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2025年4月18日 (金)

変わる入社式

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


4月と言えば入社の時期。

  新たな新入社員の受け入れの時。

とは言っても、昨今はなかなかこの業界に入社する新入社員も中小ほど少なくなってきているのではないだろうか。

  先日の報道番組で「変わる入社式」を放映していた。

昭和の時代から平成の時代、そして現代の令和の時代へと流れる中で、企業の入社式も変化を遂げてきているという日曜朝の報道番組であった。

  真冬の湖に入水するシーンが映った。

男女合わせて100名ほどが、両手を合わせて何やら念仏のようなものを唱えながら、極寒の湖に入水していく様であった。

  あれはもしかして猪苗代湖?。

間違いなくそれは、私も入社前の研修で極寒の湖に入水する儀式を映し出していたのである。これを「みそぎ」と称していた。

  思い出す自身の入社式と入社前研修。

入社式は4月であったが、入社前研修は3月から2泊3日程度で実施していたという記憶である。

  その報道番組では夜行ラリーも放映していた。

そして、入社前研修では「みそぎ」と同時に夜間の歩行ラリーも研修メニューに入っていたのである。歩行ラリーは二人一組になって、夜の街に繰り出し、途中途中のヒントを頼りに、二人でゴールにたどり着くゲームである。これは二人のチームワークを養う研修の一環でもあった。

  “当時の入社前研修そのものじゃん!”

そんな想いでその報道番組を見ていたが、その後のバブルの時代にはナントジュリアナ東京でディスコを貸し切っての入社式を行う企業の事例も紹介されていた。

  ナントまぁ華やかな時代であったか。

しかし、バブル崩壊の翌年にはディスコではなくボランティア活動に就く新入社員の入社研修の状況も合わせて報道していた。

  ここから入社式も変化してきたようだ。

しかし、多様化する若者の意識の変化はあるが、相変わらず入社式であったり入社前後の研修で各企業が重要視するのは組織内での「団結心」の植え付けであるという。

  入社後に一致団結して業務に関わるという意識。

それを入社前に一体感を高めておくという意図を持った入社式の様相は変わらないとい。

  但し現代の学生の意識は大いに異なるようだ。

「セカンドキャリアを考えている子が、やはり周りには多いかなと感じている。」

「一生この企業に勤めよう、みたいな気持ちはあまりなくて、ワークライフバランスを求める人は増えてきているのかな、という印象はあります。自分の今を大切にしたいな、みたいなものはある」

  現実の学生はこのように冷めた目で就職を見ているのも事実。

一生涯の自分の就業の場という意識から、その場で自分のキャリアをどう積み上げていけるのか?、そこに視点が完全に移っている昨今の就職事情ではあるのだろう。

  そこにあるのは将来の自分の姿。

それが明るい未来として映っているのか?。そこが魅力のある企業の姿なのであろう。





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コメント

花咲爺様、コメントありがとうございます。

 →極悪指南書(笑)

早く熟読しなければ、ですね。
おそらくそこには蝙蝠の目がたくさん詰まっているのではないでしょうか(笑)。

人間を「じんかん」と読むのか「にんげん」と読むのか。ある意味そのような問いがこれからは重要なのかと思います。そこから物事の本質が隠されているのではないかと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2025年4月20日 (日) 11時17分

先日押し付けた極悪指南書(笑)によると都市化による「脳化社会」の影響ですよ。
都市は人間の意識で作られた物。そこには自然は存在しない。自然発生と運命で生まれて来る人間が「ああすればこうなる」の線路を走らせされるのですから脱線したりスリップしたりする人が出て来て当然ですね。時代はその方向に突き進んでいるのですから個性は必要とされない。いわゆるロボット化。そんな社会に息苦しさを感じるのも人間の性でしょうか。
因みに人間を「じんかん」ではなく「にんげん」と読むのでしょうね。語源を読み解くのもまた楽しです(笑)。

投稿: 花咲爺 | 2025年4月18日 (金) 06時10分

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