店長兼務と作業割当表
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
昨日は、作業のムダを記した。
本日のテーマは「作業割当表」。
何度かこのブログでも取り上げてきた内容ではある。
作業割当表。
この仕組みを活用している企業もあれば、活用していない企業も多い。しかし、昨日のムダの三大法則の最後の「ムダな話し」を改善する方法として、作業割当表は重要なツールと言える。
作業割当表の活用法。
これは、昨年の食品商業2023年6月号で特集が組まれた。
食品商業2023年6月号の購入はこちら←
購読すれば、作業割当表の活用法と同時に、作業改善への取り組みが詳細に記載されているので、大いに参考になるであろう。
当方が関わるコンサル企業。
このような作業割当表の活用が為されていない企業が、店長業務の一つとして作業割当表の活用をスタートした。
初めから全ての部門での導入ではない。
特に店長が部門チーフと兼務している店長のお店ほど、このような作業割当表の日々の導入が、店舗運営上大いに活躍するのではないかと思われる。
そのような企業ほど当日就業者が20名以下。
よって、店長配下の下で多部門に関わる多能工化を進める必要がある。それをこの機に、この作業割当表を導入して解決していこうという意図である。
それによって三大ムダの一つの解決が進められていく。
確実に、作業効率化の一手が打たれていくということであり、店長の守備範囲が広がることで、店舗としての一体化が図られていく事にも繋がっていくことになるのである。
これは店長の各部への関わりを深める効果もある。
出社時に、作業割当表が確実に実践できるかどうかの確認として、各部へ朝の挨拶代わりに出向き、その日の出社人員の確認にも連動し、そこから挨拶、そしてコミュニケーションへと連動し、店舗内での店長への信頼関係の構築へと繋がっていくことになる。
作業割当表の活用。
それは、そこからスタートし、いずれは店舗に横たわる全ての課題を解決していくことになる。
生産性の改善。
売場の安定感。
そして、
退職者の激減。
へと連動し、店舗力が高まっていくのである。店舗力を高める為の作業の安定、人材の安定、売場の安定が販売力強化の土台となり、そこから店舗力が高まっていく。
いずれ競争力の原動力となっていくのである。
この構図の根底にある、作業割当表。
チーフ兼店長が活用してほしいツールである。
リアルセミナー「勝てる!店長塾」開催のお知らせ
「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。
計5回のセミナー。
初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。
対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。
内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。
リアルセミナー「勝てる!店長塾」のご案内はこちら
リアルセミナー「勝てる!店長塾」のお申し込みはこちら
特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。
要は中小が飲み込まれる形で吸収されていく流れ。
それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。
そんな企業の幹部や店長を対象にしたセミナーとしていきたいと考える。
いかに、自社の店舗力を高め、人間力+仮説検証力にて、地域で勝ち抜いていける高い店舗力を発揮し、競合マネジメントによる競争力の向上が図れる実力店長育成の実務型セミナーとなるであろう。
実務でありリアルな部分に当方の強みを活かしたセミナー。
そこには企業の大小はあまり関係ない。
地域で勝つ抜ける店長の育成。
そこに重点を置いたセミナー内容とセミナー実践、そしてセミナー受講生同士の交流からの人間的な成長期待。そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。
是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。
リアルセミナー「勝てる!店長塾」紹介動画はこちら
リアルセミナー「勝てる!店長塾」のご案内はこちら
リアルセミナー「勝てる!店長塾」のお申し込みはこちら
著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の購入はこちら←
製本版はペーパーバックとなります。
以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。
「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
「店長が変わると業績も変わる」。
そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画←
是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。
食品商業7月号の発売案内
食品商業2024年7月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
2.無用オンラインセミナーのご案内
第3回無料セミナー ~ 7月10日
第4回無料セミナー ~ 8月7日
上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の最終ぺージに「食品商業かわら版」として案内。
そこでは当方の動画視聴が前提となる。
そして今回も、食品商業側のご厚意からこの動画アップに関しては、セミナー参加の有無を問わずに公開させて頂くこととした。
動画視聴はこちらからどうぞ
動画視聴後、興味のある方は食品商業7月号の最終ページから無料セミナーの参加申し込みをして頂ければと思うのである。
セミナーはこのテーマに対してのフリートーク。
企業名や役職名は表に出さずに、個人名や愛称のみでzoom画面からの意見交換会を予定しているので、誰でも気軽に参加していただければと思うのである。
ちなみに今回のテーマは「置場」「売場」「買場」。
よって、動画時間も40分程度とかなり長い動画となっている。
今月号からファイブマネジメントの次のステージへ。
よって、ファイブマネジメントをベースに販売力の強化へ一段ステージを高めてのテーマとなる。
しかしフリートークはそこに留まらない(笑)。
おそらく、マネジメント以外の、現状の販売面や作業面、そして競合対策面と、各社各人が抱える課題に対しての意見交換のウェイトの方が高くなるのではないだろうか。
それだけ現場の抱える課題は広範囲に広がる。
よって、そんなフリートークの雰囲気を味わうだけでも十分に参加した意味はあると思うのである。
是非、ご購読宜しくお願い致します。
PS
食品商業6月号(5月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「今までの振り返り」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業6月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「総括編」の動画
食品商業5月号(4月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の顧客の五感の「親近感」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業5月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「親近感」動画
食品商業4月号(3月8日発売)で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。
↓動画はこちら
食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」動画
食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。
↓動画はこちら
「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』動画
月別52週MD
52週MDマネジメント(8月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(7月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。
株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。
株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
| 固定リンク
「店長の仕事」カテゴリの記事
- マネジメントの転換(2025.07.11)
- 管理職は罰ゲーム?(2025.05.20)
- 旧友との再会(2025.05.15)
- 新店が目指すべきもの(2025.05.07)
- 学ぶとは実践(2025.05.06)
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
店舗オペレーションの横割り化。
ここにメスを入れられる存在は、ずばり店長しか存在しません。
組織として、また店長自身のリーダーシップ意外に、横割り化は難しいし、その風土をどう構築していくか。
結局は取り組むか取り組まないのか、そのトップ決断に依存しなければならないことかと。
投稿: てっちゃん | 2024年7月 5日 (金) 07時14分
確かに部門横断型の作業割当は効果あるでしょうね。一般的な契約は部門別契約ですが店舗同一賃金体系してどこの部門にシフトしても公平性が保てれば多いに有りですね。要は店舗のモチベーションが高まる仕組や給与体系であれば良いのかと。
投稿: dadama | 2024年7月 4日 (木) 09時01分