客足を留める技術
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
私が推奨する4つのハードル。
①客を留める
②購入の決定
③商品の決定
④目的買い化
①の低いハードルをクリアしながら、②〜③と徐々にハードルを高め、最後は顧客の目的買い化へと進化させ、将来的な客数やリピーターまでも獲得していくという4つのハードルの考え方とその具体的実践手法を身につけていく段階で、一流の販売力を獲得していくという考え方。
その第一歩が①の客を留めること。
どんなお客様も、リアルに店舗に来店された場合は、商品購入時には必ず足を留めて購入する売場をしっかりと見る。
全ての売上はそこから始まるのである。
そして我々業界人は、客を留める売場であることが売れる売場の第一条件として認識している。
しかしそれもその視点をもつ者のみの特権でもある。
だから、客を留める売場を個々に磨いていくのであるが、いずれにしても実践して初めてその答えが自らにリターンされるのである。
その売場に何人の客が留まったか?。
その数が、私は部門担当者と共有している。
それがその売場の客数だと。
しかし、それは翌日の客数というデータには表れない。
当然である(笑)。
翌日のデータは、レジを通過した人数でしか表示されないから。しかしそれはあくまでも結果であり、その前提としてその客数とは必ずその売場で留まっているのである。
その数は現場の人間だけが知る強み。
そして、その時の売場の状態と翌日の売上との因果関係を知っているのも現場の人間のみ。
客を留める技術が現場の強みなのである。
それを知ると、現場の個々の担当者の意識が変わる。
意識が変わればその技術を磨く。
そして更にその因果関係が、個々の認識として蓄積されていく。
その認識が組織内で共有されることで更に進化していく。
全ては、ここから始まるのである。
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時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
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コメント
花咲爺様、コメントありがとうございます。
今コンサルに入っている企業の店長や部門長には、客足を留める売場作りとその検証を実践しております。そして、このワードが社内の共通語として流通している現実。
ここから一気にこの視点が拡大していくと思われます。
昨日も花咲爺様にお会いしたいという方と一献致しました。有名人ですよ(笑)。
投稿: てっちゃん | 2025年5月23日 (金) 10時21分
引退宣言したのに出しゃばり過ぎて申し訳け有りません。老害と優しく見逃して頂ければ(笑)。
商品購入時には必ず足を留めて購入する売場をしっかりと見る。
必ず足を留める売場。果たして担当者はここを意識して売場を創りあげているか?
商売の醍醐味を自ら否定するスーパーを少なからず拝見致します。
言葉は悪いですが「殺気を感じる売場」。売り手も買い手も人間ですから気配は必ず察知しますから。POPには「担当者イチオシ」と書いてありますが果たしてど真剣にイチオシと胸を張って言い切れますかね?それが商売の醍醐味だと思うのですが。
投稿: 花咲爺 | 2025年5月23日 (金) 00時11分