価でボリューム豊富なかつお。

だから、お酒のおつまみというよりも、主食としても重宝されたかつおである。

  お刺身。
  醤油漬け。
  味噌焼き。

その他いろいろな料理メニューにも登場する生かつお。
そのかつおが食卓から消えているというのは、我々にとっては大きなダメージである。

  一説には赤道付近での乱獲が挙げられているらしい。

昨今の秋刀魚漁も同様に近海に回遊する以前の乱獲が要因らしい。

  鮮魚部門のこの夏の大きな課題である。

しかし、更に大きな課題は「まぐろ」。
この件に関しては、また別の機会に。








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2017年5月13日 (土)

ハッピー・マザーズ・デー

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ハッピー・マザーズ・デー。

  母の日。

昨年は5月8日(日曜日)。
今年は5月14日(日曜日)。

  一週間のズレ。

毎年、母の日はゴールデンウィークの最終日曜日が相場であった。
しかし、今年はゴールデンウィーク最終日曜日の翌週の日曜日で母の日である。

  単独での母の日の日曜日。

これはチャンス大であろう。

  子供の日はゴールデンウィークに消滅している。
  逆に母の日は感謝デートして家族で盛り上がる。

従来の子供の日と母の日のご馳走感が逆転してしまったようだ。

案の定、今年の子供の日は従来にも増して閑散たるものであった。

  単なる5連休のど真ん中の日。

そんなイメージである。
中には、しっかりと子供の日に対応した食材を求めて来店される方もいたが、そんな方は本当にマイナーな部類。

ほとんどは行楽期間中の購買である。

  刺身よりも焼肉。
  寿司よりもオードブル。

常に記念日の今日。

  今更子供の日も無いのだろう(笑)。

それよりも皆で行楽に出かける、イベントに参加する、東京ディズニーに行く。

  その事の方がよほど子供の日にふさわしい行動か。

なんと言っても、子供達が喜ぶ行動。
それが現代の長期連休の間に入る子供の日の家族たちの行動であろう。

そして、それらを準備したお母さんへ、ゴールデンウィーク期間中の労いが待っているのが、母の日。

  今年の母の日は確実に近場のスーパーでご馳走購入。

それが今年の買物行動ではないだろうか。
そして、それらへの琴線に触れる仕掛けと打ち出しがヒットする今年の母の日商戦。

  各社各様に手ぐすね引いている今年の母の日商戦。

今年の5月は日曜日が一回少ない。
逆に、母の日が連休の延長から切り離れ単独のイベントとなった。

  このマザーズ・ウィークをどう活かすか。

そこが5月商戦の最大の肝であるだろう。








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2017年5月 8日 (月)

確率の商売

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、チーム鮮魚と称して数店舗回っている。

  なんとか鮮魚部門の数値を改善させたい。

そんな想いで、自店から飛び出して、他店舗の鮮魚売場を仕事として見て回っている。

  かってのスーパーバイザー的な行動。

ただし、直接的な指導権は無いものの、店舗運営部で今年の政策として店長が数名でチームを組んで自部門の業績改善に参加するという方針を受けての行動である。

より知っている人間が知っていることを伝えることは間違いでは無いだろう。

  色々な問題が見えてはくる。

しかし、まずは現場の店側が改善すべき事項に集中しようと思う。

  それは、陳列。

なんども、このブログでも書いてきたことではあるが、陳列技術の問題は大きい。

  それは、鮮魚部門だけの問題では無い。

全ての部門における、陳列技術の未熟さ。

  これは本部スタッフが店舗巡回に回れない現場放置であろう。

目立つ媒体をつけて目線を集中させようとか、関連販売をしっかりやって買い逃しを防ごうとかというレベル以前に、売場の商品の縦割りを厳守した陳列が個店個店でバラバラになってしまっている。

  本部集中型の経営。

しかし、商品的には本部集中型であるが、その商品を如何に魅力的に陳列するかという陳列技術に関しては、本部の考え方がなかなか伝わらないのが現状なのだろう。

  それだけ鮮魚部門の人材不足は深刻であるということ。

バイヤーやトレーナーが店舗巡回仕切れていない。
更には、売れる陳列を教育と形で店舗巡回時に指導仕切れていない。

  現場が陳列に対してさほど重要視していない現実もあろう。

しかし、我々の商売は確率の商売である。
2000人のお客様が売場を通った時に、何人のお客様が立ち止まって自分の売場を見てくれるか。

  その確率なのである。

その確率を高めるために、もっと陳列技術にこだわらなければ、お客様は価格という一面だけで通り過ぎてしまうだけだ。

  その確率の高い部門や商品の前で購買をするだけ。

だから、企業や店舗ごとに客単価に大きな違いが出るのである。

  客単価が100円上がるだけで売り上げは大きく伸びる。

100円というば、もう一品購買していただくこと。
もしくは、400円から500円へ商品価値を高めて販売すること。

  この工夫だけで、売り上げは大きく伸びる。

その工夫は陳列技術である。

  まずは、カテゴリー毎の括りの徹底。

それを縦割りで崩さずに綺麗にカテゴリーを立てに整えること。
それだけで、売場が整然と縦割りにされてカテゴリーに括られるから、お客様は例えば「まぐろ」という商品を購買に来たお客様が、その括りの中で安心して選択できるのである。

それを遠くからでもしっかりと縦割りでくくるかた「綺麗」な売場がお客様を招いてくるのである。

  それがいい加減な陳列であれば素通りされるだけ。

なぜか?。

  雑然とした売場で買いたいお客様などいないから。

特に女性はそうだ。

  更に、同じマグロでも細部にこだわることだ。

子供が好きなマグロ。
素材のままのマグロ。
角が立ったマグロ造。
お買い得な切り落し。
メニュー多彩は角切。

  色々なマグロが明確に括られている。

その括り方の考え方がしっかりと教育された売場は安定している。
更に、そのカテゴリーで自分の必要とするメニューにあった商品を選択できる安心感。

  その縦割りをしっかり売場に表現する。

それだけでも、お客様が立ち止まる確率を高め、購買する確率も確実の高まるのが、陳列技術である。

  店舗としてまず実行すべきこと。

これが明確になったここ一週間であった。






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2017年5月 2日 (火)

在庫過剰の弊害

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


在庫過剰。

  商売にとっては諸悪の根源。

しかし、簡単に在庫過剰から抜け出せない担当者も多い。

  何が弊害なのか?。
  誰の問題なのか?。
  なぜ過剰なのか?。
  どうすればいいか。

初っ端から「在庫過剰」と唱えてしまうと、商売上正常な計画、発注、仕入、売込みが機能しなくなってしまうから、あまり在庫在庫と言いたくはないが、それでも、在庫が過剰状態が続くと商売上負の遺産を改善できない状態が続いてしまう。

  在庫過剰。

その原因は全て店舗側にあることを認識しなければならない。

  バイヤーの送り込みが・・・。
  計画通りに売れなくて・・・。
  急にパートが病欠して・・・。
  発注ミスしてしまって・・・。

その理由は多々あるだろうが、入荷した段階から店舗側が如何に売場に出しきるかが最大の課題となる。

  そこが在庫過剰を未然に防ぐ一番のポイント。

どんな理由にせよ、仕組みとして売場に出しきる、または調理加工して商品化して出しきって、在庫をゼロにするという行動が絶対に必要である。

  ここで妥協する担当者か妥協しない担当者か。

ここが最大の分かれ目であろう。
しかし、簡単なようでなかなか出来ないのがこの部分である。

  そして次に「売り切る」という行動。

販売技術であり、陳列技術であり、値下げ技術であろう。

  要は、出しきるオペレーションと売り切る販売技術。

マネジメントと商売感の両方のマネジメントが必要となるから、この2項目を理解し実践できるかどうかが、商売のマネジメントを左右する項目となろう。

  そこが能力を分ける分岐点である。

そこから在庫過剰が発生し、その在庫過剰があらゆる悪の根源と化していく。

  最終的には粗利に大きく影響してくることになる。

その過程で売場に立ちはだかる壁となるのが、在庫過剰によって売場に変化がなくなるという弊害である。

  売場に変化のある店舗の特徴。

それは、在庫が常に軽い状態にあるから、その日に相場が下がった場合のバイヤーの送り込みにも、即対応して売場に出し切ったり調理加工して出し切れるのである。

  その日のバイヤーの送り込みが売場に即連動する。

そのバイヤーの送り込みを最大のメリットに変えられるか在庫過剰のデメリットと化してしまうかは、それ以前の在庫過多の状態に由来するものである。

  常に変化に対応できる状態にしておく準備。

それも、担当者の能力次第。

  まずは「出し切る」という習慣を身に付けさせること。

出し切るという習慣がいずれ販売技術を高めていく。

  在庫がバックヤードから売場に変わる。

それが出し切るという習慣のメリット。
商品がいくらバックヤードにあっても売上にはならない。
しかし、売場に出ればお客様の目に止まり、多少は売上に貢献できる。

  それだけでも、従来から比べれば雲泥の差。

売場に出し切られた商品は、売場でダイナミックさとしてお客様に認識される。

  認識されなければ、そこからが店長の仕事となろう。

売場に出し切るまでが担当者の最大の仕事であるならば、売場に出し切られた商品を魅力ある展開に変えていくのが店長の最大の仕事として、自らが認識しなければならない。

  それが店長の最大の仕事ではないだろうか。

そう考えると、在庫過剰の問題を解決しただけで、色々なメリットが教授されてくることがわかるのである。




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2017年5月 1日 (月)

5月商戦

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日から5月。

  今年度初の数値検証の時期であろうか。

2月の節分とバレンタイン商戦。
3月のひなまつりとお彼岸商戦。
4月の春の新生活とG・W商戦。

そして、新生活が一段落し、新生活から得られた新しい自分の暮らしに対して支援指定くれる食品スーパーをどこに選定しようかという結論が出るのが5月後半からであろう。

  5月業績で前半戦の回答が出される。

それが5月の特徴であり、私は上記のような判定をしている。

  ゴールデンウィークと母の日と後半の業績。

これらのイベントにて、普段と行楽とご馳走の各シーンでの店舗の対応力が問われるから、今年度の店舗の展開力も問われることになる。

  それは従来のイベント対応からの継続となる。

“ひな祭りであんな売場を作っていたあのお店で、母の日のご馳走を購入しよう”
“春彼岸の切り花を売っていたあのお店で母の日のカーネーションを購入しよう”

  そんな従来の売場からのイメージが花開くのが5月商戦。

5月は結果を出す月間である。

そして、5月の結果から6月の果実商戦、7月の土用丑の日商戦、そして8月のお盆商戦へ突入していく。

そう考えると、6月商戦、7月商戦、8月商戦が凝縮されているのも5月の特徴である。

  5月の果実商戦。

子供の日、母の日での果実の売り込みが6月商戦の果実へつながるであろう。

  母の日の最後の苺の大放出。

更に、メロンやマンゴー等母の日での果実の打ち出しで、これからのさくらんぼやスイカ、桃へ流れる果実のお客様の支持を獲得する大きなチャンスであると言えるのだ。

  更にうなぎの売り込み。

今年の国産うなぎは相場安。

  ゴールデンウィークからそのことを強調していくこと。

それが今年の土用丑の日商戦を左右してくるであろう。
丑の日以前は国産うなぎの支持は少ないだろうが、丑の日当日は圧倒的に国産うなぎに支持が集まる。

  その国産うなぎが2割程度安値なら。

当日の爆発は自明の理であろう。

  そして8月のお盆商戦へ。

ご馳走、焼肉、生花等の集大成がお盆商戦でもある。

  特にお刺身類の支持。

お盆前のかつおとお盆時のまぐろ、そしてお盆後の盛合せをどこで購入するか。

  お刺身は特に安心できる店舗で。

それが、お客様の心理。
その信頼をどう勝ち取っていくか。

  まずは「生かつお」の展開。

これはもう鮮度しかない。
常に鮮度のいいかつおの展開を維持しているか。

  それが5月商戦の刺身類の最大の課題。

日本人にとっては、5月が一年で最高の季節。

  商売も最高の季節にしたいものである。




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