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2025年6月19日 (木)

タイパと無駄

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


タイムパフォーマンス。

  いわゆる「タイパ」。

若者世代を中心に急速に広がりつつある価値観。

タイパの意味とは、費やした時間と、それによって得られた効果や満足度の対比。

  すなわち「時間対効果」

それに対して、無駄なものは何か?、無駄を省けばよりタイムパフォーマンスが得られるのではないか?、という発想に行き着くのであろう。

  無駄とは何か?。

それは、その環境でその業務を効果的に行おうとした場合に、客観的に見て無駄を判断し、無駄を見出し、そして無駄を排除する。しかしそこで組織内で認識を統一しておかねばならないことがある。

  効果とは何か?。

何を以て、どんな数値を以て、どのような結果を以て、効果を判断するのか?、ということである。

  結局そこはトップの判断次第ということだ。

そして最終的には、実践して即効性の高い結果をもたらす戦略戦術が選択されるようになっていく。

  即効性の高い戦術。

しかし、この業界は昔から言い継がれてきた言葉がある。

  「商いは飽きない」

そしてもう一つ。

  「急がば回れ」

回り道によって遠回りをしたような感覚になるのだろうが、結局はそのことで道草を食ったおかげで鳥の目、虫の目、からのコウモリの目を通した世界観によって、目の前の結果ではなく長い目で見た時の自らのキャリアや人生の成功という視点で捉えた時に、急がば回れの諺が業界の用語だけではなく、人生の用語として日本人に定着してきたのであろう。

そう捉えると、タイパという風潮には大きなリスクが潜んでいると感じざるを得ないのである。

  タイパ重視は自らのキャリアに何も残らないのではないか?。

無駄な時間も合わせながら遠回りをしたと思っても、自らの意志を貫いたことで、最終的には自らのキャリアを早め、タイパ重視をした人間よりも最後は亀とウサギの競争に例えられる結果となるのではないか。

  それが今想う「タイパと無駄」の相関関係である。

こんなに時代のスピードが早まってきた現代。

  急がば回れ、への批判もあろうだろう。

しかし、時代が早まり、AI化が進んでも、人間自体は昔からその動機はは変わらない。

  楽しいと喜びが自らの意志を高めるのである。

そして、そこに人間社会の中で生きていく連帯感がと組織の中にあっての貢献度からの有能感が、さらに自らの意志に加速度を加えるのである。

  タイパと無駄。

どちらも大切な効果測定の判断基準ではないだろうか。





第2回店舗運営力強化セミナーのご案内
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JOFリンク様との共同開催となる「店舗運営力強化セミナー」

  日程 ー 2025年10月8日(水)
  時間 ー AM10:30~PM16:30
  会場 ー 東京都立産業貿易センター浜松町館

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今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。

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製本版はペーパーバックとなります。
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以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。

「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。

時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。

 「店長が変わると業績も変わる」。

そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。

時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」

また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←


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当方の執筆は以下の通りです。

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コメント

花咲爺様、本日も返しコメントありがとうございます。

どうしても返しコメントへの反応が遅くなり申し訳ございません🙇‍♂️

さて、当方の手腕を楽しみにとのお言葉ありがとうございます。
是非、御社で当方のコンサル手法を導入して頂ければ、現場を劇的に転換できるのでは、と思うのです。

当方のコンサル手法はあくまでも現場を心身両面から意識転換し、各種データを売場に転換させる技術と実践。
そこからあくまでも現場がリアルな売場をどう翌日の数値データに繋げていけるか、当日の売場と翌日のデータの因果関係が理解できた段階で、業績改善は継続的に続いていくのではないでしょうか。

当方のコンサル導入で、半年後にはそのことが理解できるのではないでしょうか。

人の良すぎるコンサルの戯言と本日はご容赦ください(笑)。

投稿: てっちゃん | 2025年6月21日 (土) 08時45分

今宵も返しコメント失礼します。第一次産業、農業、水産業はダイパで計画生産出来ますかね?今年も猛暑予想。今のところ、少なくても私達が目が黒いうちは自然を人間=AI被れがコントロール出来るとは思いません。てっちゃんは今を大切にするのかキリストのように普遍的真理を解くのか?無責任な蝙蝠野郎は手腕を楽しみに傍観させて頂きます(笑)。商売の真理を是非ご教示頂きたいですね。個人的には私達の心臓が動いている間は二極化が顕著になると予想します・・・株価は全く当たりませんが(笑)。

投稿: 花咲爺 | 2025年6月20日 (金) 23時16分

花咲爺様、コメントありがとうございます。

まさしく当てつけの記事ですね(笑)。

コスパそのものが、自分の実践次第で大きく変化するもの。だから手段ではなくその過程で人間としての意志をどう自分に確立させていけるか。

その意志はある時には寄り道をして世界観が変わることで大きく進化するもの。

そんな経験をこれからもしていきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2025年6月20日 (金) 12時53分

今日は当てつけたような内容ですね(笑)。
無駄とは何か?無駄を徹底的に省くならお掃除ロボット如く徹底的に人件費を削れば良いだけの事。補充でもロボットのが丁寧にやってくれるのでは?(笑)。だから目的買いに徹するスーパーであれば撤退的に省力化を図れば良い。正に産業革命の流れ通りの工場化ですよ。
人間なんか個性のバラつきあるのですからリスクそのもの。だから生産性とか言って人間を数値化して悦にいるトップ連中。
なら現場はどれだけ自店の顧客の期待値を分析し尽くしていますかね?意外とどんぶり勘定では無いですか?どんぶり感情多いに結構。
何故なら売手も買手も血が通い命ある人間なのですから。無駄には次に繋がるチャンスもある。第三次産業以外で計画から仕事にダイパをもとめるなんてクソ喰らえですよ。結果が全てですしそれが人間らしさではないですかね?

投稿: 花咲爺 | 2025年6月19日 (木) 16時11分

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