店舗一丸の早道
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
店舗運営における一致団結という課題。
これが店舗のリーダーの最大の課題であろう。
昨日記した「管理職は罰ゲーム?」でも、それを一部話題にしていた。
店舗における店長の役割。
この時代、そこには広大が役割が組織内で義務付けられていると言えるのではないだろうか。
「店長にだけはなりたくない」
先日のNHKクローズアップ現代で放映された「管理職は罰ゲーム?」の中で、この業界での最大の罰ゲームを受けているのは店舗の店長ではないだろうか。
それは企業やトップが敢えてそうしているのではない。
しかし、結果的に店舗の店長に社会的風潮や企業コンプライアンスという新たな課題に対して、管理職として改善を要請する職位となっているのは事実であろう。
組織内で部下の多い役職。
そして、現場という色々な組織の課題の全てが集約される場の管理職であるが故に、結果的にそのような組織内の使命を負ってしまっているのが現状である。
かってはピラミット型組織。
よって、下位の若手従業員は誰もが出世欲があり、そこからキャリアをアップさせながら自らの明るい未来をその組織内で夢見ながら、辛い現実に耐えてきた。
その明るい未来像が罰ゲーム化。
よって、同じ組織内でのキャリアアップという意識から、自らのキャリアを異なる組織で積み上げていくというスタンスになってきているのも一因ではないかと思う。
そんな現実の中にあっての店舗一丸という課題。
企業へのコンサル活動を通して、私自身が学んだことは、組織内では同じ言葉で同じ方向に同じ講師がセミナーを実施し、組織内の幹部全員が受講することで、間違いなく店舗一丸に向かうことだということである。
なにも「てっちゃん塾」に限らない。
別のコンサルの方でも結構である。上記のようなスタイルで店舗全員が同じ土俵で同じ講師の言葉から学び、現場で実践できる環境を構築することである。
それが店舗一丸への一番の早道である。
店舗一丸を目指さないというのであれば、それはそれでいい。
しかしそれでは店長がますます罰ゲーム化していくだろう。
店長という管理職を罰ゲーム化させないためにも、同じコンサルによる店舗毎のセミナーによって、店長自身が独自に部下への伝達をする10倍の効果を以って店舗一丸を推進するであろう。
第二回店舗運営力強化セミナー。
そんなセミナーを志向している。
第2回店舗運営力強化セミナーのご案内
JOFリンク様との共同開催となる「店舗運営力強化セミナー」
日程 ー 2025年10月8日(水)
時間 ー AM10:30~PM16:30
会場 ー 東京都立産業貿易センター浜松町館
このセミナーに参加された方には、当方執筆の「勝てる!店長塾 ファイブマネジメント編」をもれなく無料配布したいと考えております。
是非、参加のご検討をしていただければと思います。
参加申し込みはこちらから←
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著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の購入はこちら←
製本版はペーパーバックとなります。
以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。
「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
「店長が変わると業績も変わる」。
そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←
是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。
食品商業2025年6月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 〜 「ファイブマネジメント」
二時限目 〜 「52週MDマネジメント」
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食品商業2025年5月号ファイブマネジメント「店内レイアウトを活かした販売力強化(動線の後半を活かす編)」の動画を公開致しましたので、ご視聴ください。
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月別52週MD
52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
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コメント
花咲爺様、恩返しのコメントありがとうございます(笑)。
企業としてみれば、「賃金」と「やりがい」、どちらも重要視しなければならない項目。
これを現場であり店舗の視点で捉えると、賃金は現場での決裁権が無い企業が多いのかと思うのです。
よって現場では「やりがい」により視点を置いて、どう従業員の楽しさや喜びを追求できるか。
とは言っても、新入社員や転職組にとって、最初の関門は初任給や給与という一番わかりやすい項目で入社の動機となりますからねぇ〜。当然と言えば当然ですが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2025年5月22日 (木) 05時35分
返し返しコメント失礼します(笑笑)
私やてっちゃんは恩返しのスタンスで宜しいですが現場の社員やパートさん達は給与で生活していかねばならないのですから給与に対しては対価としてポジティブでなければならないと言いたいだけでした(笑)。
投稿: 花咲爺 | 2025年5月21日 (水) 20時45分
花咲爺様、本日も返しコメントありがとうございます。
暮らしていけるだけの給与はもちろん大切。
しかし、当方は転職後は給与以上に本来の商売の楽しさを享受できたことが何よりの報酬だったかと(笑)。
そしてそこからの自分自身の行動の広がりという行為に至ることができました。これも給与という縛りから解放され、そして組織の縛りや忖度からの縛りからの解放が、自分という個人の組織内でのスタンスを確立させてくれました。
全ては自分自身の生き方次第。そして組織の忖度から勇気を持って解放された段階で、店舗力も勝ち取ることになったように思います。
投稿: てっちゃん | 2025年5月21日 (水) 14時40分
返しコメント失礼します(笑)。
給与は大切ですよ。綺麗事では済まない。インフレ率を鑑みれば年間3-5%のアップを目指す企業体質でなければ生き残れません。だから顧客に何をすべきか?給与は顧客からしか頂けないのですから。企業はボランティアでは無く営利に徹する現実を腹に落とせねばですね。
投稿: 花咲爺 | 2025年5月21日 (水) 13時32分
花咲爺様、コメントありがとうございます。
→今日も口出ししやすいので(笑)
今までほぼ10年のコメントの継続から、口出ししにくいテーマなどあるとは思えませんが。なにせ最近は日曜日にまで口出ししてくる始末ですから🤭。
我々現場の人間のやりがいとは、お客様からの評価ではないでしょうか。
「美味しかったわよ」
「いつ来ても豊富ね」
「買い物が楽しいわ」
そんな日常を繰り返していると、給与がどうのというよりも、この仕事をしてきてよかったぁ〜、と思う瞬間。そしてそれが店舗内の部下と共有した時の連帯感。
とはいえ、お客様のためにならない売場や商品に関しては、上記の目線で現実の売り場に対しての部下との共有も重要ですが。
投稿: てっちゃん | 2025年5月21日 (水) 10時00分
今日も口出ししやすいので(笑)。
今は短時間最低賃金高齢アルバイトですが、そんな爺でも遅番で出勤したら店長が思わず「淋しかったー」と(笑)。やはり店長は孤独を感じるのでしょうね。然し乍ら意外と自ら店長と言う「壁」を作ってしまい孤独を作っているのではないか?と思いますよ。店長は本来孤独を感じたら成り立たないのはてっちゃんも私も体験的に感じてませんかね?勿論仕組が全てで運営するスーパーも多いでしょう。それはそこで働きやすさを感じる方々が頑張れば良い。
でも顧客は血も心もある人間です。勿論、目的買いを極められたらロボットでも買物は出来ますし人間もロボット思考で短時間で買物が済むでしょう。果たせるかな殺気を感じる売場やコトPOPの魅力をロボットは判断出来ますかね?ここを信じるお店は売り手も買い手も人間を信じるきるしかないと思うのですがね。
ロボット的運営やAIが主導権を握った時点で店舗一丸は絵に描いた餅ですよ(笑)。
投稿: 花咲爺 | 2025年5月21日 (水) 07時49分