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2024年9月17日 (火)

上位10単品を知る

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


データ活用。

  企業としてのデータ活用。

データシステムが導入され、各社ともデータシステム会社と共同で自社に導入したデータシステム。

  しかし現場の活用レベルが問われて久しい。

従来の「勘」と「経験」に頼る現場の意識をどう変えていけるか。しかしなかなか勘と経験からの脱却は難しいのが現実である。

  なぜなら経験から来る業績改善の方が効果大だから。

しかしそれは、20年以上の経験者が存在する組織であり、そして自らの成功体験という経験からの勘であり、新たな環境の変化としての競合の出店、暮らしの変化、自社の人材環境等、以前とは大きく異なる環境の下で、かっての経験に根差した売場作りが実現できないギャップとの戦いに敗れた現代では、かっての経験が活かせない状況が続いているのである。

  それをデータ活用で打開する。

そこにデータ活用の活路が生まれていくのである。

  データ解析から成功パターンを見抜く。

そしてその成功パターンを他店へ波及し、成功パターンの全店化を図る。

  このように成功パターンの簡略化を図る事。

それがデータ活用によって、簡潔で高効果な活用事例の拡大が、この人員不足の時代により積極的に進めていこうという意志と実践が、現場の一人一人が持ち合わせることが重要なのである。

  基本は上位単品を把握していることだ。

自分が受け持つ部門の上位単品、自分が受け持つカテゴリーの上位単品、特に上位10単品が何で、いくら売っていて、部門構成比で何%占めているのか。

  売上好調店舗ほど上位10単品の構成比は高まる。

そしてその上位10単品をどのように販売したのか、販売しているのかを知り、他店へ波及してみる。

  原点は売る意志。

売る意志とは、一人一人の「売る楽しさ」と「売れる喜び」に支えられており、それがいつの間にかPDCAを回し、上位10単品が毎月入れ替わるごとに、相変わらず上位10単品の構成比が高い状態で維持され続けていく事になる。

  この構図が全てである。

データを活用し、売る意志に火を付けることが出来る仕組み作り。

  このマネジメントが全てである。




著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の購入はこちら←
製本版はペーパーバックとなります。
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以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。

「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。

時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。

 「店長が変わると業績も変わる」。

そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。

時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」

また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←


是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。



食品商業10月号の発売案内
食品商業2024年10月号が発売されました。

202410

当方の執筆は以下の通りです。

1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント 

2.無用オンラインセミナーのご案内
  
  第6回無料セミナー ~10月8日(火)

上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の「勝てる!店長塾」の一時限目のファイブマネジメント内に案内しております。

 ご確認の上セミナーの参加もご検討ください。

 




PS
食品商業9月号(8月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「目的買い化の4つのハードル後半」を動画にまとめましたのでご覧ください。

↓動画はこちら

食品商業9月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「目的買い化の4つのハードル後半」の動画



食品商業8月号(7月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「目的買い化の4つのハードル前半」を動画にまとめましたのでご覧ください。


↓動画はこちら

食品商業8月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「目的買い化の4つのハードル前半」の動画


食品商業7月号(6月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「置場・売場・買場」を動画にまとめましたのでご覧ください。

↓動画はこちら

食品商業7月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「置場・売場・買場」の動画


食品商業6月号(5月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「今までの振り返り」を動画にまとめましたのでご覧ください。

↓動画はこちら

食品商業6月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「総括編」の動画



月別52週MD

 52週MDマネジメント(10
月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
 52週MDマネジメント(9月編)のダイジェスト版をアップ致しました。




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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

自分で意志を持って売場を仕掛けるからこそ、翌日のデータで検証したいと思うもの。

 販売の「意志」と売場の「実践」。

この意志と実践こそが、データ解析を深読みし成功パターンであり勝ちパターンの構築が為されていくのでしょうね。

嗜好品の菓子の場合は、菓子売上上位店舗の上位10品は必ず平均値よりも圧倒的に構成比が高いのは、当方もコンサル先で実証済みです。

後は、その実績を作れる売場の情報収集と全店への波及行為を誰が、どのタイミングで行うのか。

この「誰が」が一番重要なんですがね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2024年9月17日 (火) 14時16分

生鮮はアイテム数や担当者が入り込み易いので上位SKUを感と経験でコントロールし易く結果売上利益に直結するパターン(担当者の資質)事が多いですがグロッサリーは部門SKUが多いので本部コントロールで作業性を上げる為に自動発注や投入と担当者の経験と感を良く言えば軽減、悪く言えばロボット無脳化(笑)を推奨しますからね。
然しながら商品動向を知らない、興味が無いのは如何なものか?ましてやグロッサリーは店舗売上利益の要でもあり地味では有りますが支持率を見ても目的買い来店の要でもある。
ですから52週、願わくば日々の上位10-20SKUを知り尽くさねば顧客のニーズを知る事が出来ません。更には数量と金額の上位SKUの違いも知るべきですし、特に菓子部門は感とかけ離れた数値が出る事もまま有ります。一例を上げれば菓子の上位10SKUは20%前後の事が多い。ここに1SKU単品量販を仕掛ける事で部門売上が2,3%上げられる確率が高い。97,8%の前年割れを1SKU仕掛けるだけで100%超えを狙えます。
但し作業割当でこの時間を不要?意識してない企業も多いでしょう。担当者がハングリー精神や蝙蝠目線旺盛となり社員とパートの職務の違いは何かを明確にする社風も必要ですね。
パートさんに馬鹿にされる舐められる社員が増える事に危惧する昨今・・・これも標準化単純化ロボット化の闇ですよ(笑)。自らの職場働き場を守る為にも商品に興味を持って頂きたいですね。

投稿: dadama | 2024年9月17日 (火) 07時09分

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