« 多発するカスハラ報道 | トップページ | 著書の出版案内 »

2024年5月29日 (水)

福利厚生の改善

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今年度は史上稀にみる給与の高額回答の年だった。

  それだけ日本人の給与が相対的に低いということだろう。

そして、コロナ過後のインバウンド需要からみえてくる諸外国と日本との給与格差が進んでいることが見えてきたということであろうか。

  そこに輪をかけての円安環境。

ますます、日本の安さと外国の高さの格差が広がっているのである。それを認識し始めた日本が、政治や経済の力を借りてでも給与体系を是正していこうという流れが、今年の給与の高額回答に繋がったと言える。

  しかし給与だけの問題ではない。

それが、福利厚生面における改善でもある。

  いま大手は長期連休制度を積極的に導入している。

先日もかっての同期入社の人間から電話があった。

  「7連休でさぁ~」

ゴールデンウィーク後、7連休の取得をするという。彼は店長という職位。彼の所属している企業は、積極的に7連休を年に二回の取得が義務付けられているという(笑)。

  その為に店長が率先しての7連休の取得。

彼は、その7連休を家庭内で過ごす7連休と、今までのやりたくてもやれなかった人間との会合に充てる7連休にする連休の過ごし方を選択したという。

  “自分の為に過ごす7連休か”

彼らしい長期休暇の過ごし方だなぁ~と思った(笑)。そこで今回はかっての仲間や大学時代の仲間と会合して、久しぶりに酒を肴に語り合う時間の過ごし方を選択したようだ。

  お互いに60歳を超える年齢。

 同じ歳の仲間には、彼のように嘱託として働く人間もいれば、定年退職し何かしら別の目的を持って働いたり自立したりしている人間もいよう。

  今後の人生談議。

それも、ある意味彼の目的なのかもしれない。

  多くの人間はまだまだ企業で働く選択をする方が多い年齢。

だからこそ、今の想いやこれからの生き方を確認したいのかもしれない。それは私も同感である。

  そんな時間の過ごし方を提案する大手企業。

これもまた、これからの人材獲得の大きなポイントでもある。逆に中小ほどこのような視点で働く従業員を就業させる視点が必要なのであろう。

  確かに現在でも人材不足が深刻化している中小SM。

そういう意味でも、作業の効率化やアウトパックとインストアの区分け、そして部門別品揃えの割り切りを、今後どのように進めていくのか、重要な問題が横たわっているのである。




出版のご案内

「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編「製本版」の購入はこちら←

1_20240529151301

今回はKindle版(電子書籍)も同時に発売となっている。
「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント編「Kindle版」の購入はこちら←



「勝てる!店長育成」セミナー開催のお知らせ

  「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。

計5回のセミナー。

  初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。

対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。

  内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。

「勝てる!店長塾」セミナーのご案内はこちら
Web

「勝てる!店長塾」セミナーのお申し込みはこちら

 
特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。

  要は中小が飲み込まれる形で吸収されていく流れ。

それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。

  そんな企業の幹部や店長を対象にしたセミナーとしていきたいと考える。

いかに、自社の店舗力を高め、人間力+仮説検証力にて、地域で勝ち抜いていける高い店舗力を発揮し、競合マネジメントによる競争力の向上が図れる実力店長育成の実務型セミナーとなるであろう。

  実務でありリアルな部分に当方の強みを活かしたセミナー。

そこには企業の大小はあまり関係ない。

  地域で勝つ抜ける店長の育成。

そこに重点を置いたセミナー内容とセミナー実践、そしてセミナー受講生同士の交流からの人間的な成長期待。

  そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。

是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。

  
  「勝てる!店長塾」セミナーのご案内はこちら

  「勝てる!店長塾」セミナーのお申し込みはこちら


食品商業2024年6月号が発売されました。
20246

当方の執筆は以下の通りです。

1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント 

2.無用オンラインセミナーのご案内
  
  第2回無料セミナー ~ 6月5日
  第3回無料セミナー ~ 7月10日
  第4回無料セミナー ~ 8月7日

上記日程にて、開催予定予定。前回同様に食品商業「勝てる!店長塾」のファイブマネジメントに執筆した内容を動画にてアップし、記事と動画を視聴した後で、そのテーマ+アルファの自由な意見交換会を予定。
*参加申し込みは食品商業の最終ぺージに「食品商業かわら版」として案内。

5月8日当日は、上記のような案内にて発売をお知らせしたと思う。そして、今月号から再び当方と食品商業とのコラボによる無料ウェブセミナーが開催されることとなった(上記日程通り)。

  そこでは当方の動画視聴が前提となる。

そして今回は、食品商業側のご厚意からこの動画アップに関しては、セミナー参加の有無を問わずに公開させて頂くこととした。

  動画視聴はこちらからどうぞ

動画視聴後、興味のある方は食品商業6月号の最終ページから無料セミナーの参加申し込みをして頂ければと思うのである。

  セミナーはこのテーマに対してのフリートーク。

企業名や役職名は表に出さずに、個人名や愛称のみでzoom画面からの意見交換会を予定しているので、誰でも気軽に参加していただければと思うのである。

  ちなみに今回のテーマはファイブマネジメントの振り返り。

よって、動画時間も70分程度とかなり長い動画となっている。

  今までのファイブマネジメントの総括。

よって、全体像と自分・商品・人材・組織・競合、の各項目に対してのマネジメント手法を一気にまとめて動画にアップした内容となる。

  しかしフリートークはそこに留まらない(笑)。

おそらく、マネジメント以外の、現状の販売面や作業面、そして競合対策面と、各社各人が抱える課題に対しての意見交換のウェイトの方が高くなるのではないだろうか。

  それだけ現場の抱える課題は広範囲に広がる。

よって、そんなフリートークの雰囲気を味わうだけでも十分に参加した意味はあると思うのである。

是非、ご購読宜しくお願い致します。



PS
食品商業5月号(4月8日発売)の当方の執筆記事、「勝てる!店長塾」の一時限目

  「ファイブマネジメント」の顧客の五感の「親近感」

をを動画にまとめましたのでご覧ください。食品商業の記事だけでなく、動画視聴により更に理解度が深まるかと思います。

  ↓動画はこちら

食品商業5月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「親近感」動画


食品商業4月号(3月8日発売)で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。

  ↓動画はこちら

食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」動画


食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。

  ↓動画はこちら

「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』動画


月別52週MD
 52週MDマネジメント(6月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
 52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。



研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。
株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。


株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
Img_2245




イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。







|

« 多発するカスハラ報道 | トップページ | 著書の出版案内 »

マネジメント」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

人材獲得策として、
 福利厚生×働きがい
この構図でどこまで中小が人材を獲得できるか。一見福利厚生は即効性はありますが、意外に退職率も高い。
さて、どう切り崩していくか、でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2024年5月29日 (水) 16時30分

当社も週休2日に連休10日有給5日所得義務、更にはアニバーサリー休暇。男性の育児休暇とてんこ盛りですね。更には日々の時間管理も徹底され生鮮担当者は15時16時退社が基本。
根性論が通る時代では無いのですが時間や休みの充実と仕事の醍醐味が連動しないのも現実でしょうか。休みを利用してスーパー巡りを楽しむ輩は絶滅危惧種ですよ(笑)。ゆとりが増えれば生産性も上げねばならず本部主導MDやセンターオペレーションは益々進む・・・大手SMは益々個店の個性を失わざるを得ないし店長もオペレーション管理に徹せざるを得ないでしょう。その状況下で顧客感動を与える来店動機を如何にして行くのか?
これからは大手同士、中小同士の戦いななっていくのでは?逆説的には大手と中小の顧客期待度、満足度も変化しつつあると思いますね。中小はオンリーワンのカテゴリーで顧客感動を与えられれば大手に充分対抗出来ますし、従業員のモチベーションを如何に連動させる仕組を作るのか?給与体系をモチベーション連動型に変えていく事も有りなのかなと思います。

投稿: dadama | 2024年5月29日 (水) 06時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 多発するカスハラ報道 | トップページ | 著書の出版案内 »