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2024年4月22日 (月)

ハードルを下げよ②

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


以前の4月5日の記事。

  「ハードルを下げよ」を記載した。

私の以前の経験から、なかなか継続出来なかった「52週MD」の実践を、その取り組み方のハードルを下げることでなんとか一年間の継続が達成できた。

  52週とは一週×52回=一年間の継続。

ということである。よって52週MDを毎週実践することで、一年が経過し、再び新たな二年目が繰り返されるということである。

  それを知ることが出来たのは「継続」があったから。

それだけ、52週MDは継続することで、その後の私の人生を大きく変えていく事になった。

  そんな内容が「ハードルを下げよ」で記載された。

今日はその続編となる。

  ハードルを下げる事のメリット。

それは、取り掛かりやすくなり、そして継続しやすくなるということ。この二つのメリットは重要である。

  取り掛かりやすいことと継続しやすいということ。

これは、ある意味この業界(小売業)では欠かせない要素であるからだ。

  商売は商い(飽きない)。

だからこそ、基本を徹底しながら商売を継続し続け、そして少しずつではあるが人材が成長し販売力が高まり、それがいつしか働く人間のやりがいに繋がり、そして一気に店舗力(現場力)が高まっていく。

  その発端はハードルを低くすること。

それによって、取り掛かりやすくそして継続しやすくなるということである。そして低いハードルではあるが継続していくことで、52週を繰り返すことになる。

  52週MDの二年目。

52週MDも二年目を迎える頃には、いろいろな発見や気付き、そして販売計画の精度がたかまっていく。そして二年目を迎える段階で、ストアコンセプトと連動した組織的な52週MDへと連動していくことになる。

  その段階で高まったハードル。

それは当初予定していた52週MDの理想的な運営と同等レベルまで高まっているハズである。

  初めから高いハードルを設定していたら乗り越えられないハードル。

しかし、二年目を迎え、ストアコンセプトと連動出来るレベルになっていたということである。そしてストアコンセプトと連動することで、組織的に人材別や部門別とは異なり、ある程度店舗内で一定の52週MDが回り始めていく事になる。

  PDCAが回り始めていくことのメリット。

それは経験した者だけが知りえる大きな力である。それが回り始めていくと、リーダーの掛け声で一部門一部門、そして一人一人が自由に自らの発想と行動でそれぞれの商品で52週MDを回し始めていくのである。

  勝手に回っていくPDCA。

それが、当初の低いハードルからスタートした52週MDであった。

  “ここまで回っていくのか”

それが組織力であり、人間力なのである。

  当初から自分の出来ない高いハードルを設定しても続かない。

そして二年目からストアコンセプトと連動し始め、3年目からはその歯車の精度が飛躍的に高まっていき、より多くの人材の発想が52週MDに集約されていく。

  これが理想の店舗運営なのであろう。




重要なお知らせ

  「勝てる!店長塾」有料セミナーの開催決定。

計5回のセミナー。

  初回スタートは今秋の10月2日(水)~3日(木)。

対象は小売業の店長及び運営部長他。開催形式は、リアルに集合するセミナーとウェブセミナーを組み合わせての開催。

  内容は当方のファイブマネジメント及び販売力強化。

「勝てる!店長塾」セミナーのご案内はこちら
Web

「勝てる!店長塾」セミナーのお申し込みはこちら

 
特に昨今、この業界も業界内のМ&Aが頻繁になってきた。

  要は中小が飲み込まれる形で吸収されていく流れ。

それは中小SMにも意図はあるだろう。しかし意図せずともそうなっていく企業も少なくはない。

  そんな企業の幹部や店長を対象にしたセミナーとしていきたいと考える。

いかに、自社の店舗力を高め、人間力+仮説検証力にて、地域で勝ち抜いていける高い店舗力を発揮し、競合マネジメントによる競争力の向上が図れる実力店長育成の実務型セミナーとなるであろう。

  実務でありリアルな部分に当方の強みを活かしたセミナー。

そこには企業の大小はあまり関係ない。

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そこに重点を置いたセミナー内容とセミナー実践、そしてセミナー受講生同士の交流からの人間的な成長期待。

  そんなセミナーとしてスタートさせたいと思うのである。

是非、セミナーご参加をご検討頂ければと思うのである。

  
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食品商業5月号の当方の執筆記事

  「ファイブマネジメント」の顧客の五感の「親近感」

をを動画にまとめましたのでご覧ください。食品商業の記事だけでなく、動画視聴により更に理解度が深まるかと思います。

  ⇩動画はこちら

「食品商業5月号執筆 親近感動画」



食品商業2024年5月号が発売されました。
20245

当方の執筆は以下の通りです。

1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
    一時限目 ~ ファイブマネジメント
    二時限目 ~ 52週MDマネジメント

2.POP大賞応募ページ
20245pop 

是非、ご購読宜しくお願い致します。

食品商業4月号で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。

  ↓動画はこちら

食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」(動画)

 

食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。

  ↓動画はこちら

「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』(動画)



  
研修会やコンサル等のご相談を無料にて承っております。
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PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。

  「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから


競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。

  「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
  「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

52週MDマネジメント(4月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(5月編)のダイジェスト版をアップ致しました。


AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
 
 昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
  講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
  *今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
        自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
        のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施


農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。

基調講演の内容
 ①ファイブマネジメントの概略
 ②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
 ③競合対策としての顧客の五感の実践
 ④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。


AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。

40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
  講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表


農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。

第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
   一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
   二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
   三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
   四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義


イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。

確かに今回のテーマは企業全体の理解と取組みが大切でしょうか。もっとも当方は独自に実践していましたが(笑)。
もっとも独自の取組みだったので実践できたということですが。

AI化と五感、そして小売業としての売る意志という課題をどう両立させていけるか。
中小ほど後者の重要性が問われますね。

投稿: てっちゃん | 2024年4月22日 (月) 08時29分

これはトップや上長の方々にも腹に入れて欲しいですね。業績改善の為に色々な指示を出しても現場に理解力ややらせ感が有ると砂の楼閣如く環境が変わるとあっという間に崩れ去り何も残らない。継続的成長がある企業はチャレンジ精神と安定感が有りそれらが現場に現れ顧客感動を生む。
現場の52週MDを重んじる企業はAI化やロボット従業員化推進で減って行き5感を感じるられるお店は貴重な時代になって来ますから慌てず焦らず企業の幹となるように育てて行きたいですね。

投稿: dadama | 2024年4月22日 (月) 06時50分

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