改装の目的と効果
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
店舗改装。
別名「リニューアル」ともいう。
経年劣化の為、店内の冷蔵ケース等を入れ替え、同じタイミングでレイアウト等も最新のトレンドに変更して、内装等も大幅変更して約一か月間の休業後にリニューアルするケースもあれば、ほんの数日の休業により一部改装によるリニューアルもある。
目的によって異なる店舗改装。
その目的を、経年劣化が目的なのか、競合対策による目的なのか、それとも敷地内の都合による改装なのか、いろいろな目的があるのは致し方ない。
しかし店舗を休業するのは事実。
休業して、新たな店舗として生まれ変わることを、顧客にどうアピールするか、ここが重要となるのではないだろうか。
このような機会に店長のマネジメントが光るのである。
作業性や生産性をメインに考えれば、このような機会に従業員を休ませて、少しでも生産性を高めることを考えるのも大切であろう。
しかしそれ以前に重要なこと。
それは、このような千載一遇の機会というチャンスをどう活かすかである。
改装ともなれば本部主導でハード面の入れ替えは当然。
しかし、それと同時にこの休業の間に従業員の意識と行動をどう同じ方向に向かわせられるかは、店舗のリーダー次第。
要は店長の腕次第。
だからこそ、このような機会に全従業員による接客研修であり、ストアコンセプトの確認会でありを実施するべきであろう。そしてその後の食事会等もあれば、いろいろな意味で従業員の団結心も生まれるであろう。
特にストアコンセプトの統一性は重要。
年度初めに店舗毎に作成される年度ストアコンセプト。しかし、それがどれだけ店内で浸透しているかは疑問である。
ある店舗では「初めて聞きました」との声も多い。
要は店長だけが上司に報告して終わり、それが一切店舗で共有、実践されていない、という現実が存在するのである。全てが全てそうとは限らないであろうが、逆に実践している店舗の店長ほど、このような機会を利用してストアコンセプトの共有に力を入れているのも事実。
そんな店長ほどこの機を有効活用するのである。
年度初めに、今年度の新たなストアコンセプトを立案し、部門チーフを通して共有しているにもかかわらず、更にこのような機会を利用して部門ごとにミーティングを行い、更にそこからパートさん達の意見も吸い上げて、皆で部門コンセプトを実践し継続していくために、部門毎にどのように継続していくかの報告会を行ったりするのである。
それもパートさんに報告させるのである。
パートさん自身が報告するから、そのパートさん初め部門全員参加でストアコンセプトに関わろうと積極的に行動するようになっていく。
それが目的なのである。
部下が自分で考えて自分で行動するという文化を、自組織でどう確立していくか。
それをいろいろな機会を利用して積み重ねていく。
それがリーダーの関わりであり、共有である。
改装の意味で効果。
全ての機会を、どのようにチャンスに転換していくのか。
是非、いろいろな機会を活かしてほしいものである。
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リアルセミナー「勝てる!店長塾」開催のお知らせ
「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。
計5回のセミナー。
初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。
対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。
内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。
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特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。
要は中小が飲み込まれる形で吸収されていく流れ。
それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。
そんな企業の幹部や店長を対象にしたセミナーとしていきたいと考える。
いかに、自社の店舗力を高め、人間力+仮説検証力にて、地域で勝ち抜いていける高い店舗力を発揮し、競合マネジメントによる競争力の向上が図れる実力店長育成の実務型セミナーとなるであろう。
実務でありリアルな部分に当方の強みを活かしたセミナー。
そこには企業の大小はあまり関係ない。
地域で勝つ抜ける店長の育成。
そこに重点を置いたセミナー内容とセミナー実践、そしてセミナー受講生同士の交流からの人間的な成長期待。そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。
是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。
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著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。
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製本版はペーパーバックとなります。
以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。
「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
「店長が変わると業績も変わる」。
そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。
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是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。
食品商業8月号の発売案内
食品商業2024年8月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
2.無用オンラインセミナーのご案内
第4回無料セミナー ~ 8月7日
第5回無料セミナー ~ 9月4日
上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の最終ぺージに「食品商業かわら版」として案内しております。
ご確認の上セミナーの参加もご検討ください。
PS
食品商業6月号(5月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「今までの振り返り」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業6月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「総括編」の動画
食品商業5月号(4月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の顧客の五感の「親近感」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業5月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「親近感」動画
食品商業4月号(3月8日発売)で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。
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食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」動画
食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。
↓動画はこちら
「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』動画
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ストアコンセプトの報告会と同時に、来期の予算会議も同時に実施し、そこで各店店長が来期の自店の荒利予算の微調整を申告できるようになれば、更に個店の自立心が生まれるかと。そこに店長の意志が入ることで、店長のリーダーシップと実践力が生まれていくのかと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2024年8月 1日 (木) 10時23分
当社も複数店舗=複数店長が在籍しておりますが、チェーンストアなのに店長の資質・モチベーションで業績が変化する事実。これを企業として是とするのか否とするのか?
ストアコンセプトが存在するならば、ある程度の店舗権限は是とする筈。ならば権限最大化を図るのが店長の責務ですね。やらせや意思の無いストアコンプトではメンバーが共感を得られる筈もなく店長自身も腹に落ちていないから敢て共有もしない。ストアコンセプトのレベルが店長の資質レベルと言っても過言ではないですね。
投稿: dadama | 2024年8月 1日 (木) 08時41分