« キャリアの積み上げ方 | トップページ | 商品回転を高める »

2025年5月23日 (金)

客足を留める技術

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


私が推奨する4つのハードル。

  ①客を留める
  ②購入の決定
  ③商品の決定
  ④目的買い化

①の低いハードルをクリアしながら、②〜③と徐々にハードルを高め、最後は顧客の目的買い化へと進化させ、将来的な客数やリピーターまでも獲得していくという4つのハードルの考え方とその具体的実践手法を身につけていく段階で、一流の販売力を獲得していくという考え方。

  その第一歩が①の客を留めること。

どんなお客様も、リアルに店舗に来店された場合は、商品購入時には必ず足を留めて購入する売場をしっかりと見る。

  全ての売上はそこから始まるのである。

そして我々業界人は、客を留める売場であることが売れる売場の第一条件として認識している。

  しかしそれもその視点をもつ者のみの特権でもある。

だから、客を留める売場を個々に磨いていくのであるが、いずれにしても実践して初めてその答えが自らにリターンされるのである。

  その売場に何人の客が留まったか?。

その数が、私は部門担当者と共有している。

  それがその売場の客数だと。

しかし、それは翌日の客数というデータには表れない。

  当然である(笑)。

翌日のデータは、レジを通過した人数でしか表示されないから。しかしそれはあくまでも結果であり、その前提としてその客数とは必ずその売場で留まっているのである。

  その数は現場の人間だけが知る強み。

そして、その時の売場の状態と翌日の売上との因果関係を知っているのも現場の人間のみ。

  客を留める技術が現場の強みなのである。

それを知ると、現場の個々の担当者の意識が変わる。

  意識が変わればその技術を磨く。

そして更にその因果関係が、個々の認識として蓄積されていく。

  その認識が組織内で共有されることで更に進化していく。

全ては、ここから始まるのである。





第2回店舗運営力強化セミナーのご案内
Blogyou_20250512161401
JOFリンク様との共同開催となる「店舗運営力強化セミナー」

  日程 ー 2025年10月8日(水)
  時間 ー AM10:30~PM16:30
  会場 ー 東京都立産業貿易センター浜松町館

このセミナーに参加された方には、当方執筆の「勝てる!店長塾 ファイブマネジメント編」をもれなく無料配布したいと考えております。

  是非、参加のご検討をしていただければと思います。

参加申し込みはこちらから←

  是非、ご検討いただければと思います。




著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の購入はこちら←
製本版はペーパーバックとなります。
Photo_20240530100301

以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。

「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。

時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。

 「店長が変わると業績も変わる」。

そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。

時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」

また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←


是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。



食品商業2025年6月号が発売されました。
20256
当方の執筆は以下の通りです。

1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
   一時限目 〜 「ファイブマネジメント」
   二時限目 〜 「52週MDマネジメント」



YouTube公開動画
食品商業2025年5月号ファイブマネジメント「店内レイアウトを活かした販売力強化(動線の後半を活かす編)」の動画を公開致しましたので、ご視聴ください。

「動線の後半を活かす編」動画のご視聴はこちら←



月別52週MD

 52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
 52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。



研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。

株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。



株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245


てっちゃん塾のコンサル活動紹介動画はこちらから←




イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。



 

|

« キャリアの積み上げ方 | トップページ | 商品回転を高める »

商売」カテゴリの記事

コメント

花咲爺様、コメントありがとうございます。

今コンサルに入っている企業の店長や部門長には、客足を留める売場作りとその検証を実践しております。そして、このワードが社内の共通語として流通している現実。

ここから一気にこの視点が拡大していくと思われます。

昨日も花咲爺様にお会いしたいという方と一献致しました。有名人ですよ(笑)。

投稿: てっちゃん | 2025年5月23日 (金) 10時21分

引退宣言したのに出しゃばり過ぎて申し訳け有りません。老害と優しく見逃して頂ければ(笑)。
商品購入時には必ず足を留めて購入する売場をしっかりと見る。
必ず足を留める売場。果たして担当者はここを意識して売場を創りあげているか?
商売の醍醐味を自ら否定するスーパーを少なからず拝見致します。
言葉は悪いですが「殺気を感じる売場」。売り手も買い手も人間ですから気配は必ず察知しますから。POPには「担当者イチオシ」と書いてありますが果たしてど真剣にイチオシと胸を張って言い切れますかね?それが商売の醍醐味だと思うのですが。

投稿: 花咲爺 | 2025年5月23日 (金) 00時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« キャリアの積み上げ方 | トップページ | 商品回転を高める »