自走する部下育成
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
部下育成。
リーダーの重要な使命でもある。
部下が成長するから、組織は従来以上にPDCAの回転がスピードアップし、それが好循環で回転し歯車が噛み合っていく毎に高い成果を挙げていくのである。
それではどうすれば部下は成長していくのであろうか。
どの企業のどの組織、そしてどの店舗でも部下育成は最重要な課題として位置付けられているのではないだろうか。
部下が成長していくのに必要なポイント。
それは、なんと言っても実務経験をこなす数であることは間違いない。いくら考え方を学んでも、それを自らの属する組織内で実践して初めて自らの学びとなり、その蓄積が成長という姿形で現れてくるのである。
それではどうすれば実務経験の数をこなせるのか。
そこに大きな課題が内在しているのではないだろうか。私は、部下育成とは以下のポイントが最重要であると考えている。
一つは「部下が自ら考える」組織風土
二つは「部下が自ら行動する」組織風土。
この二つの組織風土(組織の空気感)が部下の自ら考え自ら行動するという実践を促すのである。そして敢えて「自ら考え」と「自ら行動」に分けたのも重要な理由からなる。
部下が自ら考える。
その為には、上司が敢えて部下から答えを引きだすというコミュニケーションが重要となるのである。答えを引きだすとは質問するということでもある。
しかし上司はついつい答えを言ったしまうもの(笑)。
そこに組織風土が大きなバックボーンとして存在してしまうのである。答えを言うから、部下は答えを待つのである。だってそのほうが簡単だからだ。言われた通りにやれば、それで自分にはなにも責任が問われないのである。そして結末としては考えない部下が育っていくのである。
部下が考える組織風土。
それは、答えを引きだす為に質問するという上司の行動。更には自らの考えて行動したことに対して、結末を体験させることも重要となる。要は自らの行動に対する結末が成功だろうが失敗だろうが、自らの考え自ら行動した部分だけが本人の小さな成長として積み重ねられていくのである。
しかし意外に自ら考える部下は多いのだが自ら行動する部下は極端に少なくなっていく。何故だろうか?。
部下が行動する組織風土。
これも重要な組織風土となる。それでは、部下が自ら行動する為には、何が必要か?。
勇気づけて最中を押す、ということ。
その為に未来を語って足元を照らしてやること。
勇気づけるとは、失敗しても必ずそれが本人の成長にも繋がるし、更には組織の成長にも繋がるということを明確にしてやることである。自分の失敗が組織に迷惑をかけてしまうのではないかという不安を取り除いてやることだ。部下の行動がたとえ失敗だったとしても、それが組織の未来を明るく照らしたことは事実であり、その勇気を上司が部下に称えることで部下はその失敗を未来の成功への布石であると自覚するのである。これが行動する組織風土を作り上げていくのである。
部下が自ら考え自ら行動する組織風土。
その風土を組織のリーダーが構築することで、組織全体が自ら考え自ら行動する組織体として成長し続けていくのである。
「勝てる!店長育成」セミナー開催のお知らせ
「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。
計5回のセミナー。
初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。
対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。
内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。
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特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。
要は中小が飲み込まれる形で吸収されていく流れ。
それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。
そんな企業の幹部や店長を対象にしたセミナーとしていきたいと考える。
いかに、自社の店舗力を高め、人間力+仮説検証力にて、地域で勝ち抜いていける高い店舗力を発揮し、競合マネジメントによる競争力の向上が図れる実力店長育成の実務型セミナーとなるであろう。
実務でありリアルな部分に当方の強みを活かしたセミナー。
そこには企業の大小はあまり関係ない。
地域で勝つ抜ける店長の育成。
そこに重点を置いたセミナー内容とセミナー実践、そしてセミナー受講生同士の交流からの人間的な成長期待。
そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。
是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。
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食品商業5月号の当方の執筆記事
「ファイブマネジメント」の顧客の五感の「親近感」
をを動画にまとめましたのでご覧ください。食品商業の記事だけでなく、動画視聴により更に理解度が深まるかと思います。
⇩動画はこちら
「食品商業5月号執筆 親近感動画」
食品商業2024年5月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
2.POP大賞応募ページ
是非、ご購読宜しくお願い致します。
食品商業4月号で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。
↓動画はこちら
食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」(動画)
食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。
↓動画はこちら
「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』(動画)
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
お気軽にお問合せください。
株式会社「てっちゃん塾」へのお問い合わせはこちらからお入りください。
株式会社「てっちゃん塾」のホームページはこちらからどうぞ↓
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(4月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
*今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施
農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。
基調講演の内容
①ファイブマネジメントの概略
②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
③競合対策としての顧客の五感の実践
④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
背中で教える。
言い古された言葉ですが、この手法がこの業界では最速の教育ではないでしょうか。
とは言いながら、教育から共有をどう混ぜ合わせていくか。今自分が示しているのは教育なのか共有なのか。その認識があれば部下が自ら考え自ら行動する環境となっていくのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2024年5月 2日 (木) 09時34分
私は知性や語彙力が無いですから自らが動きメンバーのモチベーションを上げて来ましたね。
理屈を捏ねても結果が全てですから。昨日も新店で売れなかった500円の銘菓煎餅を各店に振り分けると言うので「俺が売ってやるから全量●●店に移動して」と400袋を受け持ちました。並べただけでは中々高く売れない商品ですが売り方並べ方ひとつで宝の山となる。約4日で売り切りましたよ(笑)。こんな事例を担当者に見せてあげるのも蝙蝠男ならでしょうが少しでも彼らの販売手法の幅が広がればですね。基本は顧客が目を引く鬼積ですが(笑)。
投稿: dadama | 2024年5月 2日 (木) 06時21分