販売報告のポイント
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
昨日は上位10単品を記した。
今日のテーマは販売報告。
要は、部下からの報告会や回日での取り組み事例の報告会、更には店長会での重点商品の販売事例の報告会等のこと。
現場で単品量販の取り組みの報告である。
企業内でいろいろな場面で見られる報告発表の場面である。コンサル先でもコンサルスケジュールに、先月のクリニック店舗の店長がその改善提案を受けて、その後どのように現場の売場やバックヤードを改善したのかの報告会を設けている。
課題解決の実践と報告。
本部やコンサルが投げたボールを、現場がどうキャッチし(受け止め)、どう改善(実践)したか。
そのリアルな実践報告というキャッチボール。
それがあるかないかで、実践力は2倍にも3倍にも高まるものである。
報告を要するというキャッチボールの存在。
言いっぱなしの組織なのか、リアルな実践という現場のキャッチボールを重視する組織なのか。
報告会の存在で明確になるのである。
そして、その報告会もレベルが高まっていくと、実践報告だけでなく、実践後の改善継続による更なる改善過程と、そこから学んだ成功事例の今後の導入計画まで報告義務の中に入れ込まれた報告内容と進化していくのである。
ここまでくれば完璧だ。
報告会も、ただ単に本部の決定事項だから現場でやりましたとか、上司やコンサルに改善提案を受けたので直しました、という報告もよくある内容だ。
しかしそんなのは実践報告とは呼べない。
重要なのは、前述したとおり実践や改善した段階からの、業績改善なのである。
提案後の自らの意志での改善過程が重要なのである。
そこに私がよく言う「売れる喜び」が存在するのである。要は改善した売場を最後までどう売り切るか、そしてその過程でどのようなコミュニケーションやデータ活用、競合視察、商品改善や売場改善、陳列技術の変更等を行いながら、最後まで売り切ることで、業績がどう改善されたのか、という報告なのである。
実践するだけならアルバイトでも出来る。
業績を改善出来て初めて店長やチーフの能力の改善が図られたということなのである。
要は売場の改善と同時に能力の改善なのである。
そこまでの改善報告会を継続していくことで、販売力が高い店舗力へと連動していくのである。
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時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
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時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
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1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
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二時限目 ~ 52週MDマネジメント
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上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の「勝てる!店長塾」の一時限目のファイブマネジメント内に案内しております。
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食品商業9月号(8月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「目的買い化の4つのハードル後半」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業9月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「目的買い化の4つのハードル後半」の動画
食品商業8月号(7月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「目的買い化の4つのハードル前半」を動画にまとめましたのでご覧ください。
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食品商業8月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「目的買い化の4つのハードル前半」の動画
食品商業7月号(6月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「置場・売場・買場」を動画にまとめましたのでご覧ください。
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食品商業7月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「置場・売場・買場」の動画
食品商業6月号(5月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「今までの振り返り」を動画にまとめましたのでご覧ください。
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食品商業6月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「総括編」の動画
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コメント
k,kさん、コメントありがとうございます。
→自分を鼓舞して納得する人生にします
人生で一番大切なのは、その心意気でしょうか。
このブログの読者の方達、そしてコメントを頂く方達、皆目的は顧客の為、そして部下の為。
だからこそ全ての自らの行動に納得し、忖度抜きで人生を謳歌しているように思えます。そしてそこに生きがいと達成感を持って充実した人生を後悔なく生きているように思うのです。
投稿: てっちゃん | 2024年9月18日 (水) 18時59分
計画実践報告。嫌いではないので良い結果から悪い結果も若手の為にと思って本部に上げてましたがもう辞めました。他部門とコラボやコトポップで効果あったものをアップしています。他の人間はバイヤー指示の忖度ばかり(笑) 心を揺さぶられる結果報告は少ないです。 もう自分の賞味期限は過ぎたので余計な揺さぶりはしません。出来たら副店長までやってみたかったのですが裏事情が判ってからはもうやる気もなし。オマケに小さい店舗なので老後を悠々と過ごします。健康診断の結果も良くなってきました!無理しなくなったからですね~ 納得はしてませんがせざるを得ない。第二の人生に向けて社外、別の業界の方と動いてます。引退したら誰も友達が居なくなった元上旬、知り合いみたくはなりたくないですからね🎵 自分を鼓舞して納得する人生にします。話はそれましたが誰の為の報告か?それを見えるようにしたからどう廻りは感じた?そしてどう動くのかです。動きたくなるのか? やれと言われて忖度の報告して自分にはメリットあるのか? うちの会社はあるようです、黙って従う犬は可愛い(*≧з≦)
投稿: k,k | 2024年9月18日 (水) 15時40分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
→このブログを読まれている方はロボットより人間らしい生き方を求めている
人間らしい生き方。
それは自分の信念に基づいてそれを曲げずに生きること。そしてそれは自分が身を置く業界や世界によっても多少の異なりはあるでしょうが、自分が目標とするものに向って進むとき、その都度都度に自分の信念に基づいて意思決定し、行動する。
そしてそこには決して後悔は生じない。
結果として、組織内で評価されなくても、キャリアを積めなくても、後悔はなく、むしろすがすがしい気分で仕事が出来る。
そんな人間らしい生き方を貫ければ、結果的にその事に対しての幸福感を味わえるのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2024年9月18日 (水) 10時13分
ヤラセで無く自発的自律的な計画実践が全てでしょうか。何の為にこの業界に身を置いたのか?
一度の人生ヤラセや無関心のままで良いのか?
このブログを読まれている方はロボットより人間らしい生き方を求めているはず。
なら自分が人間らしく生きる努力をせねば回りも共感してくれませんよ。
話が逸脱してしまったかも知れませんが、要は販売報告は何の為にするのか?そこに人間力や人間しか持ち得ない意識や感情、意志を是とするならAIとか作業効率化を指標とする企業は混乱や矛盾を招き現場のモチベーションが下がるリスクも心せねばでしょうか?勿論時代の流れや働き方からロボット化を否定をする訳では有りません。どちらに主導権を与えるのか?二兎を追うもの一兎も得ずですよ(笑)。
投稿: dadama | 2024年9月18日 (水) 06時49分