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2025年1月13日 (月)

畑視察

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


てっちゃん会の友人。

  今農業に従事している。

先日、彼が借りている畑を視察してきた。

  場所は知多半島。

知多半島とは言っても、半島の先ではなく半島の始まりの付近にある畑であった。

  農産物と小売業。

密接な関係である。特に野菜類は店舗入口付近で陳列されている店舗がほとんどであり、お店の顔としての位置づけである。そんな関係から畑の視察を楽しみにしていたのである。

  彼も全く異なる業界からボランティアで農業に参加。

本業のデータをどう農業に活かせるか。そんな意図から参加しているのである。そして畑一反を借り受けていろいろなものを栽培している。

  そして最大の特徴は無農薬であること。

最近徐々に増えている「無農薬栽培」手法。その為には無農薬でも効率を失わずに個人が栽培できるかという課題である。
そして、それを前提に彼に畑に行ったり、途中で遭遇した農業研修生を指導する先生の話を聞くことによって驚きがあった。

  それは無農薬栽培ほど科学の世界であるということ。

その為には個人個人が科学をどう利用して自分の畑の野菜類を効率よく栽培できるかどうかという学習が重要となるのである。そしてその科学の世界を現実の栽培に実践して、その理論を証明していくことなのである。

  途中で出会った高齢の女性も論理的な話しをする。

そのギャップがなんとも違和感をおぼえるほどであったが、これも一つ一つ異なる土地とその特性を活かして何を栽培することで、無農薬ではあるものの効率の良い、そして「美味しい」野菜栽培に活かそうとする意欲である。

  だから目力が凄かった。

目力とは自らの興味であり、その興味を貪欲に学ぼうとしる姿勢の現れである。そんな目力の強さを皆が持っているのに感動した。

  小売業と農業。

特に我々は、栽培された後の収穫された野菜類を袋詰めされた商品しか目にすることは無い。そしてそれは概ね同じ規格で製品化されたものであり、一つ一つの野菜の表情を感じることは無いのが普通である。

  それも化学肥料を使用した野菜ほど画一的に仕上がる。

しかし、私が目にした畑に栽培されている野菜類や、売場で見る野菜とは異なり、一つ一つが全く異なる表情をしているのである。

  “どれ一つ同じ顔の野菜は無いなぁ”

一番初めに感じたのはそこである。それは案内してくれた彼も言っていた。それだけ無農薬での栽培には土と気候が大きく影響を受けるのである。

  よってメンテナンスもハンパではない。

全ては、無農薬本来の鮮度と味の追及。それらを少し分けて頂いたのであるが、どれも小さめで形はバラバラ。

  しかし鮮度と味は最高。

これほど独自性のある商品は無い。

  その希少性をどう活かせるか。

これも、この業界、特に中小SMの大きな課題ではないだろうか。




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コメント

老害老兵殿、コメントありがとうございます。

 目力

標準化を目指すながら、強い目力を持って取り組む若手もいますから、一概にマニュアル例外とは言えませんが、どこに自分のやりがいを見出すか、そこが重要かと思いますね。

そこを見いだせれば、個人個人で目力を獲得できるのかと。

投稿: てっちゃん | 2025年1月13日 (月) 17時52分

ロボットには無い目力。その思いを生産者→仕入担当者→販売担当者に引継ぎ顧客に鮮度の良い目力でお伝えする。それが全てですよ。
目力や想いがあるから如何に顧客に伝えようと五感を駆使していく。コトPOPやマイク等で。
死んだ魚の様に目力が無かったり企業都合の風通しの悪い環境で白内障になったり(笑)。
この様な輩に顧客に共感を呼べるのは価格だけなのは必然的帰結ですよ。
生産指標、標準化、マニュアル多いに結構。
但し目的は何か?目力伝承の為と言い切る企業があったら抱き締めてあげたいですね(笑)。
大概は効率化指標によるロボット推進=目力なんていらねーよではないですかね?

投稿: 老害老兵 | 2025年1月13日 (月) 06時56分

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