祝40-40
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
8月24日。
大谷翔平がやってくれた。
1シーズンでの40ホームラン、40盗塁。
長打と盗塁。
野球というスポーツでこの二つの記録を両立させるのは容易なことではない。長い大リーグの歴史でも、過去に5人しか達成しておらず、今回の大谷翔平が6人目となる。
それだけ選手能力の多様性が問われるのである。
それも、大谷翔平は130試合足らずで、その記録を達成してしまったのである。他の5人は150試合前後での達成時期であるから、如何に1シーズン内で早々にこの記録にたどり着い方が伺えるであろう。
よって45-45は確実であろう。
問題は50-50まで届くかどうかである。45-45ですら大リーグでの到達者はいない。まして50-50なんて言ったら、今後この記録を超える選手は、まさに大谷以外当面は出現しないのではないだろうか。
それも今年が最後のチャンスであろう。
来年からは、今の大谷のバッターという位置づけにピッチャーという役割も付加されるのである。
“このままバッターに専念しては?”
そう思ってしまうほど、バッターとしての今年の活躍は特異である。
昨日は繋ぐを記した。
日本人としての高い能力として、繋ぐ技術を挙げた。そして体力面で劣る日本人は繋ぐという意識の高さから、チーム戦での強みを誇ってきた。そんな記事の内容だった。
その概念を破ったのが大谷翔平である。
大谷を見ていると、そんな日本人の概念を完全に打ち破るように、チーム戦とはいえ個人の記録を次々と打ち立てている。特に打撃面でのリーダーシップは凄まじいものがある。
バッティングは毎日出場できる。
しかしピッチングは5戦に一回程度の登場回数でしかないから、普段からバッティング面での露出が多くなる。そしてその露出に対して期待以上の活躍をしている大谷選手だからこそ、バッティングに専念している今年だからこその話題性なのかもしれない。
そして40-40達成場面も劇的であった。
本当に、彼は「持っている」なぁ~、と思わせるような、あまりにも劇的な40-40達成シーンであった。
「まるでアニメの世界」
皆がそういうほど、作り話でしか出てこないシーンでの大記録達成場面である。まさに持っている人間としか考えられないような状況での、期待通りの行為。
それが彼の思考回路なのであろう。
あの場面で期待通りの活躍が出来るのも、それでも日本人の血がそうさせたのであろうと私は思う。
チーム戦で勝つか負けるか。
あの場面はチームの勝利の為に、自分がシングルヒットを打つかフォアボールを選ぶか、それとも相手のエラーを誘うような打撃をするか、という状況である。
とにかくチームの勝利に貢献する。
そんな強い意識でバッターボックスに立った彼の心境。
“40-40を狙うぞ!”
そんな心境など全くなかったのではないだろうか。そこには、チームへの貢献という強い意志が、結果的にホームランに繋がり、そして結果的にたまたま40-40に繋がったというだけのことなのかもしれない。
それが彼の日本人としての意志。
だったのだろうと思うのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
彼にとっては40-40も単なる通過点。周りが大記録と騒ぎ立ててるだけで、彼にとっての最優先事項はなんて言ってもチームの優勝。
そこに至るまでの個人の記録は全て通過点。
そこにドジャースは1000億の価値を見出したのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2024年8月26日 (月) 09時46分
心技一体の言葉通り、彼は心(意思)と技力のバランスが絶妙なんでしょう。闘志を相手に向けるのでは無く自らに向け結果相手に勝る力を出し続けるのだと思います。スポーツに余り興味を抱かない私ですがあのシーンだけは何十回も見てしまいましたね(笑)。
投稿: dadama | 2024年8月26日 (月) 06時31分