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2024年6月26日 (水)

現場のプロ化

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


これからの中小小売業。

  商品のプロ化が大きな課題。

商品のプロ化とは?。

  商品知識のこと?。
  産地情報のこと?。
  製造工夫のこと?。

商品そのもののあらゆる情報。これはバイイングをする人間(バイヤー等)に情報が集中することになる。

  しかしそんな方が店舗で活躍することはない。

なぜか?

  顧客にとって必要な情報とは異なるからである。

以前にもこのブログで記したことではあるが、商品のプロ化とは川上の情報(メーカー側情報)ではなく、顧客側情報なのである。

  味とメニューと食卓上の美味しさ感。

これらの情報が提供されるから、購入する顧客は食事を通して家族の満足を得られるのかどうかを検討するのである。
その前提とは?。

  自分の舌で商品確認することである。

自分で食べてみて、そこから顧客の提供する情報を集約し、そしてそれをコトPOPにして掲示するなり、接客時にリアルな来店客と会話するのか、マイク放送等で案内するのか。

  いずれにしても事前に舌で確認することである。

まずはそこから商品のリアルな情報を収集し、そしてそれを自らの言葉に直して顧客に伝えること。

  全ての従業員がそのことを意識した川下情報を発信すること。

それが商品のプロ化ということである。プロ化と表現されると、調理技術や仕入れ技術、陳列技術等が頭に浮かんでくるが、そうではない。

  川下情報をしっかり伝えることである。

その為に、その商品を知ること。知るとは?。

  味を知る。
  美味しさを知る。
  料理法を知る。
  食卓上を知る。

そうやって、購入するお客様が、より美味しくその商品を食するのか。

  そこに特化したプロ化を図ってほしいものである。





著書出版のご案内
今回は、製本版(ペーパーバック版)とKindle版(電子書籍)の二つのタイプを出版している。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の購入はこちら←
製本版はペーパーバックとなります。
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以下に、Amazonに掲載されている紹介文を載せた。

「この書は、スーパーマーケットの次代を担う店長の仕事の教科書となります。
36年の食品スーパーマーケットの経験から、最後に店長として赴任した店舗での5年間で42勝3敗の実績を基にした、現場最前線のリーダーが地域一番店を作り上げる体系的な実務書であり教科書です。

時代はコロナ禍後、食品スーパーマーケット業界も新たなステージを迎え、大小問わずM&Aが頻発している。しかし、この業界で言い継がれてきているフレーズがあります。

 「店長が変わると業績も変わる」。

そして、それはある意味事実でもあります。この実務書は長年の経験から導き出された店舗運営手法であり、店長が変われば必ず業績を改善出来る人材育成の教科書として執筆致しました。

時代は効率化の時代となり、生産性優先の時代へ急速に移行しようとしていますが、同時に差別化の時代へと益々二極化しています。そんな時代背景を踏まえて、相反する課題を解決できる人材育成として、この教科書を有効に活用して頂ければ幸いです。」

また、出版にあたり紹介動画を作成しましたので、ご視聴ください。

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編の紹介動画はこちら←


是非、ご購読を検討してみては如何でしょうか。



リアルセミナー「勝てる!店長塾」開催のお知らせ


  「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。

計5回のセミナー。

  初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。

対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。

  内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。

リアルセミナー「勝てる!店長塾」のご案内はこちら
Web

リアルセミナー「勝てる!店長塾」のお申し込みはこちら

 
特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。

  要は中小が飲み込まれる形で吸収されていく流れ。

それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。

  そんな企業の幹部や店長を対象にしたセミナーとしていきたいと考える。

いかに、自社の店舗力を高め、人間力+仮説検証力にて、地域で勝ち抜いていける高い店舗力を発揮し、競合マネジメントによる競争力の向上が図れる実力店長育成の実務型セミナーとなるであろう。

  実務でありリアルな部分に当方の強みを活かしたセミナー。

そこには企業の大小はあまり関係ない。

  地域で勝つ抜ける店長の育成。

そこに重点を置いたセミナー内容とセミナー実践、そしてセミナー受講生同士の交流からの人間的な成長期待。

  そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。

是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。

  
  リアルセミナー「勝てる!店長塾」のご案内はこちら

  リアルセミナー「勝てる!店長塾」のお申し込みはこちら


食品商業7月号の発売案内
食品商業2024年7月号が発売されました。
20247

当方の執筆は以下の通りです。

1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント 

2.無用オンラインセミナーのご案内
  
  第3回無料セミナー ~ 7月10日
  第4回無料セミナー ~ 8月7日

上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の最終ぺージに「食品商業かわら版」として案内。

  そこでは当方の動画視聴が前提となる。

そして今回も、食品商業側のご厚意からこの動画アップに関しては、セミナー参加の有無を問わずに公開させて頂くこととした。

  動画視聴はこちらからどうぞ

動画視聴後、興味のある方は食品商業7月号の最終ページから無料セミナーの参加申し込みをして頂ければと思うのである。

  セミナーはこのテーマに対してのフリートーク。

企業名や役職名は表に出さずに、個人名や愛称のみでzoom画面からの意見交換会を予定しているので、誰でも気軽に参加していただければと思うのである。

  ちなみに今回のテーマは「置場」「売場」「買場」。

よって、動画時間も40分程度とかなり長い動画となっている。

  今月号からファイブマネジメントの次のステージへ。

よって、ファイブマネジメントをベースに販売力の強化へ一段ステージを高めてのテーマとなる。

  しかしフリートークはそこに留まらない(笑)。

おそらく、マネジメント以外の、現状の販売面や作業面、そして競合対策面と、各社各人が抱える課題に対しての意見交換のウェイトの方が高くなるのではないだろうか。

  それだけ現場の抱える課題は広範囲に広がる。

よって、そんなフリートークの雰囲気を味わうだけでも十分に参加した意味はあると思うのである。

是非、ご購読宜しくお願い致します。


PS
食品商業6月号(5月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の「今までの振り返り」を動画にまとめましたのでご覧ください。

  ↓動画はこちら

食品商業6月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「総括編」の動画

  
食品商業5月号(4月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の顧客の五感の「親近感」を動画にまとめましたのでご覧ください。

  ↓動画はこちら

食品商業5月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「親近感」動画


食品商業4月号(3月8日発売)で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。

  ↓動画はこちら

食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」動画


食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。

  ↓動画はこちら

「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』動画


月別52週MD
 52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
 52週MDマネジメント(7月編)のダイジェスト版をアップ致しました。



研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
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イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。




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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

クレーマーと言ってもそれはごく一部の人間であり、圧倒的に現場で出会うのはいつも来店されるリピーターの方。そんな方々とやり取りをしていると、自分の働く使命みたいなものが強く意識される時ですね。

やはりこの商売、お客様であれ従業員であれ、より多くの人間と関われるメリットは人生を豊かにしてくれると思います。

投稿: てっちゃん | 2024年6月26日 (水) 08時56分

仕事にプライドと働き甲斐を持ち楽しんでいるか?勿論山あり谷あり、障壁も多いでしょう。
私も顧客と本部の狭間に悩んだ時期もありました(これでも、笑)然しながら私を支えてくれてるのは顧客。顧客満足最大化を常に考えてると自ずと蝙蝠目線になってくる。蝙蝠男に徹するには結果を出し続けねばならない。真摯に顧客と向き合えば顧客は正直?嘘はつきませんから必ず結果はついてきます。店長であろうが担当者であろうが自責部署の数値は顧客と度真剣勝負するのが醍醐味ですし自ずと店は活性化していきますね。シラケ、ヤラセは競合以上に最大のリスクですよ。

投稿: dadama | 2024年6月26日 (水) 06時27分

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