商売

2017年8月19日 (土)

サクマの線香

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、自宅の仏壇に手を合わせようとした。

  目の前に「サクマのドロップス」が置かれていた。

何だろうと、中を開けてみた。

  何と中には4色の線香。

Photo

「いちご」、「りんご」、「オレンジ」、「メロン」の各味。

外見はサクマのドロップス缶と全く同じデザインである。

  しかし、中身は線香。

こんな線香、当社では販売していない。
思わず、各種取り混ぜて、4本まとめて火をつけてあげてみた。

  まさにサクマドロップスの匂いがした(笑)。

こんなのが、なぜここに?。

  女房と娘がウケ狙いで購入したらしい。

当地ではどこも販売しておらず、敢え無くネットで購入したという。
生産メーカーの言では、これが8作目だという。

  以前には「いちごみるく」「ミルキー」もあるという。

しかし、このサクマドロップスは出足好調で、このシリーズ最短で1万個を販売したという。

  なぜか?。

故人が「サクマソロップス」を愛用していた方の年代層だからということも大きな要因らしい。

  完全なるウケ狙い。

そればかりではなく、「あなたの好きなサクマドロップスよ」と今はなき故人に話しかける機会が増えたということらしい。

  なるほど。

サクマドロップスは発売以来100年以上を経過するという。

  超長寿商品なのである。

その愛用した飴の味を故人に贈りたい。

  そこから生まれる会話。

これはまさに「コト商品」であると言えるだろう。
また、ミルキー味なども、もう少し若い世代の個人に贈りたい線香の味なのかもしれない。

  “これは通年を通して売れる商品ではないのか”

早速バイヤーの提案してみた(笑)。




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2017年8月18日 (金)

変化するお盆商戦

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


皆さま、お盆商戦ご苦労様でした。

  今年はどんな商戦でしたでしょうか?。

昨年から導入された「山の日」。

  8月11日という日付が肯定の祝日に。

従来のお盆休みは、13日から16日。
13日がお盆の迎え火であるから、13日を中心に前後1日がお盆のピークという固定の日あわせで計画すればよかった。

  しかし8月11日の祝日でこの流れが大きく変わろうとしている。

今年は11日が金曜日。

  11日〜16日の5連休。

これが今年の一般的なお盆休み。

  そうするとどんな変化が起こるのか。

10日から11日が帰省のピークとなった。

  従来の帰省のピークはほぼ12日。

帰省が早まり、11日夜から12日をゆっくりと実家で過ごす。
そして、13日は早々にお墓参りをして、その夜にUターンして帰宅する。

  残りの休日は各家族毎にそれぞれの行動へ。

お盆準備用品は10日から動き始めた。

  11日からの本格的な売り場作りでは遅かったのだ。

それが如実に現れたのが果実のお供えセット。
そして、生花の動きも先取りで消費された。

  お墓参り関連の商材は前半戦で勝負があった感だ。

逆に、15日〜16日の送り火の需要は大幅に減少してしまった。
今年の天候も、12日〜13日が比較的雨の少ない天候だったことも、前半に集中した要因であろうか。

  お盆商戦前半の12日〜13日。

ここで好調な売上を記録できれば、お盆商戦はほぼ成功と言えたかもしれない。

  しかしそれ以降に落とし穴が。

雨という悪天候もあったろう。
しかし、11日からの帰省のラッシュという先取りの買い物行動は、14日〜15日のご馳走という刺身や寿司という消費動向の減退を生んだ。

  ここが稼ぎどころの鮮魚精肉惣菜にダメージを与えた。

お盆期間の数値評価をどこからどこで切るかで評価も違うだろうが、私は毎年11日〜15日でお盆期間の数値評価をしている。

  この期間だと微妙な数値だ。

特に都市部の店舗での後半の数値は厳しかったようだ。
それだけ、割り切りの早い今年のお盆商戦だったのであろう。

昨年の反省から、今年は青果に更に力を入れて臨んだお盆商戦。

  果実と野菜、そして生花は大いにチャンスあり。

今年の流れや昨年の反応から、今年は更に伸び率が高まるだろうと思っていた。

  生花は入口を入って正面の特設売場で展開。
  正面の果実は桃からぶどうへ変更して展開。
  野菜では地場野菜のレイアウト変更で展開。

それぞれに効果を発揮していたが、前半から好調に推移した生花はテナントさんが製造が間に合わなくなってしまうほどの需要拡大。

  12日も13日も欠品してしまうほどの好調ぶり。

いかにお墓参りが前半に集中したかがわかる。
このタイミングで品揃えし続けられたお店は、相当に花の売り上げを伸ばしただろう。

  しかし、ご馳走の刺身や寿司類はどうか。

やはりこちらも今年のトレンドなのだろうか。

  完全に牛肉に食われた格好だ。

今年は刺身の需要が極端に減退したのではないだろうか。

  その分、精肉は絶好調。

刺身や寿司中心のチラシ構成も今後見直していかなければならないと感じる、今年のお盆商戦であった。







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2017年8月17日 (木)

数値へのこだわり

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日の予算は?。

  3年目研修会での一コマ。

講師である本部スタッフが3年目に従業員に聞いた。

  15人中、答えられたのは1人。

この現状をなんとかしろ、と檄が飛ぶ。

  色々な意味でこの現実は重い。

入社3年目といえば、本来であれば仕事を一番習得している時期であり、本人たちも自らの仕事への興味が湧き始めて習得スピードも高まっている時期である。

  仕事への脂が乗りかかる時期。

この時期を境に、自分の仕事への思い入れも入りこみ、更にチーフという部門責任者の背中も見え始め、迷いの無い仕事人生へ邁進する時期。

  当然、数値目標も意識しなければならない時期。

だから、今日の予算や売り上げ目標を知らないという現実を前に、企業としての教育であり店舗での教育でありという姿勢が問われるのである。

  従来はそんなことをいちいち教育などしなかった。

当然、その日の売り上げ目標をチーフから月間予算として預かり、日々の目標金額をベースに販売計画を立案して日々実践していくという仕事の流れが先輩社員から踏襲され、その歴史の繰り返しによって先輩社員の姿から若手社員が数値把握をしてこれたのだろう。

  その背中を示すチーフがいなくなってしまった。

数値をベースに、その数値から導き出された図面での販売計画や数量計画、そしてそれを製造する人時計画等をワンシートで日々計画されていき、その一部を3年目社員が担っていくという歴史の中に、3年目社員が数値目標を黙っていても把握していた従来の流れ。

  しかしいまや黙っていては踏襲されない。

かといって、店長がいきなり担当者に数値面だけ教育したって、いっときの知恵の注入でしかない。

  重要なのは日々の仕事に組み入れられているかどうか。

数値把握という業務が日々の仕事の中に組み入れられていないのだから、今更数値把握などする必要はない。というのが、現実の実態であろう。

  数値把握を日々の仕事に組み入れていく仕組み。

それを整えない限りは、いくら数値上の教育を机上で論じ教育しても、知識としての習得にはなるだろうが、本人が使いこなせるレベルのは絶対にならないだろう。

  数値管理を使いこなす。

それには、普段からそのような数値管理をしなければ業務上支障をきたすというレベルになっていなければ自分の力には成り得ないであろう。

  日々の仕事から数値管理を使いこなす。

これ以外に数値に強くなる方法は無いであろう。
その数値を使いこなす仕事を、日々の中で部下に要求するのが上司の役割。

  結果として強制的にでも数値を求められる関係。

この関係こそが、ゆくゆくは部下への教育ということになるであろう。

  何も机の上で論理を説くことが教育では無い。

そうやって、部下に仕事を求めることも教育であり、むしろその手法で多くのことを学んできた歴史がある。

  “上司から手取り足取り教育を受けた記憶など無い”

ほとんどの従業員はそうである。
しかし、日々の会話とか仕事上要求される結果を残すための業務報告や販売計画。

残業になろうが、このことを日々ルーチンとして継続するかどうかが、仕事を覚える近道であることは間違いない。








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2017年8月13日 (日)

商戦のピーク

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

とはいえ、こんな日に本当に芸能ネタを書いたのでは、いつもコメントを頂くkazuさんに失礼にあたる(笑)。

  今日はお盆商戦の最大ピークなのだから。

皆様、お盆商本当にご苦労様です。

  今日が商戦のピークでしょうか。

今年は、今日13日が日曜日。

  最大のピークになることは間違いないだろう。

今年は11日(金)から16日(水)までが基本的なお盆休み。

年々後半は家でゆっくりと言う過ごし方に変化している昨今、昨日と本日がお盆商戦のピーク、特に今日は日曜日でもありお墓参りは今日に集中するだろうとは思われる。

  帰省のピークは11日。
  Uターンピークは15日。

特に、11日から13日はお盆がらみの過ごし方になり、後半の13日から15日は行楽がらみの過ごし方になるのではないか。

  何れにしても、今日が最大ピーク。

昨年は、店舗での初めてのお盆商戦。

  徹底してお盆商材やご馳走を展開してみよう。

そうのような戦略から初年度の動向をチェックした。

  結果は撃沈(笑)。

やりすぎであった。
やはり、街中の店舗であり、田舎と違って帰省する人も多くはない。

  しかし生花だけは売れた。

それが昨年の結果。
今年は、その反省を踏まえてあるべき姿を追求すると言うスタンスで臨んだ。

  生花は徹底して展開する。
  お供え様果実は適量にて。
  ご馳走類も集中と分散で。
  惣菜はタイムリーに集中。

そんな方針で臨むお盆商戦。

  しかし、今日こそは最大のピーク。

今まで絞り込んでいたアイテムも今日こそは動きのある1日となる。

  今日こそは恐れずに攻めるべき時となる。

お盆の13日と年末の31日。

  この二日間だけは恐れてはいけない日。

そう考えると、まだまだ我々にとっても「特別」な日は残されている。

  今まで不順だった天候も順調そうだ。

来てくれたお客様が後悔しないよう、タイムリーな売り場作りを心がけて行きたいものである。

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2017年8月12日 (土)

業界の違い

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるメーカーの営業マンと世間話をした。

  そこで業界の話になった。

そのメーカーは、かってはスーパーマーケットをメインターゲットとして営業していた。

しかし、スーパーの営業にも頭打ちが生じてきて、新たなビジネスチャンスの拡大の為に、コンビニとの取引を始めたという。

  そこで目の当たりにした取り引きの実態。

我々スーパーとの取り引きであれば、知ったるバイヤーとの阿吽の呼吸とお互いの信頼関係という名の下に、ある程度「エイッ!ヤッ!」の勢いで取り引きが完了できたのだが、コンビニとの取り引きは全くこの手法が使えないという。

  そこでは、データが最大の共通項。

データから導き出される仮説と、そこから理路整然と導き出される方針と具体策。
そこには、メーカー側の熱い想いなど木っ端微塵に吹き飛ばされるという。

  「皆んな無表情な人間になっていきますよ(笑)」

そう言って、笑った。
そんな笑顔など、彼らとの取り引きには出てこないのだろう。
商取引の中に、笑顔と言う人間同士の関係はあまり存在しないらしい。
必要なのは、その単品のデータに裏付けられた仮説。
その仮説を、ドライに取り引きの中に盛り込んでいく。

  “だから進化し続けるのだろうか”

経営とはある意味、ドライなものである。
どんなに熱い想いで熱い人間が行動しても、結果が伴わなければ成り立たない。

  熱い想いでなんとかなる。

そういう時代もあったかもしれないが、時が過ぎればそれも昔。

  ドライに現状を把握して、ドライに行動する。

その結果として、劇的に経営数値が改善されるものでもある。

  仕事の達成感としては熱くなりたい。

しかし、結果はあくまでもドライ。

  あなたならどちらの世界を選択しますか?。

その時のメーカーの営業マンから、そう問われているような気がした。

  自分ならどちらを選択するだろうか。

当然、良いとこどりで両方を選択するのが私流(笑)。

  択一の問題ではないだろう。

状況に応じて、選択すれば良いだけのことだと思う。

  しかし、業界毎の差とはこういうものなのか。

全てが全て、スーパーとコンビニの違いとしての上記のようなバイヤーばかりではないだろうが、一般的に上記のようなスタイルの違いがあるらしい。

もともと、コンビニとは小売業の中でも非常にドライな意図を持って設立された経緯がある。

  このスペースで何を品揃えするか。

この選択からして、ドライにならなければ絞り込まれない。
そして、営業時間を24時間と言う閉店しないと言う選択も、ドライである。

  そんなドライな存在であるコンビニ。

そして、そこで働く従業員もドライな考え方を持つらしい。

  いろいろな情報を取捨選択して必要最小限のものを取り入れる。

そして、常に取捨選択を繰り返し、取り組みの鮮度感を失わずに進化させていく。

  気合いと根性。

そんな我々スーパー業界の根性論とはまた別の理論によって進化していくのだろう。

  “俺には、合わねぇなぁ〜(笑)”

そんな存在に憧れはあるが、そんな存在にはなれないだろうなぁ〜。







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2017年8月11日 (金)

舌を鍛える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


自分で販売する商品。

  商品を知るとは?。

商品知識を得ることも重要だろう。

  しかし能書きを覚えることではない。

その商品の味を知ることが最優先であるべきだと思う。

  その為には、自分の舌を鍛えることだ。

自分の舌で感じた商品の魅力やその微妙な差を感じとって、商品の良し悪しを判断して仕入れ、販売する。

  学問の世界ではない。

しかし、自分の舌に自信を持つということは、食品を扱うこの業界にとっては非常に重要な感覚であるだろう。

  自分の舌を鍛え自信を持つ。

そのことが如何に重要であるかは、20代では理解できないかもしれないが、いずれそのことの重要性を痛いくらいに思い知らされる時が来る。

  その時では遅いのである。

だから、自分の舌を鍛える為に、若い頃からモノの良し悪しをしっかりと自分の舌で感じ取る訓練は、この業界の人間にとっては絶対に大切なことである。

  自分の舌で産地の違いを感じ取る。
  自分の舌で季節の違いを感じ取る。
  自分の舌で調味の違いを感じ取る。

一見すると、それはバイヤーやメーカーの領域の仕事であろうと思っている方がいるかもしれないが、販売する人間が自分で販売する商品の味の違いを知らないでどうするのだろうか。

  販売する人間は売ればいいだけではない。

売る為に商品知識を身につけなければならない。

  その一つが食べ方でもう一つが美味しさ。

要は、美味しい食べ方を知るのと素材自体の味の良し悪しを知ることで、それを知らない人間よりも販売力は絶対に高いということだ。

  これは販売力のある人間は誰もが思う理論であろう。

それは、社員だろうがパートさんだろうがアルバイトだろうが一緒。

  だからこそ、商売は面白いし誰もがハマるのである。

そして、美味しく食べるという追求が、商品化につながり陳列につながり、コトPOPに繋がって、最終的にはお客様に伝わるから、商品が爆発的にお客様に支持されるのであろう。

  それが共感である。

お客様に共感されるから、商品の奥底に横たわる価値が認められるのである。
特に、お盆商戦や年末商戦などは、この共感という価値が高いお店ほど支持される場面であるから尚更のことである。

  自分の舌の感度が評価されるお盆商戦。

自分を信じて、自信を持って取り組みたいものである。






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2017年8月 3日 (木)

リピーターの定着

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前話題にした健康飲料。

  毎朝爽快。

ポイント加算にて6月の強化月間を予想以上の販売数量で終えることができた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-9bf7.html

  その時に書いた記事の中に今月の課題が記されていた。

「10人のお客様が毎日継続して飲んでいただけるだけで、月間300本の販売。
定番だけで今回の三分の一だけの減少で収まるのである。」

  そんな課題を今月は課していたのである。

そして7月の結果はどうだったのか?。

  ほぼ3万の売り上げ。

といことは、1パック約100円であるから、300パックの売り上げ。

  ほぼ、予定通りの販売金額を記録した。

但し、今月はメーカーのご好意によりお試しパックとして、3本で2本分の価格品を譲っていただいた関係で、販売本数に直すと約400本分に相当する計算になる。

  お買い得パックであったことを換算してもほぼ予定通り。

以前はたった1人の固定客であったこの商品が、およそ10人の固定客にスケールアップしたことになる。

  リピーターが10人に定着した。

リピーターが定着するということは、今後確実にこの単品が購買されていくということ。

  商品を育てるということはこういうことなのだろう。

こうやって、次から次へと定番商品をコツコツと育てていくことが、定番を強くしていくことにつながり、特段に一時だけの特売で売り上げを稼ぐこと以上に安定して売り上げのステージをアップさせていくことになる。

  たかが10人、されど10人。

この10人のお客様が、毎朝爽快だけを購入していくだけでは済まないだろう。
ワンストップショッピングの延長として、その他にも野菜や魚、肉類、そして調味料等の購入につながれば、一日2万の売り上げがプラスになっていく。

  たった一品の育成で一日2万の売り上げ増。

一見、気の遠くなりそうな数値ではあるが、それを他部門も実践していけば、一気にその5倍、10倍のリピーターの増加につながり、売り上げに直結していくのである。

そして、それが商売の本質であり、リピーターという個人個人のお客様の顔の見える商売の積み重ねが、どこまでいっても小売業を成り立たせる中軸なのだろうと思う。

いよいよ8月からは、何のインプロもかけずにこの毎朝爽快が何人の方のリピートによって育っていくのか。

  これからが本当の数値になっていくのだろう。

ぜひ、注目していきたいと思う。




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2017年7月31日 (月)

ホットな目・ドライな目

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お店の担当者が問われる数値。

  売上と荒利。

売上は勢いであり、荒利は計算。

  まさに商売とはこの組み合わせ。

勢いだけでも商売は破綻し、計算だけでも破綻する。

  このバランスが商売の真髄であろう。

この二つの能力を発揮して自らの業績を達成していく上で自分の仕事観が確立されていく。

  それが商売勘というものであろう。

どちらが先でどちらが後ということは無いが、基本的にドライな計算の世界から商売を捉える目を持つことから始まる方が後々バランスよく成長できるのでは無いだろうか。

  コツコツ型の方が将来大成していくような気がするのである。

商売の構造を理解し基本が理解できたのちに、商売の機運でありタイミングであり単品量販を経験により積み重ねていくことで、バランスよく自らの商売を拡大させていくことが可能となろう。

  まずはドライに数値を構成する素材を掘り下げる目。

この視点が基本ではないだろうか。

  売上とは単品の積み重ね。

その積み重ねを自らの現場で何度も何度も検証してその本質を体得していくこと。

  その裏側に横たわる売上を左右する販促要素。

色々な組み合わせによって、販売数量は変化するし、ロスも削減できるし、その結果としての荒利率もコントロールできることを体得することが重要である。

  荒利率はコントロールできる。

まずはこのことを理解出来なければ、すべての商売は身につかない。

  しかし、ドライな目だけでは商売に未来は無い。

我々の周囲には常に競合店が存在し、競合店が出店したり閉店したり、さらには競合店も政策が変わり以前との対応を変えなければならなくなったりと、競合状況に応じて自らの具体策も変えていかねばならない。

  変化に対応していく目。

この目とはドライな目だけではなく、熱い情熱からくる勢いがあってこそ自らの行動を鼓舞するものである。

  競争心。
  販売意欲。
  チャレンジ精神。

色々な言葉で、自らの向上心を表すことができよう。

  計画の段階での熱意。

それには、自分を信じる力が必要となる。

  この数量を売り切る自信。

それは、ドライな目とともにどこかで「自分にはこの数量を売り切る力がある」という自分自身に対する自信が無いと決断出来ない。

  ドライな目に加えて自信からくる熱意。

この熱意が、その後の人生を切り開くものだと私は思っている。

  今、どちらの視点が自分に必要なのか?。

状況によって、自らのスタンスを測る目を持ちたいものである。






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2017年7月28日 (金)

丑の日2017

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年の土用丑の日が終わった。

  皆様、本当にお疲れ様でした(笑)。

今年の丑の日に対する想い入れは例年以上であったように思う。
それは、同業他社の方も同様であったろう。

  近年稀に見る鮮魚部門の不振。
  久しぶりのうなぎ市場相場安。
  気候も梅雨が明け好環境完備。

鮮魚担当者ならずとも、今年の土用丑の日にかける各社の意気込みがひしひしと伝わる丑の日商戦。

  Facebookの仲間たちも店頭での焼きに力が入る(笑)。

確かに、今月に入ってからのうなぎの販売実績は昨年を大幅に上回る実績を残してきた。

  “今年の丑の日は大いに期待できるなぁ〜”

確かにうなぎの売上は絶好調。

  しかし、・・・ 。

うなぎ以外の売上は相変わらず厳しい状況であった。

  むしろ、厳しさが加速している感もあった。

尚更、丑の日にかける期待が増していく。

  そんな環境にあっての7月25日(火)。

天候はあいにくの曇り空。
そして異常に蒸し暑い。

  “午後からの天気が心配だなぁ〜”

こんな湿気の多い日は、必ず午後以降天候が急変する。
よって、開店早々にご来店されてうなぎを購入されていく高齢者の方も多くいた。

  “うなぎは好調に売れているなぁ〜”

しかし、やはり天候が心配だ。
外は相変わらず、異常なほどの湿気。

  Facebook仲間からの雷雨の報告。

全国の至る所で突発的な雷雨と豪雨により、ピーク前とは言え豪雨にやられた地域もあったようだ。

  お陰様で当地では午後8時からの雷雨。

丑の日商戦もほぼ完了かと言える時間帯での雷雨であった。
このような好環境によって、全社的には非常に好調な丑の日商戦で終わることができた。

  情報によれば、全国的に好調な丑の日であったようだ。

これは全国の業界関係者の願いが届いたのだろう。

  しかし当店での実績は昨年並み。

大いに反省の残る今年の丑の日商戦であった。

そして、毎年丑の日が終わってから思うこと。

  “今年も一番美味しいものから売れていく事実”

お客様も、年に一度のうなぎという高額商品の買い物である。

  “どうせなら一番美味しいもの”

それが、お客様の声なのであろう。
だから、売り場でもそこ売り場で一番美味しいうなぎから売れていく。

  新仔うなぎ。

当社ではこのうなぎを一番のお勧めとして販売している。

  その理りと味くれべで間違いなく新仔うなぎが売れていく。

しかし、数量が確保できない。

  よって、売り切れ御免。

よって、次に売りたい商品をメインの平台に移して売り場変更。

  この繰り返しが午後から頻繁に行われていく。
  
そして、午後4時以降からは一気にお客様がなだれ込んで売り場が崩壊していく(笑)。

  このタイミングで一時でも品切れしたらアウト。

しかし、翌日にはただの高額商品になり果ててしまうから、どうしても追加製造を躊躇してしまう。

  そこの難しさが今年の最大の課題であったか。

この日は早番通しの為、私の本当の丑の日の晩餐は翌日の水曜日。

  今年も「白焼き」で刺身風に頂いた。

白焼きのうなぎは色が白い為以外にさっぱりしているように見えるが、刺身用のわさびをたっぷり添えても、うなぎの脂身が強いため大トロと同程度のわさびの量の方が脂身をしっかりと消してわさびの味が映えるのだ。

  ご飯にのせるなら蒲焼。
  酒の肴にするなら白焼。

年に一度の贅沢なので、この日は白焼でアルコールを頂いた。

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2017年7月21日 (金)

よーやく梅雨明け

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ようやく、梅雨明け宣言が出された。

  “土用丑の日に間に合ってよかった(笑)”

この業界の方は皆さんそう思っているだろう。

  それだけ丑の日は天候に左右される。

土用丑の日のきっかけは、夏バテ防止。
だから、丑の日に鰻を購入して食べようという食欲をそそるにも、ギラギラ太陽が照って暑くてたまらない天候になればなるほど鰻の需要は高まる。

  更に、火曜日という平日。

スーパーで鰻を購入して、あまり手間をかけずに家族も喜ぶ鰻を仕事帰りに購入して帰る、働く主婦の方にも嬉しい丑の日であろう。

  これが、梅雨明け前であったなら。

まず雨天によって、来店頻度が低くなる。
更には気温も上がらずに夏バテ対応の鰻への食欲もなくなる。
かっての丑の日で、梅雨明け前の年も何度もあったが、やはり大不振。

  土用の丑の日は天候に大いに左右されるのである。

あとは、火曜日に好天になることを祈るだけである。

  しかし、今年の梅雨明けもなんか変だなぁ〜。

そう思うのは私だけであろうか。
梅雨の期間も北関東方面は雨が少なかった。

  梅雨明けしてんじゃないの?。

そんな風な天候が続いた。
そして、今回の梅雨明け。

  梅雨明け直後の猛暑。

30度を超す暑さではあるが、意外に涼しい風が吹いている。
通常であれば、日中自宅にいれば、窓を閉めてクーラーをかけたくなるタイミングである。

  しかし、今年は外の涼しい風が家を通る。

クーラー無しでも過ごせるのだ。
もともと私はクーラー嫌い派だが、クーラー大好き派の女房でさえ今年はクーラーを使わない。

  外からの涼しい風が心地よい。

とても梅雨明け直後の気候とは思えない。
これから、どう変わっていくのかはわからないが、梅雨明け直後のこの時期としては意外に涼しいと思うのである。

  しかし、気温は30度を超す日が続くらしい。

子供の頃の夏のイメージはもうすっかり無い。

  かっての夏は梅雨明けからお盆まで。

春は春らしく、梅雨は梅雨らしく、そして夏は強烈な太陽が地面を照らしたが、それもお盆前後までであり、お盆後は朝夕の涼しさが漂っていた。

  今は5月から真夏を感じさせる気候に入る。

そしてそれが9月いっぱいまで続く。

  そんな夏のイメージ。

やはり四季折々の日本には、春と秋が似合う。

  春の新緑と秋の紅葉。

そして、多彩な食卓のメニュー。

  時折々の旬の魚と味わうお酒。

毎日飲まない私は、日々味わうお酒はないが、それでも休日に多少嗜むお酒には旬の物が出ると嬉しいものだ。

  この時期は美味しい枝豆があればいいと思う。

そして、子供の頃の夏の思い出。

まだまだ、思い出に浸る年にはなりたくないが、どうしてもギラギラ太陽の下で泳いだ田舎のプールの思い出は頭から離れない。

  そんな思い出の夏がやってきた。









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