ファイブマネジメントの実践
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今週は「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編に関わる記事が多い。
今日もそれに関わるテーマである。
当方が執筆した「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編。
この考え方を積極的に実践している企業が多い。
それは当然、当方がコンサルに入っている企業であるが、その効果がここ1年~2年で着実に効果を発揮しはじめている企業がほとんどである。
確かにタイムラグはあった。
販促系の販売力強化を軸とした内容とは異なり、組織マネジメント系の内容。
よって店長の教科書として活用している企業が多い。
たまたまこの本はコンサル3年目で執筆したのであるが、当初からこのファイブマネジメントの考え方をセミナーで講義し、二年目も同様にこのマネジメント系のセミナーを繰り返し講義に取り入れている企業は、店長の店舗内での影響力が着実に高まり、結果として自力のついた結果が出始めているのである。
要は店舗力が高まってきたということだ。
店舗力とは、人材と商品の販売力をベースにしている。その販売力を組織マネジメントの実践により販売力の継続性の確立である。
それはファイブマネジメントの組織編がモノを言う。
最後は競合マネジメントによって競合店との顧客争奪戦が待っているのであるが、それを待たずして店舗力の高まりから業績が積み上げられていく。
確かにタイムラグはあった。
しかし、そのタイムラグのおかげで、一度高まった店舗力はそこから落ち込むことは無い。
なぜならそこには人が関わるからである。
人が関わり組織力の結束力が高まることで、人間力によって考える力が蓄積されていくのである。
自ら考え自ら行動する人材の育成。
この育成によって、一人一人が自らの受け持つ環境の改善を現場に一番近いという強みを活かして、小さなところから着実に自ら考え自ら行動することで改善していく人間力が身についてきたということである。
時間はかかるがそこからは加速度的に進化する。
それが、人間力である。
店長のマネジメントに無関心の企業も多い。
それは、自社のマネジメントの定着を優先する風土があるのと、マネジメントという領域に対して「速効性は無い」という認識を強く持っているためであろう。
確かに速効性は無い。
しかし持続力は高い。
それが現場のマネジメント研修の意味である。
それも現場感度のあるセミナーでなければならない。
なぜなら、現場感度の無い講師のセミナーでは、自分の現場に置き換えて実践していこうという視点になれないからである。
単なる考え方としては理解できる。
しかし理解するのと現場で実践するのでは雲泥の差があるのである。実践するためには、誰かが背中を押してくれる存在が必要なのである。現場のリーダーである店長とて一人の人間。その店舗内で孤独の店長の考え方を思考させ、現実の人間組織の中で実践していくという覚悟の背中を押してくれる存在が必要なのである。
それは現場を知るセミナー講師でなければならないのだ。
そして、背中を押された現場の店長は、勇気をもって現場でリアルに実践し、タイムラグが生じようとも一度回り始めた歯車は着実に他の歯車にを作動させ、いずれ組織全体に回っていくのである。
このタイムラグを乗り越えることで持続力が生まれていくのである。
その実践に、以下の本を役立てて欲しいのである。
著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の購入はこちら←
製本版はペーパーバックとなります。
以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。
「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
「店長が変わると業績も変わる」。
そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←
是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。
食品商業9月号の発売案内
食品商業2024年9月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
2.無用オンラインセミナーのご案内
第5回無料セミナー ~ 9月4日
上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の最終ぺージに「食品商業かわら版」として案内しております。
ご確認の上セミナーの参加もご検討ください。
PS
食品商業8月号(7月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「目的買い化の4つのハードル前半」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業8月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「目的買い化の4つのハードル前半」の動画
食品商業7月号(6月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「置場・売場・買場」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業7月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「置場・売場・買場」の動画
食品商業6月号(5月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「今までの振り返り」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業6月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「総括編」の動画
月別52週MD
52週MDマネジメント(10月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(9月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
昨日コンサルに入った企業では、担当者まで自らの単品量販の事例を報告し合うミーティングをセミナーに組み入れているのですが、そんな報告会での意見交換会は、自ら考え自ら行動する上で、非常に有効に機能しているように思えます。
自ら考え自ら行動し、自ら選択した商品を自らの工夫で売り込んでみる。
自ら考え自ら行動することを、自ら受け持つ商品で実践し、仮説検証力を高めていく。その地道な繰り返しが、着実な人材育成へと連動していくのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2024年9月 6日 (金) 06時25分
企業には企業毎の指針や施策がありこれらを骨の髄まで理解してからこそ他社と対峙した時に強み弱みがはっきりと見える。自社を理解せずに新たな情報をインプットしても砂上の楼閣の如くちょっとした波や壁に当たると消滅=進歩成長は無いですね。何事も基礎、基本の徹底が全て。その上でこのバイブルを読むと一筋の光や新たな世界が見えて来る。この世界を見る事の出来る方はごく少数と断言させて頂きます。
昨日のとあるセミナーを見てもアグレッシブに参加する方は極めて少数。折角のチャンスを掴むかシカトするか。一時が万事。流されて生きるか?一度の人生悔いなく楽しんで生きるか。勿論人生観は人それぞれですが少なくともこのブログを読んでいる方はチャンスを掴みより広い視野に立ち人生豊かに送って頂きたいですね。
投稿: dadama | 2024年9月 5日 (木) 11時22分