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2024年5月 3日 (金)

ハンバーグを深掘りする

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日は「ハンバーガー価格に見る日本経済」を記した。

  本日は「ハンバーグ」を深掘りしてみようと思う。

ハンバーグとは、皆さんご存知の通り、挽肉をステーキ状にこねて焼いて食べる食肉料理である。

  日本人にはごくごく一般的なメニュー。

特に子供達には、骨も無く皮も無く、そのまま食べやすいメニューとして大人気の食材ではないだろうか。そしてその輪が広がり、今では挽肉だけではなく、冷凍を解凍し火を通せばハンバーグメニューとなる商品や、レトルトでそのままお湯で温めれば食べられるハンバーグも加工肉コーナーで販売されるに至っている。

  ハンバーグと称される商品が精肉中心に売場の多くを占めるに至っている。

しかし、そんなハンバーグ商材であるが、意外に売られている売場の場所は一定ではない。

  挽肉は生肉売場。
  半調理品は調理済売場。
  レトルトは加工肉売場。

このように、ハンバーグ商材ではあるが、それぞれの売場で販売されているのが現実ではないだろうか。

  なぜ一カ所で集合展開出来ないのか。

これほど日本の国民に愛されているメニューなのに、それぞれの売場で目立つことなく販売されているのが現状である。

  これは縦割りという発想が原因であろうか。

従来から、日本のスーパーマーケットでは縦割りという概念が強い。それはメリットでもあるのだが、逆に言うとたまご料理とかハンバーグ料理のように、そのメニュー自体で多くの顧客のを引き寄せるカテゴリーとしてまとめて展開することで、より多くのお客様が買いやすい集合展開の場として機能するのではないかと思うのである。

  ハンバーグに関しては全てが揃う売場。

そんな売場があっても不思議ではない。

  挽肉・加工品・レトルト品・関連品。

そのようなハンバーグ料理に関しての全ての商材が一堂に精肉売場のある一定の場所で展開されたなら。

  今日はハンバーグという方には大いに魅力のある売場となるであろう。

特に、先日のテーマであった「ハンバーガーの価格にみる日本経済」で記した、即食としてのハンバーグの美味しさ追求が、そのようなコーナーで展開されたなら、ハンバーグ好きの多くのお客様の目線に留まり、ハンバーグを買うならあのお店、として目的買い化していくのではないだろうか。

  そんな位置づけとしてハンバーグコーナーを設定してみたいものである。


  



「勝てる!店長育成」セミナー開催のお知らせ

  「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。

計5回のセミナー。

  初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。

対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。

  内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。

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特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。

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それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。

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  そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。

是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。

  
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食品商業5月号の当方の執筆記事

  「ファイブマネジメント」の顧客の五感の「親近感」

をを動画にまとめましたのでご覧ください。食品商業の記事だけでなく、動画視聴により更に理解度が深まるかと思います。

  ⇩動画はこちら

「食品商業5月号執筆 親近感動画」



食品商業2024年5月号が発売されました。
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当方の執筆は以下の通りです。

1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

2.POP大賞応募ページ
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是非、ご購読宜しくお願い致します。

食品商業4月号で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。

  ↓動画はこちら

食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」(動画)

 

食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。

  ↓動画はこちら

「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』(動画)



  
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
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株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
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PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。


AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
 
 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

昭和の蝙蝠目線から見ると、現代の現場の現実は今までの経験から深刻に映るのでしょうね。
それもまた効率化の弊害?なのか効果なのか、意見は分かれるところでしょうか。

やはり共感してくれるメンバーとの交流が日常の普段になってしまいますが、そこから突破していくしか手はないかと。

投稿: てっちゃん | 2024年5月 3日 (金) 09時37分

k,kさん、コメントありがとうございます。

→マルシンハンバーグ

懐かしいですね。昭和?というより大正かと(笑)。

投稿: てっちゃん | 2024年5月 3日 (金) 09時34分

ハンバーグにしろ部門横断企画は本部が縦割り=縄張り争いしてる以上店舗で意識を入れてやる企画でしょうか。てっちゃんはハンバーグがお好きでしょうから好きな気持ちを顧客にお伝え、共感頂ければ結果は自ずとついてきますね。
ロボット的本部企画に人間的店舗企画を一部入れる事で店舗の印象は大きく変わりますが個の出っ張りを忌避する企業は多い=蝙蝠目ではチャンスと思いますがやる気?燃えない従業員、特に社員がしらけてると感じるのは私だけですかね(笑)。

投稿: dadama | 2024年5月 3日 (金) 06時52分

店単位で企画してもらえれば面白いと思います。でも私はマルシンと石井の二品と挽き肉、玉ねぎ等の手作り商材が解りやすくて良いと思います😊昭和ですね~

投稿: k,k | 2024年5月 3日 (金) 06時35分

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