スポーツ

2018年3月 4日 (日)

平昌での名シーン

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

今回もオリンピックの話題から。
平昌オリンピックが終わった。

  パラリンピックはこの後だが。

今回のオリンピックでの日本人選手の活躍はご存知の通り。

  史上最多のメダル数。

戦前の予想通り、日本人選手が大活躍した大会であった。

  やはり一番の感動シーンは羽生の金メダル獲得シーン。

丁度、お昼休みで休憩室のテレビでこのシーンを見ていた。
最終グループの早い段階で登場した羽生。

  前半の4回転は完璧だった。

しかし、後半はジャンプでよろめくシーンも。
それでも一度も転倒せずに滑り終えると、場内からのスタンディングオベーションは最高潮に達した。

  まさに手に汗握るシーンの連続であった。

また、オリンピック後半に入ると、女子スピードスケートが活躍する。

  個人戦では小平奈緒が500で金。

しかし、先週も書いた通り、パシュートなる種目での金メダル獲得の方がやはり盛り上がる。

  チーム戦での勝利にはストーリー性が高いのだろうか。

決勝のオランダ戦も手に汗握る戦いとなった。
個人個人の3000メートルの記録では高木美帆以外は全てオランダ選手の方が上回る。

  しかしチームでの記録は高木選手を上回る。

陸上の400メートルリレーで、100メートルの合計タイムよりも上回るのと同じだろうか。

  3人のチームワークが如何に大切か。

そのチームワークという領域に入ると体力的に劣る日本人選手の独断場となれるのだろう。

  後半で逆転した試合運びも感動の一瞬だった。

しかし、私は今回のオリンピックで一番心に残るシーンと言えば、女子カーリング。
それも、銅メダルを獲得したイギリス戦ではない。

  準決勝で負けた韓国戦。

この試合は見ていた。

  午後8時頃から11時ごろまでかかったろうか。

前半戦から韓国リードで進んでいったが、後半の第9エンドで日本が追い上げる。
そして、第10エンドで同点。

  これも手に汗握る接戦となった。

そして、延長戦の第11エンド。

  最後の一投で韓国がど真ん中にストーンを落とす。

この瞬間に日本が負けたのだが、このシーンが今回のオリンピックで一番に記憶に残るシーンだと私は思っている。

  やるべきことはやった。

そして、あのショットを打たれたなら、これはもう相手を称賛するしかない。

  それだけ完璧なショットであった。

負けた瞬間でも悔しさよりも清々しさが優っていた。

  そんなワンシーン。

何かと話題の多い女子カーリングであるが、その後のカーリング娘が話題になったのも、ここで負けて、次の3位決定戦で逆転勝利に結びつけたのであるが、どちらかといえば3位決定戦はプレッシャーを与えた日本チームに最終的には神様からのプレゼントをいただいたイギリスチームの後半の乱れであったような気がする。

何れにしても戦前の話題とは裏腹に、盛り上がったオリンピックであったことが嬉しい。







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2018年2月25日 (日)

パシュート

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

今日も平昌オリンピックから。

  金メダルを獲得した女子パシュート。

小平奈緒の500メートル。
高木美帆の1000メートル。

スピードスケートといえば個人種目だと思っていたが、パシュートなる競技は今回のオリンピック以前ではあまり話題にはなっていなかったように思う。

しかし、今回の金メダル獲得とその競技性、そして日本代表の逸話等が報道されると、大いに感動させられるのである。

なんと、この大会の為に、代表候補のメンバーがオールジャパンの名の下に所属企業の壁を取り払いナショナルチームを発足させ、年間300日にも及ぶ合宿を過ごしてきたのだと言う。

もちろん、300日の合宿には個人での練習も含まれていたのだろうが、それでも同じ顔ぶれで300日の合宿とは、休日以外はほぼ合宿ということではないか。

  「私たちは他のどの国よりも練習してきた。」

高木がなんどもこの言葉を口にした通り、日本チームのその滑りは芸術的ですらあった。

  3人の動きがほぼ完璧。

ここにも、日本人が得意とする団体競技に対する思い入れの強さが出ていたように思う。

  団体ニッポン。

そう、以前から団体という名のつく競技には日本という国は異常な執念とチームワークを誇り、個々の強み以上に団体となると自分を犠牲にしてでも団体への献身的な精神が前面に押し出されてくる。

  今回のパシュートも同様だ。

個々の力でいえば、圧倒的にオランダに優位。
しかし、それでもどこに勝利の要素を見出すかという問いに、空気抵抗を極限まで少なくする為に3人の動きを徹底して合わせ、その空気抵抗と先頭の入れ替え時間を短縮させる手段をとった。

  まるで一個の精密機械を見るような動き。

私は学生時代に「ボート競技」をしていたが、その競技を思い出させるほどのユニフォーミティーであった。

そして、そのユニフォーミティーはオールを漕いだ数に比例する。

  要はどれだけ全員が合わせて練習したか。

その練習の量に比例して、全員のメンタルな部分もチームへの貢献度に加わっていくのだろう。

  決勝のオランダ戦。

見応えのある世紀の対決であった。
全長500メートルのリンクを全6周するのであるから、3000メートルのロングランとなる。

  前半互角の中盤劣勢。

日本が再び並んだのは残り1周半から。
ここからの手に汗握る滑りは圧巻であった。

  ここでも高木美帆の滑りが際立つ。

そして必死についていこうとする後続の選手たち。

  しかし一糸も乱れないその滑り。

方やオランダ勢は疲労困憊。
明らかにスピードが落ちていく。

  結果的には約2秒の大差。

しかし、試合途中ではそのチーム力が遺憾無く発揮されているのがわかる。

  300日の合宿。

全てはここに集約され、そして化学的な戦略と一人一人の献身力が快挙をもたらしたと言えるのではないか。

さて、最後になるが、金曜日のオリンピックは盛り上がった。

  一つは女子フィギュアスケート。

ロシアのアリーナ・ザギトワ選手とエフゲニア・メドベージェワ選手のトップ争いは見応えがあった。
奇しくも女子フィギュアスケートもロシア勢がワンツーフィニッシュを成し遂げたが、羽生結弦の圧巻の優勝とは逆に、メドベージェワ選手が滑り終えた後の手に汗握るスコア表示は全世界が注目したのではないか。

  更に、女子カーリング準決勝の日本対韓国の一戦。

前半は完全に韓国ペースだったが、第9エンドからの日本の追い込みと第10エンドでの同点、そして第11エンドでの決着と、最後は韓国が勝利をもぎ取った格好になったが、日本の「そだね〜」女子もよく頑張った(笑)。

  この一戦も手に汗握る日韓対決となった。

そうこうしているうちに、つい先ほどカーリング娘が銅メダルを獲得した。

  こちらも手に汗握る後半の攻防は見応えがあった。

特に今回のカーリング娘達はには勝利の女神が最後までついていたような気がする。

  準決勝進出に際しても「タナボタ的進出」
  銅メダル獲得に際しても「タナボタ的勝利」

いつの間にか、銅メダルを獲得してしまったというのが本音であろうか。
とは言っても、最後まで諦めずに粘り強く忍耐強くやるべきことをやって、相手のミスを誘う。

  このあくまでも日本的な戦略が最後の最後に強みとなる。

そういう原理原則を教えてくれたチームであったような気がする。





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2014年2月16日 (日)

圧巻の滑り

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ようやく我々の胸のつかえが取れた思いだ。

  男子フィギュアスケートの羽生弦。

ショートプログラムはまさに「圧巻」の滑りであった。
フリーでは若干若さも露出してしまったが、それはご愛嬌であろう。

  パトリックチャンでさえ重圧に押されたのだから。

大会前から、グランプリファイナルでの優勝、今大会の団体ショートプログラムでの一位と、ことごとくパトリックチャンに優位をキープしていた。

そして、今大会でのショートプログラム。

  4回転の完璧な演技からフィネーレまで。

その滑りは、しなやかであり、優雅であり、力強かった。

  会場の観客を引き込む滑りであった。

まさに、圧巻の演技であり、会場の総立ちでスタンディングオベーションを送っただけの事はあっただろう。

  そして歴代最高得点。

おそらく、誰もが納得の得点であったのではなかろうか。

  “よくやってくれた!”

日本中のもやもやをすっきりさせてくれたショートプログラム。
しかし、パトリックチャンとの差はわずか4点あまり。

  その差はゼロに等しい。

ある解説者のコメントであった。

  100点前後の得点での4点差。

たしかに、精神的にはその差はゼロだろう。

  手を一回付いただけで逆転ですから(笑)。

そう言って解説者は苦笑いした。

  “浮かれてはいられない”

そんな雰囲気の中でのフリーの演技。
誰もが手に汗握る場面を迎える。

  そして始まったフリーの演技。

4回転のミスはあったが、しっかり4回転を認めてもらえる内容であり、その後はほぼ完璧な滑りのような気がした。

  しかし、何か一つ晴れない。

その後のパトリックチャンが控えているからだろう。
しかし、彼もまた人間だった。
羽生の直後の演技も相当プレッシャーがあったのだろう。

  結果的には5点差に拡大。

その瞬間、男子フィギュアスケートに新しい歴史が生まれた。

そしていよいよ期待は女子フィギュアに移っていくのである。





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