現場担当者に刺さる
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
私のコンサルの対象者。
店長、バイヤー、担当者、そして幹部。
企業のトップ層ではなく、より現場に近い人材の育成を目的にいろいろな研修メニューを用意している。
それを理解してくれる経営者。
そんな関係で、コンサル先との関係が構築されているのである。
よって現場の店長メインに研修が実践されている。
そこに同時にバイヤーや店舗運営責任者、商品部責任者が加わってのセミナーが午前中3時間程度のでメニュー組みされ、そのご昼食を挟んでリアル店舗へのクリニックへ向かい、現場と打合せた後に、セミナー会場で戻り、売場の画像と共に当方の改善提案のプレゼンを行う。
改善提案もすればいい売場は褒める。
だから参加する現場のスタッフもモチベーションが高まる。そんな受講者をメインにセミナーをしているのであるが、当方のファイブマネジメント、特に自分マネジメントの講義で一番目を輝かせて受講するのが、現場のチーフ達である。
それこそ昨日の「目が輝く」ほどの真剣な眼差しで。
本来、ファイブマネジメントとは現場の店長や組織のリーダーに向けての店舗運営全般を総括的にまとめたマネジメント思考であるが、店舗の店長以上にその部下の部門責任者の胸に刺さるのはなぜか?。
自分マネジメントに一番悩むのが部門責任者。
そのような構図からであろう。それは自分の経験でも明らかだ。
組織マネジメント。
自分が初めて部下を持つのは部門チーフから。それまでは単に商品を売ることだけを実践し、その技能を高めてきたのであるが、チーフに昇格した途端に部下が10人ほど出来るのである。
いままで気を使うことも無かった人材マネジメント。
部門の数値責任と同時に人員管理まで責任範囲が及ぶことで、販売技術以上に人材マネジメントに悩むのが部門チーフなのである。
だからこそその原点となる自分マネジメントに刺さるのだ。
よって、研修後の感想を聞くと、52週MD編や販売力強化策等のセミナー内容よりも、自分マネジメントの中で講義される「褒め方叱り方」や「挨拶の仕方」「知の管理・情の管理」等の組織マネジメントの考え方と具体的マネジメント手法に熱心に聞き入るのである。
“目が燃えているなぁ”
いつも、そう感じるのである。逆に店長レベルになると、自分マネジメントよりも組織マネジメントや競合マネジメントといった、より店舗全体でのマネジメント手法に聞き入る時間が多い。
チーフ時代に経験してきたマネジメント手法。
それは、当時を思い出して復習的に受講するのではないだろうか。しかしこれを二回繰り返してセミナースケジュールに入れた企業が、今伸び続けているのだ。
どこまでいっても自分マネジメントがベース。
組織とはそのようなものである。
それを忘れたら中小SMは生き残れない。
著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の購入はこちら←
製本版はペーパーバックとなります。
以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。
「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
「店長が変わると業績も変わる」。
そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←
是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。
食品商業11月号の発売案内
食品商業2024年11月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
2.食品商業「POP大賞」
今回の総評や入選作品へのコメント等
3.無用オンラインセミナーのご案内
第7回無料セミナー ~11月5日(火)
上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の「勝てる!店長塾」の一時限目のファイブマネジメント内に案内しております。
ご確認の上セミナーの参加もご検討ください。
PS
食品商業10月号(9月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「販売力強化の4つの視点」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業10月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「販売力強化の4つの視点」の動画
月別52週MD
52週MDマネジメント(10月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(11月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。
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コメント
老兵さん、返しコメントありがとうございます(笑)。
→人間は腸チフス菌と親戚らしい
もともと同じ地球に住む仲間と思えば、どこかでつながっているのでしょうね。
とは言いながらお互いに子孫を繁栄させながら明るい未来を夢み、そしてその為に目の前の壁が味方に見えるのか敵に見えるのか。
そう考えると、同じ人間同士の争いが無益であることが見えてきますね。
投稿: てっちゃん | 2024年10月23日 (水) 08時13分
目力を論理的に説明出来たらノーベル賞級ですよ(笑)。ただオカルトやスピリチュアルと一蹴するより「もしかして?」と考えるのもまた楽しいですよ。前幕でもお話ししましたがスマホを江戸時代の人が見たらどう思いますかね?逆説的には100年後の常識は現代ではオカルトやら怪しい宗教と言われても当然でしょう(笑)。
ここ数日は何故植物は緑なのか?を探求しております。ちなみに人間は腸チフス菌と親戚らしいですよ(笑)。
投稿: 老兵 | 2024年10月22日 (火) 19時04分
老兵さん、コメントありがとうございます。
自分にとって仕事とは?。
多くの方は、社会人になる為に卒業前から就職先を探し、面接し、そして採用から就業となる。
そこに大きな希望があるのか?。
そこも人それぞれ。
多くの方は惰性で現職へ(笑)。
しかし入社当初はあまりやる気のない同期の仲間が、その就業場所から得た影響や学びから、人間の何かが変わり、そして企業の期待以上の存在と化していく。
一つ言えることは、部下や周囲を巻き込む能力を学び、自ら実践し、そして周囲と楽しみながら身に付けていく過程が、幹部に評価されていったということです。
そこに目力が関係するのかどうなのか。そこを論理的に老兵様に検証して頂きたいと思っております(笑)。
投稿: てっちゃん | 2024年10月22日 (火) 07時41分
ただ消え去るのみの老兵が出しゃばるのも如何かと思いながら興味や気づきある内容が続いてますので徒然にコメントを。但し本文からは逸脱する事が増えるかと思いますが(笑)。
仕事とは自分の為にやるのでしょうかね?
私は違うと思うようになりました。
仕事は他人の為ですよ。だから給料が頂けるし上がれば上がる程職務も複雑になり益々嫌になっていく(笑)。でも資本主義の現代に生まれた以上金を稼がにゃ食っていけない。もし5000年位前に産まれたり現代でもアマゾンの秘境でしたら自給自足の狩猟生活で食っていけたかもでしたが今の日本で生きている以上世の中の仕組は変えれません。運命として受け入れるしかない。ならどうするか?自分を変えるしか無いじゃないですか。自分の意識で飛び込んだスーパー業界。自責なのですから自分を変えるしかない。上司がどうの部下がどうのなんて嘆いても相手は変わりませんから自分を変えてしまえば良いのです。どんな環境でれ仕事は他人の為と思えばどうすれば喜んでくれるのかを色々と考えますしその過程が自ずと利他精神を持つ自分に変えていきますよ。周りが恩恵を受け喜べばブーメラン効果で自分に戻って来ますから結果自分の価値も高め成長していく事でしょう。
投稿: dadama | 2024年10月22日 (火) 06時32分