POPの効果検証
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
このブログでもリンクを貼らして頂いている、コトPOPの山口先生の新刊本が発売された。
「コトPOPの効果検証」。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785505486/tetu0358-22
「コトPOPを書いたら、あっ、売れちゃった!」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785504846/tetu0358-22
「POP1年生」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785505192/tetu0358-22
「POPの教科書」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799106538/tetu0358-22
に続く、先生の第4弾である。
今回のテーマは効果検証。
おそらく、経営層や店長層から捉えたコトPOPは効果もあるがそれ以前に、そこに人材を投入しての見返りとしての効果が見えないが故に、コトPOPを正式に導入できないといった環境もあったであろう。
今回はそんな不安も山口先生に寄せられていたのであろう。
そんな不安に応えて、コトPOPの効果を実際に数値に表して、コトPOPを付ける前と付けた後での数値の変化を追って一つ一つのPOPの効果を表示している点が大きなポイントとなっている。
通常であれば、コトPOPとは商品を売り込む場面において、色々な販売促進を駆使して商品を目立たせ、お客様が購入した場合のメリット等を告知してお客様が購入して使用したいという購入欲を喚起させる為に取り付ける媒体の一種である。
よってコトPOPだけの効果を測定するということは無い。
そして、コトPOPを取り付けるということは、それ以前にその商品に対しての想い入れが入り心からその商品に惚れ込み、そしてお客様にもその商品の良さを共感してほしいという強い願いがあり、そこからその商品を如何にお客様に提案するかという具体策の中の一環としてコトPOPが登場するのである。
よって、いろいろな要因の中の一具体策であり、全ての要因が起因してその商品の販売数量が飛躍的に高まるのである。
しかし、今回のこの本に登場するコトPOPは、取り付け後前と取り付け後の売り場は何も変えずに単にコトPOPだけを取り付けただけの変更点ということであるから、純粋にコトPOPだけの効果検証であることが特筆であろう。
コトPOPだけの効果検証。
まさにその通りである。
そして、その効果の特筆ぞろいである。
取り付け後の伸びが2倍3倍は当たり前。
中には2000%以上の伸びの単品もあるほどである。
登場する販売事例の中には、この業界でも有名な「トマト店長」のお店の事例もあり、我々が普段から取り扱っている商品も見受けられる為、そのままパクって使おうと思えば使えてしまうのである(笑)。
これらのコトを見るだけでも商品知識が得られるものばかり。
“よくこれだけの事例と効果検証ができたなぁ〜”
そう感心させられるのである。
それは、当然に山口先生の人柄であろうか。
中でも私が参考にしたいのは、売場にたどり着くまでに地面から貼り付けたコトPOPに導かれるように商品にたどり着き、そこで初めて商品への紹介をしている事例であった。
客導線をもコントロールするコトPOP。
店長としては、このような事例も多いに参考にしたい考え方である。
初版早々の「重版出来」。
前回の「POPの教科書」も同様の重版出来だったと思う。
今回はその事例から多いに参考にしたいものだ。
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