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2024年9月 4日 (水)

個性を知る

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


最近、やたらと「個性」が叫ばれている。

  「個性」ってナニ?

個性、個性、個性、と叫ばれても、その個性とは何か?を明確に定義しない限り、個性を打ち出すことも、個性を大切にすることも、ましてや自分の個性とはなんぞや?、との問いに対しても、明確な回答は出来ないのである。

  「個性」ってナニ?。

ブログの読者の皆さんは、どんな回答を用意されているであろうか?。

  この問いは以前にも記したように思う。

このブログの検索欄に「個性とは」と入力すると、過去の「個性」をテーマにした記事がいろいろと検索されてアップされる。

  その都度「個性」の解説が異なる(笑)。

それもまた、このブログのおもしろみではないだろうか。要は個性に対する認識も私なりに進化しているということである。そして今回の記事もまた、個性に対する認識が異なるのである。

  個性=強み

最近、私はこのように個性を認識しようとし始めている。
  
  個性とは自分の強み
  個性とは組織の強み
  個性とは店舗の強み
  個性とは部門の強み
  個性とは個人の強み

よって、個性を発揮すると言っても、その強みとなっていなければ、個性の発揮もままならない。

  強みだからこそ発揮し行使できる。

それが、自らの個性として認識されていることが重要なのではないだろうか。

  強みだからこそ発揮のし甲斐がある。

でなければ、強みでなければ、発揮のしがいもないし発揮してもそれは単なる癖であり、周囲からもあまり喜ばしく認識されていないということである。

  発揮するには強みでなければならない。

それが個性なのであり、そうでなければ個性と自分で認識してはいけないのではないだろうか。

  だからこそ個性を磨くのである。

磨けば磨くほど、自分の個性は強みと認識され、周囲から歓迎されるのである。

  歓迎されない個性ははタダの癖。

よって、自分が認識する個性が強みとして認識されているのか、単なる癖として疎んじられているのかは、自らの個性の磨き方に依存するのである。

  そう認識することで個性は磨かれていく。

更に、自分の認識している個性を、強みとして磨こうとするから、人間は個性を発揮しながら進化していけるのである。

  そして個性に自信を持ちリーダーシップへ転換していく。

自分の強みを磨くことで個性として自信を深め、自らの個性に依存し、その個性がいずれ組織貢献に役立っていく。

  そんなストーリーを描いていきたいものである。

そんな個性の磨き方を、「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編で進化させていただければと思うのである。



dadamaさんからのコメント

チェーストア業界では未だ個性を弱みやリスクと決めつける企業やトップは多いですよ(笑)。

事実ディスカウンターやドラックはこのフォーマットで出店攻勢&急成長を遂げ、働き方も隙間バイトが活用出来るスキルを必要としない運営が可能。
ある意味時代が求めた働き方を提供しているからこその成長だと思うのです。

  では全ての顧客がそのようなスーパーを望んでいるのか?

マスを取りに行く大手チェーンは、ニューファミリーや30代40代獲得に血眼になってますが、それは既存の顧客を斬り捨てる事にも繋がる。
なら個店経営的運営が出来る中小スーパーは、どのような顧客に対してより売上利益をもたらす運営をすべきなのか?


  来店客数だけで振り回されてないか?

チラシで来店客数が上がっても部門客数、買上点数は上がったのか?
そもそもチラシがチェリーピッカー御用達の価格一辺倒と化し、本来集客すべき顧客が来店したいと思う内容になって無くないか?

中小スーパーこそ個性を極め、コアなお客様がしっかりと買って頂く事。

  勿論激安スーパーを個性にするも良し。

但しそこに将来像が描けるのか?

スピードの変化が激しい時代こそ振り回されるのでは無く、変化するもの変化しないもの、更には変化しないものに対して個性を極め地域1番の強みにして行く事って大切ではないかと思う蝙蝠男の独り言でした(笑)。


dadamaさん、コメントありがとうございます。

あまりの名文に、当方のブログの一部に収納させて頂きました。

  ありがとうございます。

昨今、スーパーマーケットのど真ん中を行く企業は減り、逆に価値訴求、価格訴求を明確に謳う企業へと枝分かれしてきたようですね。

であれば地方の中小スーパーはどのような選択をし、どのような階段を登っていくのか。

  その答えを待ち望んでいるのも事実。

そんな企業に寄り添っていきたいですね。



著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。

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製本版はペーパーバックとなります。
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「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。

時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。

 「店長が変わると業績も変わる」。

そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。

時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」

また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。

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心のあるべき姿」カテゴリの記事

コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。

ブログでも記しましたが、個性とは強み。

それが組織内で共有できれば、個性の集まりとして強い組織でありチーム編成が可能となり、個性ある(強みを持つ)人材の獲得に必要性を感じるのかと思います。

事実、そんな企業が一方では増加しているのかと。

投稿: てっちゃん | 2024年9月 5日 (木) 08時49分

dadamaさんに一票 その通りです。その他大勢と同じ行動がとれない者は淘汰されます。 管理するには楽だからでしょうね。島国日本 団体で同じ行動をしない、又、ちょっと斜め上からの視点は必要ない そうは言っても何社も経験してると明らかに変な施策は気になります。声高々に批判はしません。こんなやり口もありだよと発信すると煙たがれる。またアイツだよ。ほっとこ、どうせ主任どまりの人間だし笑 そんな感じではないでしょうか。個性はあったほうが良いと思ってましたが,ところによりけり。私は個性派に魅力感じます(*^^*)

投稿: k,k | 2024年9月 4日 (水) 20時45分

dadamaさん、コメントありがとうございます。

あまりの名文に、当方のブログの一部に収納させて頂きました、ありがとうございます。

昨今、スーパーマーケットのど真ん中を行く企業は減り、逆に価値訴求、価格訴求を明確に謳う企業へと枝分かれしてきたようですね。

であれば地方の中小スーパーはどのような選択をし、どのような階段を登っていくのか。

その答えを待ち望んでいるのも事実。そんな企業に寄り添っていきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2024年9月 4日 (水) 08時38分

チェーストア業界では未だ個性を弱みやリスクと決めつける企業やトップは多いですよ(笑)。事実ディスカウンターやドラックはこのフォーマットで出店攻勢&急成長を遂げ働き方も隙間バイトが活用出来るスキルを必要としない運営が可能。
ある意味時代が求めた働き方を提供しているからこその成長だと思うのです。では全ての顧客がそのようなスーパーを望んでいるのか?マスを取りに行く大手チェーンはニューファミリーや30代40代獲得に血眼になってますがそれは既存の顧客を斬り捨てる事にも繋がる。なら個店経営的運営が出来る中小スーパーはどのような顧客に対してより売上利益をもたらす運営をすべきなのか?
来店客数だけで振り回されてないか?チラシで来店客数が上がっても部門客数、買上点数は上がったのか?そもそもチラシがチェリーピッカー御用達の価格一辺倒と化し本来集客すべき顧客が来店したいと思う内容になって無くないか?
中小スーパーこそ個性を極め、コアなお客様がしっかりと買って頂く事。勿論激安スーパーを個性にするも良し。但しそこに将来像が描けるのか?
スピードの変化が激しい時代こそ振り回されるのでは無く、変化するもの変化しないもの、更には変化しないものに対して個性を極め地域1番の強みにして行く事って大切ではないかと思う蝙蝠男の独り言でした(笑)。

投稿: dadama | 2024年9月 4日 (水) 06時43分

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