同じ場で学ぶ
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
昨日は「増えるウェブセミナー」をテーマに記した。
ウェブによる個人で視聴するセミナー。
ここ数年のウェブ機能の進化により、離れていてもウェブによるテレビ会議の常態化も進み、セミナーや講義と言った従来の外部の学びの場もリアルからウェブへと切り替えられているのである。
自分で自由な時間に学べる利便性。
これは大きいメリットであり、そこがウェブセミナーの最大の効果であると言える。
確かに学ぶ意識の高いメンバーには有効であろう。
自らの意志で自らの時間を創り出し、そこで自らの強い意志で学ぶスタンスを崩さなければ、これはこれで非常に有効な時間の活用となり、その効果も高いであろう。
しかし全てが全てそうとは限らない。
ましてや、前述の個人でさえ個人で学ぶ有効性と、他のメンバーと同じ場でリアルに学ぶ有効性を比較した場合、明らかに同じ場で学ぶ有効性の方が高いと思われる。
何故か?。
そこに全ての人間が有する「共感」が存在するからである。
共感🟰共に感ずる
読んで字の如しではあるが、我々人間は普段から人間との関わりの中で生活し、仕事をし、そして生きている動物である。
他人と同じ場で学ぶ。
ウェブで個人的に学ぶ場とことなり、皆がリアルに一同に集い、そこで同じ講師の話を聞きながら学ぶという従来のリアルセミナーの場。
それが同じ場で学ぶというスタイル。
このような従来型の学びの場でのメリットとは、共感できるということである。
同じ職場の人間同志の共感である。
共感するということは、同じ項目に対して他者の質問や講師の言動に対して同様に感動があり疑念が生まれるということであり、これは個々バラバラに注目ポイントが異なる学びとは異なり、同じ講師言葉に対して集中して注目ポイントが一致することであり、このことによってこのセミナー後の同じチーム内での方向性がスピードを持って共有されるということである。
チーム内マネジメントの最強の学びの場となるのである。
それがリアルセミナーに同じチーム内のメンバーが同時に学ぶメリットではないだろうか。
そしてその効果は絶大である。
特に、同じ店舗に就業するメンバーが同時に同じ講師に学ぶことで、その後の一致団結心が生まれるのであり、そこに一人で学ぶ孤独感から解放された自信と実践意欲が大いに拡大されていくのである。
リアルに同じ場で学ぶメリット。
それは、敢えてそこに時間的デメリットを圧してでも時間を共有することの効果であり、リアルセミナー参加によるデメリットを解消して余りある今後の効果ではないだろうか。
店舗運営力強化セミナーのご案内
JOFリンク様との共同開催となる「店舗運営力強化セミナー」
日程 ー 2025年4月9日(水)
時間 ー AM10:30~PM16:30
会場 ー 東京都立産業貿易センター浜松町館
このセミナーに参加された方には、当方執筆の「勝てる!店長塾 ファイブマネジメント編」をもれなく無料配布したいと考えております。
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36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
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そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←
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食品商業2025年4月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 〜 「ファイブマネジメント」
二時限目 〜 「52週MDマネジメント」
月別52週MD
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52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
YouTube公開動画
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コメント
老害老兵殿、コメントありがとうございます。
→九州のIT企業経営のスーパー
あの企業の強みは、顧客の五感をAI化して現場に落としているところでしょうか。
顧客がどこの売場で立ち止まるのか?。その事実を現場の人間以上にデータ化してレイアウト設計に活かすという活用法。
本来であれば防犯対策であった店内カメラを販売に活かす活用法。この視点で五感をデータ化し活用するスタンス。
重要な視点ではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2025年3月20日 (木) 08時14分
昨日のコメントが今日にも通じましたね(笑)。そうです「共感」が大切なのです。だって何万年かけて構築してきた人間のコミュニケーション力をたった数年で劇的に変えてしまった。技術革新は良い事ばかりでは有りません。リアルとバーチャルの利点を知る事が大切かと。昨日もとある本の目次を掲げましたが、AIの時代だからこそ五感を磨く。五感を磨けばインプットされた情報に対しAIは忠実に結果や予測をアウトプットする。AIの利点は意識や個性を持たず極めて論理的客観的に推理し結果を導く。だからこそインプットする情報は五感を駆使した情報を入れなければいけない。つまりはAIを使い倒す事が出来れば強力な相棒になりますよ。将棋も然り(笑)。AIデータを信じて無駄な修正をするなと喚く本部連中がおりますがどれだけ五感を駆使してAIを使いこなしているのか?甚だ怪しいですね。使いこなしている企業は確かに強い。だから九州のIT企業経営のスーパーに昭和の勇が食われるのですよ。あの企業はITの本質を知ってるから強いのです。
投稿: 老害老兵 | 2025年3月20日 (木) 06時41分