関連陳列販売の特性②
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
昨日は「関連陳列販売の特性①」を記した。
今日はその②となる。
賛否両論の関連販売。
しかしその効果測定は視点によって大きく異なる。
だからこそ、賛否両論がお互いにぶつかり合いながら存在するのであろう。
今日は関連販売のタイミングを取り上げてみよう。
同じメニュー提案における関連販売時でも、関連が非常に売れる時と、意外に反応が無い時があるのは何故だろうか?。
“今日は関連の動きも非常にいいな!”
“前回と違って今日の関連販売は✕!”
前回が成功したから、今回も同様に高支持を受け、関連販売の動きも期待できるぞ、とばかりにしっかりと関連販売を実施したのだが、前回とはかけ離れて動きが悪い。
なぜか?。
それは、提案したメニューの顧客の実践率に大きく左右されるのである。
例えば「ひな祭り」
ひな祭りと言えば「ちらし寿司」。と言われるほどに家庭での「ちらし寿司」の登場頻度は相当高まる。
だからこそ「ちらし寿司」関連が盛り上がるのである。
しかし、その次に「母の日」で同様にちらし寿司の関連展開しても、ひな祭りほどの動きはない。これは「ちらし寿司」の頻度がひな祭りほど高く無いからである。確かに母の日でもちらし寿司を食卓に載せる家庭もあれば、母の日は牛肉であったりデザートであったり、和菓子であったりと多様なメニューに広がる場合が多い。
よってひな祭りほどちらし寿司に集中しないのである。
これが、タイミングによって異なるメニュー提案での関連販売の効果である。それでもやらないよりはやった方が効果は高まるのも事実。そしてこのような関連販売をマメに52週MDで実践していると、それが体の一部に染み込んで条件反射的に52週MDでの当たり前の売場提案となっていくのである。
それが更に売場作りを進化されていくのである。
例えば、昨日の記事で「冷やし中華」の関連販売を記した。
煮卵と錦糸卵の関連販売効果。
そして今日は「ちらし寿司」でのタイミングの記事。
どちらも錦糸卵が関連となりうる商品。
であれば、ちらし寿司と錦糸卵、煮卵はどのタイミングでも有効な関連関係にあることが見えてくるであろう。
これが進化である。
やってみるから見えてくる特性。やり続けるから見えてくる特性。
そこから進化が始まるのである。
ほぼほぼの日本人が、同じメニューを食するタイミング。
恵方巻
ひな祭り
丑の日
子供の日
等々、メニューが集中するイベントに対しての関連販売は必至事項であるし、そこから見えてくる売れ筋関連をどう見極めていくか。
そう考えると「進化」は留まることを知らないのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
効果測定の視点。
ここを間違えるから関連販売の賛否両論が繰り広げられるのでしょうね。
この視点は明日また公開いたします(笑)。
投稿: てっちゃん | 2024年7月24日 (水) 06時55分
賛否両論の関連販売。しかしその効果測定は視点によって大きく異なる。
効果測定をどのようにするのか?そもそも効果測定の手法は?誰が測定するのか?
関連販売を肯定否定する以前に関連販売の定義と効果測定方法を決めてからではないと感覚論で終わってしまいますね。何事も相手を論破する証拠が必要ですよ。忙しい、面倒臭いと思うならそれまで・・・残念ながら進化も期待出来ません。
投稿: dadama | 2024年7月24日 (水) 06時20分