食品部門の業績改善
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
昨日は「お湯割りにハマる」を記した。
ちょっとコンサル業務から離れた話題ではあった。
そして今日は再び話題をコンサル業務に戻していこうと思っている。
グロサリーの業績改善。
その中でも「食品部門」の業績改善は他の部門と比較して、単純ではないと思うのだ。
なによりアイテム数と広大な売場。
そんな要因の中で、食品部門トータルの業績改善(売上拡大)は昨今の食品SMの置かれた環境を見ても相当難しくなってきているのではないだろうか。
そんな中でもどこにチャンスが存在するのか。
それを検索し検証していかねばならない。食品部門と一口に言っても、取り扱いアイテム数は他部門の比ではない。しかしある程度カテゴリーで区分けできるのではないだろうか。
調味料
調理食
即食品
嗜好品
そんなカテゴリーの区分けが可能となる。
調味料はこの通り味付け材料。
調理食は簡便食品とも言える。
即食品とは缶詰やふりかけ類。
嗜好品とは珈琲等のこだわり。
このように区分けすることで、そのカテゴリーの特性を活かした業績改善手法が見えてくるのではないだろうか。
分解によって成功失敗が見えやすくなる。
そんな視点で、ある企業の食品部門の売り上げを分析してみた。特に食品部門の業績が良い店舗のカテゴリー別の上位単品の点数、単価、構成比等を深掘りしてみたのである。
結果、
明確な成功パターンはやはり見えない(笑)。
このような視点で成功パターンを探るのも、更に長期的に見ていく必要はあろう。とはいえ、一つだけ言えることは、
基本が徹底されている売場は業績も良い。
これだけは言えるし、とは言え、それも私がこの業界に入社する前から語り継がれてきた名言でもある。
やはり食品部門での「基本」は絶対的存在ではある。
そしてそれを維持継続するオペレーションの確立が土台となる。その前提としての作業割当表の存在とその精度が基本となる。
根性論だけでは成し得ない基本の徹底。
食品部門の成功パターンは逐一この場で記していきたいと思っている。
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36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
「店長が変わると業績も変わる」。
そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
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1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
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2.無用オンラインセミナーのご案内
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上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の「勝てる!店長塾」の一時限目のファイブマネジメント内に案内しております。
ご確認の上セミナーの参加もご検討ください。
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食品商業10月号(9月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「販売力強化の4つの視点」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業10月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「販売力強化の4つの視点」の動画
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コメント
老害老兵殿、返しコメントありがとうございます(笑)。
いずれAIが全ての過去をデータかして未来を予測する時代がくるでしょう。しかしそれはいずれも過去の出来事。我々人間はそれ以上の五感を有し、過去の出来事を未来に転嫁できる能力を有していると思っております。
しかし昨今ではそれを実践する勇気と意志が伴うもの、この勇気と意志こそ人間が過去から進化していきた本質そのもの。何があろうとも、それを失わない実践力を有した者だけが未来を切り開いていけるのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2024年11月28日 (木) 20時59分
何事も疑問や仮説があるから実証実験の意味が有るのではないでしょうか。AI任せのロボット脳化を危惧する真因ですよ。例えば今年の米の値上がりにより伸びるカテゴリー、縮むカテゴリーを全てAIが計算し売場に反映出来る量子コンピュータ的システムを持ってる会社は何社有りますかね?値上を予測し値上前特需を予測して商品を送り込める企業が有れば現場は何も考えず指示通りに動けば良い。仮にこの様な企業が存在するとして我々はどう対峙すれば良いですかね?だからデータに使われるのでは無くデータを使い倒さなきゃならんのです。
米ひとつとってもデータを潰さに見れば顧客の値上げやインフレへの悲鳴が聴こえて来ますよ(笑)。
投稿: 老害老兵 | 2024年11月28日 (木) 09時14分
老害老兵殿、コメントありがとうございます。
データからの現状把握からの仮説立案。この流れをPDCA化出来るかが問われるのでしょうね。
是非その指導も極悪指導の一つに加えて下さいまし😎
投稿: てっちゃん | 2024年11月28日 (木) 08時44分
過去のデータは現状を把握するだけで回答は出ないですよ(笑)。現状を知る事によりどのような仕掛けをして数値全体を変えるのか?
そこに目的買い、衝動買い、単品量販が絡んでくるのです。今年は米が爆上げしてますね。
レトルト米飯や切り餅はいつ値上になりますかね?価格嗜好の強まる中情報発信による殺気買いも起き得ませんかね?
投稿: 老害老兵 | 2024年11月28日 (木) 06時13分