定番強化の前提
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
最終的に小売業が目指すべき安定感とは?。
それは「定番強化」。
それが目的買い化となって、日々の来店動機を高めていくのである。しかし、その前提として重要なことは?。
衝動買いによる点数拡大。
そこからが、目的買い化のスタートとなる。よって、定番安定の前提としては単品量販力も必要なのである。単品量販力があるからこそ、定番品の商品力を多くの顧客に知られることとなるのである。
衝動買いによる商品紹介。
それによって、より多くのお客様に自社製品を使用して頂き、そこからのリピーターを増やせる土壌が出来上がることになる。そしてそれと連動しての目的買い化が加速していくことで、いつしか定番管理する部下やパートさん達に、その商品の販売力が委譲され、部下達のPDCA回転の歯車が回り始めていく事になる。
目的買い化の前提としての衝動買い。
だから、この業界は基本も重要だが単品量販力をメインにした販売力も重要であり、それが相乗効果を発揮しながらより多くのお客様に対して、自社製品の商品力を知らしめる結果となっていくのである。
それがこの業界の基本サイクルである。
この基本サイクルを磨き続けていく事が、我々の永遠の登山となるのである。
そして、販売力強化にも、以下の4つの領域があることを言語化してきた。
①「単品量販力」
②「配置活用力」
③「部門特性力」
④「52週MD力」
上記の4つのカテゴリーでの販売力強化策があり、またその下にそれぞれの具体策を言語化している。そしてそれは言語化だけでなく、具体的な画像による展開事例として存在し、そこから受講生がそれぞれに各々の現場で実践検証していくこととなる。
言語化されていくことで自分に置き換えることが可能となる。
自分に置き換えるとは、自店のどこに応用するのか、自分の役割のどこに引用するのか、自分の部下へどう具体策を提案するのか、というものが明確になっていくことであり、それは自分自身の現場におけるマネジメント力に直結していくことになる。
そうやって一つに集約されていくのである。
だからこそ、店舗運営の改善とは、いろいろな取り組みから積み上げられた各部での積上げが最終的には総合力として結果に結びつき、継続されていくことになる。
店舗運営力とは総合力。
そこについては、またいずれ。
PS
食品商業4月号で執筆した「勝てる!店長塾」の一時限目「ファイブマネジメント」の特集の「安定感」の記事について、その詳細を深掘りして動画にアップしましたので、ご視聴ください。
↓動画はこちら
食品商業4月号「勝てる!店長塾」ファイブマネジメント「安定感」(動画)
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当方の執筆は以下の通りです。
1.連載「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
食品商業3月号(2月8日発売)で特集された「売場作りの改善法」の記事を動画でYouTubeにアップしましたので視聴ください。
↓動画はこちら
「食品商業3月号特集『売場作りの改善法』(動画)
PS
部門別顧客の五感のダイジェストをYouTubeにアップ致しました。
「部門別顧客の五感」概略編の視聴はこちらから
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
52週MDマネジメント(4月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
52週MDマネジメント(3月編)のダイジェスト版をアップ致しました。
AJSオール日本スーパーマーケット協会主催「第12期店長塾」(2023年9月13日~14日にて講演を行いました。
昨年に引き続き、第12期店長塾の第三回目の講師を担当
講演テーマ「組織マネジメントにおけるストアコンセプトの効果と実践」
*今年は組織マネジメントの根幹を為す「ストアコンセプト」の重要性を学び、
自店におけるストアコンセプトの作成と実践手法を学び、店舗として52週MD
のPDCAを回すことをテーマとして研修を実施
農協流通研究所主催「全国部門主任サミット」(2023年7月27日~28日)にて基調講演を行いました。
基調講演の内容
①ファイブマネジメントの概略
②4つのハードルを越えて安定成長を目指す
③競合対策としての顧客の五感の実践
④部門特性を活かした販売力の強化
将来的に店長を目指す部門サミット故に、上記の内容で目の前の実践と同時に、店長候補としての店舗運営者としてのマネジメント力向上の二つのテーマでの講演。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)主催の店長研修会(2023年2月7日~8日)にて講演を行いました。
40名近い参加者により、6つのグループワークにて活発な意見交換が交わされる
講演テーマ「競合対策の視点」
各社の現役店長が数名ずつ参加し、大阪堺地区の店舗を視察後、自分が店長だったらという仮定の基に「自分だったらこう対策を打つ」を、グループ討議を経て発表
農協流通研究所主催「全国店長サミット」(2023年1月26日~27日)にて基調講演を行いました。
第13回を迎える全国店長サミット。コロナ禍で順延していたが今回3年ぶりのリアル開催
一時限目 ~ ファイブマネジメントの概略
二時限目 ~ 52週MDマネジメントの継続
三時限目 ~ 果実での52週MDの継続効果
四時限目 ~ お客様の五感による競合対策
参加された店長が、42勝3敗の具体的実践手法を現場で即実践できる内容をメインに講義
イプロス「都市まちづくり」に、てっちゃん塾が載りましたのでご覧ください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
今日のコメントは末期的極悪コメントから、言語化された未来的極楽コメントとなっていますね(笑)。
一品に絞るからこそ、誰もが実践しやすい取り組み手法となるのだと思います。
そうやって一人一人がPDCAを回していく事で、勝手に店舗の業績が回り始めていく。
理想の姿ではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2024年3月22日 (金) 09時20分
目的買い=定番=基本の徹底と作業効率化。
衝動買い=特設=創意工夫の単品量販。
このように切り分ける事が必要ですね。
衝動買いは欲張らず単品及びよりどり等単企画に絞り部門買上点数を1点だけ上げる事に集中し回転させる事で在庫管理も煩雑で無くなります。
たかが1点、されど1点。自店のレジ通過客1人当りの買上点数と部門支持率を腹に入れる事で1品に拘るインパクトが理解出来ると思いますね。知っているのと腹に入れるの事は違いますから。
投稿: dadama | 2024年3月22日 (金) 07時37分