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2024年12月 4日 (水)

ストーリーを描く

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


コンサル先の企業での取り組み。

  単品量販取り組み事例の報告会。

自ら企画した商品をこんな売り方で売り込みました、という報告である。おそらく店舗毎にまたは企業内でもそのような報告会を実施している企業は多いであろう。

  私もこのような報告会に加わって約一年。

当初は単なる販売報告会に過ぎなかった。

  〇〇品を売りました。

それだけの報告会であった。

  なぜ売るの?。
  どう売るの?。
  いくつ売るの?
  
そんな疑問が噴出してくるような報告会であった。

  そこからいろいろなアドバイスとなるのである。

特に、企業内の幹部の方にはファイブマネジメントや販売力強化のスライドを基にしっかり時間を取って研修してきたが、今回の報告者達はそのような考え方の講義を学んでいない部門担当者であり、単品量販という意味も分からない方々が多かったと思う。

  単品量販とは?。
  52週MDとは?。
  4つのハードルとは?。

そのような考え方と実践方法をその都度講義しながら、この単品量販の報告会は続いていった。

  いつしか商品選定の理由が語られ始めてきた。
  いつしか商品特性を活かす売場になってきた。
  いつしか量販後の定番戻しを意識しはじめた。

このように、単品量販をして、売れた売れたの段階から徐々にその報告内容がステージを上げていくのを見続けてきたのである。

  最近はその次にどうつなげるのか。

そこまで考慮しながら商品選定し、そして立ち止まる売場、点数拡大できる商品化まで語る初めて来たのである。

  その為に自らのコトPOPまで作成し始めた。

段ボールにマジックで書いただけのコトPOP。それでもお客様は立ち止まってその段ボールに書かれた汚い文字(笑)を読み始める。

  “だったら一つ購入してみるか”

そう思わせるような商品選定とそれを紹介するコトPOPが売場に並ぶようになってきた。

  相場の低下を利用して大量入荷品を大容量にて売り込んだ。

それも、売り切りと利益拡大を図るための工夫も盛り込んだ報告をするようになってきた。

  “進化してきたなぁ~”

思わず、幹部にそんな話をした。

  これが継続力なのである。

何度も何度も継続していくことのメリット。初めは低いハードルから始めるものの、その継続がいつしか自らの基準を高め、それを積み重ねていくことで、自らの基本という基準が当たり前のハードルとなって、次の高いハードルを目指すように進化していく。

  継続は力なり。

それは確実に自らの基準を高めていくのである。

  低いハードルからの進化。

自分で出来るところから始めていく事で、スタートが可能となり、そのスタートから学び、その結果自らの基準が知らず知らずの内に高まっていき、気が付けば高いハードルを何の苦も無くクリアできる思考力が付いていくのである。

  何事も「継続は力なり」である。




店舗運営力強化セミナーのご案内
Pdf
JOFリンク様との共同開催となる「店舗運営力強化セミナー」

  日程 ー 2025年4月9日(水)
  時間 ー AM10:30~PM16:30
  会場 ー 東京都立産業貿易センター浜松町館

このセミナーに参加された方には、当方執筆の「勝てる!店長塾 ファイブマネジメント編」をもれなく無料配布したいと考えております。

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今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。

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製本版はペーパーバックとなります。
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以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。

「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。

時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。

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そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。

時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」

また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。

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是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。



食品商業12月号の発売案内
食品商業2024年12月号が発売されました。

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当方の執筆は以下の通りです。

1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント 

2.無用オンラインセミナーのご案内
  
  第7回無料セミナー ~12月3日(火)

上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の「勝てる!店長塾」の一時限目のファイブマネジメント内に案内しております。

 ご確認の上セミナーの参加もご検討ください。



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食品商業11月号(10月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「販売力強化単品量販編」を動画にまとめましたのでご覧ください。

↓動画はこちら

食品商業11月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「販売力強化単品量販編」の動画


食品商業10月号(9月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「販売力強化の4つの視点」を動画にまとめましたのでご覧ください。

↓動画はこちら

食品商業10月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「販売力強化の4つの視点」の動画



月別52週MD

 52週MDマネジメント(12
月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
 52週MDマネジメント(1月編)のダイジェスト版をアップ致しました。




研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。

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コメント

老害老兵殿、コメントありがとうございます。

部門横断のメニュー提案の売場はよく企画しましたが、部門横断でのよりどり組み合わせ自由な販売手法は初耳ですね。参考になります。

 見やすく、選びやすく、買い易い売場。
 
これも基本中の基本。しかしそれがなかなかお客様に伝わらない。もっと集中してそんな売場の議論をしてほしいものですね。

投稿: てっちゃん | 2024年12月 4日 (水) 14時00分

単品量販肯定派としては嬉しい限りですね(笑)。単品量販=衝動買い動機向上による客数、客単価アップ、スキルがついてくるとコト力を屈指して利益商品の単品量販=利益拡大に繋がる。今の時代は利益担保を稼げる商売が出来るお店が勝ち組ですよ。単品量販はよりどりセール等の単一企画量販でも良いのです。要は顧客がついつい買ってしまう売場なら何でも良い。どんな企画であれ「見やすく、選びやすく、買いやすい」商売の3原則を愚直に追求するだけではないでしょうか。
ホストコンピュータに機能が有れば部門横断のよりどりセールだって良い。私はとある店舗で実験しましたが凄い売上でしたよ(笑)。「見やすく、選びやすく、買いやすい」売場で有れば100SKUだろうが300SKUだろうが単品量販に相通じますから。
メンバーが目を輝かせながら自発的な企画立案が出来るお店になれば強いですし実現可能に向けて後押しするのが管理職やコンサル様の醍醐味ですよ(笑)。

投稿: 老害老兵 | 2024年12月 4日 (水) 06時24分

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