コンサル先での買い物
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
先日、あるコンサル先での出来事。
前泊して翌日がコンサル日。
その前泊日が土用丑の日であった。
“せっかくだから鰻でも食うか?”
そう思って近くのスーパーに足を向けて歩いた途中。
“どうせならコンサル先の企業で購入するか”
そう思い直して、駅から反対側の店舗へ向かった。私が当初買い物をしようと思ったお店からはだいぶ遠方になるが、どうせならコンサルとは無関係に丑の日の売場を視察しながらうな重でも購入しようと思い立ったのである(笑)。
流石にこの日は静かに買い物をしようと思った。
よって、マスクを深々とかぶり、買い物カートに買い物かごを載せ、腰を屈めて老人風に店内を闊歩して売場を視察して回ったのである。
最終目的はうな重。
しかし、惣菜側から鰻の品揃えを見ながら精肉~鮮魚~青果へと向かったのである。
お互いにコンサル抜きでの視察。
途中で店長や販売部長等と遭遇したのであるが、流石にこちらの化けの皮ははがれずに済んだ(笑)。
部長も店長もそんな余裕は無かったのである。
時間的にも午後6時近かったせいもあり、鮮魚や惣菜も100%の売場から少しずつ売り減らしを図る時間帯でもあったからだ。よって店内は売場整理の時間帯。特に鮮魚は当初設定した売場から商品を中央の売場に寄せて集めて絞り込んだ売場に設定し直す途中。
部長も店長も隣にいる私には気づかない(笑)。
よって、私も気兼ねなく売場を自由に見ることが出来たのである。このような視点で売場を視察するということも、意外に少ないのである。
店舗視察は店舗クリニックの時間のみ。
そのような毎回のコンサルテーションのタイムスケジュールであるから、店舗クリニックの時間は取ってあるが、結局その時間は店長や部門チーフとのコミュニケーションが全てであり、自由に顧客の視点で売場を見るという時間ではないのである。
よって課題提案の時間に費やされる。
“自分が顧客なら” という視点ではなく、どうしてもコンサルとしてあるべき売場とは?、の視点でのクリニックの時間になってしまう。
そんな時間から解放されるのもいい経験ではある。
特に、今回のような土用丑の日であれば、前月に提案した52週MDがどのように実践されているかという興味もあった。
コンサル当日以外の普段の売場。
それが一番重要なのである。今回は土用丑の日でもあり普段とは程遠いが、とはいってもコンサルに入るという特別感の無い売場が本来のお客様が判断する売場である。
クリニック当日の売場。
どうしてもこのような特別感のある日は、誰もが「構える」売場となるから、普段のお客様が目にする売場とは異なる場合が多いが、そのタガが外れた日が本当の実力を見極めることが出来る売場となるのも事実である。
前泊で入る日の売場。
その前泊を利用して店舗視察をするエリアも数か所ある。
こんな時ほど視察本来の発想が浮かぶものである。
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それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。
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是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。
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そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
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コメント
dadamaさんコメントありがとうございます。
→どこの企業でも有る有るですね
始めはあるある。そしてそれが常に当たり前の普段へと進化させられるかどうか。ここがポイントでしょうか。
あるべき売場、理想の売場の状態がどのような姿なのかを知る事。それをひとつのステップとして月1回から週1回、そして毎日の継続というストーリーを従業員と共有していくことが重要かと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2024年8月 9日 (金) 08時24分
どこの企業でも有る有るですね。上長やトップの臨店スケジュールが自店と分かると蜂の巣を突いたような騒ぎになる(笑)。一時凌ぎの絵に描いた何ちゃら的売場は如何なものかと。売場は誰の為に存在するのか?日頃の安定した売場で無ければ顧客の信頼は得られませんよね。いつ来てもある程度の売場管理がされていればこそこちらも上長に意見申せるし聞く耳も持たれると思いますよ・・・喧嘩も良く売りましたが(笑)。
投稿: dadama | 2024年8月 9日 (金) 06時31分