リピーター獲得の為に
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
リピーターの獲得。
安定した客数はここから生まれる。
しかし、我々はリピーター獲得に対してどれほど意識したPDCAを実践しているだろうか。
“いい売場を維持すれば客数は増加する”
確かにそうだが、それは黙っていても成長できた人口増の時代の錯覚である。
現代は良い売場は当たり前。
確かに、いい売場と言えば欠品の無い、鮮度の良い、そして接客のいいお店だからこそ、常にマイストアとして安定的に足が向くお店であるが、現代はそこに地域一番の来店動機が存在するかどうかが重要なポイントとなっている。
地域一番の来店動機とは?。
これが目的買い化となる商品の存在である。
目的買い化とは?。
地域の中で、目的を持って買い物をする商品がそのお店に存在するかどうか。
それは競合店と比較して地域一番であることが条件となる。
そうでなければ、そのお店に対する来店動機とはならないからだ。どうしてもあのお店でなければ手に入らない商品。
だからこそちょっと遠くてもそのお店を目指すのである。
そしてそれは衝動買いによって初めてその商品の存在を知る、という場面からスタートするのである。
だからこそ衝動買い的な売場の存在価値があるのだ。
そこで、衝動的に購入した商品の「味」や「品質」、更には「使い勝手」を体験し、その商品のファンとなって購入し続けるという意識となる。
そこからその商品を販売する店舗へ目的買い化していくのである。
それでは、その時に重要な事とは何か?。
3番目のハードルクリア時に存在する。
以前にも4つのハードルの話をしたが、一番目のハードルで顧客が立ち止まり、二番目のハードルで購入を決定し、三番目のハードルでどの商品を購入するかの選択となり、最後の4番目のハードルで購入した商品をリピート買いとして再び来店する、というストーリーである。
この時に3番目のハードルの重要性。
それは、その場面で安価な商品を選択するか、高品質で高鮮度で味的にもコスパの高い商品であればあるほど、次からの目的買い化の確立が高まるのである。
その確率が高まれば目的買い化が増加する。
その積み重ねが、未来の顧客を獲得し続ける、という構図となっていくのである。
それを頭の中だけでなく実践して体験していくこと。
そうやって、それが意識化され、常にそのような売場作りが店舗で実践されていくのである。
「勝てる!店長育成」セミナー開催のお知らせ
「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。
計5回のセミナー。
初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。
対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。
内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。
「勝てる!店長塾」セミナーのご案内はこちら
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特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。
要は中小が飲み込まれる形で吸収されていく流れ。
それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。
そんな企業の幹部や店長を対象にしたセミナーとしていきたいと考える。
いかに、自社の店舗力を高め、人間力+仮説検証力にて、地域で勝ち抜いていける高い店舗力を発揮し、競合マネジメントによる競争力の向上が図れる実力店長育成の実務型セミナーとなるであろう。
実務でありリアルな部分に当方の強みを活かしたセミナー。
そこには企業の大小はあまり関係ない。
地域で勝つ抜ける店長の育成。
そこに重点を置いたセミナー内容とセミナー実践、そしてセミナー受講生同士の交流からの人間的な成長期待。
そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。
是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。
「勝てる!店長塾」セミナーのご案内はこちら
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食品商業2024年6月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
2.無用オンラインセミナーのご案内
第2回無料セミナー ~ 6月5日
第3回無料セミナー ~ 7月10日
第4回無料セミナー ~ 8月7日
上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の最終ぺージに「食品商業かわら版」として案内。
5月8日当日は、上記のような案内にて発売をお知らせしたと思う。そして、今月号から再び当方と食品商業とのコラボによる無料ウェブセミナーが開催されることとなった(上記日程通り)。
そこでは当方の動画視聴が前提となる。
そして今回は、食品商業側のご厚意からこの動画アップに関しては、セミナー参加の有無を問わずに公開させて頂くこととした。
動画視聴はこちらからどうぞ
動画視聴後、興味のある方は食品商業6月号の最終ページから無料セミナーの参加申し込みをして頂ければと思うのである。
セミナーはこのテーマに対してのフリートーク。
企業名や役職名は表に出さずに、個人名や愛称のみでzoom画面からの意見交換会を予定しているので、誰でも気軽に参加していただければと思うのである。
ちなみに今回のテーマはファイブマネジメントの振り返り。
よって、動画時間も70分程度とかなり長い動画となっている。
今までのファイブマネジメントの総括。
よって、全体像と自分・商品・人材・組織・競合、の各項目に対してのマネジメント手法を一気にまとめて動画にアップした内容となる。
しかしフリートークはそこに留まらない(笑)。
おそらく、マネジメント以外の、現状の販売面や作業面、そして競合対策面と、各社各人が抱える課題に対しての意見交換のウェイトの方が高くなるのではないだろうか。
それだけ現場の抱える課題は広範囲に広がる。
よって、そんなフリートークの雰囲気を味わうだけでも十分に参加した意味はあると思うのである。
是非、ご購読宜しくお願い致します。
食品商業5月号(4月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目
「ファイブマネジメント」の顧客の五感の「親近感」
をを動画にまとめましたのでご覧ください。食品商業の記事だけでなく、動画視聴により更に理解度が深まるかと思います。
⇩動画はこちら
「食品商業5月号執筆 親近感動画」
食品商業4月号(3月8日発売)で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。
↓動画はこちら
食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」(動画)
食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。
↓動画はこちら
「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』(動画)
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。
株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。
株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
*今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施
農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。
基調講演の内容
①ファイブマネジメントの概略
②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
③競合対策としての顧客の五感の実践
④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
k,kさん、コメントありがとうございます。
衝動買いからの目的買い。
それが全てを高回転にしていく要因ではないでしょうか。
その意識があれば、あとはその構図の精度をたかめていくだけで、業績は上昇しつづけるでしょう。k,kさんの場合は、その取り組みが組織内で共有されることで競合他社は驚異となるはずですが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2024年5月21日 (火) 21時40分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
とにかく、今自分は何を目的にどうPDCAをまわしているのか?。
それを認識しながら、流されずに行動しているかどうか。この意識があるかどうかだと思いますね。
それさえ意識していれば、働き方改革万歳ではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2024年5月21日 (火) 21時36分
見やすい、取りやすい、買いやすいは基本なんでしょう。山を揃えてフラットな売り場、角を揃えて整列された売場。専門店では駄目といわれてました。逆に二尺毎に山を作れと。それを実行していますが違うと言われてますので最近辞めるようにしてきました。活気、売る意思は定期的な山陳列で定番でもできる筈です。私は目的買いよりは衝動買いをしたついでに目的のも最後にかごにいれます。二円、三円高くてもそこは気にしません。特にお気に入りの店もありません。面白いがありそうなところに行きます。男の料理好きの買い方でしょうか?
投稿: k,k | 2024年5月21日 (火) 08時11分
この手の記事には毎度申し上げてますが(笑)。
現状の客数、買上点数をしっかり理解する事。
特に部門担当者は店の客数より自部門の客数。
店の買上点数の何%が自部門の買上点数なのか?
多くのお店はレジ通過客数と店舗買上点数しか意識していない・・・特に店長(笑)。
部門数値を意識する事で如何に顧客が何も買わずに帰られているか分かる筈。此処で唖然として悔しがるかで部門担当者にスイッチが入り弾いては店内競合を意識するようになると思いますね。
事実伸びている企業は外部競合より内部に競争環境を作り従業員のモチベーションを上げていると思いますね。話題の豚印企業は間違い無く店舗内での競争数値が給与にも反映されているでしょうし新たな働き方にチャレンジをされていると思いますね。時代と共に世代に合致した働き方を見出す時期ではあるのでしょう。
投稿: dadama | 2024年5月21日 (火) 06時53分