スポーツ界のAI革命
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
先日放映されていたNHKクローズアップ現代。
テーマは「スポーツ界のAI活用」
“スポーツ界でもAIが活用される時代になってきたのか?”
そんな想いで見ていた。
まずはオーストラリアの競泳の事例を紹介していた。
将来有望な若手の発掘。
その目線で一人一人の及びをAIが評価した結果、現時点ではまだまだ結果(タイム)が伴わない若手が評価されたのである。
これが所謂「AI評価」である。
特に若手の発掘の場合には、同じ10歳や15歳でも早生まれとなると一年近い成長ギャップが生じるものである。
従来は早生まれに不利な環境があった。
これを是正して同年齢での評価の見直しを、AIを活用することで生まれた月に関係なく将来の成長を見越した再評価が為されるようになった。このことによって、若い世代の人材をより的確に、18歳以降で活躍できる素材として評価できるかの判断基準となってきたのである。
将来の成長度の見通し。
これは難しい判断であるが、AI活用により有効に人材選定を可能にしたことは大きいであろう。
また「AI審判」なる活用も台頭。
近年、益々「技」が高度化し、人間の判断だけでは評価しきれない体操競技にもAIが導入され、審判の補助役として活用され始めているという。これなども、パリオリンピックの柔道で話題となっている「誤審」の課題解決にもつながっていくのではないだろうか。
人間の「目視」の限界。
その人間の主観の限界をAIがフォローするという活用のされ方である。人間の主観とビデオ判定という客観的な事実。この二つを組み合わせながら正しい評価による公正な評価によって、誰もが納得性のある審判が下されることは、なによりもそこに向かって人生を掛けてきた競技者にとっては嬉しいことではあろう。
更に「チーム貢献度」の評価もAI導入され始めた。
バスケットボールの事例。
従来であれば各人の得点数が評価基準であった。
PIPMという評価。これはこの値が高いほどチームの勝利に貢献しているという評価である。しかし実際の試合では、陰ながらチームの勝利に貢献している「ブルー・ガイ」(影の立役者)と呼ばれる選手もいる。自分ではゴールを決めなくても見方を上手くアシストする選手。その他にもリーダーシップを発揮して味方を積極的に鼓舞し、それを勝利に繋げている選手。
このような視点での評価をAIに委ねたのである。
それをAIが個人の得失点による判断によって、個人の勝利への貢献度を算出するのである。
このような評価は全て人間の主観だけであった。
しかし、ある一部分のプレーにおける人間の主観的な評価ではなく、桁違いの数多くの情報からの評価を下せるという部分では、人間はAIには敵わない。
同時にチームの補強にも活用されている。
そこにも、チーム貢献度の高さから外部に選手を評価して自チームの補強要員としてピックアップしていくというものだ。
“ここまで来たか!”
まさにそんな感想を持った。
しかし「課題」もある。
AIはあくまでも人間が使いこなすものであって、逆に人間が使われるものではない、と言うことである。
AIは時にハイパフォーマンス的になることがある。
ハイパフォーマンスとは、人間の能力を超えた要求を人間に課す、ということである。
そこをリアルな人間が修正するのである。
そこには、あくまでも人間の主観が主役となる。
AIを使いこなすマネジメント。
これがリーダーシップと連動する時代が迫ってきているのである。
番組では最後にまとめていた。
AI活用への期待
AI活用への懸念
この二つをまとめていた。
AI活用への期とは
・選手の能力開発
・チーム戦術の進化
・新たな才能の発掘
・スポーツ観戦がより臨場感
AI活用への懸念とは
・技術力で格差
・意思決定がAI頼みに
・倫理観が崩れる
このような特性を踏まえた、AI活用を図るべきであると結んでいたのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
これからのAIはPOSシステム同様に大きな貢献度を我々に与えてくれるのではないでしょうか。
しかしその貢献度を引き出すのが心あるリアルな人間。その関係性はどこまで行っても不変だと思います。
最後はAIを活用する人間力。その人間力があれば、むしろAI力の劣る中小SMでも対等に渡り合えるのではないかと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2024年8月 9日 (金) 08時08分
昨日も場を乱し大変失礼致しました。
人間とAIの相互依頼は益々進むでしょう。
チャットGPTや自動運転然り。然しながら大前提は人間をより豊かな成長・発展を促進する補佐的従属的関係であるべきと思います。
AIに頼ったり従ったりするほど人間性は失われる。何事も得るもの有れば失うものも有るので共存共栄を意識したいですね。
投稿: dadama | 2024年8月 8日 (木) 10時00分