« 開発と運営の連動 | トップページ | 店舗入口の旬 »

2024年5月24日 (金)

現場の強み

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今週のブログ記事。

  「リピーター獲得の為に」

を記した。

  そこで4つのハードルの話をした。

店内に入店したお客様に対して、如何に自分の売場や自分が作った売場に立ち止まって頂くか。そこから4つのハードルをクリアし続けて、最後は目的買いのリピーターとなって頂くか。

  それが4つのハードルの意味である。

まずは、その第一段階として「顧客の足を留める」が第一のハードルとなる。

  売上はお客様が作るもの。

決して従業員が作るものではない(笑)。よって、お客様がその売場に足を止めてくれるところから売上は決まっていくのである。

  売場に足を止める。

しかし、それは翌日のデータには現れない。それはそうだ。足を止めただけでは点数には影響しないのである。買い物かごに入れてレジを通過して料金を支払うからこそ、それが翌日のデータとして表示されるのである。

  しかし現場は何人のお客様が足を止めたかがわかる。

それはリアルにその売場でお客様の動向を観れるからである。

  その時に何を検証するのか。

どんな売場の時に足を止めるお客様が多いのか。そしてその何割が実際に商品購入へ連動していくのか。おそらく正確な数値は出せないだろうが、概ねの割合は見えるだろう。

  そこから足を止めさす売場の因果関係が見えてくる。

その経験が、まずは第一のハードルとなる「足を止めさす」売場作りへと連動されていくのである。

  それは現場でその売場を見ている現場の強みとなる。

翌日にデータだけ見た人間には絶対に理解できない数値の裏側を知るのが現場の強みである。

  第二のハードルクリア時点でも現場の強みが存在する。

立ち止まっただけでは、その顧客は購入するかどうかはわからない。しかし顧客を見ていると、どのように悩み、どの商品を手にし、最後はどのように商品選定して購入したのか、それが現場ではしっかりと見えているのである。

  そこから売れる売場の因果関係が見えるのである。

これも、翌日にデータだけみた人間には連動しない因果関係。それが現場にいるからこそ見えるという強み。

  この強みを理解すると売れる売場が見えてくる。

売れる売場が見えてくるという強み。

  これは最強である(笑)。




「勝てる!店長育成」セミナー開催のお知らせ


  「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。

計5回のセミナー。

  初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。

対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。

  内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。

「勝てる!店長塾」セミナーのご案内はこちら
Web

「勝てる!店長塾」セミナーのお申し込みはこちら

 
特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。

  要は中小が飲み込まれる形で吸収されていく流れ。

それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。

  そんな企業の幹部や店長を対象にしたセミナーとしていきたいと考える。

いかに、自社の店舗力を高め、人間力+仮説検証力にて、地域で勝ち抜いていける高い店舗力を発揮し、競合マネジメントによる競争力の向上が図れる実力店長育成の実務型セミナーとなるであろう。

  実務でありリアルな部分に当方の強みを活かしたセミナー。

そこには企業の大小はあまり関係ない。

  地域で勝つ抜ける店長の育成。

そこに重点を置いたセミナー内容とセミナー実践、そしてセミナー受講生同士の交流からの人間的な成長期待。

  そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。

是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。

  
  「勝てる!店長塾」セミナーのご案内はこちら

  「勝てる!店長塾」セミナーのお申し込みはこちら



食品商業2024年6月号が発売されました。
20246

当方の執筆は以下の通りです。

1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント 

2.無用オンラインセミナーのご案内
  
  第2回無料セミナー ~ 6月5日
  第3回無料セミナー ~ 7月10日
  第4回無料セミナー ~ 8月7日

上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の最終ぺージに「食品商業かわら版」として案内。

5月8日当日は、上記のような案内にて発売をお知らせしたと思う。そして、今月号から再び当方と食品商業とのコラボによる無料ウェブセミナーが開催されることとなった(上記日程通り)。

  そこでは当方の動画視聴が前提となる。

そして今回は、食品商業側のご厚意からこの動画アップに関しては、セミナー参加の有無を問わずに公開させて頂くこととした。

  動画視聴はこちらからどうぞ

動画視聴後、興味のある方は食品商業6月号の最終ページから無料セミナーの参加申し込みをして頂ければと思うのである。

  セミナーはこのテーマに対してのフリートーク。

企業名や役職名は表に出さずに、個人名や愛称のみでzoom画面からの意見交換会を予定しているので、誰でも気軽に参加していただければと思うのである。

  ちなみに今回のテーマはファイブマネジメントの振り返り。

よって、動画時間も70分程度とかなり長い動画となっている。

  今までのファイブマネジメントの総括。

よって、全体像と自分・商品・人材・組織・競合、の各項目に対してのマネジメント手法を一気にまとめて動画にアップした内容となる。

  しかしフリートークはそこに留まらない(笑)。

おそらく、マネジメント以外の、現状の販売面や作業面、そして競合対策面と、各社各人が抱える課題に対しての意見交換のウェイトの方が高くなるのではないだろうか。

  それだけ現場の抱える課題は広範囲に広がる。

よって、そんなフリートークの雰囲気を味わうだけでも十分に参加した意味はあると思うのである。

是非、ご購読宜しくお願い致します。


食品商業5月号(4月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目

  「ファイブマネジメント」の顧客の五感の「親近感」

をを動画にまとめましたのでご覧ください。食品商業の記事だけでなく、動画視聴により更に理解度が深まるかと思います。

  ⇩動画はこちら

「食品商業5月号執筆 親近感動画」


食品商業4月号(3月8日発売)で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。

  ↓動画はこちら

食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」(動画)


食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。

  ↓動画はこちら

「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』(動画)



研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。
株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。


株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245



PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。


AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
 
 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





|

« 開発と運営の連動 | トップページ | 店舗入口の旬 »

店長の仕事」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

→予算以上の売上を作ると予算組みが甘いと叱責。
それもおかしな話ですね~(笑)。

それだけ、本部側が絶対的な存在として企業が成長してきた結果かと思います。

しかし現場が自らの意志で仮説~検証していく環境の整備が最終的には個店の強みが進化し続ける構図を作ることで出来ますね。

投稿: てっちゃん | 2024年5月24日 (金) 10時21分

過去に某鳩マーク社(笑)駅を挟んで競合関係だった頃を思い出しましたね。競合は誰でも管理出来るようにデータに基づいた売場管理が基本。
だから予算以上の売上を作ると予算組みが甘いと叱責されたそうです。私の属してた企業はデータは検証に徹するべきで売場は現場の判断、気合い(笑)で決まる。結果競合店店長は本社に「分析不明」と報告して3人交代させられましたが(笑)。あれから30年経ちますが、AI化が進み生産性を追求する企業が増えた反面、根性論に帰化する企業が台頭する昨今、人間相手の商売は一筋縄では行かないしそこに面白さや醍醐味を感じて欲しいですね。
蛇足ですが当時の競合3社との談合?飲み会が私がて●●●ん会に馴染めたきっかけのような(笑)。

投稿: dadama | 2024年5月24日 (金) 06時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 開発と運営の連動 | トップページ | 店舗入口の旬 »