リニューアルで重要なこと
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
先日、コンサル活動での話題。
リニューアル店舗のクリニックをした。
それ以前に、その店舗の店長がリニューアルについての実践報告があった。
従来のその企業のリニューアル報告は、売場作りとその画像、そして日別実績等の報告が定番であったが、この店長はリニューアルを一つの転換点として、新たなストアコンセプトを商圏情報や企業コンセプト、更には競合店環境を考慮して一から構築し、このコンセプトを事前に部下の部門主任等と何度も打合せして共有し、そこから具体的は販売計画に移していった。その経緯を実際の売場や数値と連動させて報告してくれたのである。
ストアコンセプトの重要性。
改めて、店舗におけるストアコンセプトの存在と、それをリニューアルの教科書しとして活用し、各部門が同じ方向を向いて一丸となってリニューアルに臨んだ流れが、明確に見える化されたのである。
リニューアルにおけるストアコンセプトの存在。
これは、リニューアルという一つの契機を活用して、店長というリーダーだけでなく全従業員に、再度自分たちが目指す仕事の方向性と具体性を示す指針となることの重要性を、改めて我々に証明してみせたのである。
リニューアルとは本来どのようなことなのか?。
数日間の休業によって、従来の売場を変えたり、什器を入れ替えたりして新装オープンすることである。しかしこれはあくまでも外面的な変化であり刷新である。
重要なのは全従業員の意識のリニューアル。
そこに連動して初めて、リニューアルという瞬間的なきっかけから、継続的に営業が進化していくスタートラインなのである。
外面は本部主導でリニューアル。
内面は店舗主導でリニューアル。
その両面がリニューアルすることで、外面の新装観と内面の継続観が一致し、いつまでもそのリニューアルの意味が来店されたお客様に発信し続けられていくのである。
それを今回のリニューアルで証明してくれたのである。
今後のリニューアルも同様に、ストアコンセプトを進化させていくことからスタートさせていきたいものである。
よく、うちもコストをかけてリニューアルしてほしい、と愚痴をこぼす店長がいる。
“コストなどかけなくてもリニューアルは出来る”
それは、ストアコンセプトを活用して、実際のリアルなリニューアルなどしなくても、従業員の内面のリニューアルによっていくらでも店舗のリニューアルは可能。
それによって毎年刷新される内面のリニューアル。
やる気になれば、いくらでも実践可能である。
著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の購入はこちら←
製本版はペーパーバックとなります。
以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。
「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。
時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。
「店長が変わると業績も変わる」。
そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。
時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」
是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。
リアルセミナー「勝てる!店長塾」開催のお知らせ
「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。
計5回のセミナー。
初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。
対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。
内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。
リアルセミナー「勝てる!店長塾」のご案内はこちら
リアルセミナー「勝てる!店長塾」のお申し込みはこちら
特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。
要は中小が飲み込まれる形で吸収されていく流れ。
それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。
そんな企業の幹部や店長を対象にしたセミナーとしていきたいと考える。
いかに、自社の店舗力を高め、人間力+仮説検証力にて、地域で勝ち抜いていける高い店舗力を発揮し、競合マネジメントによる競争力の向上が図れる実力店長育成の実務型セミナーとなるであろう。
実務でありリアルな部分に当方の強みを活かしたセミナー。
そこには企業の大小はあまり関係ない。
地域で勝つ抜ける店長の育成。
そこに重点を置いたセミナー内容とセミナー実践、そしてセミナー受講生同士の交流からの人間的な成長期待。
そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。
是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。
リアルセミナー「勝てる!店長塾」のご案内はこちら
リアルセミナー「勝てる!店長塾」のお申し込みはこちら
食品商業7月号の発売案内
食品商業2024年7月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
2.無用オンラインセミナーのご案内
第3回無料セミナー ~ 7月10日
第4回無料セミナー ~ 8月7日
上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の最終ぺージに「食品商業かわら版」として案内。
そこでは当方の動画視聴が前提となる。
そして今回も、食品商業側のご厚意からこの動画アップに関しては、セミナー参加の有無を問わずに公開させて頂くこととした。
動画視聴はこちらからどうぞ
動画視聴後、興味のある方は食品商業7月号の最終ページから無料セミナーの参加申し込みをして頂ければと思うのである。
セミナーはこのテーマに対してのフリートーク。
企業名や役職名は表に出さずに、個人名や愛称のみでzoom画面からの意見交換会を予定しているので、誰でも気軽に参加していただければと思うのである。
ちなみに今回のテーマは「置場」「売場」「買場」。
よって、動画時間も40分程度とかなり長い動画となっている。
今月号からファイブマネジメントの次のステージへ。
よって、ファイブマネジメントをベースに販売力の強化へ一段ステージを高めてのテーマとなる。
しかしフリートークはそこに留まらない(笑)。
おそらく、マネジメント以外の、現状の販売面や作業面、そして競合対策面と、各社各人が抱える課題に対しての意見交換のウェイトの方が高くなるのではないだろうか。
それだけ現場の抱える課題は広範囲に広がる。
よって、そんなフリートークの雰囲気を味わうだけでも十分に参加した意味はあると思うのである。
是非、ご購読宜しくお願い致します。
PS
食品商業6月号(5月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「今までの振り返り」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業6月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「総括編」の動画
食品商業5月号(4月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の顧客の五感の「親近感」を動画にまとめましたのでご覧ください。
↓動画はこちら
食品商業5月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「親近感」動画
食品商業4月号(3月8日発売)で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。
↓動画はこちら
食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」動画
食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。
↓動画はこちら
「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』動画
月別52週MD
52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(7月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。
株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。
株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
| 固定リンク
「店長の仕事」カテゴリの記事
- 管理職は罰ゲーム?(2025.05.20)
- 旧友との再会(2025.05.15)
- 新店が目指すべきもの(2025.05.07)
- 学ぶとは実践(2025.05.06)
- フリースペースの有無(2025.04.24)
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
特に地方の中小SMはそこに特化して、人間力をベースにした店舗力強化が必須でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2024年6月24日 (月) 20時10分
リニューアルが人的成長のリニューアルを兼ねる。ロボット的作業性を求める企業が増える中、人間の尊厳を認める企業で有りたいですね。
人間力を信じる企業はこれからも生き残り成長していきますよ。
投稿: dadama | 2024年6月24日 (月) 19時57分