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2024年8月17日 (土)

売場から買場へ

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


最近話題としているテーマ。

  「置場・売場・買場」

当方がセミナーの初段階で講義するテーマはファイブマネジメント。

  それは置場をテーマにしたマネジメントである。

そう言ってしまうと、ファイブマネジメント自体の価値が下がってしまうかもしれないが、それでもいいと思っている。

  それだけ「置場」とは重要な考え方であるから。

そしてその置場から、「52MDマネジメント」を駆使した週間販売計画の実践を通して、「売場」の領域へと進んでいくのである。

  ここまでは組織力で身に付く技術である。

しかしこの段階から、業界関係者が理想とする「買場」へ進化させていくためには何が必要となろうか?。

  そこが曖昧だから買場が近づいて来ないのである。

買場とは顧客視点なのである。

  よって個店力がモノを言うのである。

顧客視点とは、個店毎に異なる視点であることを前提としなければならない。

  よって個店毎の顧客管理が重要となるのである。

「個店毎の顧客管理」と表現すると、何か非常に難しいことなのかと思ってしまうが、そうではない。

  自店の特性を知ることなのだ。

しかし、知っただけでは何の進化も無い。

  現状把握からの次をどう方向付けるか。

この方向付けが無ければ、単なる現状把握だけで止まってしまうのである。

  現状から次のステージへとどう進めていくのか。

この仮説が無ければ、個店の進化は無い。

  自店は和が強いのか洋が強いのか。
  和の中でも何が強く何が弱いのか。
  洋の中でも何が強く何が弱いのか。
  それは客層なのか品揃えの違いか。
  そして次に何を強くすべきなのか。

このような問いに対して、店舗側(現場のリーダーや担当者)が明確に次のステップを理解し、売場で確実に表現していくことが重要なのである。

  それが現状の客層と新規客層を生むのである。

担当者は個店特性を知り、現状の売場作りに活かすし、リーダー(店長)は更にそれを磨きつつ、次へのステージを探ることで、進化のスピードが高まるであろう。

  そうやって顧客視点を養い五感を磨くのである。

その五感が顧客の来店動機を高め、地域が勝ち抜く原動力となり、無くてはならないお店として確固たる地位を確立していくのである。





リアルセミナー「勝てる!店長塾」開催のお知らせ

  「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。

計5回のセミナー。

  初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。

対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。

  内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。

リアルセミナー「勝てる!店長塾」のご案内はこちら
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特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。

  要は中小が飲み込まれる形で吸収されていく流れ。

それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。
そんな企業の幹部や店長を対象にしたセミナーとしていきたいと考える。

いかに、自社の店舗力を高め、人間力+仮説検証力にて、地域で勝ち抜いていける高い店舗力を発揮し、競合マネジメントによる競争力の向上が図れる実力店長育成の実務型セミナーとなるであろう。

  実務でありリアルな部分に当方の強みを活かしたセミナー。

そこには企業の大小はあまり関係ない。

  地域で勝つ抜ける店長の育成。

そこに重点を置いたセミナー内容とセミナー実践、そしてセミナー受講生同士の交流からの人間的な成長期待。そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。

是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。

  
 リアルセミナー「勝てる!店長塾」紹介動画はこちら

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著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の購入はこちら←
製本版はペーパーバックとなります。
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以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。

「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。

時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。

 「店長が変わると業績も変わる」。

そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。

時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」

また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←


是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。



食品商業9月号の発売案内
食品商業2024年9月号が発売されました。
20249

当方の執筆は以下の通りです。

1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント 

2.無用オンラインセミナーのご案内
  
  第5回無料セミナー ~ 9月4日

上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の最終ぺージに「食品商業かわら版」として案内しております。

 ご確認の上セミナーの参加もご検討ください。


PS
食品商業8月号(7月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「目的買い化の4つのハードル前半」を動画にまとめましたのでご覧ください。

  ↓動画はこちら

食品商業8月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「目的買い化の4つのハードル前半」の動画


食品商業7月号(6月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「置場・売場・買場」を動画にまとめましたのでご覧ください。

  ↓動画はこちら

食品商業7月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「置場・売場・買場」の動画


食品商業6月号(5月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「今までの振り返り」を動画にまとめましたのでご覧ください。

  ↓動画はこちら

食品商業6月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「総括編」の動画



月別52週MD

 52週MDマネジメント(8
月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
 52週MDマネジメント(9月編)のダイジェスト版をアップ致しました。




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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

数値根拠を具体的な売場展開で説明、指導できれば更に担当者の理解度は高まり、売場作りに活かされるのではないでしょうか。

そしてその売場からのデータ活用が価値パターンを構築していくというストーリー。
このストーリーの繰り返しで、組織的に勝ちパターンや成功パターンが組織内に醸成され、それが文化となって受け継がれていく。

伝える人間と受け継ぐ人間の信頼関係があって初めて組織は成長していけるのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2024年8月17日 (土) 10時12分

置場は定番とも捉えられるでしょうか。
定番は売上の7.8割を占めますから置場の整備度無しには何も語れない。つまり基本の徹底が出来ている事が大前提。置場は目的買い商品ですから欠品や鮮度が命取りになる事は肝に銘じたいですね。売上の8割を担保出来て初めての売場や買場への進化が生まれる。これらは衝動買い動機を高める施作ですから担当者の思いを最大限に込めれば良い。良く定番8エンド2の売上比率と申しますがそのまま買上点数に置き換える事も出来る。つまり買上点数8点を9点に出来れば一品単価を同じとすれば112%伸びる。一品単価を200円で8点=1600円の客単価。ここにワンコイン100円の衝動買いを起こさせる担当者一魂の商品を提案し買って頂ければ、1600円+100円=1700円ですから伸び率は106%。たった100円の商品1個で数学的にはこれだけ売上が変わる。これをどれだけの店長や担当者が腹に落として日々の商売に臨んでいるのか?客数、買上点数、一品単価を知り尽くして使い熟せと恫喝している根拠がお分かりでしょうか(笑)。

投稿: dadama | 2024年8月17日 (土) 06時23分

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