ファイブマネジメントの成り立ち
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今月発売の食品商業5月号。
定期的に講読されている方も多いと思う。
当方も、編集部から二時限を頂き、
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
上記の時間を頂き、ファイブマネジメント2ページ、52週MDマネジメント2ページを執筆している。そして今月号で競合マネジメントの軸である「顧客の五感」の最終テーマとなる「親近感」を執筆した。
これでファイブマネジメントが29回となった。
よって、今まで記してきたファイブマネジメントをもう一度振り返ってみる事にしたのである。
自分、商品、人材、組織、そして最後の競合。
しかし思い起こせば、このファイブマネジメントの構築にあたり、当初私が想定していたのは「ファイブ」ではなく「フォー」だったのである。
要は4つのマネジメントのみで構成していたのである。
それは、商品、人材、組織、競合の4つのマネジメント。
そしてそのスタートは競合から。
客数対策の為に「競合」対策を実践し、その為には店舗としての「組織」をマネジメントして店舗力を高めるところに入り、店舗力とは販売力の継続であることから、商品と人材の販売力の向上へと具体的に入り込むというスト―リーを描いていたのである。
ある時「山口茂先生」とのzoomでの打合わせがあった。
以前より、当方の起業を応援して頂いていたのであるが、山口先生がその時私に言った。
「フォーマネジメントは語呂が悪いねぇ~」
そして、こう言った。
「ファイブマネジメントがいいよ、てっちゃん」
かなりの無茶ぶりである(笑)。
“もう一つ何をマネジメントに加えようか?”
フォーマネジメントに加えるべきもう一つ。それを数日思考してみた。そして自分自身の店長時代の経験から浮かんできたのは、リーダー自身の組織における存在意義であった。
“リーダーってどんな存在?”
“店長ってどうあるべきか?”
そんな視点でリーダーを見てみると、フォーマネジメント全体を仕切るリーダー自身のあるべき姿が見えてきたのである。
“これだ!”
それが、自分マネジメントだったのである。そして自分マネジメントを起点にファイブマネジメントの結びつきを考察していくと、これが見事にまとまっていったのである。
“自分自身の経験が大きな連帯性に繋がった”
そしてその結果として、販売力を店舗力に転換した段階でようやく見えてくる隣の競合店の存在。
その段階に至ったからこそ競合対策も功を奏するのである。
このステップを踏むことで、道のりは遠いかもしれないが、これが結果的には企業力を高める最短距離であることを、自分自身の業績が証明してくれる結果へと結びついたと思えたのである。
食品商業2024年5月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
2.POP大賞応募ページ
是非、ご購読宜しくお願い致します。
食品商業4月号で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。
↓動画はこちら
食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」(動画)
食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。
↓動画はこちら
「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』(動画)
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PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(4月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
*今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施
農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。
基調講演の内容
①ファイブマネジメントの概略
②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
③競合対策としての顧客の五感の実践
④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
dadaamaさん、コメントありがとうございます。
→後日のzoomネタ。
楽しみですね(笑)。
しかし一個人同士の関係は、組織の壁を越えて深まりますから。
そんな関係性を築ける人間同士の関り。これは一生の宝となっていくのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2024年4月13日 (土) 09時05分
色々な知識や経験を得ても共有化出来てこそ店や企業は成長出来るの。蝙蝠だって1羽で飛び回っても何も出来ない。超音波を発し仲間と情報共有し同じ波長を持つ集団だからこそ群れやコロニーとなり繁殖、繁栄出来るのですから。
今日もとあるメンバーが競合企業のメンバーにとんでもないお願いをしてましたが
後日のzoomネタにでも(笑)。
投稿: dadama | 2024年4月12日 (金) 14時42分