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2024年8月25日 (日)

繋ぐという意志

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

しかし、オリンピックの反動からか、なかなか芸能ネタが見えてこない。

  よって先週のドキュメントから取り上げたい。

パリオリンピックが閉幕した。

  今回も多くの物語が生まれた。

そして、各テレビ局でもメダリストが集合してのバラエティ番組が目白押しであった。

  先週から今週に掛けてははそんな一週間であった。

今日は日曜日の芸能ネタの日ではないが、そんなテレビ放映の一つを取り上げてみたい。

  そして流石NHKというドキュメント。

今回のパリオリンピックで印象に残るメダルと言えば何か?。

  体操団体の金メダルもその一つであろう。

前半(第一週目)のハイライト的な劇的な金メダルの獲得シーンではなかっただろうか。

  何故か日本人は団体に強い。

体操競技であるから基本的には個人競技ではあるが、それを各種目に3人ずつ登場して全6種目を争うのが男子体操の団体競技法である。

  体操ニッポン。

そう呼ばれるほど、オリンピックにおける体操競技は日本のお家芸でもあった。

  ミュンヘンオリンピックでの体操陣の活躍。

それを懐かしがる世代も多いであろうか(笑)。そんな長い歴史を誇る体操競技であるが、その中でも個人で活躍する日本人というイメージ以上に団体で皆で獲得した金メダルに対して、より多くの感動が生まれるのは日本人特有の国民性ではないだろうか。

  団体に対する個人の意識の違い。

それが大きいのではないだろうか。

  そんな団体戦を意味をNHKで取り上げていた。

体操ニッポンが団体戦の望む心境。そして究極の相手は中国。中国との団体での戦い方をシミュテーションしながらも、前日のミーティングで皆の団体戦へ臨む心を一つにしたミーティングの存在。

  しかし当日の厳しい戦況。

最終の鉄棒を残して、中国との差は3点以上。

  逆転不可能な点数差であった。

しかし最後まで自らのチームの力と自分の演技を信じて演技をしようとする3人。そしてここまで、ゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒と演技を通してチーム内ではある言葉が共有されていた。

  繋ぐ。

個人演技を繋いで繋いで繋いで、皆の演技の総和が団体戦の点数として競われるのが体操競技のルール。

  だから最高のパフォーマンスで次へ繋ぐ。

それが合言葉となって、チーム一丸となれたのである。

  そして奇跡は起きた。

中国の二番目に演技を行ったメンバーが鉄棒からの落下。中国はそこで繋ぐことが出来なかったのである。本人としても集中して演技をしていたであろう。そして最高のパフォーマンスをしようとしたと思われる。しかし結果は二度の落下。

  あの場面は何度も放映された。

「繋ぐ」という意識の違いが、両国の演技者以外の行動に明確に現れていたのではないだろうか。

  個々の能力の差は明らかに中国選手に軍配があった。

しかし日本は、メンバー皆で繋ぐという強い団結心が、最後の最後まで切れることなく繋ぎ切ったのである。

  最後の逆転劇は偶然なのか必然なのか。

繋ぐという意志。

  団体競技には必須の心の在り様ではないだろうか。





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コメント

dadamaさん、日曜日のコメントありがとうございます。

今日ぐらいはごゆっくりとおくつろぎいただいけよかったのに(笑)。

繋がるという人間関係。同じ人間でも繋がる人間と繋がらない人間がいるのも事実ですね。そこに「波長」という要因があるのでしょうし、波長も繋がる人間に引き寄せられて同じ波長になっていく場合も多い。

どこで誰に引き寄せられ、同じ波長となっていくのか。こればかりは運もあるでしょうが、その運を引き寄せるのも自分次第。

結局は確立された自分の存在が、未来の自分を作っていくのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2024年8月25日 (日) 09時34分

日曜日ですが(笑)。
人間ひとりで生きていけませんし弱いものですよ。だから波長の合う他人と繋がりお互いを高め合う・・・低め合う事もありますが(笑)。高めるか低めるか自らのポテンシャルが決める事。
繋がるがらお互いを高め合える存在で有りたいですね。先日関西の飲み会で改めて感じました(笑)。

投稿: dadama | 2024年8月25日 (日) 09時15分

kazuさん、コメントありがとうございます。

繋ぐ技術に関しては、日本は世界一ではないでしょうか。そして繋ぐという意識の強さが団体戦での優位性を誇っているのだと思います。

個々の劣勢をつなぐ意識と技術で克服する。それが地球上で劣勢に位置した人間の生き残りの根源ではないでしょうか。それがこの業界でも脈々と続いていくと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2024年8月25日 (日) 08時40分

kazuです。

スポーツでの団体戦は良く取り上げられますね。個人個人のスキルでは太刀打ち出来ない部分を日本人特有?の研究や短所を補う手法が素晴らしいですよね。
前回のオリンピックの時の男子陸上リレーの際も「バトンの繋」を徹底的に研究しメダル獲得をした記憶があります。
他国の選手に比べ個人のタイムは圧倒的に負けているにも関わらず、バトンタッチの部分でコンマ何秒かを縮める戦略でメダル獲得。素晴らしい戦略でした。
又、箱根駅伝でも(青山学園だったかな?)個々のベストタイムを合計しても勝てないレースを走る「区」の入れ替えをして優勝した年もありました。
個人のスキルではかなわなくてもチーム戦になると勝てる方程式があるのでしょうね。我々の業界にもそんな方程式が有る事と思いますが、まだまだ未熟な私には探し出せていません。(泣)

個人記録では大谷さんの40-40が昨日達成され「サヨナラ逆転満塁ホームラン」で達成とは、漫画の筋書き以上のスターですよね。

投稿: kazu | 2024年8月25日 (日) 08時04分

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