失敗談
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日は日曜日。
芸能ネタの日(笑)。
ではあるが、ネタ切れであるため、別のテーマで記事を載せたい。
テーマは「上司の自慢話」。
食事の席になると常に出る話題(笑)。
それも、いつも同じ話しになるのはなぜか?。
それしか成功事例が無いからである(笑)。
それは、自分に置き換えても同じではないだろうか。
そして同じ話しを聞かされて周囲は疲弊する(笑)。
しかし、たまにそんな席で、上司の失敗談に話題になることがある。
そんな時の部下の輝くような視線を思い出す(笑)。
そう、上司は自分の成功事例を自慢話として盛りに盛って話したがるが、部下が聞きたいのは上司の失敗談なのである。しかしそんな失敗をしても上司は今の地位を掴み取っている。
どうやってその失敗から這い上がったのか?。
そのリカバリー術を知りたがっているのである。
大失敗をどう克服したのか。
その時の挫折感、心理的なダメージ、そしてそこからどう自分自身を立て直し、前を向けるようになったのか。
その時の上司や周囲のフォローがどうだったのか。
それをどのように受け止め、どのように背中を押され、そして次への成功への道筋を歩めたのか。
それを知りたがっているのである。
それを自慢話として語るのではなく、部下への今後の道筋として語るのである。それも挑戦をして失敗し挫折を味わっている部下にこそ、明日を向く為の背中を押してやるために語るのである。
部下育成の原点は自ら考え自ら行動する人材育成である。
自ら考える部下は意外に多い。部下育成のマネジメント論にあるような現状以上に、部下は考えているのである。
しかしその考えを行動に移せないで喘いでいる。
なぜか?。
上司が背中を押してくれないから。
上司が背中を押すとはどういうことか?。
自分の失敗談を大いに語ることである。
そして、行動すれば多くの失敗に直面するが、それを自分はこのように克服してきた。そして周囲の人間、特に直属の上司に大いに救われた。そんな失敗談を語ることで、自分の上司も同様に自分を見守ってくれることを信じるのである。
当然部下の失敗に際してのフォローは忘れない。
そんな上司の行動を常に見ているから、部下は背中を押されて自らの考えを自らの責任で実行するのである。そしてそんな部下の行動が部下自身を成長させ、その結果として店舗や組織の進化が促進され、業績へと連動していくのである。
自分の失敗談。
その数が、部下を育成するのである。
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時間 ー AM10:30~PM16:30
会場 ー 東京都立産業貿易センター浜松町館
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36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
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そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←
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食品商業2025年1月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
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*食品商業無料オンラインセミナーは12月3日を以って終了とさせてい頂きます。
ご了承いただければと思います。今までご参加くださいました皆様、また何かの機会にお会い致しましょう。
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食品商業12月号(11月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「販売力強化レイアウト編」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
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食品商業11月号(10月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「販売力強化単品量販編」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業11月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「販売力強化単品量販編」の動画
食品商業10月号(9月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「販売力強化の4つの視点」を動画にまとめましたのでご覧ください。
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食品商業10月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「販売力強化の4つの視点」の動画
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コメント
k,kさん、コメントありがとうございます。
→大型店で元旦の赤身まぐろを発注忘れた人間
その失敗談、じっくりと食事交えてお聞きしたいものですね😎。
とは言え、周囲の発注ミスにはワクワク感満載(笑)。
私も店長時代、自分の発注ミスはともかく部下の発注ミスが生じると自分事以上になんとかしてやろうとワクワクしてくることがよくありました。そんな時ほど、部下とのコミュニケーションが密になり、その発注ミスした商品を売り切った後の達成感が見えていたのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2024年12月15日 (日) 17時22分
失敗談はよく笑い話にしています そしてリカバリーに関しては自分で言うのもなんですが上手だと自負してます(笑) それだけ数をこなしてしまった💦 なにせ大型店で元旦の赤身まぐろを発注忘れた人間ですから😎 それもあって他部門の一桁間違い発注をみるとワクワクしてお手伝いを買って出ます 小さな店舗では一桁間違いは致命的です でもやりようによっては楽しい緊張感です 発注した本人は冷や汗ですが、そういう時こそ私に相談してほしい今日この頃です(´ε` )
投稿: k,k | 2024年12月15日 (日) 14時28分
kazuさん、コメントありがとうございます。
何をもって成功と呼び、何を持って失敗と判断するのか、これは自身と他人では異なる結果になるのでしょうね。
自身的にはなかなか成功とは呼べない事象も、他者からすれば立派な成功実績として捉えられる。
自分に妥協せずに長い成功の道のりを歩む方にとってみれば、まだまだ成功とは呼べないかもしれません。そしてそれが部下への励みにもなるのかと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2024年12月15日 (日) 07時30分
老害老兵殿、日曜日のご登壇恐れ入ります🙇
上司の成功談。
それを知る部下からすれば、それは今更の話ですからねぇ~。
知りたいのは、そんな成功体験を多く持つ上司の唯一?の失敗談(笑)。
そこに上司の人間的魅力を感じるし、逆に勇気づけられるのではないかと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2024年12月15日 (日) 07時27分
kazuです。
「自分の失敗談。それが部下を育成するのである。」
とても「グッ」ときた一言です。
私も「成功」と言われるものはほとんど無く、失敗ばかりの道のりでしたので、とても勇気づけられます。
最近では「飲み会」とかが激減してきていますのでなかなか話す機会もありませんが、コミュニケーションの一環としてどこかでそういった時間をしてみたいと思います。
投稿: kazu | 2024年12月15日 (日) 06時56分
私も失敗はトップクラスに経験して来ましたが(笑)失敗から何かを学び悟るから語れるのでしょうね。成功を自慢するタイプは蝙蝠目線では滅多に成功した事が無いから自慢したくなるのでしょう。これは個性とは何ぞやにも繋がりますが個性なんて他人が共鳴せねばウザい鼻高親父ですわ(笑)。失敗を笑い話に出来る余裕がある方こそ成功体験が日常化してるから語るに値しないと無意識に判断しているのでしょうしその姿に共感、引き寄せられていくのですよ(笑)。
投稿: 老害老兵 | 2024年12月15日 (日) 06時48分