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2025年5月 7日 (水)

新店が目指すべきもの

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


成長し続ける為の新店の存在。

  成長企業は新店ラッシュが激しい。

そうでなくても、新店とはある意味新たな立地に、過去のしがらみを捨てて商売ができるチャンスではある。

  私自身も過去に4回の新店を経験出来た。

副店長として2店舗。そして店長として2店舗の経験。

  特に店長としての2店舗の経験は大きかった。

ゼロから立ち上げて行く過程と、その後の店舗の成長がどのような要因から生まれて行くのかを、目の当たりにすることで商売の本質が見えたように思える。

  特に2店舗目の新店でそれを確信出来たのである。

初の新店を店長として関わった時は、既存店とは異なる違和感を大いに感じたものである。

  今まで経験の無い立ち上げという経験。

そしてこの立ち上げという経験は、その後の通常営業になって行く過程の中で、2度と繰り返すことのない経験である。一回こっきりの経験であり、それが活かされるのは2度目の新店の時だけである。

  だからこそ2度目の新店開設時は余裕があった。

概ねの新店の流れが既存店では経験出来ない開設前の段階から、再び経験出来るのである。

  人材確保。
  人材育成。
  行為計画。
  競合対策。
  近隣挨拶。

等々、開店前からの上記のような取り組みと効果的な関わり方が事前に見えているか否かでは、大きな違いがあると思う。

  それを2度経験出来たことは人事に感謝である。

そして新店に寄せる想いとは、

  二年目からが本当の戦いであるということ。

初年は全てが初体験である。そして周囲の顧客が自店をどのように認識し、どのように目的買いを位置付けて行くのかを検証する期間であるということだ。

  その検証期間には昨年対比という比較は無い。

だからこそ、この初年度で顧客の目的買い化を最大限に高めて置く必要があるのである。

  初年度で自店の立ち位置が確定する。

確定した立ち位置を、その後の52週でどう進化させていけるか。

  その進化が前年比で評価されるのである。

その進化の途中で、自店の人材の成長であり競合店の衰退であり地域の商圏の変化に接しながら軌道修正をかけて行く。

  それをストアコンセプトと連動して実践していくのである。

その為に重要なのは、あくまでも初年度の地域での目的買い化を最大限に高めておくということである。

  ここが最大化すればするほど次年度が安定していく。

やはりこの業界は普段の目的買いをするリピーターが多く存在してくれることで、その後の地域一番の売場作りが容易になっていくのである。




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 「店長が変わると業績も変わる」。

そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。

時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」

また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。

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コメント

みやさん、コメントありがとうございます。

 →自動発注システム入らないかなぁ

これもまた厄介ですよ〜(笑)。

小型店ほど、目的買いのお客様の割合は多くなりますから、この対策は重要ですね。
まさに店長の粘りがモノをいう事項でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2025年5月 9日 (金) 05時55分

目的買いのお客様を増やす為の品切れ対策は既存店でも必須ですね~。
当店はここが課題で頭を悩ませてます。
今朝も品切れについて話しをしました!
粘り強く指導し続けます。自動発注システム入らないかなぁ…

投稿: みや | 2025年5月 8日 (木) 14時23分

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